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おじーちゃんちまで車で40分。そのおじーちゃんちには渋柿の木があって去年【柿渋】という天然染料を作るために収穫してもらった。
今年は坂のテッペンにあるおじーちゃんちへ行く途中の空き地に植えてある渋柿の木から渋柿を奪取。 ここに同居していた時にはこの空き地で秋祭りが開催されていた。要するに、この住宅地に住む人たちの「誰が憩っていてもよい空き地」であると言えよう。所有者がいるのかどうかはわからないが「あっこの渋柿だ~れもとらんから毎年腐って落ちてんで?」というチョモの言葉を信じて、奪取しにゆく。 「あんな高いトコに成ってんのにどやってとるん?」 「…アンタ木になる実を盗ったことないん?…やったコトないん、木登り?」 「怒られるやん」 …なんてスマートに育ったのだろう。 さすが集合住宅住まいと同居を繰り返しただけのことはあるな。 生き抜くためには「おとなしい子供」でいなきゃなんない世代の象徴のようなスマートさで、侘しい限りである。 向かいの山本さんちのキンカンを盗んだら見つかって隠居の頑固ジジィが竹ぼうき振り上げて追っかけてきやがった!…て経験ナイんだな、かわいそうに。 死ぬほど怖かったが、そんな経験の数々があってのこの精神力のタフさだと今では思う。 平成っ子たちよ、知らない他人から追いかけられてションベンばチビる思いをしたことが、あるか? 親父に鼻血ブ~になるほど殴られてケンカをした相手の家へ引きずって連れて行かれ、玄関のたたきに額をこすらんばかりの土下座をさせられたことは、あるか? そんな経験の数々が良い事だとは決して言わない。経験をしなくてもよい失敗だったとは思う。でもそれは、後でわかればいいことではないだろうか。その行動が間違っていたと反省出来ないようならダメだけど、何かしらの行動を起こすには勇気が必要だ。その勇気を振り絞ったこと自体を私は悪いとは思わない。 「怒られる」という理由で行動に移さないような好奇心ほどもったいない感情はないと思う。怒られることを覚悟でやってみることにこそ、価値があったりするんだぞ。一度「普段では絶対にやらなさげな出来事」に手を出してごらんさい?自分の視野がとっても狭いことに気付くから。 夜更かししてたら鬼が来るよ~とかおばーちゃんに脅されても「山本のジジィよりマシ~」とまで子供に言わしめた山本のジジィの迫力ちゅうたら、この世のモンぢゃない。そしてそんな山本のジジィが紛れもない人間だとゆう事実。…ある意味で視野が広がった。 先がワシャっとなってるなが~い竹を操作する人 枝を折って落とした柿を段ボールでキャッチする人 この最強タッグを組みましょう 「ココな?」 「よっしゃ!」 「ないすっ!」 「高枝切バサミもビックリやで~!この枝、何の機能もナイのに。高枝切バサミの機能をウデでカバーやからな。」 私、ひょっとして高く売れるんちゃうか。 「この渋柿奪取の一部始終を撮っといてな、ヒー坊。」 「えー…」 「えー、ぢゃねぇよっ!木にも登れずキャッチも出来ずオマエに何が出来るっちゅうねんっ!シャッター押せやっ!」 「もー…何なん…仕方ないなぁ…」 「決定的瞬間を撮るように。」 「もー… …くっくっくっくっく… 撮れた。むっちゃイイ感じ!」 ないすっ!ヒー坊! 「コレ…甘柿ちゃう?」 「ちゃう。こんだけの熟れてる柿が木に無事に残ってることが何よりの渋柿の証拠やないか。甘柿やったら鳥が喰うとるわい。」 「いや…これは甘柿やって!食べてみよう!」 「…オマエは凝りひんやっちゃのぅ…渋柿やっちゅうてるやん。去年のコトをもう忘れたんか?渋柿やったやろ?」 去年、柿渋作りのために渋柿を切っていてチョモは「コレ…甘柿ちゃう?」と言い出した。その時も「違う」と教えてあげたが、甘柿だと思い込んで喰って確かめた。結果は渋柿だった。その後も「コレこそ甘柿や」とか「今度こそホンマに甘柿や」とか言って喰って確かめ、100%渋柿だった。 「いやいやいや、これは甘柿やって!甘柿の形しとる!」 「去年もそうゆぅとった。一応な…教えることは教えるけど渋柿で間違いないで?渋柿やで?言うたからな?渋柿やけど喰うて確かめてみるか?」 「こ~れは絶対甘いって~!甘柿やって~!!」 「しぶっ!!!」 オマエはもう毎年、喰うて確認しろ渋柿を。 「たのすぃ…楽しいたのすぃ…にゃっはっはっ楽しいな?」 「最後の一個、オレにとらしてよ。」 「ええで。ええカンジで座れるポジションみっけたわ、休憩してから降りるから交代しよか、キャッチするわ。」 「ぜんっぜん休憩してるようには見えんけど?」 「コレは座ってるモンにしかわからんよ、このフィット感はね。他からどう見えようが私がくつろいでたらそんで休憩は成立しとんや。」 「最後の一個やねんからちゃんとキャッチしてや?」 「まかしとけっ!」 「落ちるでっ!」 「遠いわっ!ヘタクソっ!どっちに飛ばしてんねんっ!」 腕もねぇヤツに竹棒を任すんぢゃなかったとの後悔は残るがまずまずの収穫。 柿渋作りに失敗したので今回はこの渋柿をおじーちゃんに干し柿にしてもらうことで決定。 追っかけてくる山本のジジィはいなかったけど、渋柿奪取の非日常をご経験いただけたかと。
by yoyo4697ru980gw
| 2010-11-29 01:17
| +mender!+
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Comments(7)
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そよ
at 2010-11-29 19:52
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おばちゃん元気やな(^0^)
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yoyo4697ru980gw at 2010-11-29 23:02
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タマ
at 2010-11-30 16:40
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一応そこは否定すんねんな
ちなみに何歳なん?
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MA
at 2010-11-30 21:21
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お祝いの言葉すらなかった11月19日にめでたく35歳になりましたのよ、おめでとうの一言もなかったけどね、サンジュウゴ歳ね。
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タマ
at 2010-11-30 22:14
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yoyo4697ru980gw at 2010-11-30 22:26
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by
タマ
at 2010-11-30 22:50
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ラヂャー
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