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至福の期間

「やったっっ!!明日からテスト期間やっ!!」
中学一年生男児の母、テストに湧く。
「テスト期間の何がオマエに関係あんねん?」
「うれしいやんかっ天国や~~~~っ!」
「何のうれしいことがあんねん?」
「弁当作らんでええがなっっっっ!!!!」
「弁当はいらんやろけど…昼飯を作らなアカンやろ。」
「昼飯はええねん。弁当じゃなければ。朝の弁当作りがどんだけ苦痛か。」
そう私は、中学の弁当作りがイヤで引っ越し先を「給食がある地域」にしたいと企んだ女。家を探すのに「ソコってさ?給食ある?」と言った女。
「弁当も昼飯も一緒やろ…」
「違うね、まったく違うねえらい違うね。朝に時間制限ありーの、しかも同時に朝ごはんも作りーの、前の晩にも弁当のこと考えーの、冷ましーの詰めーの追われーの追われーのせわしーのせわしーの。その束縛がアルとナシでは随分と違うね。」
昼飯ならあるもんで作るだけだもの。「足りない」とか「お腹空いた」て言うに決まってるから「なんでもして食べぇや~」とか「何か作れば?」て言えばええねん。テスト期間中が私の安息日。

「オマエ勉強のわからんトコ、まぅに聞いたりしとん?」
中学一年生男児の父、テストを探る。
「いいや?」
「正解や。」
ん、正解やな。私は我が子ふたりに対し小学校入学の前に、言い聞かせたことがある。勉強のわからない所を私に聞いてくれるな、ということである。無駄だから。掛け算九九でアヤシイから勉強のコトは自分でやるしかないし、わからなくなっても塾には通わせないよなんせ貧乏だから。落ちこぼれたらこの先の人生が大変なことになるからそれを覚えておいてね♪ちなみに日本はけっこう学歴社会みたい。落ちこぼれたら私のようになれるけど、どう?
「… … イヤやぁ…」
「… … 間を取って言うな…本気でヘコむ。」
「…だって…本気でイヤやもん…まぅはイイと思っとん?」
「いやぁ…イイとは思ってないけど…そんなに悪くもナイかな。」
「あ…イイか悪いかももうわからんのや…僕、がんばろう…絶対がんばるっ!」
「…奮起してる理由が本気でヘコむわ…そっと胸にしまっといて、頑張る理由。」
落ちこぼれたらアウトだという危機感が、我が子の学力を支えた。何度かは勉強のことを聞かれもしたが、常に私が先に根を上げてきた。私が教えられることといったら、う~ん…かろうじて国語の「こう書くとあわよくばマルになるかも」てなコツくらいだろうか。漢字はダメだな、自分にしかわからない略字を開発しちゃってるからね、もはや誰も読めない。あ・あと、アレも教えられるかな、実用家庭科。「家庭科」ていう正統派のほうはダメだな、実用のほうね。例えば、洗濯洗剤には再付着防止剤ってのが入ってる「から」…の、その先。「から」からの実用家庭科ね。再付着防止剤が、洗濯液に流れ出た汚れを再び衣類に付着するのを防ぐ、というそうゆう基礎知識がどうこうってハナシじゃないのよ、実用家庭科ってのは。ちょっとした小物をチョチョっと洗うのに、洗面器に洗濯液を作ったとして、靴下だけもみ洗いして捨てんなよ、てコトが教えられる。最初に「ふきん」を洗う、次は「台拭き」ね、その次に「靴下」で最後が「雑巾」てな順番やね。再付着防止剤が入ってることをタテに「だから」ドコまで出来るんや、ってコトを無駄のない流れでやることは、実用家庭科の分野だね。物事には何でも順序ってのがあんのよ。「雑巾」の後で「ふきん」は気持ちわりぃだろ、てハナシなのよ。ココ「貧乏学生の一人暮らし」ってシチュエーションで、大事なポイントになってくるからね。テストには出ないだろうけど。
こんな私を不憫に思ってか、チョナーはちょくちょく私に習った事をトクトクと話すことがある。まったく面白くない話しなので私は聞いてもいないが、チョナーは懸命に話しているようだ。時々、その物語ってまだ続く?ときーてみると、外国の首都の話しだったりしてびっくりする。人の名前ぢゃなかったんだ…まぎらわしい都市の名前でウダウダ話してんぢゃねぇよ。「まだ言うか?泣くで?」と言うと、たいがい止める。

「今日な?音楽のテストで『河内音頭』が出てきてん。陰と陽の曲でな?『陽やんな?』てココちゃんに確認したら、合ってた。」
「な?な・な・な・な???だ~~~~からボンブーやっててよかったやろ???河内音頭が陽気な音楽やってコトは、アンタ誰よりも知ってるやんか。遊んでるようでなァ、実はそやって役に立ちよんねん。本気で遊ぶから身になんのよ、何事も興味を持つことや。無駄な事などありはしないのだ~~~かっかっか~~~~っ!」
思わず踊り出しちゃうほど陽気な曲サ。カイAなんて「河内音頭」が出てきてチョナーが浮かんだらしい。アイツ、机の上で小躍りかましてんちゃうか、てモーリィと言ってたらしい。ボンブー連のみなさまにおかれましてはこの問題、まさかハズしちゃいないでしょうな?ハズしてたら、今年のボンブーで補習やな。まずは「伊丹音頭」からかしら。「河内音頭」については「陰」と「陽」の別を回答したことと存じますがね、「わっしょい伊丹」は「和」と「洋」の別を踊らないとおハナシにならなくってよ。
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by yoyo4697ru980gw | 2010-02-28 00:16 | +朝臣寺+ | Comments(0)  

テレっとワーク ~ラウンド1~

「明日と、それから来週中、在宅ワークの説明を電話できーてると思うから、メールとかしてきても無反応やで。」
「オマエ…やめといたほうがええで。」
「とにかく説明を、き~…く~…の~~~~~。」

前から気になっていた仕事「在宅ワーク」の実態調査に乗り出した。気になっていたのは「在宅ワークでもしよっかな~」という下心があったからに他ならない。実にウマい話だからである。しかし同じくらい「んなウマい話が成立するもんなら誰も会社に勤めるわけねっつーの。」という思いもあった。が、「在宅ワークもアリだよね~」という感もチャッカリあった。だから「騙される素質」みたいなものは十分、私にはあると思う。
就職活動のついで、というきっかけもあるがもうひとつ背中を押したのは図書館で「クリックしたらこうなった」の本をみつけてしまったからである。貸出中だったのでもちろん予約しといた。「ついていったらこうなった」というキャッチセールスの潜入ルポを書いているひとったら「クリックバージョン」まであるのね、とワクワクした。ついていったらどうなるの?!とは思っても、実際に安易にはついて行けないもんである。クリックしたらどうなんのよ?!とは思っても、実際にクリックするのは避ける。だってコワイぢゃん。
訪問販売や電話勧誘・セールスのグイグイ営業には出来る限り対応し、その話術なり洗脳方法なりを知りたいという欲求ならある程度までは満たしてきたが、さすがにキャッチセールスについて行くなんて度胸は、引っ込み思案の私には無い。しかし潜入ルポライター多田文明氏は、本当についてっちゃうの。そして何時間にも及ぶ洗脳問答をちゃんとルポしちゃうのである。そしてそれが、か~なりおもしろい。…読んでるほうはね。しかし私も、化粧品の勧誘の電話に付き合ったり、ダニすら嫌がる布団の訪問販売に喰い付いたり、姓名判断の勝手な布教活動に名前を教えてあげて聞き間違いをされたり、ひとりよがりなポストカード数枚からババを引けみたいな究極の選択を迫られたりと、すんぶんと時間を割いて来た経験上知っているが、カモと見られて口説かれているコチラ側は本当に万全の態勢で臨まないと、精神を病むんでないかとよぎるほどの疲労感である。家事の手隙にとか仕事の合間にとかで実態調査をしようとするには、その時の気分がその明暗を分けることもしばしばである。訪問販売や宗教の勧誘といった直々に訪ねてくる場合なら、忙しい時間帯さえ外してもらえば、丁寧に聞き耳を立てることは出来る。訪ねて来る場合の悪徳商法だと、基本的に「買う意思」を見せないと30分で切り上げようとするからだ。こちらの対応如何で「伸ばすかどうか」の調整がこちら側で出来る。しかし電話の場合は難しいものがある。かかってきている時には詐欺の種類がまだわからない。相手の表情もわからないので「押し」と「引き」のかけ引きには細心の注意が必要であるし、かつそのタイミングも重要である。あまり時間をかけて判断をすることは出来ない。相手は洗脳トークマニュアルを持っていて、電話勧誘の数をべらぼうにこなし話芸を上達させているんである。突っ込める所でガツンと突っ込んで要所要所でタタラを踏ませないと、危うくこちらが洗脳されてしまう。騙される手前でうまいこと切り上げるには、技術が要るのよ~。今でしょう、やれるって言えるのは。今しかないでしょう、もう就職活動やってるしね。

私はネット検索で情報を得た「在宅ワーク」を、「初心者でも簡単に」出来るという「データ入力」をウリにしてババーンと前に出している会社を見繕い、数社から無料資料請求をした。各社、資料の提供形態は、郵便であったりメールでの添付ファイルであったりと様々。各社とも、何らかの名目で働くにあたり費用が必要になるかなりあやしげなシステムであることが予想できる。

「こないだ、在宅ワークからの電話あったやろ?あれ、1年間は収入が1万円程度らしいで。」
在宅ワークの一社から早速の電話があったのは、祝日。その電話にはチョナーが出て、私に取り次いだ。三番目に資料請求をした会社なのに一番に電話をかけてくる行動の素早さ。私は「今、お時間のほうは大丈夫でらっしゃいますでしょうか?」というバカ丁寧な暇の確認に、こう答えた。
「あのねぇ、今から出掛けなアカンのですわ、すんませんけど。」
「そうですか…では何時くらいにお戻りでらっしゃいますでしょうか?」
「今日ですか?戻る時間は言えませんよ、戻らないかもわかりませんし。確実に夜まで帰っては来ません。」
「そうですか…では、お時間の空いてる日など、ございますでしょうか。」
「ええーっと…そうですねぇ…」
資料請求は全てWebでエントリーしているが、「連絡可能な時間」の申告をしている。そうゆう項目があるからだ。在宅ワークはあくまで副業、空いた時間で稼ぐことが出来るということを宣伝している以上、ターゲットに本業があることは会社も承知しているので、連絡の付く時間帯を細かく聞くのではないのか。一時間単位で時間設定出来るものをわざわざ気ぃつこて「午前中」て打ちこんだのに、11時過ぎってのはちょっと遅めの午前中ぢゃないか?私の感覚で11時過ぎたらもう「昼」が始まってるんだけどなぁ。
「平日の午前中、出来れば9時から10時まででお願いできます?10時までは家に居るようにはしますんで。」
スーパーの朝市が9時半にあるけど…ヨダレすすりあげて一週間は諦めることにするからサ。
「あの、一点だけ確認のほうをさせてください。」
「どうぞ。」
「当社は、月に何十万も儲かりますよ、という、在宅ワーク、では、ないんですね。ですから、最初の、1年、から2年、は、月々、一万円、程度の、収入、という案内に、なりますが、その点は、いかがでしょうか。」
確実にマニュアル資料を棒読みしながら『確認の一点』の伏線を張っている担当者。
「その『一万円の収入』っていうのはどんなにスキルアップをしても一定期間上げることは不可能、という意味ですか?」
「あくまでも、月に、何十万という、収入、を、得られるような、仕事、の、ご案内、というわけでは、ございません、ので、最初は、一万円、程度、という、ことに、なりますが、その点は、いかがですか。」
その点はいかがですか、というのがシメの言葉らしい。ココのマニュアルのボキャブラリーはどうもそれだけみたい。
「あのねぇ、すんませんけど、ほんまに今すぐ出ないといけないんですね。収入自体が一万円だったとしても、どういった内容の仕事でどういったシステムでということがわかった上で、納得するのかしないのかの判断になると思います。『収入一万円』だけの情報でどうかと言われても、それだけではどうとも言えないですわ。システムの説明やら詳しい内容を訊いてから検討したいんでね。」
「そうですか…。それでは、また、日を、改めまして、ご連絡、したいと、思います。」
「はい、よろしくお願いします。」
機械としゃべってるみたい。いくらなんでも、不必要に区切りすぎやで。耳はまだ遠くないけどなぁ…生年月日もちゃんと入力したのに。34やで34、耳掻きだって毎日やっとるっちゅうねん。聞こえが悪くなるにはまだ早い。

