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神戸に旅行へ行くなら、アナタは何がしたいだろう。 阪急神戸三宮駅から自然に高架下へと繋がりJR元町駅に辿り着くまでのオシャレな高架下、それがピアザkobeである。 活気のあるピアザ JR元町駅から先の高架下。 三宮のピアザKobeが終わりJR元町駅を挟んでそこから先はモトコーのディープな世界がお目見えする。 ピアザが終わったら高架下から一旦はずれて線路沿いを歩く JR元町駅前をただただ真っ直ぐ まだ真っ直ぐ JR元町駅西口を過ぎたらモトコーの入り口 モトコーのはじまり パチンコ屋さんの入り口と見紛う高架下 元町高架下通商店街はモトコー1からモトコー7まであり、鉄道高架下では日本一の長さである。 モトコー1がピアザの雰囲気を醸し出しながらうまくシャッター商店街をカモフラージュするその手法は、オシャレを通り越して華麗な詐欺と言っても決して過言ではない、ゆうてすまんが褒め言葉である。 説教強盗の防犯対策への説教や、訪問販売で壺や判子を買わせるための売り文句など、話芸に長けた昭和の犯罪者に対して悪質さよりも人情味を感じてしまうようなものかもしれない。 なんにせよ魅力があるということは確かだ。 モトコー2のカモフラージュ技術も高い。 しかもレトロ感をアピールして芸術性やミュージックテイストをもってきているところが小憎い。 ギタースタンドは激安の200円 この出血大サービスに「やっす!」反応した私に、女店主が「皆さんこの値段に感激されて買っていかれますよ~」と顧客満足度情報をくれるではないか。 移転のお知らせもアート感満載 どこだろう?と思っても大丈夫。先に進むだけ。 モトコーでは、リサイクル品なのか新品なのか一見するとわからないような商品も並んでいるので、気になる方は聞いて購入するといい。 これが履き倒れと言われる神戸の靴の高架下プライスである。 靴の新品か中古かは靴底の裏を見ればわかるので私は聞かないが、高架下の商品は売れるまで置いてあるという商品もあるので、経年劣化チェックは必ずしよう。 このブーサンも中敷きがポロポロと剥がれる経年劣化はあったが、インソール100円を足して1100円でひと夏いければ妥当なので買いである。 モトコーショッピングでは、妥協する目利き力が最も大事なのだ。 知人が探し求めていたレコードを手に入れたのもモトコーである。 「今、人も店もマニアックなことにしかなってない場所に来ているんですが、何かそういうマニアック系統の欲しいもんてありました?」と軽い気持ちでメールを送ると知人はこう要求してきた「五木ひろしラスベガス公演のレコード」私はすぐに「探し出せるような気がちっともしません」と返信をした。 そのあまりに洗練されたマニアックなリクエストの一文に「このひとは長年このレコードを探してんねな・・・『五木ひろしラスベガス公演のレコード』が答えとして出せるなんて相当や」とやる気がみなぎったのを覚えている。 しかしそのやる気も虚しく見つけ出せなかった、私に見つけ出すスキルがなかったからである。 五木ひろしとラスベガスというワードに惑わされ、洋楽コーナーで探したのが敗因だった。 翌年、モトコーで暇を持て余した私はまた魔が差して前出の知人に「マニアック系統の何か希望あります?」とメールを送ってしまった。 返ってきたメールは当然こうである「五木ひろしラスベガス公演のレコード」デジャヴー。 中古レコードを扱う店を虱潰しに、演歌歌手コーナーにのみ的を絞る。 立ててBOXに収納されていて何かわからないレコードを一枚ずつ引き抜く。 両手の親指と人差し指を使って次々とレコードをつまみ出す、五木ひろしと出会うまで。 工場のライン作業3年目くらいの素早さで確認をしていたら、その隙の無い手捌きを見てなのか私から漂う気迫をキャッチしてなのか、ショップの兄ちゃんが聞いてきた。 「何かお探しですか?」 「探してます五木ひろしを」 一枚ずつ取り出して探す手は止めない、捜索職人の手は止まらない、兄ちゃんになんて目もくれない、私は五木に夢中だ。 「五木ひろしのレコードですか?何ていうヤツです?」 「ん~あんまハッキリ知らんねんけど・・・ラスベガス公演のなんちゃらどうちゃら」 「あ~はいはいはい」 「知ってるの?!」 「人気ですね、ファンの間では」 「…人気なの?」 