ギリギリ中村佑介展

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親子(ボンブーが雨で中止になって行き場を失ったサチコとチェキもついでの同行)で天王寺まで来たのはほかでもありません。
9月18日まであべのハルカス大阪芸術大学スカイキャンパスで開催されていた中村祐介展に行くためです。この日は16日、中村祐介ギリギリセーフ。


「まぅ、何階?」
「さぁ?」
「まぅが行きたいって言ってた個展やで?」
「そうやで。でもあべのハルカスでやってる、とだけしか知らんで来てるねんもん。そもそも中村祐介がどうゆう人かもわからんまま来てるねん」
「なんで?」
「えっと~こどもの日の民謡のヤツで行った時に手ぇ振ってて『誰?』てゆった人おるやん?」
「あ~いたいた」
「あのコがファンやねん、中村祐介の。個展とかしーひん人らしいねんけど、芸大出身やからする、みたいなコトらしいわ。やから代理で行って中村祐介グッズ何か買うねんお引越ししちゃうから渡そうと思って」
「あ。24階やで芸大スカイキャンパス」
「んじゃソコで。」

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こうして辿り着いた、中村祐介展はなかなかの賑わい。

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イラストレーター中村祐介のイラストとはこんなカンジです。

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色がくっきりハッキリしてるんだね。

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髪の毛が紫で水玉で蛾がとまってて、ほんで和服着てて耳からクモぶら下がってる、て独特の感覚。

あ~花札のイノシシの不細工さが完璧だな・・・色がはみ出ているところも。

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色がはみ出してたりズレてたりするんだよ、花札って。

額縁に入っているとどうしてこんなに『作品』ってカンジが高められるのだろう。

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そしてそれがイーゼルに置かれている時の『描いた』感の高められようね。

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あ~昔のドラえもん。
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おきゃん。

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この傘の状態はおちょこ。
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このマフラーは一目ゴム編み。

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真剣にフザけてるな、ユースケ。

中村祐介という人がイラストレータとしてどんなことをしているのかを知るお仕事の数々がこちらです。

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私はこれまで中村祐介というひとを知らなかったからもちろんこれまでの中村祐介というひとも知らなくて、でも中村祐介ファンのナナンから聞くユースケ語録の中に「人間の本質部分をついてくるひとなのねぇ」と思う部分があって、これまたナナン情報で日曜日にユースケキャスがやっていることを聞きつけ、もぐって耳をそば立ててみたりもしたんだけど、なんとなくつかみ切れなかった。

だからその謎解きは、中村祐介展の中で。

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この耳にコードぶっ刺さってる女の人。
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パンダおしろいに鼻血。

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これが完成のカタチなんだろうけれど、
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色、ないほうが好き。

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漫画本がアニメーションになった時みたいなカンジと似てる。
色がなかったら自分の色彩感覚で勝手に色を乗せちゃってる。
漫画本の登場人物に自分で声を与えているのと一緒。
それでアニメーションになっていざ声優が声を乗せると、自分が与えた主人公の声と違って驚く。
イラストのタッチにユースケの世界も見えてるけど、より色のほうに見えるような気がするな。

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それでも、色、ないほうが好き。
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ごくごくわずかな色があるほうが、好き。

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中村祐介、てこうゆう人みたいです。


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アリ。

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足、2本も千切れてるしケツも欠けてる。

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「これ・・・中村祐介ファンじゃないと、これのポーズの取り方がわからんなァ・・・」
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ちなみに、正解はこちら。
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デカい傘は歩道橋に引っ掛ける。

ユースケ本人がぼったくり価格と表現した1回300円の缶バッジガチャ。

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「上を回して出てきたのが私のんで~下を回して出てきたのんがナナンの。」
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「ぅおおぉおぉぉぉぉぉぉぉ!15種類も絵柄あんのに同じの出てきてお揃いってコトになったぞ!!」
「・・・となると、その絵柄しか入ってないんじゃないか疑惑が出てくるな」
「あ。そういうことなの?15種類もあって?」

ユースケファンのナナンに、クリアファイルと缶バッジと買い物をした時に入っていたユースケ特集バックナンバーみたいな雑誌をお届け。

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動物いっぱい切手。

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中村祐介withハッピーハネムーン&ウエディングキャンペーンadd私








