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簡易的な大腸がん検診で要精密検査になったので本格的な内視鏡検査を受けることにしたんだけど、大腸がん検診って内視鏡で検査しながらがんが見つかればついでにむしり取るのが一般的なんだってね。 「んじゃボクがこれもらうね~」 「コラっ!返せっ!それは絶食タイムが終わったら食べるチロルや!」 食事制限にかこつけて私のチロルを奪おうとする息子に暴行を加える母。 飢えが人間を狂暴にするってわかるなァ。 オーストラリアでは飢えてもいないのに23歳と60歳がトイレットペーパーを取り合って警察に取っ捕まっていた。 乱闘か…罪深いな。私のは猫パンチ。しかも3指の指先レベル。
ちょっと内容が違ったかな。 ま、近かったとは思うけどね。 夜中にスナック菓子を貪り食べて十余年。 「結構おいしそうや~ん。夕食ハンバークやって」 入院中の病院食もおいしそうに見えてたけど毎回マズかったんだよ。 空腹は極上のソースてその通りだなって思うもの。 空腹じゃなかったらと思うと怖い。
パッケージではオシャレなカフェの飲み物のようだけど、現実では銀色のパウチをチューチュー吸って昼食が終わるわ。 こうして飲む以外ほかにどんな方法があるっつーんだよ。 上を向いてクチを開けキャップを持ち、パウチの底をハサミで切って豪快に飲むような人間は大腸がん検診なんて受けそうにない。 そんな飲み方したらゼリーほとんどクチに入ってこない、ワイルドすぎる、そんなヤツは精密検査なんてやらない。 おとなしくチューチュー吸うようなヤツ以外はこのパウチを目にしていないだろうから、飲み方の説明なんていらない。 全部飲み干して飢えを凌ごうとする小心者が引っかかって内視鏡の精密検査にすすんでるに決まってる…それは私だが。 「グリコめ…」 うん、わかる、グリコは何も悪くありません。 私なのよ…悪いのは飢えよ…しっかりしなきゃ…空腹ってだけで自分を見失わないように品位ある人間でいなきゃ… 1億個の菌で腹がふくれるかっ! 身体にキビシいスナック菓子1袋でええからくれーーーーーーーーー!! はァ…いかん…空腹で我を忘れる… 品位ある人間でいなきゃ… 夕食にもあしらわれるクマ。 「グリコめ…」 品位…品位よ… 私の品位よ…行かないで… ものすごく高級な器に盛り付けたら、品位が長持ちしそうだわ。 ウチに高級な器がないのが残念極まりないけど。 そして検査当日は完全絶食。 検査4時間前からは下剤をたっぷり一升。 尺貫法における体積一升は1.8リットルです。 一升瓶と言ったら1800cc入りとなっております。 まるでジュース味だなんて絶対に信じないぞ私は!! 騙されるか~~~~~っっっ!!! はっ… いかん…品位が… 空腹が私の品位を奪ってゆく… 病院から渡される液体ってだいたいもったりこっくりしていて、のどごしが悪いよね。 喉が渇いていたら無理なく飲めるといった味わいだけど、喉が渇くような動きはこれといってしていないので、さっそくイヤ。 「これって15分おきに飲むことになってるけど時間をかけてゆっくり飲んでくださいってことは、15分かけて飲んだらずーっと飲み続けるってことやな」 それだともう病院に行かなきゃなんないし、それならもう点滴しながらトイレにこもることになるからヤだな。 吐き気がする・吐いた…吐いたのか。 書いてある症状の半分は手遅れの状態に近いな。 最初の1杯はトッピング付き。 10分かけて余裕をもって飲み、5分休憩。 2杯目も余裕で10分、5分休憩。 3杯目をながらで飲んだらペースアップして7分で飲み干し、8分休憩。 ながらでやることって評価が低い場合が多いけど、下剤に関しては功を奏すな。 600ccも下剤を飲んだけど、まだお腹は下らない。 4杯目もながらで7分を叩き出し、8分休憩。 ながら、いいぞ。 5杯目ながら…すすまない。 急に飲むのが苦痛に。 普段の水分摂取でここまでひっきりなしに飲むことなんてないからね。 しかも飲んでるの、もったりこっくり下剤だから。 5杯目からはゲップとともに頑張って飲むというやや苦痛のお時間となります。 ペースもダウンして飲み干すのにやっとこ10分。 最初2杯目までの余裕で10分とは違い、ため息交じりの10分です。 このあたりでほのかに下腹に違和感が。 私は胃下垂だろうから下腹の違和感だけど、胃が落ちてない人は胃なのかな。 それとも単に下剤1リットルがたまってる満腹感かな。 なんか下腹が硬くなってきたなといった具合です、ゆるくなんなきゃいけないのにね。 大腸検査経験者情報でしんどさのピークは下剤一升飲み干しタイムだと聞いてたけど、5杯目まではなんとか。 6杯目からは格段にペースダウン。 アナタは液体ひとくちごとにゲップを噛みしめたことはありますか。 湯飲み一杯の液体を飲むのに軽くジャンプしたことはありますか。 大食いの人たちが食べ物が入らなくなったら立ち上がってジャンプするのを見た記憶があってあれ、胃に隙間を作るって言ってたからやってみたけど、胃に入ってるモノが液体だと隙間は出来ないんだね。 ゲップの回数が多くなっただけ。 でもジャンプが気分転換になったみたいでなんとか飲めました、しかし飲み干すのに12分もかかる。 休憩4分…じわじわと休憩時間がなくなっていきます。 7杯目…あれ?こんなに味、濃かったかなァ。 