どうでもよいことを考えはじめたらキリがおへん どうでもえぇのについつい考えてまう どなたサンもその状態が「ミルニング」どすぇ

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指示に従う

私は飲み物の指示には従う。
飲む時には側面に小さい字で書いてある指示を探す。「よく振ってお飲みください」なのか「振らずにお飲みください」なのか、どちらのタイプなのかをしかと見届ける。よく振って飲んだのに途中で「振らずに」タイプだったり、振らずに飲んだら缶を捨てる時に「よく振って」タイプだったのに気が付いたりしたことがあるので、飲む前に確認するようになった。

さて、缶の求める行為は「振る」か「振らない」くらいのモンであるが、パックの指示は難題である。
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パックの求める行為は結構キツい。
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点線にそって開けろと言うが、矢印の部分が強固に接着されているのである。加えて点線箇所には口当たりを優しくするためかちょっと丸みを帯びたストローの口があり、立体的になっているんである。器用な私でも、この点線にそえる自信はない。
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もう最初が、そえない。しかし私はあきらめない。これから、点線にそうよう努力しようではないか。
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で、結局は最後チョロっとそっただけ。日々、努力あるのみである。
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by yoyo4697ru980gw | 2009-07-31 10:36 | +in the sky?+ | Comments(0)

県大会

チョモが頑張って勝ち取った、加古川で行われる県ルートン。
不況の影響を受けて休暇中のおじーちゃんと、わざわざ休みを取って見に来てくれるおばーちゃん、そして加古川に住んでいるが競技場まで30分はゆうにかかるだろうという場所に在住の応援に来てくれる親戚。平日なので見に行くかどうかを迷っていたむーちんは結局、有給を取ったらさりげなく左遷されるし、チョモの今の力で全国への切符は勝ち取れないと判断し、ともするとクビの危険性も考えられるので仕事に精を出すことにした。よって、高速道路に乗れない私がナビを使って運転するという緊急事態の、県ルートン応援隊、にわか結成。電話番号をナビに入力しルートを一般道に設定して出発。ナビ上には青いルートが現れ、交通規制を守って運転するよう注意を促された。しかし途中、交通規制を無視した案内をしやがるナビ。オマエが守らんかい。オレンジの中央線は越えたらアカンのんちゃうかったか?右折するトコロを見落としてしまったのだが、ナビって設定ルートに軌道修正さそうとすんだね。行き過ぎたところから急に「左方向です左方向です左方向でヒダリホひだり」としつこい。とにかく戻るようにナビするみたいだが、間違ったルートを更に間違うので直進ポイントに来るまで慌ただしく急かす。「左方向ですまもなく右方向100m先を左ほ…まもなく直進ルー…5キロ以上道なりです左ヒダリひだり5キロ以上道なりです」と忙しい忙しい。落ち付け、ナビ。ルートをちょっとでも外れるとすんげぇ急かす。う~け~りゅ~っ。

法定速度を守らなかったので早めに競技場に到着。顧問リンゲンを見つけてテントの場所を聞き出し、探し当てるとソコには3年の俊足イードの姿。何度も「おめでとう!」と言った甲斐があってイードが私を認識。「あ、千徒はもうすぐ走りますよ。」とプログラムを見せてくれる。「来た時ちょーどハードルの女の子みたで?あのコはっやいなぁ?全国、イったな?」とイードに言うとイードが私のすぐ足元の女のコを指す。おっと、こんな近くにいたのか…。「おめでとう!」と言うと女の子は会釈を返した。小さくてほっそいコなのに、もっそ早い。予選でもう「全国標準記録を突破しましたおめでとうございます」と放送されていた。

「アンタ、おばーちゃんわざわざ仕事を休んで見に来るんやで?加古川のおばちゃんも来てくれんねんから、せめて二回は走らないと。予選で落ちたらシャレにならんで。」
そう脅しておいたこの県ルートンは、タイムではなく順位である。組にさえ恵まれ予選で2位であればタイムに関係なく準決勝に進める。予選5組の中から2位までで10人が進み、残りの6人がタイム制で準決勝へ。3位でタイム制になった時がキビシイので何としてでも予選で2位をトりに行かねばならぬチョモ。予選5組目6人の選手名簿の申込記録で見ればチョモ、2位に0"39の差をつけられて3位であり、4位との差は0"01。予選から死に物狂いで走り準決勝に残れば走り死にである。

7月上旬に行われた、チョモがゴールを間違え予選落ちした通信ルートンと同じ競技場。
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赤矢印の白線がチョモの「思い込みゴール」。実際にはピンクの矢印の先がゴール。写真判定用のカメラは緑色のコーンで大変目立つように囲われているのだが、これに気付かなかったと言うのに足元の白線には気付いたチョモ。手に負えないぞ、しっかりしろよ。むーちんがチョモに前傾姿勢だとか摺り足走法だとかいろいろ言ってきたけど、まさか「ゴールにはカメラがありますよー」とまでアドバイスしなきゃなんなかったとはな。
チョコンと見えているチビなチョモ、ひとりで走っているわけぢゃ、ないのよ。
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独走なのよ。手前のオレンジ矢印の選手にご注目。
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90m走という競技があれば独走であるが、瞬発力ダケのチョモはゴール手前でバテるタイプ。オリンピックとか見ていてもそうであるが、力のある選手はわずが10秒足らずの間に「後半の追い上げ」という技をキかせるのである。
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幻のゴール(チョモの思い込みゴール)目前にてグングンと迫られ、過ぎたらついに捉えられたチョモ。
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正真正銘のゴールでは完全に抜かれてしまった…

