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腰が重い文屋の花見がてらの組紐
花見は、寒い。
毎年、寒い。
それは、夕方からの夜桜で始まるからである。
だって、平日なんだもの。

桜の木の下にシートを広げてゴロゴロしながらボロボロこぼしてごはんを食べて、眠る。
朝からずっとそうしていたいけど、仕事があるから夕方からシートを広げる。
20時にはもう寒い、そして眠い。
寝ボケた会話をして「いいかげん起きや~」と言われて、お菓子を食べたりなんかして、起きたと思わせておいて、また眠る。
眠い、眠い、眠い。
春やな。

春眠暁を覚えず
処処啼鳥を聞く
夜来風雨の声
花落つること多少なるを知らんや
   (孟浩然/春暁)

漢詩を書き下し文にした時の、日本語のキレイなこと。
あなたは最後の一文をどう読み下して覚えているだろうか。
「花落つること知んぬ多少ぞ」でもキレイさは変わらないんだけどね、私は「多少なるを知らんや」のほうの響きとリズムが好き。

キレイな言葉に触れた時、自分の語彙の少なさに気付く。
自分のモノになっていない言葉をいくら重ねても、ひとの心を動かすことは出来ないな。
言葉を知って、クチに出してみて、そして使って、適切な場面でキレイに使えてこそ、自分の語彙のひとつとなるんだな。
ああこの人を納得させる言葉を私は知らない、そう感じる時は、自分を納得させるだけの言葉もまた自分自身が持っていないのである。

腰が重い文屋の花見がてらの組紐_d0137326_03315991.jpg
「2010年から記事が滞ってる」
「常に滞ってるよな、ずっと追われてるやん」
「増えはしても減りはせんな。ついつい怠けて好きにやっちゃう。その時々でやりたいことをやっちゃうねんな~。記事に使用する画像に季節感とか旬が問われる限定的な何かがあれば書くけど、それ以外はたまる一方や。まだ書けるレベルで2010年てだけで2005年とかもあんねん」
「もうそんな昔のネタなんて書くことないんちゃう?」
「画質の悪さが際立っとるで。なんでこの画像を撮ったのかがわからんから書かないとは思う、気前よく捨てよかな」
「そだねー」

目標一日1記事。
でも遊び優先。
書かないな、こりゃ。

「夜桜はトイレが困るねんな~トイレの手前の柵が閉まったらトイレ使えへんやん」
「そだねー」

「ただいま」
「おかえり」
「いっていきます」
「どこ行くん?」
「トイレ」
「また?!」
「写真機忘れた。トイレ行く時は手ぶらで行ったらアカンな。最低でも写真機が要る」
「首にぶら下げとかな。せっかく完成したんやから」
「そだねー」

このほど組紐職人になりました、自称。
腰が重い文屋の花見がてらの組紐_d0137326_03332120.jpg
自称組紐職人・自称占い師・自称フリーライター・住所不定無職。
どれが一番アヤシイだろう、ひととして。
フリーライターなんて自称以外いないんじゃなかろうか、フリーなんだもの誰が証明してくれるんだ、組織に属していないのに。
占い師も自称以外ないような気がする。「この人は占い師です」と証明してくれる第三者がいたとしてもその人物は自称占い師に洗脳されているんだろうな、と察しがつくのでそうなると他人のクチから言わせているだけあって自称である。
住所不定無職はものすんごくアヤシイように聞こえるんだけど、他人と関わらずに住所不定無職なだけならばこんなに安全な存在はいない。中途半端にひとと関わるトラブルメーカーがお隣りに定住しているほうが迷惑極まりないではないか。

自称フリーライターがライター収入では食えないので自称組紐職人になってフリマサイトで売ってみるも全く売れないので自称占い師になるべく占術を学び始めたらとうとう家族に見放されて住所不定無職になった、というのが最高にアヤシイ。
すでに2つの項目をクリアしているので、占いにだけは手を出さないようにしたい。

丸台で組める組紐の種類を研究中だが同時に職人技も開発しているので、幸いなことに占術に現を抜かしている暇はないだろう。
腰が重い文屋の花見がてらの組紐_d0137326_03332973.jpg
組紐を打つにはリズムがとても重要なので、組む順番はピアノの楽譜を覚えるように暗記する。
組紐を打っていて難儀なのは眠気との戦い。
本物の組紐職人はどうやってこの眠気と闘っているのだろう。
鉛の入った100gの組玉を打つ時に鳴る音は、睡眠障害を根治させる音色なのだ。
眠い、眠い、眠い。春に関係なくリズム良く打てば打つほど眠い。

眠気に耐えて2時間頑張ると玉数が少なく複雑な組み方でなければ30cmは組み上がる。
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順番カンペであるマスキングテープはマストアイテムで、中断して他の事をし再開する時にも、感覚を取り戻すガイドになる。

この組み方は、平源氏といってとても丈夫な紐に仕上がる。
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コシのあるしっかりとした平打で、配色を変えれば格調高い紐にも出来る伝統的な打ち方のひとつである。
平安時代、ひもは用途に応じて組み打ちされるものであり、ひとつひとつがオーダーメイドの高級品。
王朝貴族の華麗な影響を受け美しい工芸性を発揮する手法もたくさん生まれた。
高貴な存在でしかなかった紐が庶民の生活に溶け込むのは江戸時代。
高麗組・内記組・唐組など、組紐の名前はたくさんあるが、需要拡大とともに庶民に馴染み深い紐の名称として今現在も使われているのは『江戸打』という言葉である。
巾着や信玄袋の紐として使用され、手芸店で取り扱っているので機会があったらご覧いただきたい。

私が今回、オーダーメイドで組み打ったのは写真機組紐。
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矢印の結いがポイントで、長さ調節機能はこの結び目ひとつ。
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組紐は打ち方もたくさんあるが、結い方もたくさんある。
たとえば戦国時代の茶道具の封じ結びは、解いてしまうと結い直すことは難しい飾り結び。
毒を盛られかねない時代の小粋な施錠なのだ。
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通常、組紐の両端は房になっているが、この片方に細工を施すのが職人技。
こうして職人技を開発しながら伝統もモノにして遊びつつネタ画像もちゃんと撮影して記事も書いて、好調ではないか。
一日1記事の目標は達成できていないけど、まずまず。
こんなモンでいんじゃないだろうか。
だって職人の仕事ってやたらと時間かかるもんだからね。
自称フリーライターだと記事を量産しとかなきゃいけないイメージになるから、自称文屋と名乗ろう。

自称文屋の花見がてらの組紐、なんせ遅い、スロースロー。







by yoyo4697ru980gw | 2018-03-30 03:48 | +朝臣寺+ | Comments(0)
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