「オレやったらやるな~。一ヶ月で一万円やろぉ?」
チョナーはするそうだ。未成年は出来ないけどな。それに一番簡単な仕事でもPCを使ってのベタ打ちということからのスタートとなれば、ブラインドタッチの出来ないチョナーは「空いてる時間」で納期を守れるかどうだか。
「オレやから、や。どういった内容での一万円かにもよるやろ?毎日300枚のデータ入力休みなしで一万円なら私、やんない。」

「千徒様で、いらっしゃいますでしょうか。今、お時間のほうは、大丈夫で、いらっしゃいますか?」
気を付けよう、ウマい話と過剰敬語。はい大丈夫でございますです申し上げ候、御意御意。
「ええ、大丈夫です。」
平日に再トライ、担当の庄子サン。標準語の、男性としてはクリアな鼻声を出す庄子クン、推定年齢29歳。人生のターニングポイントを間近に控えている。彼は「無駄話はフレンドリー」に「業務説明は機械的」にというスタンスで、説明の口調は単語を嫌気がさすほど区切ってハッキリと、お年寄りでもわかる発音を心掛ける。…が、文字にするにあたってはその読点は抜くことにしよう。読み難いからね。
「メールに添付しました資料のほうは、ご覧になっていただけましたでしょうか?」
「あぁ。アレねぇ、注意事項のトコで、ウイルスが入ってたら感染するよってな内容で脅してあったから開きませんでした。感染したらヤだから。」
「はははは~。開いて頂いても問題ないですよ。」
「絶対に?」
「はい、大丈夫です。ファイル自体に問題があるわけではないんですよ。」
「ほな今、開きますわ。PC目の前でついてるから。どれにしましょうか?」
「ありがとうございます。では『SOHOってなぁに』というファイルを開いてください。」
「はい、開きました。」
そしてこの説明文に軽く目を通せと言う。通した後の感想を言えと言う。内容は要約して以下の通り。

好きな時間に仕事が出来る
「子供が熱をだしたので、できませんでした」は御法度
本業が忙しい、家事、育児を理由にする事も同じ事
いい仕事を希望したければ、自分の信用を始めにつける
納期を守る。毎月安定した業務が行える。規則が守れる。
その結果生れた実績があなたの信用につながっていくからです。


ここに書いたことは、仕事をする社会人として、当然のことばかりです。
少々きつく感じられるかもしれませんが、気合いの抜けてしまっている方は心してお読み下さい。

と前置きして書かれた「心構えとSOHOのメリット」とも言うべきアピール文は何のキツさもなく真面目なひとを納得させ、やる気を十分に引き出しそうな具合で書かれてある。
「ざっと見ていただいたと思いますけれども、どう思われましたか?」
「そうですねぇ…『そうですかー…』と思うようなことが書いてありました。」
「そうですかー…」
アンタもか。
「千徒さんは、以前のお仕事でPCを使ってらっしゃいましたか?」
「いいえ。初心者でも出来る簡単な仕事もあるんですよね?」
「ええ、ありますよ。読んで頂いてご納得されたと思いますが、やはり企業側からしまして、たとえばベタ打ちのみをやっているという方と、ワード・エクセル・ホームページ作成なんかをやれる方と、どちらに仕事を依頼するかとなれば、当然スキルの高いほうを選びますよね?」
「そうでしょうね。」
「もちろん最初はベタ打ちなどで始めていただいて、そこからですよね。徐々にスキルを上げてもらって、高度な仕事、これは単価も高いですから、そちらをされていくという方が大勢いらっしゃいますよ。」
「まぁ、ゆくゆくはってことにはなるでしょうけどね。今は実際にその仕事をしているわけでないんで、なんとも言えませんね。」
「千徒さん、PCを扱った事は…」
「完全に趣味程度です。」
「ブラインドタッチのほうは…」
「出来ます。」
「ワードは…」
「多少。」
「エクセルは…」
「全く。」
「ブラインドタッチやワードというのは、ご自分でご勉強されたんですか?」
「高校が商業科なので、ブラインドタッチとワードは必須と言えば必須ですね。」
「なるほど、そういうことなんですね。では何か資格などをお持ちなのでしょうか。」
「うーん…情報処理3級、簿記2級、工業簿記1級…くらいですね。」
「簿記の1級をお持ちですか?頑張ったんじゃないですか?」
「はい。」
だって工業簿記の先生に交渉したら、1級取れば無くなった平常点を戻してくれるって言うから。じゃなかったら休日潰してまで検定なんて受けるかいな。
「1級は、相当の勉強をしないといけないでしょう?」
「簿記の1級は3種類取ってやっとちゃんとした1級ですからね。その中のひとつなんで、そこまでの勉強はしてないですよ。3つの中の一番カンタンなヤツですよ工業簿記って。レベルの低い県商ですから。」
「でも部活動との両立となってくると、難しいでしょう?」
「部活はとっくにやめてました。」
部活も続かず、平常点欲しさにカンタンな1級に手を出して卒業を狙う…改めて口に出してみると私の高校生活…ちょ~ダメダメ。
「では千徒さん、サンプルのファイルを開いていただけますか。これを『ベタ打ち』するとして、千徒さんの感覚でどのくらいの時間がかかりますか?」
サンプル一枚、入札に関する資料の英文部分は入力せずで「仕上がり時間」を訊いているのだと思い、私は答えた。
「うぅーん…ベタ打ち…でしょう?30分はかからないくらい、20分から30分の間で出来ての、余裕を持った30分というトコロでしょうか。」
「そうですね…だいたいブラインドタッチが出来る方がおっしゃるのは、この文章を打つのに15分から20分という方が多いですね。」
「そりゃ打つだけなら、そんなもんちゃいます?」
「え…?では…30分と言うのは…見直しをしたりとかの時間でしょうか?」
「もちろん・もちろん。いるでしょう?見直し?」
これ、仕事でしょう?タイピング競争ぢゃナイよね?誤字脱字のチェック、いるよね?そんなん、間違っててもだた打って送信でよけりゃ20分もかからんっちゅーねん。
「その時間を入れて余裕を持っての30分ということですか?」
「このサンプル、ベタ打ちでしょう?改行もなにもなければ読み難くなりますしねぇ…チェックにも多少は時間がかかると思いますし、見たところえらい漢字が多い文章ですから、読めない漢字があれば違う読み方で出すとか辞書引くとか、なりますもんね。」
「そう…ですねぇ…専門用語などがありますからね。では、すべて仕上げての30分ということですね?全部仕上げた状態にするのに1時間とかはかからないくらいかな、と。」
「あ~かからない・かからない。1時間はかからんでしょ。だってコレ一枚でしょ?仕上げるのに、ていう意味じゃナイんですか?」
「いや…いいんですよ、わかりました、30分…ですよね。」
こっちがよぉナイねん。仕事として仕上がりの時間をきーてんちゃうんか。「人材」として話しは進めてナイってことだな?

庄子クンの説明するシステムはこう。
最初の2年間は「実習」の期間。ベタ打ちから始めてスキルアップをする。一日に4枚を確実に打ちこみ、一枚の単価は500円で計算。月3万円になる。お勉強のためのCD-ROMとサポート代で17600円。よって差し引きの12400円が月の収入、マイナスになることは無い・無い。月に12400円の収入を得ながら無理なくスキルアップが出来る「実習」となっている。じゃぁ、3万円から17600円を差し引かれた12400円が報酬として振り込まれるのか、と訊けば、一旦3万円が振り込まれ、月々サポート代の17600円が、信販会社から引き落とし。つまり、月々17600円のローンを組まされる、ということである。しかし一旦3万円が振り込まれているわけで、損をしているわけではない、という考え方である。そうだねぇ、その一旦振り込まれる3万円というのに、確実な保証があるならば、ね。月の初めに受けるレベルチェックで偏差値49以上を取らなければ、一日4枚の「実習」は与えられない。なのにサポート料は確実に信販会社から引き落とされるのである。ここで生活における「口座からの自動引き落としが出来るもの」を考えてみよう。電話料金・ガス料金・電気料金・NHK受信料・上下水道料金。そう、何かを「使った」時の代金は口座から自動引き落としが出来る。口座から信販会社を通じて月々引き落とされているのは、高額な商品をローンで買った場合なのである。よって、このCD-ROMとサポート代というのは「購入」である。「使用料の引き落とし」ではないのだ。
「この偏差値49以上、これは千徒さん、頑張って取ってくださいね。」
「あのね、よく詐欺で『このテストをクリアしたら仕事は途絶えませんよ』ていう条件を出しておいて、そのテストにクリアするひとなんて一人もおらんことになってる、てのがありますやん?この偏差値49、取れないようになってます?」
単刀直入すぎたけど、アヤシすぎるからさ、つい…。ベールに包むのを忘れちゃった。
「なるほど。ありますね。これがもしね、たとえば『70点』という点数だったらどうでしょう?これを偏差値にすることで、公平な評価がされることになりますよね?」
「ドコが?」
「へ…?偏差値ですから。真面目に勉強をして知識を得ていただいていると評価出来るようなレベルにあれば、何点以上ということではなくて、偏差値49以上でそのまま実習に入っていただけます。そのための準備期間として必要なことは習得していただきますし、偏差値49は真面目に取り組んでいただいていたら、取れますよ。」
「取れるもんなんですかー…ふぅ~ん…」
まァ、『今回のレベルチェックは48でした惜しかったです!次回は頑張りましょう!』というのを2ヶ月に1回挟んでます、とは答えるわけないしね。
「どんなテストが出るかというのを、じゃぁ、言いましょうか?」
「言ってみて。どんなん?」
庄子クン、受かりそうな問題、わかりそうな問題、言う。
私がガツンと突っ込んで、それに的を得た回答が出来なかった時、庄子クンの口調は「すっとぼけた感じになる」というのが特徴である。私が強気な態度であったり疑っている感じを出した時、これは多くのアヤシイ商法をしている営業人たちの特徴でもあるのだが、主導権を握ろうという態度になるのである。会話の主導権をしっかりと握ったことの手応えを感じるまでタタミカケは続けるのが基本のようだが、私はいつも「これをするがためにカモられてる側の人間が勘付くぞ?」と心配になるのだ。通常おそらく、勘付いたカモはこのタタミカケに不快感を感じ、アヤシさが増し、ソコで手を切ってしまうだろう、と思えるからである。私もよくこのタタミカケの段階で「あぁ~もうやめた~い~~~ぃ~~」と感じる。不快感は精神的にグッタリするからね。詐欺被害回避のための、一番のきっかけとなるのがココのアヤシさではないだろうか。しかしこのタタミカケを越え、相手が「これはいいカモだ」と確信してからが、洗脳トークの真髄、落としのテクニックのご披露であるのだと思ってよいだろう。勘付いて手を引いていては、いつ何時、新手の詐欺トークにホロっとキちゃって落ちちゃうかわかったもんぢゃないのだ。そうならぬためにも、洗脳トークに洗脳されない忍耐力をつけていなければならない。タタミカケという態度を相手が取るということは、向こうもまだカモとしてのロックオンをしていないのである。「落とそう」という本領は発揮していないのだ。詐欺師が本領を発揮している時、詐欺師の心理は「カンペキ落とせる~♪」てトコだろうか。100%落ちちゃうようなトコまでキといて「絶対に落ちない」ことをわからせた時が、詐欺師にそのウデの無さを痛感させることの出来る時である。カモによる結果的なオトリ捜査、散々その気にさせられた上で最終的には落ちない。それでこそ「詐欺師に勝った」と言えよう。詐欺被害撲滅に対する善良な市民の協力姿勢の第一歩は「目をつけられたらなびきまくって、最後で落ちない。」というテーマで果敢にチャレンジすることである。目指すは、最後の「落ちない」までの時間の自己ベスト!!長ければ長いほど良いが、体調に合わせて無理のない時間でトライ!!
「落ちちゃわないカモ」を前に詐欺師は「詐欺なんて割に合わん…」と萎えるかもしれないし、もっと話術を磨くかもしれない。磨いたら磨いたで、記録更新の機会が増えることになる。それにレベルが上がっているわけだから「勝った」時の価値は高いだろう。人間的な資格として国が認めやしないかとヒヤヒヤするよね。「人間検定詐欺ギャフン初段」とか持ってたら、このウデに詐欺師が目をつけてスカウトされちゃうんぢゃないかな。
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by yoyo4697ru980gw | 2010-02-23 14:34 | +in the sky?+ | Comments(0)  

