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「だからさ、別にカラシが好きなわけじゃないってば」

納豆の多くには納豆のタレとカラシが付いている。
私が食卓に納豆を出した場合、ヒー坊はカラシを入れないので、自分の分を私に足してくる、いつもいつも。

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そしていつもいつも、カラシを好んでいるわけではないことを伝えている。

「だってまぅ、カラシ入れるやろ?」
「薬味として付いていれば使うってダケで、自分からすすんでカラシを入れてるってわけでも、カラシ増量がうれしいわけでもないってば」

毎回カラシを私に増量するので、試しに2倍カラシ納豆を食べてみる。

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「うん。辛い。好きじゃない。最初から好きじゃないって言ってたけどね、やっぱり好きじゃないから、二度といらない」
「はーい」

しかし、次回も漏れなく私の納豆のカラシは倍増されるだろう。
だってこのやりとりは同じように10年以上も続いているのだから。
もうオヤクソクの域に達している。





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by yoyo4697ru980gw | 2015-10-31 15:22 | +丁猫犬堂+ | Comments(0)  

肉を喰らえ

中高生男子はとにかく肉を食べたがる。
いっぽう、男子中高生を育てている年齢のオカンは肉からは遠ざかり野菜をメインに食べるような胃袋事情である。
よって、肉・ニク・にく・nikuうるさい中高生男子を一発で黙らせるハンバーグを作りよし。

どれだけ野菜が肉を引き立てる脇役かということを知らしめるのに十分な肉の塊フリカデレ→肉々しいハンバーグ


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by yoyo4697ru980gw | 2015-10-21 10:15 | +knowing+ | Comments(0)  

退会出来ないシリーズ⑫

フーケのシューラスク『居留地の壁』が好きだった。
とっても甘いので毎日はいらないけどキャラメルコーン現象と一緒で、たまになんか無性に食べたくなるという衝動系ソレのクチがおさまらないお菓子。
だった、ということは過去形であるがべつに嫌いになったわけではない。
買えなくなったので過去形になったのだ。

フーケの店舗が伊丹にはないのだが『居留地の壁』は空港で買える。
北ターミナルで神戸土産として売っているから。
だから飛行機に乗りもしないのにわざわざ空港まで行ったというのに、店内から『居留地の壁』が消えているではないか。

「すいません、ココってフーケのラスク置いてませんでしたっけ?」
「あぁ…フーケは会社自体が倒産してしまったんです」
「えええぇぇぇえぇぇぇぇぇえぇぇえぇええっっっ?!」
ショーゲキの事実である。

「あーぁ…まぅが好きになったばっかりに、な。」
私が好きになった商品がよく廃番になるので、私が好きなモノはじきになくなると予想しているヒー坊がやっぱりな色の語気を強めて言い放った。
「強くなってる…チカラが強くなってる…とうとう会社を倒産させるまでのチカラを得てる…」
ここ数年で、廃番になるだけでは済まなくなっている。

あっこぜんぜん客入ってんの見た事ないのに潰れへんゆぅことは経営やっていけてんのよな~いっかい入ってみよっかな~、というブティックに入ったら次の月には臨時休業の貼り紙が出されそのまま長期休業に突入、とうとう薬局に変わった。まだ興味を示しただけの段階やのにスゴイな!とヒー坊は私のチカラを絶賛した。
私が興味を向けると何か災いが起こります!アナタの憎いアイツをアナタの手を汚すことなく!ライバル会社に気付かれることなく!どうぞお気軽にご依頼ください(相談無料)という謳い文句で商売を始めようかとも思ったがイマイチ決め手に欠けていた。
しかしこの決定打は強烈だ。
なんせ倒産なのだから。
世界各国から依頼が殺到しそうではないか。
私が全力で好きになるだけで会社ひとつ潰せるのだとしたら、私の好意ひとつでいとも簡単に為替や株が動くだろう。
ミセスワタナベもビックリの振れっぷり。
円売りもドル買いもしていないから原因は探れない。
絶対に私がかんでいるなんてことはバレないのである。
私のビジネスの相手は常に私の気に入らないひとが絶対条件である。
うっかり好きになってしまったら依頼人が消えてしまう恐れがあるから、気が合ったりなんかしちゃいけない。
なかなか感情のコントロールが難しい仕事だ。