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# by yoyo4697ru980gw | 2017-09-25 01:30 | +開楽館+ | Comments(0)  

弾丸ツアー:広島~山口

関西で広島焼を食べる時に広島焼のお店を探すとたいがい「広島風お好み焼」となっている場合が多いが、

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これが広島となると「広島流」になるんだね。


「木やなぁ・・・」

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木造、と見えている広島城。
じつは、最上階のみが木造の鉄骨鉄筋コンクリート構造で復元されたお城です。
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近くに現代的なマンションが。

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「街感がなかなかやな」
大阪城とええ勝負。
大阪城も街中に突如として派手に建ってる感じ。
大阪城の別称が錦城で、広島城の別称が鯉城、これもええ勝負か。


「へ?そうなの?」
「何が?」

「山で遭難したら北がわからないといけないのかな~て思うけど、天守閣でも北ってわかってなきゃいけない感じ?」

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「書いてるからそうなんちゃう?」



「へ?そうなの?」
「何が?」

「城の中Wi-Fi飛んでるの?」

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「書いてるからそうなんちゃう?そんなことより、こんなに酷いことにならんように気をつけや」
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「けつまづいたり、かちわれたりする可能性があるな。」



「うわ~刑務所みたーい」

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行ったことないけどね、刑務所。イメージ・イメージ。
私、刑務所慰問って行ってみたいんだよね盆踊りで。
まさか天守台で刑務所気分が味わえるなんて思ってもみなかったな。


「あ、まぅ。ピンズあんで」

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私はこのご当地ピンズの100円のほうを集めているのだが、物価の変化に堪えきれなかったのか100円ピンズは観光地から姿を消したようである。

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「いかにも外国人をターゲットにしました、てカンジやな」

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「ん~~~~これかこれやな。どっちも同じくらい出て欲しくない」

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「やった!出て欲しくないの出た!」
さすが強運の持ち主と名高いだけあるね。
確実に自分が欲しくないモノが出てくる、引きの強さ。

私たち親子のピンズ前での会話はこう。

「ねぇアンタやったらどれが一番出て欲しくない?」
「ボク、これ~」
「あ~私も、これ。」
「あぁ~~~~高確率でどっちかが欲しいのが出るな」
ハズレのアタリがレア。

「まぅ、どれが一番、出て欲しくない?」
「うわー、ここすごいな。これとこれとこれが同じくらい一番出て欲しくない」
「えーーーー?!ボク、まぅが出て欲しいと思ってる2つが同時に一番出て欲しくないと思ってる」
「えーーーーーー?!じゃこのピンズ神やんっ!どれが出てもどっちかが出て欲しくないヤツやんか!2回やる」
入れ食いよ、入れ食い。


どうなんだろうか、しゃちがわらとせいくらべ。
大人がやっても何も起こらないのかな。

立ってせいくらべも

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座ってせいくらべも

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やってみたけど、シャチ瓦が「おっきい!」とも「ちっさ!」ともならない、思っていたくらいの大きさなんだけども。


これもどうなんだろう。

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手ブレ補正がキいてるカメラでここまでブレブレ撮影出来るむーの撮影の腕よな。
マグニチュード撮影。


「何?」

私が木を見上げているから聞いているのか?

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「いやぁ・・・真っ直ぐに上まで伸びるもんやなァと思って。」

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「・・・ナナメノキ、て書いてるで?」

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「ウソやん」
「ネタやな」
「ネタや」
上へ真っ直ぐ伸びるけどナナメノキは枝を折ると斜めに割れます。


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「こんなに大きい木で1人分しか吸収してくれへんねや・・・」

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NO!森林伐採。


修学旅行鉄板のザ・世界遺産。

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皆さん、いいですか。

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厳島神社の姿が今生で見れるのは、平清盛のおかげなんだから、スルーしないでちょっとは見てね。

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立ち止まってこの像にカメラを向けているのを、2人しか見なかったよ。
私たち家族3人入れても5人だよ、5人。

本当に海に沈んじゃうんだね。

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でもあえて、海の部分切って空を入れる。

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だって広島だから。

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こやって遊んだりもして。

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生えてるて感じやね、太い木の根元1本使ってんだね。

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やっぱ海に沈んでるんだね。

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お賽銭。



なんでこんなメインじゃないアングルなんだ?