テレっとワーク ~ラウンド2~

「ここまでのシステムをお聞きになりまして、何か質問などございますか?」
「んーーーーん…」
「こういったシステムをどう思いますでしょうか?どうですかね?」
「正直に言っていいもんです?」
「ええ、正直におっしゃってください。」
「正直、アヤシイなぁという思いが在宅ワーク全体に対してありまして、アヤシイなぁと感じます、今も。今でも。」
「そうですか、では、どういったところがでしょうか?」
「まず、そちらの会社、成り立ってます?仕事を依頼してくる企業から、紹介料とかそうゆうのをもらってるんですか?」
「いいえ、企業から料金をいただいいるということは、ありません。」
「2年後の実際の仕事をする、という時は置いといて考えますね、まず。そちらの、仕事をベースにしたテキストで2年間の実習をしますね?これ、一枚で単価500円となっていて、月3万円、うち17600円がサポート料、12400円が報酬。これは理解しました。」
「はい、ありがとうございます。おっしゃっていただいた通りのシステムです。」
「でもね、これは実際の仕事ではないわけでしょう?言わば、スキルをつけるため・実績を積むための勉強の期間。使用してるテキストは企業から提供された仕事ではないので、この500円は企業が出すわけではない。ということは、そちらの会社が「これ1枚を500円」と計算したお金を出していることになりますよね?」
「そう…ですね。」
「じゃぁ、サポート料の17600円からその500円を賄っているとしましょう。月で3万円ね。足りませんよね?そちらも会社として成り立つためにはどこからか収入を得ないことにはね。でも企業と個人の間で仲介的なことをしていても、どちらからもマージンを取るわけではないんでしょう?だったら、会社を経営するためのお金はどこから?」
「実はですね我々の会社は在宅ワークとは別に、ネット上でのパソコンスクールもやっているんですね。パソコンのスキルアップだけをやられている方もいますが、こちらに通われている方たちの中にも、在宅ワークをされている方はたくさんいるんですよ。」
すっとぼけ口調の庄子クンは、バシっと黒字経営の根拠を示せない。
なんでパコソンのスキルアップだけをするひとがいるの?すんごいトクなシステムで、スクール料金が無料どころか収入まで得られるのに。そう言いたいけれど、それを言ってしまってはココでストップしてしまうではないか、実態調査が。
「へぇ~それでなんですねぇ。うぅ~ん、納得しました。パソコンスクールやって、収入を得てるわけなんですね?」
「そうですよ。」
「やっていけてます?」
「へ?いけてますよ?」
「ふぅ~ん…やってけるもんなんですねぇ…」
「やって、いけるんですよ?」
「いけるんですか~…ほぉー…」
「ええ~いけるんですよ~」
すっとぼけ口調で、いけるってさ。
「ま『いける』って言われたら『いけるのね』としか返しようがないですけどね。会社がそれで続くに越したことはナイですわ。」
あ・やべ。つい出ちゃった。包むオブラートに買い置きがなかったみたい。
「あっはははは~。そうですよね。このシステムで信頼されているからこそ、10年『も』続いた実績があって、企業の方々も依頼をしてくださるのだと思います。」
「あ・10年ですか…」
「そうですよ~。10年、続いてるんですよ。」
そうなんだ、おとぼけ庄子クン。「10年」というスパンが「長い」って感覚なんだ…。「10年」が長いかどうか、それは「何が10年か」によらないか?盆栽職人なら10年ぢゃまだ職人としては駆け出しなんじゃないかな。結婚10年ならとりあえずの一区切りがキたトコって感じだし、水ダケで10年生きたってんなら随分と長いこと生きてはんで、10年寝てたら4年目あたりで火葬されても文句は言えない。会社が続いている、10年。『も』かな?『も』なの?まだまだ10年ですから…てな感覚なん、私だけかな。100年『も』前から続いているうどん屋さんのうどんを食べて、親子二代何十年『も』続いた喫茶店でバイトしたから、感覚おかしいのかな。

「今日さぁ、在宅ワークの説明の電話受けたった…。もぅ…10時くらいにかかってきて12時過ぎまでやで…疲れた…。単にきーてるだけちゃうねんでぇ??こっちからも突っ込んで、時々おにーちゃんを笑わしたりなんかもしてウマいこともっていっての2時間ちょいやねんから…すんげぇ疲れる…明日もあんねん。今度は『スキルアップについて』の説明…今週は忙しいから説明、分割にしてもらった。」
「よぉやるわ。笑わさなアカンの?」
「アカンよ…好印象で次に繋げなアカンねから。今日の説明はこのくらいで、て言うから『わ~もう昼ですやん、お腹すきましたねぇ?そちらペコペコちゃいますか?私はまだペッコペコ程度ですけどねぇ。』ゆぅてサ。次回はスキルアップについての説明を~て言うから『それ何時間くっちゃべりますぅ??』ゆぅて笑ってもらうねん。今日と同じくらいの時間やゆぅからさ、『分割でイけます?火曜と木曜で。』てゆぅたら『説明を「分割で」って言われたのは初めてです』て言うから『初めてなんですか?それはそれはおめでとうございます何事も経験ですよ~。』てな、クス・クス、と笑っていただくねん。大変やねんから…大爆笑を取るわけにもいかんのやし…『はははー…』くらいのトコロで止めるのって、高い技術や思わへん?履歴書の特技の欄に書かれへんかなぁ…『特技:電話勧誘や訪問販売をする人をクス・クスさせる。成功率50%』成功率がまだまだ低いか…」
その成功率って6回のうちの3回を成功させたってコトぢゃナイんだよね。クス・クスしないひとは最後までせんのだよ、つまりゼロ。失敗に次ぐ失敗やからね、ダメージは大きい。
「大変やなぁ…」
「あと2回、こやって大変な経験すんのよ…。…まァ何事も経験やからな。」

「千徒さん、9時半で家事はもう終わってるんですか?」
約束の9時半に電話をかけてきた庄子クンは、そう言った。
「9時には終わってますよ?さっきまでは朝ごはんを食べてました。」
「9時に家事が終わるなんて、早いですよね?」
「早いんですか?」
「早いですよ?私が担当している主婦の方たちは、だいたい10時とか10時半にして、ておっしゃいます。10時より前ってことは無いです。」
「あ・じゃぁ私、手ぇ抜いてますわ。みんな念入りやなぁ…自分が手を抜いていた事実を今、知りましたねぇ。」
「はははー…」
ツカミはオーケーか。
そもそもなにゆえ掴まにゃならん。

ここまでの説明、どうでしょう?
ここまでのシステム、どうでしょう?
ここまでの方法で、どうでしょう?
ここまでのカンジ、どうでしょう?

庄子クンはいちいち確認を取る。納得していない素振りを見せたら、決して次には進まない。納得出来る理由を挙げさせるようだ。そして多少『アヤシイかな~』という疑惑の念が感ぜられても、今まで蓄積させてきた「納得」でどんどんアヤシィ~くなってゆく説明をねじ伏せる気だ。先に進めば進むほどとんでもなく納得できないのだが、2回くらいは「納得」出来る理由を挙げた。3回くらいは「庄子クンが答えてくれそうな」質問も用意した。そしてそれに庄子クンはすっとぼけて答えたが、それは私の納得できる根拠にはならなかった。でも無理して納得した。
収入を得ながらスキルもつけられる、このシステムを使わないテはないですよね。
ということを庄子クンは売りにしているようだが、その時点で完璧にこれは「仕事」でなくて「商売」になっている。「社員割引なら半額で買えるから、買わないテはないよね。」と言われているのと同じだろう。利益が出るから半額でも売る。「社員割引」という「恩恵を受けて」の付加価値を付けて売り捌いているということではなかろうか。「社員だからこそ」の特典を出すなら、会社が損も得もしない「仕入れ値」で売ったらいいじゃないか、3掛くらいで。
庄子クン目線で考えよう。報酬を与えてスキルを積ませても、利益があるのだ。その利益はドコでもない私から出ることになる。「仕事をしている」と信じさせることで出る利益なんだから、ココが頑張りドコロの庄子クン。
私が納得していない口調なのを察し庄子クンは、パソコンスクールに通い同じスキルを積むのにいくらかかると思いますか?という対比作戦に打って出た。
「さぁ?ごっついかかるんでしょうねぇ。」
「約、100万円、かかります。」
「かかるもんですなぁ~。」
「かかるんですよ。ちなみに、私はそうやって100万円をかけた人です。」
「かけましたねぇ~。」
「はい、かけました。」
ホンマに庄子クンが「パソコンスクールに通った人」だったらのハナシね。
「それで、100万円かけてした勉強、活かせてます?」
「ええ。お陰さまでこうゆう仕事をさせていただいてますので。」
「それはそれは。」
「この会社に入ることもできましたし。」
「何よりですな。」
創立当初から入っていたとして、勤続年数10年だね。授業料100万円だからこの会社でスキルを活かす代金の換算が1年で今のトコロ10万かかってる。十分モトは取ったのかな?…ノルマはないんかぁ?…歩合給かぁ?…ちゃんと食べとるかぁ?…おばちゃん、アンタの親になったつもりで考えてみたんやけどなぁ…アンタの職種は「営業」かぁ?ほならオカンなぁ、アンタにゆぅときたいことあんねん、よぉ聞きやぁ?おとーさんが飲んだら新人にゆぅとるで「営業はなぁ、この足で取るもんやっ!」。膝バッシーーーーン叩いてゆぅとんでぇ。電話で取れるのは営業のアポくらいやで。電話だけで営業が1件でも取れるモンならアンタ…おとーさんあのトシで係長なわけなぃやないのぉー…いつまでたっても部下は新人やでぇー…うぅー…オカンもう疲れたわ…風呂入ってええか?あ~アンタっそれはそうと「追いだき」て便利やな?オカンいっつも風呂は最後やんか、何やかやしなアカンから最後やんかいっつも。そやけどアンタあれ便利やで~、オカン助かってんねん。アレ考えたひと誰や思う?ま・名前ゆわれても知らんけど?