職人の手が止まった瞬間である。 去年、自力で探さずに聞けばよかった。 「人気ですよ。オークションに最近出てたんちゃうかなぁ…急いで探してる感じですかね?」 「まったく急いではないねんけど、見つけないと永遠に探し続けることになりそうやから見つけたいな~と思って」 「大阪の仕入れ先で心当たりが何件かあるんで、時間もらえたらもしかすると見つかるかもしれないです」 「あ~待つ待つ。ずっと待つ見つかるまで待つ」 じきに兄ちゃんは、ラスベガスの五木ひろしを見つけ出した。 じつは大阪にいた五木ひろし 欲しいものが交渉次第で見つかる、モトコー。 ディープタウンモトコーはスタッフと会話をして吉。 うまい。非常にうまい。
元町高架下はモトコー3から早くもアヤシくなってくる、まだ3丁目なのに。 それなのでピアザのオシャレな高架下でデートをしていたカップルの多くは、モトコー3で引き返すか、アーケード街へとシフトする。 それで正解であろう。 モトコー初心者がモトコー3から先に歩を進めるには時間が必要なのだ。 勇気が出せる、モトコー。 新しい自分へ一歩踏み出せる、モトコー。 ご安心されたしイベント名称としての闇市であって、売ってる物は闇米などではない。 現代の言葉に置き換えるとフリーマーケットと言う。 その狭さでフリーマーケットを開催しろとのお達しである。 さすが闇の世界は発想が違う、きっと目的は売ることではなく出逢うことなのだろう。 まるで戦後にタイムスリップしたかのような出来事が、モトコーのディープ感をよりいっそう味わい深いものにしてくれる。 高架下を取り巻くハプニングのすべてが、モトコーに足を運ぶ理由になるのだから。 本当に首の皮一枚で営業中のモトコー3からは、落ち着いて歩こう。 シャッターが閉まっている中に突如出現する店に入るかどうかを躊躇することが多くなるので気持ちを静めて振り絞っていただきたい、腹の底からフツフツと好奇心だけを。 令和になっても首の皮一枚で営業することを、私は願う。 そしてこれだけはお知らせしておきたい。 ディープな高架下に足を踏み入れたら次の信号が出て来るまで高架下を歩くしかないと思っておいでの方もいるだろう。 横道にそれる路地はちゃんと出て来る。 普段使っていない筋肉がほぐせる場所、モトコー。 「あれ?この鏡って・・・逆じゃない?」 顔部分の鏡に亀裂が入っているより足元に亀裂が入っていたほうがマシ、という配慮じゃないか。 足首に切替が入ることで足が長く見えるとか細く見えるとかそういう計算かもしれないし。 靴という靴がビニールに真空パックのように入れて展示されている有名な柿本商店を目的地として高架下を訪れる人は多いことだろう。 うっかりしていたら見落としてしまう位置にあるコンバースの聖地。 人だかりで100%気付くとは思うが、万に一つ本気でうっかりしていると見落とすことがある。 昔の場所にあると思い込んでいると柿本商店が視界から消えるのだ。 昔の柿本商店を知っている人に起こってしまう柿本マジックである。 4丁目が花隈南商店街と書いているのは、神戸高速花隈駅があるから。 駅はあっても歩く気さえあれば歩けない距離ではないのが高架下。 阪急神戸三宮から高架下をタラ~と歩いていれば気が付いたらJR元町駅の前を素通りしガンガン歩いていつの間にかモトコー7を抜け、そのままJR神戸駅まで徒歩で到着してしまうのが高架下マジックである。 マジックがひそむ商店街、モトコー。 リサイクルショップは低価格をババーンとアピールする。 何屋さんかと言われたらリサイクルショップになるかどやは勇気を出して初回から立ち止まっておきたいイチオシ店である。 欲しいような欲しくないような絶妙な仕入れセンスの品揃えなので私は毎回、帰宅したあとでかどやでアレこーといたらよかったなと思うのだ。 店主のその仕入れの腕、ピカイチ。 もう一度来させる店、かどや。 絶対にいるかと言えばいらないが、人間の潜在能力に圧力をかけるような品を、買おうかどうかで迷って結局買わない価格で売っているのが、かどやである。 高いのではない、安すぎて逆にアヤシイのだ。 底値が価格の底だと思っいたらそれは甘い。 かどやは常に処分値で売っている。 次の用事がある2か月後に行ってもきっと同じ商品があると思わせる店構えのかどやだが実際にはない時のほうが多いので、買っときゃよかったと思いそうな物は買っておいたほうがいい。 