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さて春がやってきました。 桜の開花が早かった今年は満開になる頃には雨が続いて桜が散るのも早かったですね。 一雨ごとに暖かくなる、春。 私の脱・麻薬の覚悟を決める、春。 病人にはとくに根性を出さなきゃいけないタイミングが2つあります。 病状が悪化した時と、春です。 内臓疾患による痛みを抱える患者の痛みが悪化する原因の多くは、寒さとストレス。 コロナストレスと寒波によりここ3年すっかりぶっ倒れる回数が多くなってしまい、その度に私の鎮痛薬は医療用麻薬になりました。 経口薬による鎮痛の最終段階です。 病状が悪化して医療用麻薬(オピオイド)に頼る時、そしてその麻薬を通常の鎮痛薬に変える時、この2つのタイミングでドえらい根性を出さなきゃいけない、それが病人です。 これまでの11年間の闘病中に何度も経験していることですが、暖かくなるタイミングで自ら脱・麻薬の覚悟を決めねばなりません。 身体的依存を起こさないようにするために。 私が激しい痛みを訴え続ければ医師はオピオイド鎮痛薬を処方し続けてくれるでしょう。 しかしそうすることで私は確実に薬物依存に陥ります、しかもその自覚がないままで。 一日中眠気でボ~ッとしていたり、はたまた一日の大半をベッドで横になって過ごし、眠ったり起きたりを繰り返して痛みに苦しむたびに医療用麻薬を服用する、そしてまた眠る、専用の下剤で排便し週に数回嘔吐する。 これが医療用麻薬による鎮痛の最初の2週間です。 なんとかやる気を振り絞って起き上がり3日に1回のペースで家事をする日々です。 朝に洗濯機のスイッチを入れ、昼にようやく起き上がり洗濯物をカゴの中に入れたらベッドにダイブ、30分ほど休憩してジーンズやぶ厚めのアウターのみを干し終えたらベッドにダイブ、10分ほど横になって残りの洗濯物を干し終えてご臨終。 洗濯ひとつに2時間もかかる、それが副作用と戦う2週間。 立ても歩けもしない病状から考えれば動けるだけマシな状況が作れている現実は、それこそが麻薬の効能だと感じることでしょう。 確かにコレが効能であり、依存の始まりでもあるのです。 最初の2週間の副作用の苦しみは、ずっとは続きません。 人間の身体は副作用に慣れるように出来ているからです。 医療用麻薬による薬物依存の恐ろしいトコロは服用中に依存の自覚が無いところ。 洗濯ひとつに2時間かかっていた2週間がウソのように「たまの週末に昼まで眠るくらい」の副作用に落ち着くのが服用中の常なのです。 麻薬の成分を身体から抜いて初めて「依存していた」と自覚できます。 服用中に自覚することはかなり難しいと言えるでしょう。 実際にオピオイド鎮痛薬を服用している患者で麻薬を抜いた後は全員が「やめてよかった」と感想を言うそうな。 つまり、麻薬が身体から抜けないと「やめてよかった」との判断が出来ない、ということです。 脱・麻薬のプログラムを半年で成功させている麻酔科の医師が「管理する人が必要なのが麻薬」と言い切っていました。 闘病10年を超えるベテランになっている私は痛みにも多少強くなっているのでオピオイド鎮痛を始めた初日でも、料理がなんとか出来たり、外出なども積極的に行ったりするスキルが身に付きました。 人間、慣れやね。 しかし医療用麻薬を初めて処方された人が服用して同じようにやれるか、と言ったら否です、まず無理でしょう、吐き気に耐えるだけで体力の全てを使ってしまうと思いますし、2週間ほどはめまいにも苦労します。 私はこれまで何度もオピオイドと非オピオイドの切り替えをしているから、身体的依存の度合いを客観視出来るようになっただけの話。 要は薬物中毒者と同じ薬物依存してる人間なんです、ゆぅてしまえば病名が付いてるか付いてないかの違いかな。 違法薬物である麻薬と、医療用麻薬の成分そのものに違いはないの。 フェンタニルは違法薬物でも医療用でも同じフェンタニル。 医療用麻薬は管理されているから何かが混ぜられている可能性が無いことが違いです。 安全な品質管理のもと適切に処方されている、それが医療用麻薬のフェンタニルです。 