「私のように100万円かけてスキルをつけて、ということもしなくてもイイっていうのは、魅力、ですよね?」
「そうゆうことになりますよね。」
「魅力じゃナイですか?」
「魅力、でしょうね。ネットスクールね。でもね、そのシステムにネックがないわけじゃないですよね。デメリットは『通わない』ということです。パソコンスクールに行くということは当然ね、通う事になるでしょう?決まった時間に、決まった場所へ。それってすごく束縛にはなるんですけど、『行かなきゃ』って気持ちには当然なれるわけですよイヤでも。ところが24時間のネットスクール、好きな時に好きなだけ。要は『いかに継続できるか』ということで自分次第なんですよね。ひとはみんな、自分に甘いでしょ?そんな根性があるんだったら私、『在宅ワーク』なんて考えてないと思いません?私は小さい子供がいるわけではないし、時間的にも余裕はあるという状況でしょう?なのに『在宅ワーク』をしようって考えるくらいですから、相当に自分に甘いわけですよ。」
「そのために、私という担当者がいるんですよ。」
「ケツ叩く係?どのくらい叩く?毎日?」
「はははー…いえいえ、毎日は…。ケツ叩くというのは言い方が悪いですけども…『どのくらい進んでますか~?』とか『ちゃんとやってますか~?』という電話は、入れさせていただきますよ?それが私の仕事です。」
あら。庄子クンの仕事は「ケツ叩く係」だったんだ。在宅ワークの仕事を提供することぢゃナイんだ。
「叩くんだねぇ…。でも私ね、ケツをいくら叩かれようと負けないよ?勉強が嫌いだから。叩かれたってメゲない自信ならあんね~ん♪」
「負けない…んですね…。勉強、キライですか…?」
「好きなひとが、いるの???もしかして、いんの??」
「いえ…そうですねぇ…まぁ…勉強は…好きな人はいないんじゃないでしょうか?誰だって嫌いだと思います。」
「だよね?あ~よかった~!私だけが嫌いなのかと思ったぢゃん。」
「嫌いですよ、皆さんね。」
「でしょ?」
けど私、学生時代の12年間「勉強が好きなんやな~」と思えるようなひと、クラスに2人くらいは常にいた。嫌いな人ばっかぢゃ、ナイんでねぇの?私に同意してくれたのは嬉しいけど。
「ま・叩く叩かんは置いといて、説明、次に進んで?」
私は「納得しない」を出したまま、次の説明を促した。どうする、庄子クン?説明、ススメちゃう?ココからは「納得」の蓄積が途絶え「疑い」の蓄積が積もってくことになるけど。どうかな?進むかな??
「…へ?…あ、はい。」
「他の説明があったら先に進んで?」
「あ、はい。では先に進みましょうか。」
いいのかな~庄子クン~本当にいいのかなぁ~。わ~た~し~は~「巻き返し」にかかったんだぞぉ???
私はその後、庄子クンの説明に突っ込み突っ込み、十分に沈黙の時間を作ってから「あ・ごめんごめん、説明、進んで?」「ま、いいや。先に進めてね?」「あ・いいよいいよ待たなくても、進んで?」と促した。沈黙はもちろん「疑っている」という意思表示である。庄子クンの説明はどんどん勢いがなくなり、短くなっていき、説得するための術を失ったので、「分割」にする手筈であったが昼前に全ての説明が完了した。
「これでもう説明は全部、終わり?」
「はい、終わりました。」
「おっ♪早かったね。じゃぁ、この返事ってメールでしたらいいの?」
「あぁ…そうですねぇ。メールで…。担当者庄子宛てのメールで送っていただいたら…」
「じゃぁ、今までの説明をじっくりと把握して、考えてからメールで返事しますね。」
「ええ、よく考えてから返事をくださいね。…一日…くらいでしょうか?」
「無理・無理っ!考える時間って一日しかくれないの?」
「いえいえ、そんなことは…。じっくりと考えてくださいよ?」
「今週、もう予定が詰まってるからじっくり考える時間が取れないのよ。だから来週までには返事をするようにします。」
「あの…だいたいでいいんですが…この日くらいに…という目安を言っていただいてもいいですか?返事がもらえるのはいつくらいでしょうか。」
契約取った数に入れるのは何日シメなのさ?給料と一緒?20日シメの25日払いになってんの?20日までに取れた契約が給料に反映してくるの?目安って、そうゆう目安?今月の給料の計算?それともノルマ達成数の頭数計算として私を足すか足さないかなの?
「んー…そうねぇ…早くて土曜日。遅くても月曜か火曜あたりではメールします。」
土曜日が20日。いぢわるして、ごめん。月末シメの翌月イッピ払いって企業もあるぢゃんね?数になんないことに変わりは無いんだけどさ。
「わかりました。お返事お待ちしております。」
庄子クンはアッサリ手を引いた。あれ…見破られちゃったのかなぁ??庄子クン、世間話…フってこないの??庄子クンからの世間話にはノリノリにノってキたから「気のいいおばちゃん」の印象は与えたと思うのに。庄子クンにしたって、数々の「主婦」を担当している経験からおわかりかとは思うが、「専業主婦」って職業は「会社」というコミュニティからはちょっと違ったところで、独自のネットワークを築いている。名刺交換などを必要としない営業をし、机と椅子を必要としない会議を開いている。今風に言っちゃう?housewive's gossipよ。wellのsideでmeetingね、井戸端会議。社会からちょいと隔絶された環境である我々は、フレッシュな話し相手を見つけるや否やここぞとばかりに放さない。それだけ、日常に変化をつけるのが難しいということだ。上司に何か仕事を任されるという事こそないが、「何も任されていない」ということは「何もかもを任されている」ということと同等なんである。何事もナイように何事もナイように切り抜けようとする時、何かに変化があってはイケナイのだよ。
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by yoyo4697ru980gw | 2010-02-23 14:32 | +in the sky?+ | Comments(0)  

テレっとワーク ~ラウンド3~

庄子クンの話しぶりからすると、この職種を昨日今日始めたというわけではなさそうだ。この会社名では10年続いているかもしれないが、庄子クンの属する会社はその前に6年程、違う会社名で同じような業務を行っていた可能性もあるし、その前は3年で警告か指導かが入ったかもしれない、また違う会社名でね。法に触れないギリギリのラインで警察が介入できないシステムを確立していったかもしれないね。そして今日に至っての10年なら、今までの経験から対策を練った結果が今ということだろう。もちろん憶測ではあるから下手な事は言えないが、情報社会である今、ネットを使ってペペ~っと検索出来る簡単な操作をするだけでも「在宅ワーク」に関するクチコミで良い評価は少ない。それはご存知であろう。庄子クンの属している会社の所在地はね、巷では「悪徳商法会社がひしめき合っている」とのウワサが私の耳にまで届いている仙台なんだよ。その土地を選ぶべきではなかったと思う。「警戒心」をサービスで付けているような住所になるんだよ。
庄子クンは、最後で私をグイグイ引き込むような話術を持っているだろう。2日間の説明中、いつ何時も私が突っ込んで優位に立っていたわけではない。本当に納得してしまったような説明が数ヵ所あったのだ。それは演技やフリでなく、本当に庄子クンの説明に「それもそうだな」と納得した。納得できない部分にキて「いや…あぶねぇ・あぶねぇ」と我に返っただけで、もっと納得の回数が多ければ引っかかっていたと思う。だから、庄子クンの話術は小手先だけというわけでもないだろう。「何か質問があるなら言ってください、何にでも答えますよ?」との挑戦心を見せた彼には、営業で培った話術によほどの自信があったとみえる。よって「本領を発揮する」という選択をしてもよかったし、しないならもっと早い段階で見切りをつけてもよかっただろう。いつかのドコかの勧誘電話の営業のように、私に「ひやかし」っぽい様子がうかがえた途端その態度を豹変させ「はぁ?何がですかぁ?こちらとしても関係ないですしねぇ?」と逆ギレして電話を切ってしまうこともできたはず。しかし庄子クンはそのいずれもしなかった。彼は私が「半分以上疑っている」という態度であることは承知していた。おとり電話ではないかという考えも浮かんだであろう。対処法のマニュアルならバシっと頭に入っているくらいの実情はあるんぢゃないか、庄子クン?電話勧誘も訪問販売も「長引かせない」のがコツである。長引かせようとしている私の影響で図らずも長引いていると考えてもだ、庄子クン、ちみに「切り上げられない」という初々しさがあるとは思えない。「引き込める可能性が低い」と判断して最後のタタミカケをしなかった賢明な庄子クンよ、ちみは何を迷ったと言うのだ?

電話勧誘や訪問販売の「危うさを」一番に感じているのは、実は消費生活センターでも消費者でも警察でもなかったりして。電話で勧誘を行っている人間、訪問して販売しようとしている人間、それで喰っている人間が一番の「危うさ」を知っているのではないか。どの悪徳会社も「人を騙す職種です」と求人を出すわけはない。働いてみてから本人が感じ取り、気付くものである。人間には良心ってのがあるからね、気付かいでか。それを見て見ぬフリをして喰いブチを確保するか、切り捨てるかは当人の意志である。庄子クンは、なんせ迫り来るターニングポイントがチラ見えしちゃってる29歳だかんね。ま・私が勝手に推測した29だけど。
庄子クン、ちみには「本当にこのままでいいのか」という自問自答する迷いがあったのだろうか。

自分自身を偽り誤魔化すスイッチみたいなものが、人生のターニングポイントで与えられると私は思っている。そしてそのスイッチは、確実に自分で見つけて自分で押す。
私には、偽り誤魔化しているということではないが、自分で見つけ自分で押した「関西弁スイッチ」がある。このスイッチを押した時、私はまさに人生のターニングポイント上に居た。
普段は関西弁を使っている私であるが、故郷宮崎を離れ兵庫県に来た時はもちろん、宮崎弁を使っていた。同僚の殆どが関西弁であっても、職業が電話交換手であっても宮崎訛りのまま。しかし「この日を境に」というハッキリとスイッチを押した瞬間がある。いろいろな世代の関西弁を訊き、コッテコテの関西弁をも耳にし、同僚との会話の中で「自分がイメージしていた『関西弁』というものを、同じ世代のひとたちは実際の会話で使っていることなどない」と知った時である。私にしか理解できない方言では共感を得られない、説明のためにロスタイムが出る、という事実にもぶち当たった。小さい頃から慣れ親しんだ関西弁ではないのだから私の内に秘めたる感情を関西弁にすることは不可能に近い。しかしたいていの感情というものは「同世代間関西弁」を会得することでスムーズに伝わりそうだ。そう考えた頃には、同僚と同じタイミングで「アホちゃ~ん?」と突っ込みたいと思うような「関西ソウル」が身に付いていた。だから私はこの日に、自分で見つけた「関西弁スイッチ」を自分の意思で押したのである。私が今も使っている「宮崎訛りのまぶされた関西弁」には「スイッチ」が存在する。ゆえにONとOFFの切り替えも自分でやる。弟が相手なら「古い宮崎弁」になり、我が子が相手なら「エセ関西弁」である。どちらにせよ完璧にはこなせない。弟と我が子と交互に話しているうち、いつの間にか弟に対して関西弁を、我が子に対して宮崎弁を使っていることもある。バカになっとるねぇ、スイッチ。
自分を偽るということはこの「スイッチ」を持ち続けることである。バカになったスイッチを捨てるかどうかは自分で決めること。
この「スイッチ」を指が迷いながら押しているのだとしたら、その「迷い」がドコからきているものなのかは自分の心に聞け、ということだ。決心したひとは迷わない。迷わなければ何も変わらない。決心することばかりがよいとは限らないんぢゃないの?迷う時が変えられるチャンスぢゃんか。ほんでそうゆうチャンスって人生にゴロゴロ転がっててねぇ、かなんなぁ…庄子クン。おばちゃんなんて35クんのにま~だ迷う迷う、昨日もまよたで?たしかおとついもまよたわ。今日は迷わんとこかな~おもてんねけど、どうやろなぁ?明日の分までまよとこかなぁ?ついでやし。
私のお断りメールに対し、ダントツ行動の素早い会社に所属の庄子クンからの返事は無い。
ちみにも背中を押してくれるひとはいるかい?
スイッチはたぶん背中に付いてんで、見えにくかったのはそのせいだろう。