そんな風に思う商品にはあまり出会わないだろうと思わせる品揃えに見えている自分の感覚を疑ったほうがいい。 つまり、かどやで刺さる商品はすべて買いなのである。 服を見ていてウィッグが目に入った時に「いやいやウィッグいらんし」と思うか「あ、ウィッグもあんねや」と思うかで、今のあなたが何に共鳴するのかが判断できる。 自分の琴線に触れる何かを再発見できる、モトコー。 モトコー4あたりから急にオッサン率が高くなる。 店主の声が小さいかどや。 何かを購入したらアメちゃんをくれるかどや。 私はモトコー存続のためにちょっとでも刺さる物があれば購入することにしているが、じっくりと見ても刺さらない時は何ひとつ刺さらない。 そんな中たぶんバックルベルトのバックル部分だろうなァという部品が出てきたので、ガチャガチャ古銭と思わるる商品と共に購入した、計390円。 「390円ですけど、350円でいいです」 「え?!いいの?!」 関西の戸籍を有している私であるが、高架下で値切ったことは一度もない。 関西のオバちゃんである私が値切らないのに、関西人の店主がほいほいディスカウントしてしまう。 かどやの経営が心配だ。 50円のネイルチップを1つだけ買った時には、アメちゃんを2コくれた。 赤字だと思う。 そして今度は390円しか買っていないのに40円も勝手に値引く。 その上アメちゃんもくれるに決まっている。 私はかどやが心配でならない。 「コレ、ここを外して通してバックルにするタイプですたぶん。もし使い方わからなかったら持ってきてもらえば返金しますので」 使い方がわからないというこちら側の知識不足に返金保証までするかどや、心配というよりもう不安だ。 かどやはレシートを発行しない店である。 レシートがないのに返金を保証をする店が他にあるだろうか。 無論、私は自分の判断で購入したのだから使い方がわからないというモンスターな理由で返品などはしない。 100円玉3枚50円玉1枚で勉強価格350円ちょうどを渡すと、やはりちーーーーーーさい声で店主が言う。 「んじゃ・・・まけときます」 今しがた私が支払った硬貨の中から50円を私に返す店主。 「えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー?!いやいやいやいやいやいや」 やにわにディスカウントコンティニュー! もしかして私はこの店で3代続いてちっとも売れなかったかれこれ60年はある売れ残り骨董を購入したのだろうか。 店主にとって厄介払いが出来る商品だったのだろうか、バックル。 「もう最初にまけてもーたし」 「いいですいいです、次もまた来てください」 ちーーーーーーーーーーーーさい声で店主はそう言いながらアメちゃんを2コくれる。 はたしてかどやで買い物をすることは存続の危機を救う行為なのだろうか。 微力ながらと思う私の行為は無力という結果にはなっていないだろうか。 最後に店主が何か言っていたけれど聞き取れなかった、声がちーーーーーーーーーさくて。 耳の穴かっぽじって行こう、モトコー。 ワープロがこれでもかと積み上がっていて一番上だけが売り物かなというシンワも、一見の価値あり。 文明開化の快適さでドラえもんを超えている。 このスペースにのれんがかかったらもう誰にも勝ち目はないだろう。 奥が分厚いのはプリンターになっているからなのだ。 テレビとビデオが一体化した昭和家電テレビデオのように、ワードがプリンターと一体型になった昭和の機種がワードプロセッサー略してワープロなのである。 一体型の機械のデメリットは何かひとつが壊れると使い物にならない場面が多いのにはっきりと壊れていると言えない状態だから買い替えをためらうということだ。 デスクトップパソコンになってそれぞれが単体なのに、インクの1色くらいたまに出なくてもモノクロ印刷で通せば支障ないし私が渡す写真は基本的にセピアで統一しとこうとかなんとか言ってプリンターの買い替えをためらっていたり、キーボード表面の文字が消えてしまってもそもそも見て打ってないしな~とかなんとか言って買い替えをためらったりしている、私は。 機械が進歩を遂げているというのに人間は未だ買い替えをためらう時代で地団駄を踏んでいるではないか。 モトコーに来るとパソコンの周辺機器を新調したくなる衝動に駆られて買ってしまうが、結果的には気持ちよく取り組め、仕事がはかどることになる。 