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選別眼
族長の選別眼はキいてるナ・ハァ~ドッコイっ!

「今日のボンブー、モーリィは来るって?」
「あぁ、来るゆぅてたけどな昨日は。こないだの公園でやってたボンブーでも踊ってたらしいわ。『なんでこーへんかったん?』て訊かれた。」
そこは謝っとかないとね。誘っておきながらヨソに行ってけつかったからね。だってちょっと遠いからと近場にしようということで選択した中学校近所の公園やってんけどね、むーちんが遠い方のボンブーに送り迎えしてくれるって言うからサ。ソコ、近所のボンブーではかかんないボンブーが何曲か流れるんだよね~その誘惑には勝てなかったワケ。ほら、日常でも変化があると何かと楽しいぢゃない?ボンブーにも変化があるとデラ楽しいのよね。見よう見真似でモノにするボンブー。シン…セン。視察・開拓は族長の務めやからねソコはイっとかないと。

基本的にボンブー連は「現地集合・現地解散」としている。現地で「おぉ~っ♪」という挨拶を交わせば会場内完全別行動でもかまわないカンジである。なんしか時間の束縛があるのはいただけない。その日の気分で「そろそろ出よか~」といった出発が望ましいし、チョモが食べたいポテトの列に、食べたくもない私がなにゆえ付き合いで並ばにゃならんか。よって、何か食べようと早く出たいなら先に行って欲しい、ノーメークの私は日が落ちでからでないとキツいのだよトシ的に。それなので、「ボンブーが始まるのがだいたい19時くらい」というのを知りさえすれば「何日にドコでボンブー」という情報をお教えするのみである。族長が言うところの「メンバーを増やす」活動というのは「ボンブー魂に火をつける」ダケの心理的勧誘。血が騒ぐような素質があれば何もせいでも、あとは勝手に燃えてくからね。

しかし中学生の行動範囲というのが狭くて驚いた。「現地集合」が通じない相手であるらしい。「現地集合な」「現地、知らんから行くんやめる。」「じゃぁ、17時半にキラで待ち合わせは?」「あ、じゃぁ行く。」というようなコトで、どこかで待ち合わせをするというサポートが要るんである。一応「やってる情報」は市内のボンブーを流しているんだけどなぁ、それも居住地付近をピックアップして遠くても市内中央くらいまでの範囲。我々は個人的に丹波篠山まで行っちゃうけどね。♪デカンショ・デカンショ~で半年暮らす・ハ・ヨイヨイっあとの半年~寝て暮らす~ヨ~イヨ~イ・デ・カン・ショ~♪ボンブー連のライフスタイルに即してるねぇ。デカンショは行かないとねぇ、半年寝て暮らしたんだからサ。

「モーリィがな?楽しくなってきた、ゆぅてたで。」
「おおお~~~~っ!!やっぱアイツにはボンブー魂があったかっ!!その調子や。」
最初のボンブーで偶然祭りに来ていたチョモの陸上仲間モーリィを無理からボンブーの輪に入れた族長のカンは正しかったのだ。族長は、7月と8月に行われるボンブー日程表をチョモに手書きさせモーリィに渡すよう命じていた。『ボンブー2009』と題した日程表に従い、彼は血湧き肉躍る夏を体感することだろう、よしよし。
「なんかな?覚えていくんが楽しいって、モーリィ。」
「あぁ~モーリィ、一番ええ時やな。そう・そう、覚えていってる時が一番楽しぃてしゃぁ~ないねんな~♪ったく、カイAとは大違いや。」
「ホンマやでっ、あいつモーリィよりもボンブー覚えてるハズやのに。」
「魂の違いやな。」
先日の一緒に行っていた中にはカイAも居たのだが、ヤツには「これはドコのボンブーに行っても市内だったら必ずかかる曲」のボンブーをレクチャーしたんである。『炭坑節』と『わっしょい伊丹』は覚えているハズのカイAよりも、何のレクチャーも受けていないモーリィに火がついている。そう、ボンブーとはすなわち、魂が揺さぶられるか揺さぶられないかなんである。抜け殻で踊りだけ覚えても、先祖供養の儀式は成立しないのだ。込めよ、魂。