たった今、こんな電話がかかってきた。
「すいませーん、そちらにー…ジュンコさんーってかた、います?」
栃木か茨城の訛り。受話器の向こうでは何台もの電話がプルプル鳴っていて、3つくらいのブースでは会話中だという雑音が混じっていた。
「いいえ?いません。」
「あー…すいませーん、間違えましたー…。」
シマッタ…「はい、私がジュンコですけど?」と言うべきだった。この文章を仕上げていたこともあって「邪魔してんぢゃねっからな~(栃木か茨城)」という気になってつい本当のコトを言って切ってしまった。庄子クンはもうかまってくれないみたいだしなぁ…ジュンコに何の用事かくらいきけばよかったかなぁ…んもぅ~結局、今日もまよたやんか~。
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by yoyo4697ru980gw | 2010-02-23 14:29 | +in the sky?+ | Comments(0)  

パンのハジはつまり耳

作ったら作っただけキッチリなくなる「間違いなくフツーのサンドイッチ」あまるコトも催促されるコトもないこのサンドイッチを私は、頃合いを見計らって作る。それがどんな頃合いかと言えば「パン粉が必要になったら」である。私がサンドイッチを作るのは、その時に切り捨てるパン耳をパン粉にしたいから作るのである。だからフライの材料になるような食材が金曜日にセールだと広告が予告していたら、火曜水曜あたりでサンドイッチということになる。
しかし朝がパンだと腹モチが悪いようで、我が子たちは朝ごはんに白米を所望する。そしてサンドイッチはデザートでありおやつである。ごはんの合間にサンドイッチをつまむので最近では量が必要になってきた。だからって量を作ると今度はパン粉が増えすぎる。

そこで、パンの耳フレンチトーストというのを試しに作ってみた。前の晩にフレンチ液をバシャバシャで作っておく。卵のおかげで「やっとこツナギ」になるくらいの大量の牛乳を入れてベースにするフレンチ液はバシャバシャ。そこにちぎったパン耳を入れて一晩でジュルジュルと吸わせるのである。砂糖をたっぷりと入れてあるので甘いバシャジュルのフレンチトースト種は翌朝、たっぷりのバターでカリカリに、所々を焦げる一歩手前で焼きイれる。
これがすこぶるウマかった。今まで作ってきたどの「パン耳おやつ」より好評。ジナーなんてめちゃめちゃおいしかったから朝ごはんはコレでいいと言ったほど。パン耳を揚げてキナコで食べてみたり、混ぜ込んでタルト生地にしてみたりと色々やったが、なんぼでも食べられるメニューとは言えず、量が消費できなかった。しかし今回のバシャジュルフレンチトーストは、かなりの量のパン耳が無駄なく消費できるハケっぷりである。

「あのパン耳のフレンチトーストさぁ、一番おやつとしてよかったから定番にしようと思ってるんやけどどうもネーミングがバシっとイかないんだよねぇ…耳のフレンチトーストやから『ミレンチトースト』て仮に呼んでみてるけどどうもなぁ…何かない??」
ココちゃんマミィに教わった「バターニンジン」の作り方をレクチャーしながら、私はチョナーを名付け親に抜擢。
「水ってどんくらいって?」
「水パパ~って、てゆぅてたで?とにかく全行程『チン』でやってるって。茹でてんちゃうの?てきーたら『チン』やて。やから『蒸しチン』で茹でてる的なコトちゃうん?」
「え?じゃぁ、水はかぶるくらいで?」
「いらんいらんいらん、水パパ~やゆぅててんから『ちょっと水気がある』とか『水かけた』くらいの量やろ?」
「じゃあ『水チン』のあと、なんて?」
「何回、言わせんのよ。『水チン』のあとで『砂糖チョチョ、塩チョ、マーガリンをペ、チン』や。」
「ホンマにそんな風にゆぅてた?あのオカンが?」
「いや…『チョチョ』とか『ペ』とかは言わんけど…『少し』とかそんなやったと思う…そのヘンは感覚でやってよ。」
「砂糖と塩とマーガリンやねんな?」
「そうそう。ミレンチトーストのネーミング、どうしようか?」
「ハレンチトーストでええやん。」
「ハ、ハ、ハ…ハレンチトースト…ハレンチ…いいねぇ。何一つハレンチではないけども、パンの耳だけのフレンチトースト。なんとなくハレンチかぁ…恥知らずな感じで…ええやん。」
「最初『水チン』だけやんな?その後で、砂糖?塩?マーガリン?」
「やから~…『水チン』『ハレンチン』の2回にわけんねん。」
「ハレンチン?!」
「全行程レンジでチンして作るメニュー。…それが、ハレンチン。」
「ハレンチ、てどうゆう意味?」
「知らんでゆぅとったんかいっ!んー…まぁ…恥ずかしい、てコトかな。大胆だったりすると『ハレンチ』ってコトになったりするかな。」
「他人に言われることやろ?『ハレンチやな~』って。」
「そやなぁ…でももうあんまり言いはしひんかなぁ…自分から言ってかないとね、ウケ狙ってみたいな『ハレンチに参りますよ』とか?言われることはもうなさそうやけど。若い世代には死語に近いやろ。」
「でも何か恥ずかしいことあったからって、自分で『わぁ~ハレンチぃ~』とは言わんのやろ?」
「ハレンチの持ってる意味合いがな、使ってるひとの度合いによるからな。どの程度を『ハレンチ』と呼ぶか、みたいなことで。」
「恥ずかしかったらハレンチなんやろ?」
「だいだいが『なんてハレンチな』て使い方をしてるひとは、エロい事に対して、て意味で使ってる。」
「そうなん?」
「そうやなぁ…例えばおばーちゃんくらいの世代のひとが孫が彼女と手を繋いで歩いているのを見たら『なんてハレンチな』って言うかもしらんけど、手を繋いでる本人たちはハレンチぢゃないやろ?私らが他人のひとでカップルが手を繋いで歩いてるのを見てもハレンチとは思わないけど、目の前でキスしたら手を繋いでんの見るよりはハレンチぢゃん。」
「あぁ、ハレンチやなぁ。」
「だからハレンチは『なんてハレンチな』って言うひとが、どう感じるかの度合いによる。」
破廉恥、て言葉自体の意味としては「恥を恥とも思わない」ってコトやけど、ハレンチのイメージとして「こっちが見てて恥ずかしい」ていう感覚があるんだよね。見られてるひとはどうとも思ってナイの。
だから意味合いとしては「ハレンチトースト」で正解かも。喰ってる私たちはどうとも思ってナイぢゃん、貧乏たらしくパン耳をフレンチトーストにしてそれをウマいウマいとオススメしてね。だってウマいんだもんホンマに。でも、朝「めっさウマいからやってみ??」と作り方まで詳しく教えたイノッキとカイAは、ぜんっっっぜん喰い付いて来なかったよなぁ。
貧乏舌が満足したハレンチトースト。
なんてハレンチな。
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by yoyo4697ru980gw | 2010-02-22 15:12 | +knowing+ | Comments(0)  

店じまらん

随分と前から「店じまい」することを広告で大々的にアピールしているがいつから改装が始まるのだろうか…という店舗は関西には非常に多い。
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大阪などでは開店当初から「店じまい」を始めている猛者もあるという。チェーン店やグループ企業などだと「ドコドコ店舗の店じまい」に伴う「協賛セール」まで開催する。もうこうなってくると「店じまい」という出来事は「今月の生贄」の色が濃いではないか。もし本当に「ドコドコの店舗」が店じまいをする事実があったとして、その店じまいの理由を推測するなら「売り上げを出せなかった」からだろう。だったら「店じまい」ということになる前に「協賛」して欲しい、店舗としては。売り上げを伸ばすための催しや企画にこそ「協賛」して欲しいわけで、最終的にどこれもこれもダメで「店じまい」することになったらその「店じまい」に「協賛」するなんて、なんとも各店舗「蹴落とし」精神の高いことか。

さて、このオンセンド。以前の広告でも特集していたが、この韓国東大門商品というのを、私はちっとも知らない。
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私だからだろうか。テレビで話題らしい。前よりテレビを見るようになっていると思うのだが、まだまだ情報量が足りないようだ。しかし韓国テイストなのだろうが私には「ナニワのおばちゃん」テイスト100%に見える。「韓国東大門」というのがよくわからない。場所だろうか。「大阪アメ村」みたいな感じかな。中国にある「韓国東大門」という工場だったりするだろうか。地方にある「喫茶 祇園」とか「バーバー TOKYO」みたいなスポット。おジィが言いよんねん、いちいち。「東京に行ったあとで祇園に寄ってくるわの~今日は帰って来んぞ~っかっかっか~」とかね。同級生の息子がやってる理容店でヒゲ剃ってもらうまでに、近所の友達が次々に東京に集合、しかも徒歩で。みんなで祇園に繰り出し、午後でもやってる「モーニング」をご注文後「わかば」を吸いながらしばしご歓談。車で20分以内の範囲で東京も祇園も満喫やね。

ガチャピンとムックは「あいつら」呼ばわり。
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かわいく仕上がってんねて。
かわいく仕上がらんかったらガチャピンとムックの沽券にかかわるよね、キャラクターとしての。
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超しっかりした作りやて。
邪魔にならんのやろうか。ペットに超しっかりした作りのハウスを用意しようってくらいやから、人間のハウスはしっかり広さも用意してんのかな。

確かな安心が保証されたパジャマ。
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パジャマに求められる「安心」って何だろう。「パジャマ」を着ている時ってのは眠るだけなのでそんなに危険な行動は取らない。「確かな安心」は縫製だろうか。日本製だという「安心感」グンゼという「安心感」ということか。寝返りを打ってベトナム製のパジャマの縫い目が裂けた、というハナシは聞いた事がない。
私が「パジャマ」に求める「確かな安心」は、パジャマ姿で宅配に対応できるかどうかである。「配達担当地域」というのが割り当てられているのか、同じ宅配会社の場合だと届けてくれる人ってのが同じ人だったりする。そんなにしょっちゅう宅配が届くこともないのでたまに顔を合わせる人なのだが、「一回きり」という関係ではない。そんな人物に対して「出られる格好のパジャマ」かどうか、というのがパジャマに求める安心感である。
…残念ながら、このパジャマに「確かな安心」を感じない。
パジャマのベーシックタイプってのは「今の今まで寝てた」っていうぐ~たら感が出ちゃってるんだよね。
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濃い商品内容なのに「ぼかし」の効果をキかせているのがこの広告からおわかりになるだろうか。
その売り場にトばさなアカンどんな理由があったというのだ。
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私は「価格」によりも他のトコロにびっくりする。
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「ボトム」だけの広告写真は、上半身…切るんだね。

おもしろ登場する懐かしのキャラクター
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メンズだから広い「面」でおもろくできるよね~。
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…脊椎か??だったらバックプリントのほうが位置的に…。
肋骨とはどうも様子が違ってるみたいだし…でも脊椎ってこんなに横に伸びてたっけ…。
骨ぢゃナイんかな…そうだよな…懐かしのキャラクターって言ってんだし。百歩譲って「脊椎」やったとして、懐かしくもないしキャラクターじゃナイもんな。
…引いて見てみようか。
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…ムカデ??
キャラクター化していないリアルタイプ。
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by yoyo4697ru980gw | 2010-02-21 23:11 | +in the sky?+ | Comments(0)  

食べ放題不向き

和な食べ放題のお店へ行ってみた。食べ放題のお店に行った帰りに毎回、言う事であるが「私たちには向かないから食べ放題っていう店を選ぶのはもうよそう。」と今回も言った。食べ放題でもモトを取るチョナー(旧チョモ)でさえ、一年に一回でよいと言う。ジナー(旧ヘイポー)と私が「食べ放題はもうよそう」と言う理由はフツーに食べたほうが安いということが一番であるが、3人に共通して言えるのは「食事中が充実しない」ということである。隙さえあれば何か話しをしている我が家の民にとって、食事を取りに行くところからセルフな「食べ放題」のシステムが合わないのである。話しが盛り上がってくるタイミングで、誰かが食べ物を取りに席を立たなくてはならなかったり、話題の中心が「それナニ味?」とか「向こうにあった豆腐のタレってドコに置いてんの?」とかメニューの情報交換になったりするからだ。食べ放題でさえなければもっと違う話しをしているはずなのに、「新しいフルーツきたで~」「黒蜜に濃厚さが足らんと思わへん?」「カレーもあるみたい」「生麩ってイける」という、ココでしか活かせない情報しか口にしないのだ。この場での食事中の会話としては正解だろうけれど、我々は各自、ご披露したい「こないだサ~」のストック持ちネタがあるの。「ステーキの一人前、て頼んだら2切れやってん。見てよ、このお上品な盛り付け。扱いとしては『前菜』ちゃう?」「あ~じゃぁオレ、注文する時に最初から三人前っていう頼みかたしよっと。」「それがいい。」んなことゆぅてるばやいか。

