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おかーさんが「エプロンのサイズ直しをして欲しいね~ん」と言う。「あのぅ…手縫いでもよろしいでしょうか…」と言うと「ミシンどうかしたん?」と訊かれた。10年以上前に上等のミシンを買ってくれたのはおかーさん。故障の時の出張費が10年間無料という特典付きの高い高いミシンであったが、調子が悪くなりもう期限切れとなってしまった出張費と、いくらかかるか想像もつかない修理代を捻出できないので、何もかもを手縫いでやって半年ってトコ。
「もう10年過ぎてしまったから出張費がいくら取られるかもわからんし、コンピュータの部分がなんか壊れてるんやとしたら、修理代がごっつい高そうやおもて…実は修理に出してナイんです…でも手縫いでやれますから、急ぎじゃなければ。」 と正直に告白したら、修理代は出すから心配せんと一緒に出しに行こう、と慰められた。 おかーさんがミシン屋さんを調べて電話してみ?と言うので、市内で一件しかヒットしなかったミシン屋さんに電話して出張費を訊いたところ、2000円だと言う。訊いてバビった。 「うわっ…はい。あのーはい、しばらく考えます。では、また。どーもすいません。」 思わず電話を切ってしまった。 「ここに来てもらうだけで2000円て言われた…もうダメだ…高すぎる…そんなの高すぎる…修理代はもっとする…やっぱり今回は手縫いで…修理はもちょっとあとにします…」 私は深く落ち込んだ。修理代は出すからとおかーさんは言ってくれたけれど、それでもなんとか半分は自分でと、そうゆうつもりだったんである。出張費込みの修理代見積、6000円。なんとか…なんとか3000円…て…甘かった…。 「まぅちゃん…2000円やったら、安いほうやで?」 「はぁ????2000円が安いんですか???」 「そうやなぁ…2500円からまぁ…今やったら…3000円くらい、取るんちゃう?2000円なら安いほうやと思うけどなぁ…。部品代より出張費のほうが高いってこともあんねから。」 「ダ~メダメダメダメ、2000円で十分高いです。ダメ、絶対に来てもらうのはダメ。修理代が高かったらもっとダメ~~~~~~!!」 「修理代の心配はせんでええから。出すがな。まぅちゃん、修理し?な?」 またも慰められ、お言葉に甘えることに。 「でも、2000円は絶対にダメ。私、ネットで場所、調べます。持って行ったら2000円かからないんやから!行ける!市内やもんっ!行けるハズ!」 住所を頼りに地図を見る。…私、地図が見られない女。そしてド方向音痴。 「ぃうーーーー…わかんない、こんなトコ知らない、目印が何もない、どうしよー…(泣・泣)」 「ほなら…まぅちゃん、私の車でナビつこて行く?」 「ナビ…使ったコトないけど…それで行ってみましょう。」 「ほな、説明書持ってくるわ。」 ナビスタートのやりかた…読んでもわからない。 「読んでもまったくわかりませんね…おかーさん、何かやりかた知ってます?」 「いや…私も知らんねん…なんか電話番号を入力するゆーてた思うけど…」 「…とりあえず乗ってみましょう…触ればなんとなくわかるでしょう…」 ほんで触っていたら、なんとなくわかって、なんとなく電話番号を入れたら、なんとなくスタート。 「あ、なんか右ってゆってますね?ドコに向かってるんでしょう?」 「ミシン屋さんちゃうの?」 「もうですかっ?もうミシン屋さんを目指すんですか?賢いなぁ…」 「まぅちゃん…ナビやから、まぅちゃんが入力した場所に行ってるんやで?間違ったら間違ってるって言うで?」 「そんなコトまで?!便利やけど…なんか焦る…。」 自分の知ってるルートで行ったら、怒られるのか間違ってるって。ゆくゆくはナビのルートと合流するとかはダメか。10円饅頭の店に、寄ったらどうなる。 ナビに誘導してもらいミシン屋さんに到着。 どうなりますかという質問に、こうなりますと答えると、分解が始まった。あー分解しちゃいますかー…なんか高そうやなぁ…修理代。 「あの…ちょっとそこでストップしてもらってですねぇ…写真とっても構いませんか?」 「はい、いいですよ。」 「作業しているトコロを撮っても?」 