5箇所のボンブーが重なった日、我々一族は歩いて3分の我が可否小学校ではなく、自転車を15分走らせた場所にあるボンブーへと赴いた。私たちが去年、ストーカーのようにこっそりと後を付け回していた『ハッピおっちゃん』に、やっとこ出会って「何日はドコドコね」と約束を取り付けていたからである。『総おどり』ボンブーで今年、おっちゃんの姿が確認できず、それ以降のドコのボンブーでも見なかったため「引退か…それとも…」とその身を案じていたのだが、公園でのボンブーでその安否を確認。「おっちゃ~~~~んっ!!なんで総おどりに居てなかった~~~ん?!」と寄って行くと「死んだとおもとったやろ?」とズバリ心中を当てられたので隠しもせずに「うん、実はな。」と白状した。その会話が盛り上がっているトコロへ、ボンブーでは顔なじみとも言える二人のボンブーが「盛り上がってますねぇ~」と寄って来て、ソコで初めて「顔は知っているが交流は無い」というボンブーコミュニティが出来上がった。このように、このおっちゃんは不思議なヒトなのだ。このおっちゃんを介して皆がコミュニティを広げてゆくようなおひとなんである。おっちゃんはひとりきりなのに、踊りの先生みたいな衣裳の年配の方から揃いの浴衣のおばちゃまたち、特攻服のような若者からカラフル甚平ギャルまで、いろんなひとたちがおっちゃんと挨拶を交わすのである。「私たち気安く「おっちゃ~ん」なんか呼んぢゃってるけど、実はなんか踊りのお師匠さんとかでさぁ…偉いヒトとかやったらどうする??」と私たちは、去年の出会いからその後の自分たちのおっちゃんへの対応を改めるべきか、とも考え始めていた。「子供を連れて盆踊りに行ってたんが自分がこんなんなってもーて。」と去年おっちゃんは笑って言っていたので私たちはそれをすっかり信じていた。盆踊り好きの陽気なおっちゃん、と勝手に思っているが。公園でやっと再会できた時に、おっちゃんが何者なのかを問う時間は十分にあったが、それより先におっちゃんが酔っぱらいボンブーのにぃちゃんに私たち親子のことをこう説明した。
「てっきりきょうだい三人やおもてたから、おっちゃ~ん!ゆぅて来た時『子供は9時で帰らなアカンねんで、いつまでもおったらアカンで、9時過ぎてるからもう帰り~』ゆぅたんや。そしたら『違う違う!親子親子!私が保護者や~』ゆぅねん。アッコでおーたんが最初やな?」
「…うーん…話しかけたんは最初やけど、おっちゃんが知らんだけで私らはずっと前からストーカーのように…総おどりン時も実はこっそり後ろについとったし。」
「えー?!そうやったん?!」
「めっちゃストーカーやんっ!」
私たちはすっかりストーカーの罪を問われ不審尋問を受けていたので、コチラがおっちゃんの素性を明かす権利などは与えられなかったのだ。
約束を取り付けたボンブー会場におっちゃんが現れた時、私は思い切って「おっちゃんってナニモンなん?」と訊いた。いろんなひとがおっちゃんに挨拶するしさぁ、実は偉いひととかやったら「おっちゃん」て呼ぶのもどうかと思って~。そう言うと「おっちゃん」でええねがな~おっちゃんやねんから~、と言う。おっちゃんの自分語りを鵜呑みにするならば、おっちゃんは単なる盆踊り好きの陽気なおっちゃんである。ボンブー歴が長いためにいろんな人とずっと踊ってきた、そうするうちに顔が知れ、踊りに来てくれと頼まれるようになり、教えてくれと言われれば行き、現在に至る。
「だからおっちゃんでええねん、おっちゃんなぁ…ただの盆踊りキ・チ・ガ・イ。」
いゃっほ~いっ!根っからの陽気なおっちゃんである。
「キチガイ」―ひとはそれを差別用語と非難するだろうか。
かつての五輪水泳選手、千葉すず女史はメダルメダルと日本中が煽るものだから「メダルきちがい」と発言して問題となった。なぜ問題視されたんだろ。誰よりもメダルに向かっていたのは選手本人であったろうに。4年に一度の一回の決勝のメダルでしか評価しないつもりなのか、メディアは。選手が何年の努力を積んだと思っているんだろ。メダルは選手のためにある。観客の感動アイテムではないのだ。

私、間違いなくボンブーキチガイ。ハシゴした可否小学校のボンブーでは、し~んとしている輪の中ひとりきりで「ア・ソレ~ア・ソレ~ア・ソ~レソレソレ」と声を張ったくらい、キ・チ・ガ・イ。
まぅちゃ~ん!としばらくぶりに見るアーリが寄って来て、「誰?」とわからないほど踊り狂っていた。「おぉ~アーリぢゃ~ん!はよ、踊るでっ♪」と誘うと友人の女の子を連れてきた。
「まぅちゃ~ん、紹介して欲しいねんて~。」
「どーもー…」
「さ、はよ、踊って♪」
挨拶を端折ってボンブー魂を呼び起こす。族長としての役割やからね。
「こうスか?あ、こう?あれ?難しいっス。」
「最初は足を覚えて~それに手をつけんねん。はい左、右、前向いて、中っ、ハイ、パンパンパンっとな~」
「すっげ~コレ、楽しい~楽しくなってきた~!」
「っんな?やろっ?ウマいぢゃん、素質あるね~♪」
「コレ、痩せそ~~~~!!」
「踊り続けたら3キロやせんで。」
「まぢスか?!」
「まぢっス。」
最後の一曲が終わり、私は彼女に言った。
「んじゃ、茶ぁでも飲みにいこか~。踊ったらお茶、タダやから。」
「まぢっスか?!」
「まぢっス、飲み放題っス。」
「めっちゃイイぢゃないっスか!!」
「んじゃ、明日は短羽公園で。」
「まぢっスか?!」
「まぢっス。」
「あー…でも明日は忙しくて…」
「忙しくないっ!行くっス!!」
ボンブーキチガイはバイトがあろうが、試合があろうが、しくだいがあろうが、病んでいようが眠たかろうが、ボンブーが優先っス。
by yoyo4697ru980gw | 2009-08-13 12:52 | +開楽館+ | Comments(0)
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