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と、お思いのことでしょう。

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こんなことになっちゃって、画像の処理がめんどっちーからです。
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世界文化遺産って人気だからね。


これね、潮が引いた時に地ベタにへばりついてるこの海藻。

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なんて名前かは知らないけどたぶんアオサ系の。
これ、皆さん勘違いなさってると思いますけど、この上を歩いたらツルっていくと思ってるでしょ?
ツルっていくんは岩にへばりついてるヤツで、土の上だとさほどツルっていかないですよ。
南国宮崎育ち宮崎生まれ暇つぶしは海、ていう毎日を18年間やってた私がゆーねんから、信じて土の上の海藻を踏んで歩いてみてください。
思ってるほどツルっていかないから。
ツルっていったらごめんね、層になってる部分とかたまにツルっていくで。


床板に隙間があるのは満潮の時の水圧を逃がすためだって。

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ツアーガイドさんからの盗み聞き。


厳島神社の有名な能舞台だって。

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ツアーガイドさんからの盗み聞き。
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情報万引しているわけじゃないんだけど、同じペースで進むからさ、自然に情報が流れてくるよね、て。
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清水が湧き出てんねんて。

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でも潮が引いてしばらくはちょっとしょっぱいよね、たぶんね。

この弧を描いている橋って美しい。

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美しさが見事。

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「急やな・・・これ渡れる?勅使橋」
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「滑ってきたんちゃう?」

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下乗しといて何よりやな。

さすが日本三景

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お土産屋で、ご近所様へのお土産とかいろいろ買っていたら、おばちゃんが紙袋に入れて私に渡しながらこう言った。

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「しっかり、持っていてくださいね。」



えぇ?!

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えええーーーーー?!

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ええぇーーーーそうゆう意味なの?!

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狙われる、てことなの?

ゆってよ、そうゆってよ、、、

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「ギャーーーーー!ヒー坊!助けて!ぃやぁああぁっぁぁぁぁあああヴぁああぁぁ!」

襲われている画像は襲われているために撮影はできていませんが、なにか食べ物を持っている時と紙袋は狙われますのでお気を付けあそばせ。

「うっわ、あったまええな、あの人。」
外国人観光客の男性がパンか何かを食べていて、鹿が寄ってきたから少しちぎってポン、て低い石垣の上に置いた。
「ああやって餌置いといて逃げていくねんな」
鹿、置き餌に夢中。
この画像も、関心しきりだったのでありません。


「これさぁ、別に山登らんでもえっかな」
「ボクも~」
「なんやそれ~山登らんかったらあっこ行けてたのに~」
「ドコよ」
「山口」
「へ?広島から出るの?」
「ヒーおまえスマホであれ調べて、錦帯橋の時間。行っても時間終わってたらしゃーないし」
行く気か・・・山口に。
急に超弾丸になってしまったぞ。
山を登らずにゆっくりダラダラするつもりだったのに。

超弾丸ツアー決行決定。

「だって錦帯橋のためだけにまたわざわざ山口までって、こーへんやろ?」
「なによそのキンタイキョウていうの」
「橋」
「橋?!橋のためだけに広島から出て山口に行ってんの?!十分わざわざやけどな」
「関西からおもたら、ついでや」
範囲広げ過ぎてるからついでに聞こえてるだけや。
「有名なん?」
「有名や。見といたほうがええんちゃう?」
「そんな特別な橋?」
「まぁ・・・そうやなぁ」
答え方に特別な感じがございませんけれどもねぇ。

「木やなぁ・・・これは凄い。」

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「な?来てよかったやろ?」
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ついでじゃなくてわざわざ来るほどの価値がある橋だと、ちゃんと言葉にしなきゃダメじゃないか。

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なんて見事な造形美。


錦帯橋の構造は組木の技法で、橋の上からの圧力でさらに強度が増す仕組みになっているんだって。
その昔、徳川吉宗が隅田川の川沿いに桜を植樹させ、満開の頃に花見見物の人々に地盤を固めてもらい川の氾濫を防いだ、てな風流で賢いやり方をきいて危うく徳川吉宗に惚れるとこだったけど、吉川広嘉にも熱を上げかけたよアブネーアブネー。
名前に『吉』の付く男は要注意やな。
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この技術が、300年以上も前なの。
非の打ちどころがないのよ、橋梁工学からみても。