この商売を始める前に本当に私のチカラが効くかどうか、確かめねばなるまい。遊びじゃないんやから。

いつまでも退会させてくれないサイトだからってちょっと嫌っていたけれど、好きになってみようか。いいや、もう半分くらい好きかもしんない。

woofoo.netよどうする気だ、私が好きになりかけているぞ。
退会を受理したほうがよろしいで。
じゃないとサイト閉鎖かもしんない。


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「受け取りちょうだい」
「…ウケトリ…ですか?」
「領収書ね」
「レシートでよろしいでしょうか」
「ダメですね」
レシートでよかったらわざわざ受け取りちょうだいなんて言わないでしょうが。

年齢にして45歳以上だと『受け取り』が領収書だということがわかると思う。40歳の私でもギリわかる。レーコーがアイスコーヒーだということも、私はわかる。しかし平成の民には通じないので注意されたし。

領収書ちょうだいと言うと、殆どがレジから『領収書状の紙』を出してくる。しかし、レジからベロンと出される領収書状の紙は、感熱紙である。
仕事上や地区役員などで会計を預かっている同士ならおわかりだろうが、感熱紙は字が消える。
会計ファイルを灼熱の太陽のもと車内に置き去りにすると、3ヶ月後の会計報告書をまとめるころには、ドコでナニをいくらで買ったのかを見るのに、天を仰いて微妙にああでもないこうでもないそうでもない角度にグリングリンやりながら蛍光灯を反射させなければならない。

「ほら、ほらほらほら。読める?315円て書いてるやろ?文具、ほらココ。これね、ボードマーカー代やねん」
「まァ…私はあんま見えへんけども…別に疑ったりしぃひんから315円渡すやんか」
「消えてるからペンで上に書いとくけど、ホンマにコレ値段とかココに印字されてるやつをなぞるだけやで?」
「だから疑ってないってば」

レジで「複写はいいけど感熱紙は資料として保存に向かないので書いてもらえます?一年間ちゃんと保管しておく必要があるので字が消えると困るんです」とお願いする。
いつから領収書は手書きでなくなったのだろうか。
「受け取りをください」とは、人間が書いたものを受け取りたいという意思表示であり、プリントアウトされた感熱紙が欲しいわけでは決してないことを、平成の民には覚えておいていただきたい。


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9歳の姪がカルボナーラをぬちゃぬちゃと食べているので、すすり上げられないのかと訊くと、うどんなら出来ると言う。
「うどんが出来るならカルボナーラも出来るやろ?液体と一緒じゃないとすすれへんとかそんなコト?」
「ううん、そうじゃなくて…。パスタはそうやって食べないって給食で決まってるから」
どうゆうことか説明を求めると姪は私にパスタ食文化の背景を語ったのである。
給食のパスタでは音を立ててすすりあげるタブーを犯してはならない、というマナーを教えているとのこと。
「ああ、そう。麺はね、すすれ!やね。日本人なら麺の種類に関係なくすすればええねん。こうしてみ?ほら。すすってみ。クチの形はこうやで」
私はパスタのすすり方を姪に教えた。姪はちゃんとすすれたし、そうやって食べるほうがダンゼンおいしそうに見えた。

私は外国の子供が蕎麦を食べるのに、スプーンを使い蕎麦をボソボソにちぎってクチに運んでも、それをマナー違反だとは思わない。
その子が食べたいと思う方法で食べたらいい、それが一番おいしいはずだから。おいしく食べている子供をマナー違反だと責める大人がいるとしたら、正すべきはその大人の食事環境だと思う。