仕事の効率化をサポートしてくれる、モトコー。 5丁目までやって来るとだいぶ知る人ぞ知る掘り出し物感が漂ってくる。 商店街の始まりがシャッターじゃないだけで、感動すら覚える。 モトコー5にある骨董の店からは常に笑い声が聞こえてくる。 ガラス張りなので店内の様子がよくわかる。 まったく知らないひとしかその中にはいないのだが、あまりに楽しそうなのでついつい入りたくなるのだ。 常連客と思われるひとと親族経営なのだろうスタッフ3名ほどが談笑していて皆、仲が良い。 話題の中心は人情エピソードである。 ガラスに撮影禁止の貼り紙があるので画像を貼れないことが残念だが、とにかく全員が笑っている。 どのタイミングで店の中に入っても笑い声が止まらないのでかまってもらえない。 笑うついでに「いらっしゃい」と言われるので自分への言葉かどうかも定かではないが、誰に対しての言葉でもいいからとりあえず受け取っておこうと思いニタニタしてしまう。 入店するや否や「いらっしゃい」と言われなきゃいけない決まりなんてないのに、きっと現代のコンビニやファストフード店の一刻一秒を争う「いらっしゃいませこんにちは~」がいつの間にか当たり前になってしまっているのだな。 古銭を扱うだけあって、時間の流れが現代の時間とは違うのかもしれない。 時そば時うどんくらいの価格で時間が使われ、早起きをして三文得するくらいのレートで一日が流れているのだと思う。 三文は現在の貨幣価値で約90円である。 時間の概念を捨てられる、モトコー。 6丁目あじさいの街は地元住人の通路感を存分に楽しめる。 神戸に住んでますという顔をして歩いてみよう。 もし観光客に「異人館はどこですか?」と聞かれたらこう答えよう「山側です」はるか右側を指さしながら。 「南京町はどこですか?」と聞かれたら左側を指しながら「海側ですよ」と答えれば、あなたもにわか神戸っ子。 秋休みは2日間 ん?なんか視線を感じるような感じないような・・・。 「うわぁあぁああっ~びっくりした!コワイ怖いこわーい!血走っとるがな」 ホラーアートの刺激がいただける、モトコー。 とにかくハミングをしてたらいい 山川豊・水谷豊・角川博が人気 いずれも名前が漢字一文字よみ三文字、という昭和っぷりが良い。 それぞれに推しているのかと思いきやどうやら同一人物が3名推しているようである。 即席筆跡鑑定といこう。 同一人物の3名推し モトコー6はヘタすると本筋よりも横道にそれる路地の幅のほうが広い。 6丁目は余裕を持たせた造りなんだなと思っていると、シャッターとシャッターの間に挟まれたドアがものすごく細い。 余裕で見落とす ここの管理者は健康管理をもちゃんとしておかないと、通れなくなるな。
めいいっぱい下がって普通に撮るとこうなる 同じ場所でもカメラの向きで全然違う 6丁目の横道にそれる路地もああでもないこうでもないとカメラを傾けながら撮っていたところ、ちょっと前に通り過ぎた店の女店主が歩いて来てこう声を掛けてきた。 「よかったら写真、撮りましょうか?」 私がカメラの向きをいろいろと変え苦労して何枚も撮っているこの場所で、もしかして女店主はうまいアングルでペと2枚くらい簡単に撮ってしまうのかもしれないではないか。 自分から撮りましょうかと言ってくるほど腕に自信があるのだから。 モノにするかどうかが試されるチャンスが転がっている、モトコー。 さてこれが最果ての地、7丁目である。 7丁目はシャッターばかりを見て通るために観光客は途中で挫折してしまう魔のシャッター商店街である。 2017年のモトコー7 2018年のモトコー7 たった1年でこうなってしまうのが、モトコーなのである。 2019年のモトコー7 とうとう工事により迂回するしかなくなった、モトコー7。 イカリヤの看板はどっちなのでしょーか。 よって答えはBでした。 2019年4月現在、ミリタリーショップイカリヤはモトコー1番街に移転中。 工事前のモトコー7のシャッター天国っぷり 面白さのバロメーターであるオッサンが漁っていた。 アジでしかない(工事前のモトコー7のシャッター) この立て札が見えたらモトコーは終わり 高架下は徒歩
by yoyo4697ru980gw
| 2019-04-25 14:59
| +朝臣寺+
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