家でも民芸品でもこういう橋でも何でもいんだけど、昔の技術の中でも木で作る造形美ってすごく惹かれる。
木の性質を知っていてそれを素直に使っていく真っ直ぐさが出来上がりの美しさになっている。
常にひと手間かけてるのに、そこが隠れてる。
美しさが際立っているのって、隠された美があるからなんだと思うな。

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補って有り余る造形美、錦帯橋。






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# by yoyo4697ru980gw | 2017-09-16 10:13 | +朝臣寺+ | Comments(0)  

弾丸ツアー:修学旅行リターンズ~HIROSHIMA

世間を騒がせた【交響曲第1番HIROSHIMA】の第1楽章と第3楽章を聴いてみた。
第2楽章だけ聴かなかったのは、YouTubeに転がってなかったから。

そもそも交響曲のなんたるかを知らないのでどう聴いたら楽しめるのかがわからないんだけど、感想としては「な~んかど~っかでき~たことあるよ~なないよ~な」旋律でした。
この曲に限らずクラシック音楽てみんなそう聴こえるんだけどな・・・教養って大事だね。


クラシック音楽が流れているちょっとこじゃれたカフェがあるとして、そこの音楽のどれもが「な~んかど~っかでき~たことあるよ~なないよ~な」旋律で、実はショパンだったりマーラーだったりリストだったりブラームスだったり、作曲家はいろいろなのにどれも同じように聴こえてるって革命的なことなんじゃないかと思う。
私の無教養の賜物と言ってしまったらそれまでだけど、だって考えてもみてごらんさい、現代音楽で言えば私はアーティストこそ当てられないが、邦楽と洋楽の違いがわかってしまう。
無教養の賜物の耳を持ってしても、ビートルズとザ・ローリング・ストーンズの違いを聴き分けてしまうのだ。

それなのにクラシック音楽はどれもこれも「な~んかど~っかでき~たことあるよ~なないよ~な」旋律が聴こえてくる。
確かに聴こえているのに、耳に残らない邪魔しない。
好きか嫌いかをジャッジ出来るほど知った曲という認識がないのに「あのカフェでかかってたような曲だね」と海馬から引き出すことが出来るのだ。
こんなに場にも耳にも溶け込む音楽が他にあるだろうか。
かといって口ずさめないけど。



交響曲とは何も関係ございませんが、そんなこんなで広島に行ってきました。
大人になってから原爆ドームに行きたいとかねてから思っていたので、それを実行に移したというわけです。

むーが秋の旅行は広島と岐阜とどっちが良いかと聞いてきたので、それならば私は大人になったことだし「広島原爆ドームかな」と答え、ヒー坊が「岐阜かな」と答え、意見が割れたのでむーツーリストは私の意見は聞かずにヒー坊の岐阜を採用していたんだけど、「岐阜ってこれと言って何もないねんなァ」と言い出す始末。
じゃぁ2択のウチの候補にしなきゃいいのに。
それでヒー坊になぜに岐阜がいいのか理由を訊けと言うのでヒー坊に確認すると、衝撃の理由が返ってきた。
「いやぁ~・・・なんとなく?」
旅行って、そうゆうもんだから。
なんとなくの気分で進むから。
むーツーリストで組んでいただくガッチガチの弾丸ツアーでは、楽しめないから我々自由の民は。

しっかし今回は弾丸なのもさることながら「オマエが広島に行きたいゆーから来てんねんで」と最初から1択だったようなことを抜かす抜かす。
コレだからな、酔っぱらいは。
だから酔っぱらいの相手はキライやねん。

「広島か岐阜でどっち、ゆぅから広島ゆぅたんや」
「は?なんで岐阜やねん」
「知らんわ。広島か岐阜ゆーたやろ」
「オレ広島なんかゆーてへんわ、岐阜もゆーてへんし」
私もヒー坊もなんで岐阜?てゆーてたのに、そんな選択肢すらなかったそうで。
私の意見を却下して岐阜を選んだヒー坊に理由まで問うておいて、私が行きたがったから仕方なく広島だそうで。
コレ、ほんまのツアー会社やったらクレームの嵐やでな。
身内しか巻き込まんから命拾いしたよなもんで。