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9歳の姪に朝「アイスでも食べるか~」と提案するとママが朝はアイスを食べちゃダメって言う、と断ってきた。
「なぬ?アンタんちではアイスに時間帯が存在するのか?お腹こわすとかそうゆう内臓レベルの理由で?」
「わかんな~い」
そうか、9歳ではなぜに朝にアイスがダメなのかの疑問を抱かない感じなんだな?
いいや、我が子は5歳で既に疑問を持ったら聞いてくるタイプだった。
粘土を捨てると言ったら、どうして?と疑問を抱いて聞いてきた。遊んでいるところを見たことがないからだと答えると、今から遊ぶと言う。黙って見ていると粘土の塊を少々てのひらで捏ね繰りまわして10秒ほどで細い棒状にし、それを粘土板にポトと落としてこう言った。
「ヘビ。」
「捨てる」
「まってまって!まだあそぶから」
「私を納得させるような遊び方するなら捨てないから何か作ってもっといで」
「なっとく、てなに?」
「納得もわからんで説得が出来るか?自分で考えや」
お母さんね、5歳児には甘くないの。

隣の部屋から音の外れた鼻歌がしばらく聞こえていたが、作品が出来上がったのか我が子はヘンな節で営業に来た。
「だんごいりませんか~だんご~」
団子でキたか。丸めるだけやからな。
「いっぽんしかありませんよ~」
串に刺したか。ちょっと技術的なトコ見せたけど、在庫薄。
「だんごいっぽん、300えーん」
「高い。要りません。」
「たかくないでふつうやで」
そう言って団子屋が売り歩いていた珠玉の串団子一本は、団子15個が一本の串に刺さった見た目がふつうじゃない団子だった。3本にしろよ。団子の相場はわかっているみたいだったので、5歳児の粘土は一命を取り留めた。
9歳児のアイスも疑問で状況は変わりそうなもんだが、姪はイエスマンのようである。
「んじゃ、食べないのね?私だけ食べるよ?」
そう言って冷凍室からアイスを取り出そうとすると、姪が衝撃の一言を放った。
「ハーゲンダッツ?」
「なぬ?オマエのウチのアイスはハーゲンダッツなのか?」
そりゃ、朝から食っちゃダメだな。
ハーゲンダッツはカップの側面を押したらアイスが盛り上がってくる“食べごろ”を待たなきゃなんない優雅でリッチなアイスだからな。
朝っぱらからアイスの食べごろを優雅に待たれたりなんかしたら、おかぁさん時間がいくらあっても足りゃしねぇ。
それに、兄のカイはちっとも宿題なんかせずに黙々とアイスを食べ続けていたしな。
大学生と高校生の従兄に加え、私の夫である伯父までもが、かわいい小学生のイトコたちのためにこぞって買ってきたファミリーパックのアイスを、ものの数時間で食べつくしていたからな。そんなアイス消費量を誇る胃袋で朝っぱらからハーゲンダッツを食べられたりしたら、金がいくらあっても足りゃしねぇ。


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「何回それすんの?」
家で半袖パーカーを10回ほど脱着していたら、友人に指摘された。
「脱ぐと寒い、着ると暑い。この季節ってどうしてもこうなるよねぇ」
「ならんわ」
衝撃の事実である。

季節の変わり目の気温変化に対応すべく人々は、着衣の脱着によって微調整をはかっていることだろう、とくに夜とかに。
と、思っていたら、しないみたいだ、夜はとくに。
日中の外出先で移動中に上着を脱いだり羽織ったりする程度で、季節の変わり目の夜の家の室内では今着た部屋着一本でやっているらしいじゃないか。