健康な人間がフェンタニル中毒になるのと、病人がフェンタニル中毒になるのとの違いは、離脱症状が「フェンタニルが切れた後」なのか「フェンタニル服用中」なのか。 病人は内臓の激痛を緩和する目的でフェンタニルを服用しているので、フェンタニル服用中に離脱症状のような苦痛に耐えなければいけません、これが副作用と呼ばれているモノです。 吐き気やめまい便秘に苦しむ代わりに、内臓の激痛をマシにしています。 副作用を抑えるための薬剤も同時に服用して耐えられる程度に麻酔科の医師が処方箋を書いてくれるわけです。 コレが「正しく管理されている状態の麻薬」です。 用法容量、服用回数や服用のタイミングも処方薬は決まっていますよね。 健康な人間は身体的激痛は何も起こっていないので、フェンタニル摂取をしても何の副作用も感じないことでしょう、ドコも鎮痛する必要がないので効く作用がドコにも働きません。 しかし猛毒のフェンタニルは体内に入っているので何らかの作用はするわけです。 さて、ドコに作用すると思いますか? 答えは、脳。 心の痛みを感じたり、思い煩えるような正常な脳の働きがイカれます。 苦痛を何も感じなくなることでハイな状態が作られ、フェンタニルの成分が切れるとその後、健康な体は離脱症状の地獄を味わいます。 この離脱症状の苦しみから逃れるためフェンタニルを体内に入れ続ける欲求を満たすことしか考えなくなります、脳がイカれて正常な判断は出来なくなるのでね。 これが違法薬物のフェンタニルによる中毒です。 そして恐ろしいことに健康な体で薬物中毒になると、自分の気持ちとしては薬物をやめたいと思うのに、身体的にはやめられず、やめたいと思う意思が勝つことはありません。 自分以外の何らかの介入があり、自分の「やめる」という意思決定と専門機関による薬物を断つ環境と監視の中で、やっと麻薬が抜けて正常な判断が可能になり「二度と薬物をやりたくない」と判断出来、その意思が勝ちます。 そうなって初めて「そのための環境と精神を整えるステップ」を踏みます、ココがやっと薬物を断つスタートライン。 違法薬物中毒者にとって脱・薬物のプロセスは「最初の一歩」までがなかなか長いのです。 しかしコレは健康な人間の違法薬物中毒の場合で、病人が麻薬を断つプロセスは「本人の意思」のみで十分です。 医療用麻薬は違法麻薬と違って品質管理がなされており、日本では強い身体的依存に陥るような状況で処方されることはまずないので、本人が麻薬をやめようと思えばやめられますし、麻薬を服用しなければ副作用は出ません。 「麻薬の効果が切れ、禁断症状が出てその苦痛を無くすために薬物に手を出す」のが健康な人間で「麻薬による患部の鎮痛効果が切れ、内臓の激痛に耐えられず服用する」のが病人です。 感じている苦痛の種類と薬物摂取の理由がまるっきり違うんです。 健康な人間は麻薬摂取中に苦痛を感じてはいませんが、病人は患部の激痛を和らげている間は副作用にも苦しんでいます。 「苦痛からの解放」の依存を生まない身体なのが病人で、何を我慢して何をラクにするかの選択が闘病です。 YouTubeで「ドラッグ・アディクション」と検索していくつかの動画をご覧ください、そこには違法薬物中毒の現実があります。 「ドラッグ・アディクション -ヘロイン・ランド-」(https://youtu.be/MO3dHvLEaXQ) 【※3月21日(火)までの限定公開とあるのでいつまで見れるかはわかりません】ヘロインやクラック(コカインをベーキングパウダーで固めた低価格の薬物)取引が集中するフィラデルフィア市ケンジントンは、性別や年齢を問わず薬物中毒者が安価な違法薬物を買うために集まってソンビタウンと呼ばれています。 海外で起こっている近年の薬物問題は違法薬物によるものだけではなく、使用上の危険性を隠して医療現場に麻薬を蔓延させた製薬会社によるオピオイド危機でもあります。 オキシコドンやフェンタニル。 日本でも医療用としてガンの疼痛治療で処方されている麻薬系鎮痛剤の総称がオピオイドです。 日本の患者でフェンタニル中毒が問題となっているニュースを耳にすることはありませんが、アメリカでは既に問題になっています。 国が違えばその取扱い方も違うのですが、成分に違いはない同じ薬物です。 その薬物を使って私は鎮痛をしてきましたし、今もしています2023年の日本国内で。 