ゴク…最初のひとくちで、壮絶なる苦痛の世界がスタート。 まず、ウンチ漏らしまーす。 人生初44にしてウンチ漏らすなんて…お腹下るスピードが秒速なのよ。 こんなになの?こんなに前触れもなく下す液体だったの? 出産の時の下剤はちゃんと前兆があったけどな。 入院中の下剤も漏らすことなく耐えられたのに…すごい威力だなマグコロールP! 一番しんどいってこういう意味で? 出れなくない?!これトイレから出れなくない?! そこからはもう時間との闘いです。 8杯目はもちろんトイレの中で。 人生で便器に座りながら下剤をしばく予定は立ててなかったな。 便意はないんだけど…トイレから出るのがヤだ…こわい…漏らしそうでコワイ…。 人間って1回漏らすだけでこんな風になるのか。 しかもジャージャー漏らしたわけでもないのに。 不安に縛られるって相当のことなんだな。 ウンチ漏らすまで精神的にタフでよかった。 精神の弱りがウンチを漏らすことによってもたらされてると思うと本当にタフだったかどうかも怪しいな。 正真正銘のアホかも。 最後の1杯は根性だけで優雅に音楽を聴きながらPCの前で、この文章をタイピングしながら飲み干しましたよ。 内心ヒヤヒヤ、音楽なんて耳に入ってきません正直。 何回かに分けて飲む間にもトイレに入り浸るので忙しい忙しい。 それでもしっかり2階に戻って味わって飲んでやるわ、下剤。 私は肛門をちゃんと締められる女よ、身持ちカチカチ。 吐き気と寒気がしてるわ…服用を中止する症状が出ているけど、吐き気は持病のせいで寒気はトイレにこもってるせいなの。 ここ1時間で何回、階段の昇り降りをしたことでしょう。 陸上してた時以来かもな、こんなに本気の階段昇降。 9杯目を飲んでる最中にすでに下剤がそのまま出てるという感じになったので、こういう状態になるのが最終形態なんだろうと思って独断で最後の2クチは飲まずに下剤タイム終了。 下剤排出タイム中、ずっと眠気に襲われるそんななか、車検の電話がかかってきました。 「今お時間1~2分よろしいですか?」 「え…え、ええ。」 私はいいけど、私の肛門はどうかなァ…1~2分、もつかなァ。いや、その前に眠い。 意識がぼんやりする症状なんじゃないかこれは。 病院に着いたらまだ何もしていないのに看護士さんと院長に心配される快挙です。 「大丈夫?ぐったりしてるね」 「下剤でヘトヘトです」 「これから眠くなるお薬を入れていきますね」 必要ないほど眠いけど、疲れ果てて。 「あの…すいませんトイレに…」 「もうすぐに始めますので大丈夫ですよ、吸いながら検査していきますのでね」 そんな機能あるんだ、バキューム内視鏡。 「検査中、痛いのとかはわかるくらい意識はありますので痛かったら遠慮な…」 完全トリップ! あれ?意識あるって聞いてたけど…完全に眠るわけじゃないって…。 次に、うっすらと開けた目で見たものは、天井でした。 横向きになって検査してるのに…仰向けになったらアカンやん…でもカラダが…つーか目が…閉じる…トリップ再び! 「…千徒さ~ん?」 あ…呼ばれてる…けど…目が開けられない…閉じる…トリップ! 「…千徒さん?検査は終わりましたからね?」 目が…開かない…行かないで…私起きてるんです…見捨てないで…意識あるのに…トリップ! 不思議。これまで麻酔から覚めるのって逆だった。 カラダはっきり意識朦朧てカンジから徐々に意識が追い付いていったけど、意識はっきりカラダ朦朧で目が閉じちゃう。そしてトリップする、の繰り返し。 「…千徒さん?まだダメやねぇ…あとでまたきますね」 行かないで院長…私起きてて目が閉じてるだけなんです…いや…開いてるのか、院長がうっすら見えてるから…トリップ! 「…千徒さん?起き上がれますかね?」 看護士さんに声をかけられ、これを逃したらまたトリップだと思い、必死のパッチでただただ頷く。ウンウンウンウンウンウンウンウン…私…起きてるから… 「大丈夫ですか?」 ウンウンウンウンウンウンウンウン…必死のパッチで目も開ける。 そして一所懸命キョロキョロして起きてるアピール。 「まだ起きれそうにはないですねぇ」 イヤーーーー…やめて見捨てないでーーー… その時、急に意識がバチッてチャンネルが合うみたいに、さまよっていた魂が自分の中に戻って来たみたいなカンジで、一瞬で視界がクリアになりました。 あまりの突然のことに驚いて、声出ちゃう。 「ハッ!!び、びっくりした…」 こんなに急にトリップから帰還するの?! 「気が付かれました?大丈夫ですかね?起き上がれます?」 「…はい」 「大丈夫でしたか?痛くなかったですかね?」 「…なにも…覚えていません…終わったことも」 「ははは~お薬がよく効きましたね」 このまま意識が戻らなくてもいいと思えるほど効いてしまいました。 「ヒ~~~…痛いとおもたらやっぱ漏れてる~~~」 しばらくかかるんだよね、これが戻るの。 真ん中に血管ないのかな。 左腕は両サイドと真ん中に太い血管が浮き出るのに、右腕は両サイドなの。 そして漏れ~る腫れ~る。 完全にトリップしていたから検査のこと何も記憶に残ってないけど、点滴の痕、残~る。
by yoyo4697ru980gw
| 2020-03-12 00:52
| +YOU WIN!!+
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