そう言えば私以外の家族が室内で頻繁にパーカーの脱着をしているところを見たことがない。しかし今の今まで私の方が大多数派の人間で、我が家の男3人が普通じゃないと思っていた。だって裸族だから。季節の変わり目の脱着とか以前に、もともと脱着するような衣服を着ていないのだ。
しかし言われてみればだがこれまでの40年間の人生の中で、まァ記憶があんまりない7歳まではすっ飛ばすとして、33年間で季節の変わり目に他人と部屋着姿で夜を明かすような場面はいくらでもあったが、私のように脱着を繰り返す姿を見た記憶はない。しかし私は昔からそうしているが誰からも指摘された覚えもないのだ。40になって初めて、季節の変わり目に友人が部屋で夜にパーカーを脱着しない事実を知った。別にパーカーじゃなくてもいいんだけど私はパーカーだから。あるいは彼女だけかもしれない、季節の変わり目にパーカーを脱着しないのは。いやだから別にパーカーじゃなくてもいいんだけど。

いや、やはり私は大多数派だと思う。
だって毎年「朝晩が肌寒くなってきましたね」て言ってるじゃないか、天気予報とかで。
誰の肌にも明らかに寒さと暑さが混在する期間が存在しているのである。
我が家の男3人と友人だけが季節の変わり目の夜に部屋でパーカーを脱着しない少数派なんだと思う。とくにパーカーじゃなくてもいいけど。

友人よ、パーカーを羽織れ!そして暑くなれば脱ぎ、肌寒くなったらまたパーカーを着ろ!そしてそれを繰り返せ!それが季節の変わり目の夜の部屋での過ごし方だ!厳密にはパーカーじゃなくてもいいけど!




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by yoyo4697ru980gw | 2015-10-18 15:48 | +in the sky?+ | Comments(0)  

ハロウィンウィン2015

「いま絶賛ハロウィン中やんか?」
「そやな」
「どこもかしこもハロウィンやんか?」
「そだね」
「またアレやっとったで。ハロウィンの写真ブース」
「あぁ」

よく行くショッピングモールの雑貨屋さんが通路の中洲に設置する立体広告。
毎年恒例の『ハロウィン写真ブース』みたいなことになっているらしく、幼い子供たちが群がってそれを撮影する若い両親という構図だけど、我が家には幼い子供がいないので、童心冷めやらぬ40歳の母親を低身長に悩む18歳男児が激写している。(去年の模様→ハロウィンウィン2014)

ハロウィン特有のテンションとかでもなく、平常心で淡々とやっている。
イベントボルテージで言うと節分の恵方巻きまるかぶりと同等やね。

今年はコスプレ小物の損傷がヒドく、ハロウィングッズ絶賛発売中!の宣伝なのに売上に響くんじゃないかと心配になったほど。

「なんかマントちっちゃいなぁ子供用か…帽子でも被るか…」
「帽子破れてんで」
「これは帽子じゃなくて筒やな」
どうやら今年のチビッコたちは威勢のイイのが揃ってるぞ。
「ツノにするか…折れてるけど」
「もともと片方だけのツノなんちゃん?」
「いいや?折れたツノあるから証拠に持っとくわ」
ハロウィンが小ネタ集になってゆく予感がする。

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やったモン勝ちですからね、こうゆうことは。

恥ずかしいコトなどない。
恥ずかしいと思う自分がいるだけ。





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by yoyo4697ru980gw | 2015-10-11 11:59 | +in much guy+ | Comments(0)  

ノータッチソンビ

USJに割引価格で行ける。
会社の福利厚生で。
でも私は遊園地を楽しめない。
なぜならば乗り物酔いがひどいから。
しかし福利厚生で行くUSJはハロウィーン・ホラー・ナイト。
乗らなくていいんやったら一回くらいUSJ行っといたら?とヒー坊が言う。