「ここ、爆心地やて」

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私の脾臓の痛みなど、なんてちっぽけなことだろう。

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鎮痛剤を一気に減らすのが不安で3ヶ月分も処方箋を書いてもらったさ・・・戒めよう、己を。
なんて弱さだろうか、情けないな。
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「こんなに街中に溶け込んであるねんなぁ」

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爆心地から見上げる空が、平和な日本で刺さってくるように見える。
私に見える空の美しさって、どれが限界なんだろう。
空の本当の美しさが平和でかすんでいるなんて、誰が語ってあげられるんだろう、今後。
子供たちよ、それが平和である。
空の美しさを語ってくれるひとに出会った私は、幸運なんだと思う。

戦争を感じる時、祖父を想わずにはいられない。
少年兵だった祖父は92歳で存命であるが、決して戦争を語らない。
それが戦争経験者にとって癒える方法なのかもしれないな。
戦争のない日常を丁寧に丁寧に過ごすこと。
その日々の只中に誰が真実を聞き出せようか。
死ぬまで事実であり続ける記憶を一片とて誰も召し出されますまい。

ジジィが生きているうちに戦争の話を聞こうかな、と思うこともあるけれど、いつもいつもその気持ちは打ち消される。
92歳のフザけたくそジジィが、癒えていないようで胸が痛むから。

「あ~覚えある」

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修学旅行で黙祷を捧げた、原爆死没者慰霊碑。
正式名称は「広島平和都市記念碑」だが、通称名のほうを使おうと思う。
広く一般的にクチにされている名称というのは、クチにするひとたちに共通の想いがあるからクチに出されているものである。
「平和都市記念碑」から受け取る感情と、「原爆死没者慰霊碑」から受け取る感情の違いに、しばし目を伏せよう。

平和の池の中のプレート。

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年月が経ったことがありありと感じられるプレート。

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この平和の灯なんだけど、これって手を広げてる形なんだって。
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こうやって。

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原爆の子の像

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モデルとなっている佐々木禎子さんの闘病中の折鶴はあまりにも有名。

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チェーンを揺らしたら、びっくりするくらい澄んだ音がなりました。

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緑に包まれるように見える位置から原爆ドームを見ると、ここだけ時間が止まっているみたい。

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中央だけを残して破壊された原爆ドームに近づくと、ものすごい静寂があるの。
もちろん観光客もわんさかいるし、当然いろんな音があるんだけど、その全ての音を吸い込む建物が原爆ドームだと思う。
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きっと自分の耳が無を作り出すんだね、悲惨な現実を目で見、肌で感じると、無音になるんだと思う。

静寂を感じるんだけど、ひとつだけ、無にならない音があります。
耳に届く音があるのひとつだけ。
さて、何の音か。
それは、現地でお感じください。
あなたの耳にも間違いなく届き、その音が未来に続く平和を感じさせてくれることでしょう。

アプリで見てみる。

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こんな風に建っていたんだね。

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時を経て現代的に変化していた平和記念資料館は、外国人観光客が写真を構えていたことを思うと写真が撮れたのだろうけれど、日本人の私にはとても撮ることなんて出来ませんでした。
だから写真はありません。目と心とで見ていただいたらと思います。


25年前、古びた建物の外階段を上って辿り着いたと記憶している原爆資料館には、今ではケースの中に展示されている三輪車や時計、ガラス瓶、遺品、衣服、それらが同じ空間にただ紐を張って囲ってあるだけの方法で展示をされていたように思う。
展示品に手は触れられなかったが「触れる」とはこういうことだと学んだのはあの時のあの瞬間が、私のこれまでの人生の中で一番合致をみたように思う。

ゆっくりと見て回りながら、だんだんと喉の奥が窮屈になる、そんな展示のされかただった。
年を追うごとに平和になっていき、展示物との空間に良い意味での距離が出来ていくのは嬉しい事だけど、その過程を今の子供たちも感じられるような展示が出来れば良いなと思う。
かつて修学旅行で行った親と、いま修学旅行から帰った子が、それぞれの平和のカタチを語り合えるように。
全てのひとが窮屈な喉で過去としてだけ語っていけるように。







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# by yoyo4697ru980gw | 2017-09-14 23:03 | +朝臣寺+ | Comments(0)