このようにして私たちは食事をしている間中、「ゆぅてるばやいか。」とオチを付けながら、メニュー情報を交わし合う。
「京料理って感じのメニューやな。おばんざいとかな、和な感じ。」
「そうやな?湯葉入ってたしな?」
「さっきの豆腐にも湯葉が浮いてたけど、色がな…生湯葉ぢゃない、ってカンジやねん。食べた?どやった??」
「あぁ、生湯葉ちゃうかった。」
「やっぱりか…ゆぅてるばやいか。」
だから生きた会話しなきゃ。
「さっきネットでクーポンをさ~…あ・唐揚げの揚げ立て来たらしいで?」
「あ・行ってくるわ。」
だ~か~ら~。

「まぅのオレンジ、一個ちょーだい?」
「取ってくりゃいいのに。」
「もうなくなっててん。」
「めっさ山盛りあったのに…ゆぅてるばやいか。」
だから生きた会話しなきゃ。
「ちょっとー…いいコト考えた。さっきのバニラアイスにきなこ振りかけたら?」
だ~か~ら~。
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「うぅ~ん、和スィーツっ!!『そうだ、京都へ行こう。』…ゆぅてるばやいか。」

「抹茶のアイスにきなこと黒蜜もかけてきた。」
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「うぅ~ん、和スィーツ・和スィーツ!まさに?」
「そうだ、京都へ行こう。」
「ゆぅてるばやいか。」

「なに?まぅ、携帯会員になるん?」
「ならへんで?」
「登録するん?」
「しひんで?」
「だってそれ。バーコードリーダーやろ?」
「そんなん、読み込んでへんで?」
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「じゃぁ、ナニ撮ってんねん?」
「ココ。」
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掲載掲載してくれるねて。」
「掲載すんの確実やん。」
「京都弁感覚やな。京都弁って2回繰り返すねん。『さ~むい・さむい』とか『い~たい・いたい』とかな。だからこれも『け~さい・掲載』や。そうだ、京都へ行こう。…ゆぅてるばやいか。」
だから、食べ放題もう行かんとこう。
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by yoyo4697ru980gw | 2010-02-21 02:15 | +in much guy+ | Comments(0)  

ガムの入れモン

「おはようさ~~~~ん…」
朝練休みの登校時間が噛み合わずここんとこ朝に姿を見せていなかったイノッキ久々つかまえて、ご相談まがいのほぼ指令を下す。
「アンタさ、有志集めてよ。私のために。」
「なんやねん、いきなり。」
「これまでの私のおもてなしに感謝して、私にガムの入れモンを買ってあげてもいいなぁ~て思うようなコ15人、有志募ってプレゼントしてぇな。」
「ユウシってその有志?」
「そう。ガムの入れモンが欲しいねんけど、それ1575円もすんねん。」
「なに子供たちからカツアゲしようとしとんねん。」
「アタシぃ、チョモが今まで家に連れて来た友達は、たいがい手厚くもてなしてキたでぇ??ここらでプレゼントでもしてみぃひん?まずカイAやろぉ?イノッキやろぉ?ミズオで3人分カタいな。先輩も入れたら15人くらい、いるやろう?ひとり100円でさ。」
「500円くらい自分で出しぃや。」
「働いてないのにガムの入れモンに500円なんか出したくねぇよ。」
「じゃぁ誰も出したくねぇよ。」
「も~も~も~…」
私、今まで見返りを要求したことなんかないぢゃんかよぉ~。これがはぢめての見返りぢゃんかよぉ~。
「どんな入れモンやねん、それ。」
「粒ガムを入れてなぁ…ほんでガチャポンで出てくるヤツ、ええやろ?」
粒ガムだったら何でもええ、ってトコがポイントね。専用のガムぢゃない、ってトコがいいのよ。それをプレゼントされたいのよ。自分で買ってまではいらんけどプレゼントされたらテンション上がる品物ってあるぢゃんか、コレ、どストライクでその類だよね。
「エエやん。自分で買えよ。」
「も~も~も~…」

「イノッキにさぁ、ガムの入れモン買うのに有志集めてよって言ったのに、アイツ断りよんねん。アメちゃんあげたりしてんのに、いっこうに集める気配がナイんや。周りに呼び掛けるのにはイノッキが適任やから選任したのに。まったく。もうヤんなっちゃう。」
私は休日、むーちんにグチった。
「何よ、ガムの入れモンって。」
「こんなんでな?ほんでココんとこに粒ガム入れてな、ほんでこやってこやってやると、ココに出てくるヤツ。ええやろ?」
「いいや?全然。」
ジェスチャーでの説明がむーちんには響かなかったようだ。
「あーあ、買いに行きたいなぁ。欲しいなぁ。」
「なんぼすんねん?」
「1575円。」
「たっか。」
「やろぉ??でもソックやったらもっと安くで買えると思うからソックに買いに行きたいねん。売ってるかどうかがわからんけど。おもちゃのコーナーにあるって踏んでんねん。」
「おっ、行こう。」
ソック、というキーワードはむーちんに響いたようだ。なぜならば、私がソックに行くということは、行っている間にむーちんはPKで時間を潰しておく、という別行動が約束されているからである。べつにそんな約束がなされているわけではないか、そうゆうことになっているとむーちんは勝手に思っている。ギャンブラーむーちんは殆どビョーキだから、PKに行ければ理由は何だっていいの。
「パチンコに行くお金なんてないしな、行かんとこ。」
「俺、持ってんねん。」
「なんで?」
「隠し持ってて~ん。」
いざとなればギャンブルに使える金を隠し持っている、ってトコがもうかなりのビョーキ。そして今まさに使えるとなると、じっくりと隠し持ってきたことを簡単に吐いちゃうトコロ、ギャンブラーのギャンブラーたる所以。ギャンブルに使うお金は「生活のため」とかの勘定に入ってナイんだよね、だいぶ末期症状。でもなかなか死なねぇこのビョーキ。だってどっかからお金が降って湧いてくるって考えてるから。お金を失っても失っても、すぐに魂だけは回復しちゃうのよねどうゆぅわけか。「俺…もうパチンコやめるわ…」うん、聞き飽きた。

「じゃぁ、行こうか。…ハイ。」
私、手を出す。むーちんに。
「何や?」
「私たちが、買い物をするお金。」
「えーーーー?するーーーーん?」
「せへんのやったら行く必要ないねから、べつにええねんで?家でゆっくりしょ~か~。税金とか払わなアカンのん、知ってるやろ?」
「わ~かってるよ~ぉ…」
「わかってんねやったらええねん。…ハイ。」
「買い物…すんのぉ?」
「するよ。めっさする。…ハイ。」
「… …はい(泣)」
イエス・イエスイエス、一万円。
「ヘイポー、な~に食べよっか~?ミスドって口ぢゃないしな~♪」
「ボクも~♪今日ミスドって口ぢゃな~い♪マクドって口でもな~い♪」
「あ~そう・そう♪もっとイイもんって感じ~♪」
「やんな~♪」

「あ~~~~買ったんやぁ?」
「買った。」
有志を一人、募って買った。おもちゃ売り場で見つけられなくてスタッフの人に「あの~粒ガムを~…」て説明してたら、もう「粒ガムを」でウンウン頷いて「こちらです。」って。商品に着くまでに適切な説明しながら歩いてたぞ。「ガチャガム、という商品ですね、こちらです。」粒ガムを~だけでこんだけスムーズに案内できんねんから、相当の人気商品なんぢゃないか?ガチャガム。私が気に入った商品はおおかた廃番になってきたが、これはその心配もなさそうだ。
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「一個、ちょ~だい??」
「…おめぇ…注意書きが見えんのか。」
そう言うと思って事前に注意ねぇ、書いといた。
「泥棒が多いからな、私の周りには。…あ・いいよ、一個ずつ。今日ゴミの日ね、花壇の前のゴミね、5袋くらいあるからよろしく。」
労働するなら、泥棒とは呼ばないから。
今後の差し入れは粒ガムでよろしく。
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by yoyo4697ru980gw | 2010-02-20 22:47 | +開楽館+ | Comments(0)  

盲腸摘出がばい漁

「今日、モーターカー持って帰って来た。」
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「ぅわー…もぅ…今日『もやさないゴミの日』やったのにぃ…持って帰って来るのが一日遅いぢゃんかー…タイミング悪いなぁ…」
「え…ソッコー捨てちゃう系?!」
「違うね。『系』は付かない。ヘイポーがモーターカーを持って帰って来ます・私にみせます・感想を言います・ゴミ箱直行。モーターを使って走る車を作りましょう、とかいう教材のちゃちぃヤツやろ?立体はかさばるから間違いなくバッチリ捨てる。プラスチックは『もやせないゴミ』…今日だったのに。」
「だって…出来上がったのが今日やってんやもん…モーターカーじゃなくて、ロボットなんやけどな?」
「ロボットぉ???何をしてくれんのよ、そのロボットは?」
「サッカーロボ。サッカーする。」
「ち…使えんロボットや…掃除とかしてくれるならまだしもサッカーして遊んでるだけぢゃんか役立たずめ…まだヘイポーのほうが使えるじゃん。」
何日間かをかけてモーターまで内蔵して作り上げて、やれることサッカーかよ。
私なんて十月十日かけて子宮内部でデカくして13時間かけて産み約12年かけて自転車に乗ることを覚えさせたヘイポーには、モーターなんか無しでスーパーまでの水汲みとちょっとした買い物をさせられるぞ。洗濯物の取り込みと風呂掃除は素手でやれるからな、電池も使わず燃費がイイ。最近では卵を白身と黄身に分けることを教えたからますます使い勝手が良くなり、かつ自立まで促している。