「何が楽しくてお金払って怖い思いせなアカンのよ。あっちのゾンビこっちのゾンビから追っかけられて迫られてクタクタになって翌日仕事。あぁ怖い怖いヤだヤだ」
「大丈夫やって。ゾンビって迫ってくるけど、どんなに近寄って来ても絶対に触ることはないんやから」
「よけい怖いわ。襲われるほうが自然な距離やのに遊園地側のルールで触ることなく脅すだけなんやあんな顔して、て理解しながら逃げてる自分が怖いっちゅーねん」

ハロウィン、楽しんでますか。
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by yoyo4697ru980gw | 2015-10-11 00:14 | +朝臣寺+ | Comments(0)  

ひとふり塩

「またこの塩やな」
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最近、この食卓塩をいろいろな店で目にするが、この塩の裏にはこう書いてある。
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「コレってさぁ…タイミングが難しくない?」
「なんで?」
「だってちょうど固まりかけた時にこの店に来るとは限らないわけやし」
「そしたら他のお客さんがひとふりしたらええねん」
客の連携プレーでこの塩はサラサラを維持できる感じか。
ひっきりなしに客が入っている状態ならいいけど閑古鳥が鳴き始めたらスタッフの手も必要だ。
うっかりふり忘れて完全に固まってしまったらもうひとふりではカタつかないからな。

何が感心するってその人々の連携プレーもそうだけど、この会社がこの商品のラベルに固まりかけたらひとふりして下さい。と書いてるところだよね。この塩は放置されることがないと確信しているのだ。常にこの塩のそばには人間がいる。そして固まりかけた時を人々が見過ごさないからひとふりでいつもサラサラなのだ、この塩は。

最新技術が発達しても、未だ塩の粒子ひとつサラサラに出来ないんだから。
結局ね、確実なのは人頼みという結論だから徳は積んどいたほうがいいよ。
固まりかけたら、ひとふりだぞ。





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by yoyo4697ru980gw | 2015-10-02 10:14 | +in the sky?+ | Comments(0)  

シャケーーーーーーン!!

車検に行くのは私の役目だ。
本当に行くだけの役目だけど。
車を持って行くだけの役目だけど。

火曜日に予約をして車検を受けるとトイレットペーパーがもらえるということでむーが予約を入れたので、仰せの通りの時間にオートバックスに着く。はずだったんだけど、10分くらい早く着く。だってまったく道が混んでないんだもん。私の予定だと道混んでて2回くらい信号に引っかかって踏切で電車が来ることになってたんだけど、な~んにも起こんなかったね、平和。

「予約より早いけどいけない?」
と受付のおねぇちゃんに言ってみる。
私は早く到着しましたけどそれが何か?みたいな誤解を招く言いっぷり。
ちょっとしたモンスター。
おねぇちゃんは、いいですよーと言わはった。
予約時間ってあってないようなもんやな。

このままでは車検に通らないというほど劣化した箇所の説明を受ける。
これは交換が必要です、と。
しかし、そこから先の説明は聞いたってわかんないカンジ。
「こちらは車検に通ることは通ります。ですが、次の点検の時までもつかもたないかで言うと可能性として半々ですので交換をおすすめします」
「ええっと…何だっけ?部品?何のハナシ?ドコっつったっけ?」
「うーん…ハンドルですね」
「ハンドルが動かないの?」
「動きますよ。うーん…ハンドルの舵取りをする箇所があるんですけれども、そうですねぇ…ハンドルを左右に動かすための手首と思っていただいたらいいです」
「ちょっと相談さして。電話していい?」
「どうぞ」
車に関して何をどう判断するのかの基準が私にはないので、むーに電話。
「なんかな~ナントカっていう部品か何かの手首が切れてる、みたいなコトらしんやけど~」
「切れてはいないですよ!」
適当に説明していたら、整備士からの訂正。
「あ。切れてはないんやって、手首。」
じゃ、どうなってんの?と整備士に聞くと、手首にヒビが入っていていずれ破れることになる、破れると中身が出てきてハンドルが左右に操作出来なくなる、というような説明。まだ破れていない、車検には通る状態だと言う。
「ハンドルの手首みたいなトコにヒビ入ってて、いずれ折れて中身が出てくる、みたいなことやってさ。中身出たらハンドルきかんらしいわ」
整備士、私が理解していないと判断して劣化箇所を示す整備箇所一覧みたいな写真を持って来る。参考までに、みたいなカンジで見せてくるんだけど、写真を見て電話で説明出来るようなら判断も自分で出来るからね。なにそれ?ドコの部分のハナシ?と聞いてくるむーに、なんかね黒いヤツかな、と説明。車の内部ってたいがい黒いと思うけどこの情報からアタリをつけてくるだろうか、こないと思うけど。
結局むーの答えは「もーなんかわからんけど替えとき」だった。
「替えとき、てゆぅてるんで、替えといてください」
と整備士に伝えると、ふか~~~く一回頷いていた。
深い溝を感じた、整備士との間に。