「ええ、構いません。」 「ほんじゃちょっとストップで。ケータイ取ってきます。」 「わかりました。」 「勝手に撮りますから、作業を続けてください。」 「はぁ…。…こんなんが…好きなんですか?」 「いや…まぁ…はい…ミシンの中身を見る機会なんてないですからねぇ、まぁ、記念にねぇ…。」 「…そうですか。」 「あ、そこ、ストップで。」 「あぁ、はいはいはい。」 知ってました?ミシンの中身がこんなにゴチャゴチャしてるって。私は知らなかった。重いって思ってたんだよなぁ…ミシン。こんだけいろいろ詰まってたら、そら重いわ。 「ええっと…これがグラついているんで、ココを締めてそれでちゃんと動いたら、修理代は8000円です。それでダメならまぁ部品を交換するのでそれ以上、ということになりますがどうしましょう?」 うーっ…たっけぇ…。ネジをグルグルグルグルよーけはずして基盤モロ出しにして糸送る箇所のユルみをシめて、8000円かよぉ~っ…頼むよ…ワシがシめるからマケてくれ、と言いたいが「じゃぁそうしましょう」と言ってくれるワケもないので、第一段階料金に全てを託す。 「んじゃ、ソコをシめて動くかどうかを確認して…それでダメなら考えさせてください。」 二週間以上の食費が飛ぶと思うと、ちょっとした自己催眠をかける時間が必要となってきますんで。いくらおかーさんが出してくれる金額とは言え、ウチの食費の二週間分と思えば毛が生えた心臓でも、痛む。 「じゃぁ、やってみましょうか。」 頼むよ神様ホトケ様…8000円で十分にたけぇよ…車で待っているおかーさんに万の単位なんて言えねぇよ…お願いだよ…せめて千の単位にしてくれよ…。 「イけましたね、8000円で。」 い…いてぇ…わたくしの財布の中にあるたった一枚の一万円札を渡し2000円になって返って来た時には、清水の舞台から飛び降りちゃってて、わたくし、全身複雑骨折、もう出る血がナイ…。 車まで重いミシンを運んでもらい、車に乗り込むとおかーさんが、いくらした?と訊いた。私は故障の原因を聞いていたので、口籠って報告した。 「は…は…8000円しま…した…。」 「あぁ、やっぱりそれくらいは、するんやなぁ…」 と、おかーさんは一万円をくれ「残りはヒーちゃんのケーキ代の足しにし~」と言ってくれた。 「全ては…私の使い方に問題があったんです…間違った使い方をしてたんです…すいません…」 「まーまー、なおったんやから、ええやん。次からちゃんと使えば。」 「あ…ありがとうございます…」 私の脳のネジのユルみも、シめなきゃなんねぇ。 なんと言ってお詫びしたらよいか…すいません。
by yoyo4697ru980gw
| 2009-06-12 15:16
| +YOU WIN!!+
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Comments(2)
Commented
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ffffffred000 at 2009-06-12 15:21
訪問です。
良かったら私のブログに来てくださいね! 仲良くしてください。 これから、ちょこちょこ遊びにきます!よろしくです<m(__)m>
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Commented
by
MA
at 2009-06-12 22:25
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はぢめまして。
んーなんとお呼びしたらいんでしょうね『トリプルオー』というニックネームでとりあえず呼んでみたりなんかして。 ブログへコメントをさしていただきました。 承認制だったのでシステムがいまひとつわかりませんでしたが、一応「送信」をピコ~っと押しました。 あとはなるようになってんでしょーね。 御遠慮のぅ、お越しください。 ふっふーコメントがどえりゃぁ、まぢめでしょー??ふぉっふぉっふぉ~(←これが余計)
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