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食べ盛りの息子を二人もっていると、外食を躊躇する。
まぁうちひとりは並みの食欲ではあるのだが、それでも私とのシェアではもう満足はしない。成人女性一人前はしっかり食べる。 「今日なぁ…オードブル的なモンを買ってきてパーチーパーチーでもいいし~、食べに行っても…みたいな話にもなってんねんなぁ…むぅは朝から食べに行っておいでってススメてるけど、どうする?」 むーちんが連日帰宅時間が遅いので、三人で外食でもしてくればと朝からえらく食べに行くことをススメていたのだが、買ってきて家で食べたほうが安いな~という思いと翌日からのヒー坊の林間学舎に備え生活リズムを変えたくないという思いが、私の中では交叉した。 「う~ん…リンカーンやからなぁ…家でゆっくり普通のご飯を食べたいけどなぁ…」 「そうやねんなぁ…リンカーンがなぁ…」 ヒー坊の心配は自家中毒のみである。行事ゴトを前に非常にナーバスなヒー坊は、変わらない日常を保っても精神の安定がアヤシイところである。 「もう中学生になってだいぶタフになってるとは思うけど…」 「うーん…明日からリンカーンてゆぅのがなぁ…ケーキさえあれば…どちらかとゆぅと質素なごはんのほうがいいねんけど…」 「それあるよなぁ…よかれと思って作ったプリンで吐くもんなぁ…あのマヌプ、身体にいいハチミツやからえらい高価やねん。」 「だってあの時はまだマヌカハニーに慣れてなかったし…ゴミを持って行ったのもアカンかった…まぅがアカン!ゆぅてムリヤリ食べさすからぁ…だから吐いたんやでぇ?」 「そりゃ悪かったよぉ…あれは愛情の現れやってんからそないに言いないな。万全の食事をと思ってのことやんか。消化のいい雑炊・殺菌力のあるマヌカ、これでバッチリ!!ていう計算があったからつい、な。量を調節してなかったな。」 「ほんまやで。雑炊だけでお腹いっぱいやったのに。」 「あれ、去年のハナシやで。そんなに前のハナシぢゃないで。」 「やめとくかぁ…食べに行くの…」 どうしようか、こうしようか、と考えがまとまらないので私が「とりあえずチョモの意見もきいてみる?」と提案すると、チョモの事が世界一キライなヒー坊は「ボクの誕生日やねんから」と殺気づきチョモの意見など微塵も聞く気は無いという姿勢。そしてその拒否エネルギーは決断力へと姿を変えた。 「ココス!ココス行こう!」 「わかった、ココスね。道がなぁ…1回しか行ったことないんよなぁ…しかもそん時ミズオが『こっち行って~』『ここ曲がって~』ってナビしたと思うわ。」 そう、数年前。私の誕生日に私ひとりぼっち、というこの世の地獄のようなシチュエーションがあったが、その時にミズオを呼んで行ったのがココスだったような気がする。ドリンクバーのウマい所と希望したらミズオがココスだって。 「なんでココスなん?」 「ヒー坊がココスって言うから。ヒー坊の誕生日やから。」 「オレ、あんまお腹すいてないんよなぁ~」 それを聞いたヒー坊がすかさず言う。 「じゃぁ行かんかったらええやん。」 世界一チョモのことをキライだから言える一言デス。 砥げてるね~ナイフ。 ココスに到着。 「オレ~、ぜんっぜんお腹すいてぇへんわ~」 「じゃぁ食べんかったらええやん。」 グッサグサ刺さるね~ナイフ。 「お腹すいてないからコレでえっかぁ…」 お腹すいてないで ![]() コレやから。 ![]() 無理、外食、もう無理。 誕生日でも、絶対ムリ~! ヒー坊の誕生日を最後に、誕生日の外食ムリ無理むり~~~~~~!! 成人女性一人前プラス、バースデーサービスで無料のシフォンケーキをいただいたヒー坊は ![]() 翌日、無事にリンカーンへと旅立った。 一円も持って行っていないのに何故だか「お土産、楽しみにしといてええで。」と言ったヒー坊。 「なんで?ナニ持って帰ってくんの?」 「現地の、石。」 「集めてないけど?」 「あのさぁ…5年の時にさぁペイントしたあの石さぁ…」 「あぁ。あの時みたいに石にペイントするわけ?赤いペンキをタラっと垂らして?殺人事件の凶器デスみたいな石にすんのまた?ちょっとは技術あがってる?」 「違う違う。しーひんでペイント。個人的にただ石を拾ってくるだけ。向こうの石やからここにはないということで、お土産。やっぱ、ちっちゃいのがいいかな?どんな石が希望?」 「希望を言うなら、いらんな。どうしてもくれるって言うなら、軽い石。とにかく軽かったら大きくでもいいで?信じられへんくらい軽いヤツね。」 「うん…一応、探してみるけど…山ばっかりやから…山しかないから…」 「ペイントの石あるし、そんな小石ばっかいらんから無理に探さんでもええで。見つからんかったらいらん。見つかってもいらんほどよ、気持ちとしては。」 「あんなぁ…実はあのペイントの石な?あれ…あの石…ココのやねん。」 「…はい?ココのって?」 「ペイントは向こうに行ってしたんやけど…あの石は家から持って行ったヤツやねん…」 「ペイントするためにわざわざ持ち物として持ってたん?」 「うん…若で拾った石で前から持ってた石を家から持って行ってペイントしてん。だから石は伊丹の石やから、あの石は実はお土産ではなかってん。」 「…あそう…なんでそんな事を今更カミングアウトすんねん…」 「だって、まぅは知らんのやろうのなぁと思って。」 「ずっと隠しといてくれても、別にええけど。」 「想い出としてとってるんやろ?」 「とってるねぇ」 「あれは実は若竹公園の石やのに、って思ってサ。」 罪悪感から今回はホンマに現地の石を拾って来て償いをするのか。 2年も騙されていて、あの石が近所の石だということを聞かされたいま私は、とくに「なんだとぉ?!」というような怒りも覚えないが。 ■
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by yoyo4697ru980gw
| 2010-06-05 12:17
| +in much guy+
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