が、
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死守した2位。

準決勝から名前と学校名が呼ばれる。緊張感が出るね。
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後ろに立っているはずの選手が手前にいるチョモよりデカく見えるのは、もちろん目の錯覚か、きっと気のせいだな。
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瞬発力のチョモはドコ行ったんだ?
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隣のレーンがフライングだったから用心したのかなスタードダッシュ…チョモよ…ソコしか力の発揮できるとこないハズだぞ…瞬発力でココまでキたのに。
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どうやら、「後半の追い上げ」という走法に切り替えたらしい。
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全力を尽くすとアゴが上がるからなぁ…チョモ。
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案の定、上がりぎみでゴールするチョモ。

結果は5位に甘んじての敗退。
自己新を更新したのが成果かな。
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「打倒キディ」の目標達成オメデトウ。
学校がダブらないように組が分けられていたので一緒には走っていないが、タイムで見れば県ルートンでやっとキディに勝ったことにはなっている。

さぁっ!!これで心置きなくボンブーで筋トレだぞっ!!
レッツボンブーエクササイズっ!!!
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by yoyo4697ru980gw | 2009-07-30 12:41 | +開楽館+ | Comments(4)

ボンブー連ヘッドハンティング

2009年、ボンブー連の拡張営業担当のチョモはメンバーのヘッドハンティングに躍起になっている。が、ヘッドハンティングや~ゆぅてんのんに、ボンブー魂を無視してカイAひとりにターゲットを絞り、何日間をも費やして『イタショウ』に誘っていた。昨日は遠いという理由で断ってきたとゆぅちゃぁ、今日は帰りが遅くなるっちゅ~理由で断ってきたやゆぅて、「ほん~~~~まアイツ、行かんゆぅねんでっ!」と、ご立腹。あーあー…ホンマにチョモは国語力が無いんやなぁ…。読解力の無さは驚くほどである。あんなに本を読んできたのに、何をどう理解しとったんや。

チョモは期末テスト前の二日間、図書館分館の学習室に友人たちとテスト勉強をしに行くと言い、「何時までおってええ?」と訊いてきた。19時まで開いているというので「じゃぁ最後までおったら?」と言うと、コレもアレもソレもドレもと、家出でもするかという量のテキストを持って出ようとするので、「アンタ、何しに行くんや?なんぼほど持って行く気や?」とストップをかけた。「だからテスト勉強、すんねんって。」と答えるチョモに、経験者である私は教えた。
「あんなぁ?友達と連れ立って『勉強』をする時、その勉強とやらはまず、はかどらん。結局、余計なことばっかやっててちっともテストに役立つようなコトはせんのがオチ。ドコがテストに出るか、っていうヤマの数が集まった人数分、増えるってダケ。」
『テスト勉強』って大義名分ふりかざしてやってることと言ったら、くっちゃべってるダケなんだってば。夏休みの課題をやるっつって友達の家にみんなで集まったけど、結局ホラー映画、観てたからね私。観終わった頃に出来上がった学校一アタマのいい友達の答えを見せてもらったの。「ね~ね~アイちゃ~ん?この課題のドコとドコが出来てたら、私でもバレないと思う?」「一番デキてる時で、何点?」「20点。」「じゃぁ全部、間違ってたほうがいいね。」「ドコから間違っとく?」「もう式から間違ってたら?」「そうする~」「ココとココは簡単だから、式は合ってるけど答えを間違える。」「おお~っ!さっすが、頭いいねアイちゃん。…で、ドコでどう間違えたらいいの?」「うーん…ココを…計算してる間に…xとyが逆になった、とかは?」「あっは~やりそう、やりそう。」「うっかりこの『2』を見落とした、とかは?」「いいねぇ~見落とすわ。」「ココは、割るのを忘れた。」「忘れる、忘れる。」「ココは、答えまで合ってたんだけど、単位をつけてない、っていうミス。」「惜しい~~~~~っ!解けてたのに~~~~~っ!」私のデキていない課題、かなりデキてるひとの力で、完璧にデキてねぇ。『友達と連れ立っての勉強』で本当の意味での『勉強』になったためしのなかった私は、「教科書なんて一教科でええねん一教科で、いらんいらんノートなんかいらん。」とアドバイスしたのだが、チョモは今夜は帰りそうもないカンジの荷物で出て行った。そして19時より随分と早いお帰り。「まだ17時やでっ?!こんなに早く帰ってくるなよっ!予定が狂うっ!!」。二日目もいくぶん早いお帰り。「18時っ?!はえぇよ…もっと時間使ってこいよ…」「いや、もうめちゃめちゃ勉強したで?」勉強の後で小一時間ほど遊んで帰れよ…夕食は19時半予定なんやから私が忙しくなるだろうがよ…。
この二日間で「めちゃめちゃ勉強した」というチョモは本当に「勉強をした」ようで、期末テストでは「何も言うことがナイ」くらいに成績を上げてキた。期末テストを中心に話題がススむ三者面談がものの10分で終わったほど、私もその恩恵を受けた。いいぞいいぞ、この調子で成績を維持して次回の三者面談は5分で終わらそう。しかし、こんなに「めちゃめちゃ勉強」をしても、なかなか身につかない苦手教科が「国語」である。国語がどうしても90の大台にノれないために、「国語は…ちょっと苦手かな?」と担任に突っ込まれていた。「国語は『読む』力やな。これはたくさん『読む』ことで力がついてくると思うから、頑張って数をこなすことやな。」と担任グっちゃんは当たり前と言えば当たり前のことを言わはった。
たくさんの文章、たくさんの言葉、たくさんの表現、ソコから何を読み取るか。びっくりするほどソレが出来ないのである、チョモは。それが出来ないために、ボンブー魂を持っていないカイAをこんなにも懸命にボンブーへと誘うのである。