薬物中毒についての知識は正しく適切に知っておかなければならないし、医療用麻薬を服薬中はいかに自分を客観的に見れるか、依存の可能性を自分で判断出来るか、が大事です。 服薬中に自分の身体依存を自覚することは非常に難しいので、オピオイド鎮痛を開始したら私は「春になったらオピオイドを一旦やめる」と決めています。 私がやっているのは生きるための闘病だから。 海外では違法薬物中毒者の多くが過剰摂取で死んでいます。 密売されているフェンタニルの多くが、質の悪いもので適切な量が使用されていないのが原因のひとつ。 適切な質で適切な量を適切な方法で摂取するのを確認してくれる施設(インサイト)があって「インサイトで打て」と促している国もあり、注射器の使いまわしでC型肺炎やエイズが大流行し非常事態宣言が出されるなど大きな問題となってから新しい注射器を配布する活動が行われてもいます。 薬物が蔓延している国カナダでインサイトがオープンし次いでアメリカでもオープンすることが決まり、命を守ることに政府が関与し始めています。 それほどに薬物中毒による死者が多い、ということです。 日本では考えられないけど、薬物摂取自体を取り締まれないところまで問題は拡大しているから、せめてオーバードーズで命を失わないようにさせる、二次感染で命を失わないようにさせる、という砦を用意しているのが深刻な薬物問題を抱えている国の現状なのです。 フェンタニルのオーバードーズが多いとされているのは、安く売られているフェンタニルが何かと混ぜられているから。 ヘロインの致死量が30gなのに対し、フェンタニルの致死量はたったの2~3gで、フェンタニル中毒者はフェンタニルが切れた後の気持ち悪さを緩和するためにフェンタニルを摂取し続ける負の連鎖によって過剰摂取が起こり帰らぬ人となります。 薬物でハイになり快楽を得たいという欲求が強いのではなく、離脱症状の苦しみから解放されたくてフェンタニル中毒は起こっているのです。 2021年アメリカの薬物過剰摂取で死亡した3分の2がフェンタニル中毒者。 フェンタニルは優れた鎮痛剤である一方、鎮痛が必要でない健康な人間が摂取するとたった2gで死に至る強い毒性を持つオピオイドです。 医療用と違い違法製造されたフェンタニルは儲けるために得体の知れない安い成分と混ぜられており成分量もデタラメなので1粒の錠剤に致死量が含まれていることも多くあり、致死量の1000分の1の量のフェンタニルしか含まれていないドラッグでも他の薬物が混入されていて死亡するケースはあります。 違法薬物は捕まる人がいるほど日本でも流通しているのが事実で、決して遠い遠い異国のおハナシではありません。 日本では基本的にオピオイド鎮痛薬はガンの激しい痛みを鎮痛する目的でしか処方されることはないし、調剤薬局での管理も厳重です。 私はサルコイドーシスという病名なので処方されるオピオイドの種類には制限もあり、処方箋が書ける医師も限定されています。 私がいま突発的に激痛を起こして近くの病院に駆け込んでも、医療用麻薬が処方されることは日本の病院ではまずありません。 麻酔科のかかりつけの担当医でなければ、私が鎮痛に使っている種類の麻薬の処方は出来ないからです。 しかしアメリカの病院では2000年頃からフェンタニル問題が起こりました。 特許の切れたフェンタニルは製薬会社が安価で作れ規制も緩かったために、ガンのような痛みの末期症状にのみ適切使用されるフェンタニルがごくごく痛みの浅い患者にも処方され、依存症患者を増やしたのです。 国の管理の仕方や処方の方法が違ったダケで、同じ医療用麻薬、同じ成分です。 オピオイドを使う人間の薬物への知識、危険性や副作用の認識が無いことが薬物依存を起こしています。 服用の際にどんな説明を受けたか、自らどんな質問をしたか、その質問に医師はどのように答えたか。 患者である自分自身がしっかりと学ぶ必要があります。 医師が信頼できるよう答えてくれるかどうかがわかる程度には自分も勉強をしないといけないのです。 医療用麻薬を処方されて鎮痛をする時、日本で処方されても患者はたいして医師から説明を受けませんし、患者もたいして質問をしません。 