車検の作業時間が1時間半ほどかかると言うので、向かいのEDIONでヒマをつぶす。
買うつもりだったSDカードを買っても時間が余ったので、Ymobileの店頭お試しスマホをいらっていたら、すぐさま猛烈にチャラい店員が話し掛けてきた「乗り換えをお考えっスか?」つって。

何も返事をせずに「Ymobileてどうなの?繋がらないとかあんの?」と聞くと「ぶっちゃけぇ~一緒っス!」と言う。
よかったな兄ちゃん、私に時間的な余裕があって。
そうでなければこの二言目で「ちょっとまともにハナシ出来るひと呼んで」と言っているぞ。
これね、文字で書くと「ぶっちゃけぇ~一緒っス」と滑舌がいいように見えるが、聞こえたママを文字にすると兄ちゃんは「ばっちゃけぇ~えっしゃっス!」ゆぅてるからね。
書いてある通りに、少し強めにクチを横に広げて発音していただきたい。
それが、兄ちゃんの基本的な口調である。

社会人の先輩として、私はこの兄ちゃんと会話をせねばならないと感じた、なんせヒマだったから。ガラケーからスマホに乗り替える気なんて300%ないんだけど、ヒマだったので激チャラ店員の相手をすると決めた。だってヒマだったから。

「ちなみに、今どこっスか?auっスか?」
「au」
「そうスか~だったらウチが一番お得っスよ~!よかったら見積もり出しますよ~!」
ちなみに、この最初の「ちなみに今どこっスかauっスか」を聞こえたママの文字にすると「ちぇなみり~?えまだぁこっスかぁ?auっスかぁ?」と言っている。「よかったら見積出しますよ」も「やーたらまーつまりだーしゃースよー」と言っている。もういちいちママの文字では書かないけどね、ハナシがいつまでたっても進まないから。

ビジネスシーンでこんなに「っスよ~!」と言ってくるひとも珍しいが、兄ちゃんの見積もりも珍しかった。ガラケーからの乗り換えで見積もりを出し比較する、と意気込んでいるが本当に大丈夫か兄ちゃん。

私はauが吸収したTU-KAのユーザーである。
auのスタッフから電話がかかってくるまでTU-KAからauに切り替えなかった人間だ。
わかるひとにしかわからないと思うが、TU-KAを使っていたということは何よりもコストパフォーマンスを重視する人種ということだ。
ガラケーを電話とみなし、電話としての用途を全うしている。
比較でいいのか?比較の基準がきっと兄ちゃんとは違うぞ?
それに、私の基準で照らすと圧倒的に勝つ自信があるけど。

