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西宮に住むDJ夫婦が休日に三田の栗山へ栗拾いへと行き、受付で入山料を支払い、いざ山へと向かうその時、受付のひとに呼び止められた。
「ちょっとダンナさん!ビーチサンダルじゃ危ないよ!!」 なんとな~く三田にでも遊びに行って、栗拾いのノボリを見て「栗拾いでもしてみっか」と立ち寄ったわけでなく、家を出る時から目的は栗拾いだったらしいので、きっとダンナさんはワイルドなトコロを見せたかったんじゃないか、とチャルが言っていた。 と、むーちんがラジオで聞いた話を私に聞かせた。 チャルは我々夫婦が今一番注目している俳優で、むーちんが仕事中に聴くラジオ番組のアシスタントなのだけれど、その突っ込みがおもろすぎてメインでいいほどの存在である。 俳優だけども、オファーがないのかセーブしているのか俳優業は半年に1回くらいしかしなくて、一言三言のセリフがあるかないかみたいな端役。 ラジオ番組で「いついつのドラマに出ている」みたいな宣伝はするものの、何の役で出ているということまでは言及しないために、むーちんは『ラジオで声だけの時にはおもろいチャル』が俳優としてどんな演技をするものかが気になり、ドラマを観てみるのだが、なんせ端役なので『一瞬だけ』でありセリフのない役だったりなんかして、チャルを見過ごす。 ネットで顔を見たし、セリフをしゃべって顔さえ映れば『これがチャルだ』と認識出来るものの『どれがチャルだかわかんない』ウォッチングが度重なり、とうとう録画して端役にスポットを当て虱潰しに観賞する『チャル探し』という暴挙にまで出た。 そこまでして観たいのかと私も気になりはじめ、やっとこチャルの演技を観た日にゃぁ、もぅ何だかチャルという俳優を一から作り上げたような気にさえなった。 チャルがワイルドさの演出だと分析した栗拾いビーサンの件。 その話題で盛り上がる車の中、私たちは実家である三田へと向かっていた。 入山料を払うことなく、実家に成っている栗を棒で叩き落としてパクって来ようと、私とヒー坊は泥棒会議。 本来の目的は、おじいちゃんが肉の市で焼き肉用のおいしいお肉を買ったので食べにおいでと呼ばれ、BBQをするためである。 私はレアで食べておいしいような高級肉をレアで食べて無事に済んだことが産まれてこのかた一度もないが、案の定アたった。 皆は平気なのに、私だけが。 私は「この肉は赤い」と訴えてカチカチのウエウエルダンダンくらいに焼いてとお願いしたのに、「オマエはホンマに田舎モンやなぁ~!このくらいで食べぇ!おいしいから!」ゆぅてむーちんが血の滴る赤い肉を私に差し出した。 ここでひとつ疑問なのだが、都会人ほど生肉を食べるというデータでもあるのだろうか?レアでなくウエルダンを好む都会人はいないのか? 私は確かに九州で一位二位を争う田舎のパイオニア宮崎の、その中でも地元の人間が交通網が麻痺しているとまで言い切るド田舎の、大自然の中で生まれ育ち挙句の果てにはその自然にケチまでつけられるほど自然と一体となったデラ田舎モンであるが、基本的に田舎モンは食材を生で食べることが多い。 漁港が近いせいか刺身もアホほど食卓に並ぶ。 馬肉やせせりなど肉類も刺身の状態で並び、いたみの早い鶏肉でさえ「たたき」で食卓に並ぶ。田舎ほどレアな食べ物が日常的に食べてられているが、むーちんは、私が肉をカチカチに焼くのは田舎育ちだからだと思っているようだ。 己の胃腸の消化機能を知ればこその食の好みであるが、むーちんはちょいちょい「田舎モン」の生態を勘違いしている。 方向ド音痴なのは「田舎モン」だからという理由ではないの。 チャンネルで放送局がわからないのは「田舎モン」だからという理由ではないの。 地図に現在地がなかったらドコがドコだかわかんないのは「田舎モン」だからという理由ではないの。 すべて「私だから」という個人的な理由なのよ。 賢い「田舎モン」の皆さん、汚名返上に心血を注いでくださいね。 私ひとりで「田舎モン」の顔に泥を塗っておりますのでね、よろしくどうぞ。 私は厳冬の時季以外はほぼ下駄なので、入山も下駄なの。 これも「私だから」という理由で。 田舎モンがみんな下駄ではないのよ、そこンとこよろしくどうぞ。 「イガクリが頭に落ってきたら痛いから、ノッポノッポ」 私が被っているこの帽子を『ノッポ』と言う。 ノッポさんみたいでカッコイイやろ~、と自慢したが16才の我が息子はノッポさんを知らなかった。 「一言もしゃべらずに工作をする人やノッポさん。ゴン太ちゅうワガママばっかり言いくさるパートナーがいてて、こいつがノッポさんの邪魔ばっかりして、作った工作で遊んでたら壊したりとかいらんことするんやけど、フゴフゴ言うだけでノッポさんをその気にさせることが出来るヤツやからみんな我慢してあげてんねん、ゴン太のこと」 「そんな複雑な番組なんや…」 「幼児番組やけどな」 「幼児番組なん?!」 「幼児向け工作番組やで。アンタの世代でゆぅたら『つくってあそぼ』やな。ノッポさんは『できるかな』やけどな」 「ノッポさんがワクワクさんやな?ゴン太はゴロリ?」 「ゴロリほどの補助力ないで、ゴン太には。ゴロリはワクワクさんの手伝いするやろ?役には立たない、ゴン太。基本的にはしゃいでるだけ、ゴン太は。3回に1回ペースでノッポさんを困らせる」 「迷惑なやっちゃなァ…ゴン太」 「ゴン太が迷惑なヤツやから、ノッポさんの不器用さが目立たへんねん。よく出来た番組やったわ」 「どっちもどっちやな」 完璧な人間なんていないんだってことを子供の心に浸透させる、そんな深い番組だったのさ。 誰もそんな風に観てたひとはいないと思うが。 「ノッポさん、て呼んでいいよ」 「とりあえず、登ってノッポさん、ソコでじっとしてると邪魔やから」 「あ・ハイ」 ノッポさん、邪険にされる。 「うわ~~~叩き落とすまでもなく落ちてんで~」 ♪でっきるっかな・でっきるっかな・収穫ホホ~ン♪ 「ウニてやって」 ♪でっきるっかな・でっきるっかな・ウニウニホホ~ン♪ 今年も地味にウニで栗ゲット。 「じゃぁ、ココのヤツ落とすから。落ちたトコをちゃんと確認してや~」 「わ~ノッポさん待って待って、危ないからちょっと待って」 「知らんで。もぅコレ叩くで?」 「ちょっと!待ってよ!」 「遅いねん!」 「待ってって言ってるやろ!ノッポ!こら!危ないやろ!こっちに落ちてきたら痛いやろ!」 呼び捨てかいっ。
by yoyo4697ru980gw
| 2013-10-14 17:06
| +knowing+
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