「ヘイポーって味噌汁は作れたやんなぁ?コメも炊けるし…ええっと…あとは…卵…割れたよなぁ?」
「割れるけど…料理による。」
「卵の割り方がメニューによって違うなんてきーたことないよ。」
「目玉焼きの時、カラが入ったりするから無理。」
「無理ぢゃない、カラは取ればいい、おいで。」
「えー…なにーぃ…?何すんのーぉ…???無理やってぇー…」
無理なことなどない、無理だと思う自分がいるだけ。…みつを。」
「…それ、みつをの言葉?」
「いいや?私の言葉。みつを…て付きそうな言葉やん?正確には~、アンタが水汲みに行く時に前を通る寺の御言葉…を、パロったヤツ。ステキな御言葉が書いてある掲示板がある寺の前、通るやろ?見たことある??」
「あ~…あるある…あっこ、ここんとこずーーーーっと言葉、変わってないで??」
「あの寺の御言葉更新は不定期やからな。あっこに何年か前に、コレのモトになる御言葉が貼ってあってんやん。なんやったかなぁ…『憎いものなどない、憎いと思う自分がいるだけ。』やったかなぁ…要するに醜い自分が憎しみを生むってコトか??」
「アレと一緒やな?みんないい時はいいんです…でもうまくいかなくなると誰かのせいにしたくなる…
「そーそー、そ・そ。誰しも結局は自分がかわいい。苦境に立たせたくないほど自分がかわいい。苦境ほど自分を成長させてくれるのサ~ちゅうわけで、かる~く苦境に立ってみる?タマゴをー、シロミとキロミに分ける、ハイやってみて、4個ね。」
「キロミって何よ…キミやろ?」
「アンタ…キロミが聞いてたら泣くで。白身には『ロ』を付けるくせに。黄身にも『ロ』くらい付けたれよ。」
「え…だって…シロミは『白』やけどキミは『黄』やんか…」
「つべこべ言うんぢゃねぇ。シロミとキロミに分ける。」
「シロミと…キロミ…」
「そうです。キロミの取り方、2回やって見せるから。4個練習するうちに成功さすんやで?」
「へ?全部で6個も割るん??それとも4個?2個が練習?」
「アンタの練習用は4個。こっちの2個はプリン用やから。こっちは失敗したら困るから私がやる。その失敗しないやり方を見て、アンタが4個で練習するの、わかった?」
「じゃぁ、こっちの4個で失敗したらどうすんの?」
「失敗してもええねん。メニューは全卵使うヤツにするから。」
「カラが入ったら?」
「取ればイイじゃん。」
「キロミが割れたら?」
「どうせ混ぜるメニューやから。」
「じゃぁシロミとキロミに分ける必要ないんちゃん?」
「ないよ?」
「じゃぁなんでわざわざ分けるん?」
「オマエの練習のためぢゃっ!わ~かってねぇなっさてはっ?!全卵を使うメニューで4個の卵を割るの。それを利用してアンタがシロミとキロミに分ける練習をするの。アンタが卵の分別の練習をするためダケに私が卵を提供すると思うか??ん~な無駄なことが出来るほどウチの生活に余裕はないわい。」
「あ~そうゆうことね~♪じゃぁ失敗してもイイってこと??」
「イイってコトよ。プレッシャーゼロってコト。」
「そうゆうことかぁ…わかった~。」
「失敗できるからって手を抜くなよ?全力で取り組んで失敗するのはいいけど、どうせ練習やからっていう取り組み姿勢は許さん。その卵が今日の食材っていうことに変わりはないから。」
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「ぅわ~まぅううぅうう~、キロミが落ちたぁああぁああ~!!」
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「ドコに?」
「テーブルに~~~~~!」
「そのテーブルはキレイやから、上手に拾って戻して。」
「どうやって??」
「それをオマエが考えるんじゃっ!!」
「ええーーーーー?!どうしよう?!どうしよう、まぅ??」
「ヒントいるぅ??」
「いる!」
「キロミを潰さずにボウルに戻す方法はいくらでも、ある。」
「ええーーーーーー…」
「いいこと、教えたろっかぁ??」
「なに?!」
「アンタが思ってるほど、キロミって簡単には割れない。何使ってもいいけど、後のことを考えた合理的な方法でやるのが自分がラクやんな?」
「カラ使って戻す??」
「それも、出来る。やってみ?」
「ええーーー…割れるってー…」
「割れるかどうか、やってみれば?」
「えーーー…無理やってー…」
無理なことなどない、無理だと思う自分がいるだけ。カラのなるべく平たく割れた部分を使うとええで。『すくう』っていうより『乗っける』っていう感覚かな。」
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「くっくっくー…取れた…できた…」
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「初めは失敗するもんやけどなぁ…アンタ…最初にしてはウマいんちゃうか??」
「向いてるんちゃん?!素質、あるんちゃん?!最初でこんなに出来るって♪」
「アンタの場合、最初が遅いねん。それ、チョモは3年で出来てることやから。4年ではもうパンが作れた。それも夜中にね。」
「夜中にやることぢゃないで…」
「確かに。」
これでゆくゆく独り暮らしをした際、なんか甘いものを食べたくなった時には、その技術を使って安い材料費でもって『白身だけシフォンケーキのあっさりカスタードクリーム添え』が作れることだろう。…夜中にね。いいかヘイポー、嗜好品は「創意工夫」が第一だ。金が無くとも質を落とせばなんとなくでも出来上がる覚えておけ。が、睡眠を犠牲にしてまでやる必要は、ない。

「これなぁ…障害物をラクラク乗りこえる!て書いてんねんけど、ラクラク乗りこえる大きさに限度があってな…しかもレベルがチョーーーーー低いから、障害物とかあってもほとんどこっちが気付いてのけなアカンねん…こけちゃうから。」
「めっちゃ気ぃ遣うロボットやなぁ…それってロボットが障害物をラクラク乗りこえてんぢゃないやんけ。こっちが事前に気付いてのけてあげるから、障害物をラクして乗りこえたことになってるダケぢゃん。もぅ…今やロボットの技術って進歩しててな?人間の代わりに受付とか案内とかするロボットまで開発されてるくらいやねんで?アンタのロボットは時代が江戸で止まってんなァ…『からくり』のジャンルやで『ロボット』でイくのはどうかと思うわ。伝統に則って蹴球をするべきやな。」
「捨てるんやろ?これ。じゃぁバラバラにしてみてもいい??」
「是非バラバラにして。ゴミ分別のためにも。」
「これな?先生が組み立てるのが難しいから分解せんほうがええって言っててん。」
「もう二度と組み立てることはないから。」
「ここな?ココはべつに無くても動くねん。ココをはずしてみよっと。」
「無くても動く部品が入ってんねな…わざわざやなぁ…。それせへんかったら完成が一日早かったんちゃうか。そしたらゴミの日に間に合ったのに。」
「どうしても今日捨てたかったみたいやなぁ…まぅ…。」
「…いや…来週でもかまわんけど…今日捨てられたほうがなおよかった。」
「お~…取れた~♪…ええっと…コレ…何やったかなぁ…名前…」
「そんな『無くてもいい』って部品に名前がついとんか。」
「違う、違う。この『無くてもいい』って部分が、人間でゆったら『何』ってゆーのがあんねん。あるやろ?人間の身体にもそうゆう部分が…身体の中に…んー…『大腸』ってあるよな?」
「ある。でも大腸、いるよ。人間に、なくてはならない部品のひとつやろな。惜しいけどな、大腸もいるし、小腸もいる。肝臓もいるぞ、もちろん心臓はいるし。」
「あーーーーーっ!盲腸・モーチョー!!人間でゆったら、コレ、盲腸。べつにいらんやろ?」
「私、もってるけど。ほかすつもりもないし。」
「でも、とくにいらんねんやろ?」
「先生が、その部品はとくにいらんから人間でゆぅたら盲腸みたいなモンやって?」
「うん、そんなことをゆってた。」
「比喩としてゆったんやろけど、ニュアンスが違ってる。盲腸は『とくにいらん』じゃなくて『なくても支障はない』やから。あって越したことはないんやで?いらんもんが人間の身体に最初から備わってるわけないやろ?盲腸は盲腸で盲腸の役割ってのがあってついとんねん。臓器の予備みたいなモンやな。予備って普段は必要ないやろ?盲腸はいらんわけじゃなくて、ただ出番が無いってだけ。いつか盲腸も出番が来んねん、それがいつかは知らんけど。」
「いるんや…盲腸って…」
「いらんのやったら、最初からつけんでええやろ。みんなについてるからにはそれなりの理由があってやで。私は、いる。」
「うん、ボクもいる。」
でも、何かひとつ臓器を捨てろって言われたら…やっぱ盲腸かな…。盲腸の出番って…そんな出番だな。

「コレふたつ、磁石やで?ひとつは、まぅにあげる。」
「いらんけど。」
「いらんのっ?!」
「何でいるって思うのよ。そないに意外な反応やったか?」
「いやぁ…何かに使うかなぁ…と思って。」
「何かに使う…何かに使う…ゆぅてとっとくモンって結局『何にも使わない』まま、ずっとあんねん。」
「そうやなぁ…でも磁石やで?」
「何で磁石だけ特別扱いやねん。最先端の物でもないで。」
「だって、ほら。がばいばぁちゃんがサ、引きずっててお金になるって。」
ちょいと前に『かばいばぁちゃん』の本を読んでいたヘイポーであるが、その中のエピソードとしてかばいばぁちゃんが歩く時に腰からぶらさげた紐の先端に磁石をつけておき鉄くずを集め、それを換金して収入の足しとしていた『歩く時にもちょい稼ぎ』の方法が紹介されていた。
「それには時代背景ってのがあってな?今も磁石を引きずって鉄くずがくっついてくるのは変わらないけど、それを換金して足しにするような物資の乏しさのほうがなくなってんねん。今やもう、物が豊富にありすぎる。」
鉄くずを集めるという行動は、もはや『月一のドブさらい』みたいな掃除の一環やな。
「でも、楽しそうやで?」
「あぁ、楽しいよ?砂鉄集めは。やってみる?U型の磁石あるやろ?あれに紐つけて砂場をグルグル歩いたら『ワシャっ!』ってカンジでトゲトゲした砂鉄がくっついてくんねん。」
「あーーーーそうそう。砂鉄って磁石くつけると、ピンピンなるなぁ…。でも、この磁石、ちっちゃくない?」
サッカーロボの盲腸に入っている磁石は、ダースっていう名前のチョコレートぱくっと1個分の形と大きさ。
「ちっちゃいけど、イけんことはないで?」
「どうやって紐、つけるん?」
「アンタ、ぁあ~たしを甘く見んぢゃないよっ。しょーもない事に使う知恵なら、山ほど持ってんだから。コイル、あるんちゃう?このセット。コイルで巻くわ。ポイントはバッテンに巻くことね、引きずってもこれならヘーキ。」
「まぅ…まぅってスゴイなぁ…」
「この遊びのために他の材料使ってたら無駄だからね。この『捨てるセット』の中の材料だけで完成させる。これ何?」
「これはー、タイヤのゴムの部分。」
「んじゃこれ、ジョイント部分に使おうか。」
「まぅ…ほんとに無駄がないなぁ…」
「うん…この無駄のない技術を生活力としてよい方向に使いたいと常々思ってるんだけど、思いつくことにどうも無駄が多いみたい。」
「アカンなぁ…」
「うん…『イイこと思いついた~♪』てよく思いつくんやけどな…『どうでも“イイこと”』なんや残念なことに。」
「まぅは本当にかわいそうやなぁ…」
「そう思うんやったらまぅに駐車場を買ってあげて。」
「駐車場が欲しいん?」
「もらったら今、一番うれしいもの、駐車場。」
「今はムリやけど、大人になって、30くらいになって余裕が出来たら買ってあげようか?」
「アンタ…30で余裕が出来る予定?」
「うん、初任給のうちは自分の生活でせいいっぱいやから。」
小学校卒業したら早速働かないと計算が合わねぇ。結婚はドコで入れてんだ?30で余裕ぶっこいてるってコトは、結婚は入ってないのか?
「今年なぁ…私、35歳。生活…カツカツに見えてない?35くらいで、こんなもんやけど?30で余裕が出来ることはないと思うねんけど。」
「それは…まぅは結婚が早くて失敗してるやろ?ボクは普通くらいに結婚するから。」
「うーん…成功してるかて言われたら否やけど…失敗してるて決めるにはまだ早いで。普通くらいって何歳くらいのコト?」
「ん~っと~…26歳か27歳くらい。」
「あ、じゃぁ30くらいが一番ヒーヒーゆぅてると思う。精神的にも金銭的にも一番、余裕を失くすと思う。」
「そうかなぁ…」
「今までこの生活を…どう見てきてたんやアンタ?現実の厳しさに直面してたろうに…隠し切れんほどの現状を見せてきたのに…ちょっとは隠したらよかったんかなぁ…正直すぎたんか… …できたっ!これ引きずって公園で砂鉄集めたらええわ。これで砂鉄を集める遊びの名前は『がばい漁』やな。ドコに行くの~?て訊かれたら、がばい漁に行くって答えて。」
「うん、わかった。集めた砂鉄はどうするん?」
「捨てる。」
「捨てるん?!」
「次にがばい漁に行く前に捨てる。」
「捨てるものを拾いに行くん?捨ててからまた拾いに行くの?捨てるのに?めっちゃ無駄やん。」
「あんなぁ…がばい漁の醍醐味は『集めてる』って行動を楽しむことやねん。集めたモノに執着せんことやな。楽しそうやろ?しかも磁石についた砂鉄なんてどんだけ取り難いか。それを一所懸命チマチマ取って、またくっつけに歩くねん。そしてまたチマチマ取るの。アンタこんな無駄なこと今までやったこと、あるぅう??」
「それは…ナイなぁ…」
「アンタ大人になってから、こんなこと、すると思う?」
「せんやろ…」
「な?今しか、ないよ??」
「やんなぁ?!行こうっ!!砂鉄集めっ!!」
「がばい漁な。」
「あぁ…がばい漁な…」
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今日もヘイポーは徒歩でゆく。
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「ベンチコート着て行ったほうがええで。冷え込むらしいで。」
「あいよー」
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前回のがばい漁は大漁・大漁。
「行く前にチマチマ落としてな?」
「あいよー」
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「んじゃ、行ってくるわ…」
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無駄なコトに意欲的なヘイポー。
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無駄なことなどない、無駄だと思う自分がいるだけ
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by yoyo4697ru980gw | 2010-02-17 00:05 | +朝臣寺+ | Comments(0)  