「今ガラケーでどのくらいっスかね?月々?」
「基本料金980円、メール・通話は家族間無料、ほとんど家族間やりとり。だから安いよ」
加えて繰り越しに繰り越しがこじれてもう繰り越せなくなっている無料通話は常に5000円たまってしまっている、という状況だ。無料通話分を消費するためにわざわざ家族じゃない誰かに電話をかけている、という悲しい現実である。宅配の不在票なんて入ってた日にゃぁ喜んで電話しているさ。今どこらへんにいます?とか、30分以内に来るとか無理やんねぇ?とか、家に居ることは居るねんけど~今から20分後に40分間くらいだけ留守するからその時間帯だけ避けて欲しいねんねー悪いねんけど。とかゆぅて、ドライバーが「へ?今なんつった?」と感じるような会話が長引く具合に持っていっているので、私からの電話は間違いなく迷惑だ。
「基本料金を払ってる感じだね」
「ネットとかはしないっスかね?」
「PCでやるから。ガラケーではやらない。家族以外のやりとりはWi-Fiつこて他の端末でやるし」
「じゃぁ…せん…1500円くらいっスかね?」
「そんなにかかってないと思うけど?」
「1500円を超えないっスか?」
「超えないね。」
「んじゃー…まァ…2000円で計算していいっスかね?比較になんないんで」
だろうね。
1500円以下だっつってんのに、無理から私のガラケー月々使用料金を2000円に繰り上げる斬新な比較のお見積り。何の参考にもならん。

「じゃぁ~」
ゆぅて、兄ちゃんが主導権を握ったお見積りは勝手に進む。
いいけどね…どう詰まれても私のツーカー魂に王手はかけらんないから。

「スマホを持ったら何がしたいっスか?」
なんだろうな“夢のスマホ”みたいなその高みにアげてるスマホ様は。
「電話、メール。」
「ネットはどうっスか?」
「だからネットはPCでやるってば。とくにネット接続してこんなんやりたーい、とかは無い」
そもそも私は出先でガラケーが鳴っていても3回に1回くらいしか気づかない。それなのに兄ちゃんは、スか~?スか~?ゆぅてネットを推す。いつまでも兄ちゃんの誘導がうまくいかないのでしゃぁなしにネット経由の希望を申告する。
「そうやなぁ…マップかな」
「なるほど、そっちっスね」
どっちなんだ。
選択肢がふたつあった覚えもとくにはないが。

iPhoneとの操作性の違いとかどうなの、とか、使いやすいのはどっち、とか、機種に関する質問をいろいろとぶつけてみると何をきいても「ガラケーからの乗り換えっスよね、ぶっちゃけ、ほぼほぼ一緒っス」と言う。私は「ほぼほぼ」を接客で使う社会人のことを、ほぼほぼ信用しない。1回のほぼほぼで信用を失うというのに、兄ちゃんは私のその後の質問にはすべて「ほぼほぼ一緒っス」と答えるのである。それのみを発するロボットがどっかでしゃべってんのかと思うくらい、それしか言わない。
最終的に斬新な比較のお見積りは「2980円+税でスマホが持てちゃうんス、すごくないっスか?いいっスよね?」と締めくくられた。
なんだろうな“憧れのあのスマホ”みたいなその高みにアげてるスマホ様は。
これっぽっちもスマホの魅力を説明出来てないんだけどな、兄ちゃんよ。

そろそろ車検が終わる時間だったので「それじゃ、検討します。」と言って席を立つと「ぜひぜひ~」と兄ちゃんは合いの手を入れた。
兄ちゃん耳の穴かっぽじってよく聞きな、是々非々に。
公正無私に判断しても独断と偏見でジャッジしても、兄ちゃんの接客は最初からアウトだ。
Ymobileよ、社員教育を今一度見直したほうがいいのではないだろうか。
まずは接客する上での適切な言葉選びから研修をしたほうがいいと思う。
ガラケーユーザーを引き込むのは一筋縄ではいかないはずだから、スマホそのものを売り込むより、人柄で押し切ったほうがよっぽど易いで。





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by yoyo4697ru980gw | 2015-10-01 11:19 | +in the sky?+ | Comments(0)