麻薬を処方されるような患者はとにかく痛いので、痛いのをどうにか出来ればそれでいいから。 最初の麻薬処方の時、今の激痛を取りたい一心で「麻薬を使っても依存したりはしないですか?」とだけ私は聞きました。 医師は言いました「今の君の状態で医療用麻薬を使っても依存の心配はないだろうね」 それがどういったメカニズムで依存を生まないのかやどういった作用で効く鎮痛方法なのかを私は聞かずに服用しました。 吐き気に耐えながら服用したオキノームはわずか15分程度で、立てもしなかった私を歩行可能な身体に変えました。 数時間歩くことが出来るがだんだん痛みが増していく、やがて立てないほど痛くなったらまたオキノームを服用。 麻薬の効果が短時間しか持たなくなり、入院治療になった私の痛みは、麻薬を使っても1か月以上眠れない日が続く激痛となります。 既に身体依存に陥っていた私はあまりの痛さに耐えられず処方された麻薬の量、上限ギリギリまで毎日乱用しまくりました。 結果、私には副作用しか出なくなっていました。 そして麻酔医科の医師がやって来て私に告げたのです。 「君は麻薬依存の一歩手前まで来てるけど、どうする?こんな闘病がしたいわけじゃないだろう?」 「依存の心配はない」という医師の言葉を信じて乱用していた私は、私に都合の良い「依存の心配はないだろう」の部分だけを切り取って解釈していた事実を知ります。 医師は「今の君の状態で使ったなら依存はない」と言ったのです。 入院した時の私の状態は「今の君の状態とは違った」の。 私はそのことを正しく理解しておらず、身体依存に陥っていることにも気付かずに、痛みに耐えながら1か月かけて麻薬中毒になっていたわけです。 それを解説してくれる医師はどこにもいません。 ただし、聞けば医師は答えてはくれます。 ただし、聞かれたことにしか医師は答えないでしょう。 だから、アナタの質問が不十分で不勉強であれば、不十分な回答と不勉強な理解しか得られないのです。 服薬治療をするからには薬害は必ずあり、副作用との闘いであること。 服薬による影響は身体的にも精神的にも受ける可能性があり、それを服薬中に自覚することは非常に難しいという事実。 服薬中のアナタが正常な判断が出来ていない時は、必ず第三者が介入しているはずですので、その言葉に耳を傾け冷静に客観的に自分を立て直す努力をしましょう。 もしアナタが感情的に誰かを敵視しているならその時はアナタは正常な判断を欠いている状態だと思ったほうがいいです。 服薬でウツになることはよくあることで、闘病中のアナタが正常な判断を出来ているなら、誰かを恨んだり攻撃したりする暇なんてのは無く、自分の闘病に全神経と全体力を注ぐのが正常な思考と行動だからです。 闘病で最終的にモノを言うのは根性だと私は再三再四言って来ましたが、昭和の根性論のような理不尽な根性の見せ所のコトではありません。 ひとりひとりの、そのひとそのひとの、人間的タフさによる根性のコトです。 「よしっ!」て踏ん張れるチカラのコト。 どうやったら踏ん張れるかがわからないのなら教えておきますね。 誰かや何かのせいにしないコトです。 自分も含まれています、自分のせいにもしないコト。 「自分のせい」ではなく「自分の選択」として選ぶコトです、踏ん張れるかどうかは。 アナタの選択がアナタがどう在りたいかを決めています。 アナタが苦しい時、それはアナタの選択がアナタを苦しめているかもしれないので、選択肢を変えてみてはいかがでしょうか。 苦しい選択を選ぶほうが自分自身をラクにすることが、私の11年間の闘病の中にはいくつもありました。 誰かや何かのせいにしている時、私はラクだった試しがありません。 最初からタフな人間なんていませんよ、選択の数々が自分をどう変えるかを学ぶからタフになっていくのです。 根性は見せたりつけたり出したりするのに前段階がある。 根性はまずは「決める」モン。 どういう風に見せるか、どうやってつけるか、どこで出すかの選択を決めてから。 決めたモン勝ちやで、根性は。
by yoyo4697ru980gw
| 2023-04-18 22:59
| 笑道:サルコイドーシスのススメ
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