危険の予測

むーちんがつけたTVを見ていたら、最近の子供がよくケガをするということを言っていた。コケた時に手が出ないそうだ。危険予測の力がなく、鉄棒から落ちては骨が折れ、階段から落ちては歯が折れるそうだ。…子供なのに…どうしたことだろう。

私はつい1年ほど前に自転車に乗っていて道に迷い、注意が散漫になった挙句に電柱へ激突したが、ものすごく痛かったけれど骨は折れず歯も欠けなかった。どころか激突直前に「あ・痛いっ!」と前もって冷静にワレの激突後の衝撃を判断出来たほどである。…しかし避けれられなかった。予想通り、いや予想以上に痛かった。
子供の頃からよくコケ、よくぶつかり、よく事故にあったが、それが原因での打ち身・打撲・捻挫・骨折といったことは中学の後半あたりから徐々に増えてきたと記憶する。私の覚えている限り、小学生の子供の時分に手術をするまでのケガというのはたった一回である。年間何百回とコケ、ぶつかり、落ち、滑り、流れての『一回』なのだから、これはもう無傷に等しいのではなかろうか。
このことからもわかるように、子供というのはどうゆうわけだか自然に受け身が取れる。そして身体がフニャフニャなのだ。大人になってから「あれ?こんなコトで骨って折れるんだっけ??」と気付かされた時、子供がいかに不死身なのかに思い至るのだ。あの頃と同じ遊びしてたら…私、死んぢゃう。大人になるというのは、そうゆうことだ。大人しく遊ぶことを覚えることなのだ。…違うかな。

TVは、平成の子供には「危険予測の能力が無い」ということを伝えた。それを訊き、むーちんが言う。
「それって『能力』とちゃうよな?」
「うん、違うと思う。『本能』やと思う。」
「オレなんてポケットに手を突っ込んだままコケても受け身は取るで。」
「受け身って…取ろうと思って取るものか??」
受け身は…反射だ。考えている余裕など無い。身体がそうするものなのだ。そしてそれは、本能だ。平成の子供に無いのは『能力』ではなく『本能』なのではないだろうか。私は『本能』は「便利な生活に慣れる」ことで失うと思っている。それは、実体験によるものだ。

私たちの今までの生活というのは、聞くも涙・語るも涙の、涙チョチョ切れる波乱万丈な生活であった。安定する暇もなく崩れ、崩れては立ち直り、立ち直ってはまた崩してしまうという具合で、むーちんの家族も私の家族も我々夫婦の行動には気の休まる時はなかったであろうと察しがつく。そんな生活の中で、私は幾度となく『本能』に助けられた。不便な生活をしているほど、カンが冴えるのだ。それは殆どの場合、生きることに繋がった。
ゆぅても昭和後期から平成にかけての私の生活、貧富の差などそれほどでなく、格差社会と言えどもそもそものスタートラインが「三畳一間・風呂なし・共同トイレ」で始まっているわけではない。それなりの便利さというのは最初から保証されているこの頃。
しかしこの平成の世にあって、平成っ子である本能皆無であろう我が子に、私はハッキリと本能というものをみたことがある。本能を呼び起こす不便さというものは、本当に些細なことでもいいのだということをまざまざと見せられた出来事である。

それは数年前、私たちが「釣り禁止」という看板の前に陣取って釣りを楽しんでいた「チン」での事。チンは大きな溜め池で、ぐるっと一周するのに徒歩ならば15分ほどかかるだろうか。チョモが3年か4年かくらいの時に友人からの情報でチンをみつけ、その後は明けても暮れても放課後は釣り一色。友人たちが本格的な釣り竿を用意するようになり、投げ釣りでチンのヌシであるライギョを釣ろうと競い始めた頃、「引き」よりも「合わせ」で釣りを楽しんでいる私たちは初心を忘れることなく、いつものように拾った棒切れに針をつけ、目の前のブルーギルをチマチマと釣り上げていた。この趣味は早い段階で「便利さ」を捨てた。ブルーギルを釣ってもおかずになるわけでないので、私は材料費をケチり始めるのが異様に早かった。最初っから落ちている棒切れを釣り竿にしているほどのローコストである、次にケチるのはそれにつける針であった。針がなくなれば釣り具屋に針を買いに行くのであるが、それが「テグスと針がすでにセットになっていてあとは結ぶだけ」のヤツだと300円くらいで5セットほどしか入っていない。一方、「針」だけであれば100円前後でアホほど入っているのだ。「テグスは家にむーちんのがあるし…どう?」とけしかけるとチョモは、ちーちゃな針にテグスを巻きつける技を図書館で本を借り、習得した。はじめは「いつまでやっとんねんっ!」と突っ込みを入れるほどの時間をかけて針にテグスを巻きつけていたチョモであるが、回数をこなすうちに手慣れて来、数種類ある巻き方の中で最も難しいと本人が言う技でやっても「たいがいかかって15分」くらいまでに腕を上げた。簡単な巻き方であれば数分で出来るまでに上達し、友人たちが「もう仕掛けがない~…チョモ~…やって~」と言えば、出張サービスも請け負った。
そんなテグス職人の道を開いたチョモは、その奥に仕舞い込んでいた『本能』の蓋までいつの間にか開けていたようだ。この「不便な釣り」をしてきたチョモは、その不便さから本能を呼び起こし反射という素晴らしい行動に出たのである。それまでのチョモったら、運動神経がいいわりに遊びによる生傷が絶えなかった。見ているにそれは咄嗟の時の反射力がどうも鈍いような感じであった。

その日、ブルーギルに飽きて大物を狙うと言いチョモは木蔭ポジションの向こう側へと歩を進めた。私はいつものポジションで小物を狙っていたが木蔭ポジションにもブルーギルがいるとの情報を得、チョモのいる場所へと移動した。その時に、一段上にある歩道を歩いて移動した。チョモのポジションの上まで来ると柵を越え、私は下に降りようとした。その場所は急な斜面になっており木々の根と土が剥き出しになっているそれはそれはよぉ滑るポジションであった。私は、走って下ったのだ。チョモはその時、真剣に針をいらっていた。数分間の集中のお時間である。テグス職人はひとたび針にテグスを巻き始めると、何を訊いても「んー…?」という相槌しか打たなくなるほど集中する。チョモの横を、疾風のごとく駆け下りてゆく私がチョモの横を通り過ぎたと思った瞬間には、チョモは私の腕を咄嗟に掴んでいた。それは「あと一歩で入水」というギリギリのラインで間に合った。

「あ~~~~あぶな。意外と止まらなかったねぇ。」
私は「自分では止まれなかった」フリをした。そう「フリ」である。何よりもチョモが私を止めようとしたことに驚いた。止まれないスピートが出ていたわけではないからだ。本当に私が自分でも止められないほどの加速がついていたのだとしたら、私よりも軽いチョモの腕一本で私を止めることなど出来るはずがない。共に入水である。これが「咄嗟の反射」だということを確かめるには、私のスピードをどう捉えていたかが重要だ。私の行動をどれだけ「見ていなかったか」で反射のレベルも異なる。
「何かんがえてんねんっ!なんで走って降りてくんねんっ!」
「そうか…走って降りて来たからか…」
私はあくまでも「自分で止まれない」を演出。
「当たり前やっ!あんな上から走って来るからやっ!」
「なるほどねぇ…」
「なるほどねぇ、ちゃうわっ。」
「まーまーまー…」
「アホやろ?」
私の「なるほどねぇ…」の相槌は、オマエのアドバイスに対しての返しぢゃなかったんだよ、チョモ。「やはり反射的な咄嗟の行動であった」ことの確認を取っての感想だったのだ。
私はあの時、一番上の位置からは走っていない。チョモは針に夢中で私の行動など見ていなかったのだ。柵を越える前にチョモに声を掛けた。「ブルーギル、おんの?」「おんで?」というような会話をしたので、私が上に来ていることは見た。しかしその後は針に夢中で見ていなかったことがわかる。だって私、木の根っこを越える所まではゆっくり歩いて降りて来たの。最後の4~5歩分だけ「タ・タ・タ」って感じで走ったのね、しかもブレーキをキかせながらな。自分で止まる意志を持っていたのだ。ブレーキがかかっていることを判断出来ないくらい、私のスピードを見極められないくらい、「見て」はいなかったチョモ。しかし「タ・タ・タ」の足音で加速が付いていると察知し、反射的に私の腕を掴んだ。なるほどねぇ…本能だなこれは。針にテグスを巻きつけるトコロから釣りをしている子供は、もはやいないであろう。ロープを「すんなり解けるのに緩まない」結び方が出来る平成っ子が何人、いるだろうか。そんなことやらなくたって、子供のこづかいで買える値段で釣りの仕掛けが売っていて、結束バンドで簡単に結束できハサミで簡単にちょん切れるのである。金を使えば本能は必要ないのかもしれない。しかし私はしかと見た、不便な釣りを続けるうちにチョモの本能に磨きがかかっているのを。こんな些細な不便さでも、奥底に仕舞い込んだ本能を呼び起こすことが出来るのだ。

TVでは、習い事や塾や、遊びがゲームであったりと、平成の子供は他人とのコミュニケーションを取る機会が少ないために危険予測をそういった人間関係から学ばない、というようなことが論ぜられていた。私は違うと思う。本能は誰にでも備わっているのだ。その本能を便利な日常が燻らせ、発揮しなくてもよい環境を作っているだけのことだと思う。
他人とのコミュニケーションから危険予測を学ぶのであれば、習い事もせず塾にも通わず行った先で他人と勝手にコミュニケーションを取って遊んでいるチョモなんて、危険ばっか予測している人間になるはずだ。そして危険予測ならおまかせのチョモは、絶対に危険な目になど遭わないはずなのだ。しかしチョモはこないだ、危険を予測できずに学校のガラスを割り2100円を支払った。2ヶ月間のおこづかい停止処分である。

平成の子供たちよ、不便な生活をして本能を呼び起こすのだ。
ゲーム脳で鈍った伝達回路を活性化して、本能を研ぎ澄ませ。
本能は反射として顕れ、咄嗟の時の助けになることだろう。
まずは今夜、目覚まし時計を止めてみよう。
確実に、
明日、
遅刻するだろう。
急にやっちゃダメだよね。
とりあえず、親指と人差し指を輪ゴムで縛っとくなんて、どう?意外に不便だよ。「不便」ってのがどうゆうことかピンと来なければ折り紙で鶴を折ってみるといいよ、足でね。いわゆるこれが「不便」です。羽を折り込むトコね、あっこからもう不便。胴体と尾を折り曲げるトコね、えらい不便。最後のクチバシ出す時ね、どんだけ不便か。ほんで息を吹き入れて広げるのね、完全に無理やで体勢的に。まァ実を言うと息なんて吹き入れなくても広げられるねんけどな、こむら返りには気をつけたほうがええで。ツってたら歩くの不便でしゃ~ないからな。
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by yoyo4697ru980gw | 2010-02-16 00:06 | +in the sky?+ | Comments(0)