「あんな?チョモ。ボンブー連は、むやみやたらと数を増やしたくてメンバーを募ってるわけちゃうねん、カイAを無理に誘うな。あのコには、ボンブーに行きたいって気持ちが、ないで?アンタ、自分に置き換えて考えてみぃな。アンタがもしホンマにボンブーに行きたかったら、親にダメって言われても親を説得せぇへんか?遠くても行きたいんやったら、行くやろ?カイAは、親がダメって言ってる、遠い、帰りが遅くなる、て言うねやろ?それは、行きたい気持ちがナイから、断る理由にしてるだけの話や。要はカイAが行きたくないねん。」
「うぅ~ん…そうかなぁ…だいぶボンブー覚えたゆぅてボンブーに目覚めてるカンジ…したけどなぁ…」
「強制的に来さそおもたら来させられるねで?数が要るだけやったら、強制的に呼べるミズオがおるやろ?私が恩を着せてミズオを呼ぼうおもたらよっぽどの用事がない限り来させることって出来るおもわへん?なんで私がミズオを呼ばへんか、わかる?ミズオにボンブーを踊りたいって気持ちがないからや。イヤイヤ来てイヤイヤ踊ってて楽しいか?ってハナシやんけ。だから私はミズオを強制的に来さそうとは思わんわけよ、ボンブーを心から楽しめるボンブー魂が無いヤツを誘うな、てコトやねん。やからカイAは無理。あのコには無い。あるのはモーリィやな。あのコにはボンブー魂があると見たね、あのコにしなよ。」
こうも私はカイAの心の動きを教えたとゆぅのに、チョモは当日の朝、部活に行くためにウチに寄ったカイAを性懲りもなくイタショウボンブーへと誘っていた。
「帰りが遅かったら何がアカンの?」
「えー…うるさいから…」
「音ささんと家に入ればええねんっ」
「音は…するよっ」
「何が?」
「自転車…入れるのが…シャッター上げて、下げて…ガラガラガラ…て。」
「今日だけ入れんと外に出しとったら?ウチ、ずっと外で鍵もつけっぱやけど、盗られたことなんかないで。」
必死にこれでもかと打開策を講じるチョモの諦めがつくように私はカイAを促した。
「そんなに厳重にしとん?自転車。」
「…厳重…やねん。」
「カイAんち、アレちゃうか?おじーちゃんおばーちゃんが一緒に住んでる?」
「そう…おる。」
「年寄りは眠りが浅いからなぁ…音で起きるからアカンってことな。」
「そう…」
「たった一日のことやんか~おばーちゃんだってな?カイAが楽しんできて今、帰ってきたんやな~…とかって思うってば。」
「いや…カイAっては呼ばれてへんし…」
「オカンがアカンてゆぅてんの、保護者が一緒に行くことを知らんからちゃうか?私が一緒に行くことゆぅた?」
「ゆぅた…それは…前の時にもゆぅたし…知ってる…それは…わかってる…」
要するに、夜に祭りに行くことの許可が取れないわけではない、という事実があるが気がすすまん、そうゆうこっちゃ。「オレに行きたい気持ちが無い」その一言でカタがつくコトを、カイAが言えば済むハナシなんだがそれを言わないカイAとそれを読めないチョモのやりとりはすれ違う。その結果、めげずにチョモはまだ誘う。
「じゃっ、行くでっ!5時にこのウチな。」
「…え…オレ…行くことになってんの…?」
まだわからんのか、チョモよ。しつこく「行くでっ」の強行突破に出たチョモに私はヒントを与えた。
「無理やな、チョモ。無理に誘うなゆぅてるやろ?まだわからんか?はよ行け、部活。」
ほんっっっまにわからんやっちゃのぉ…もう痛々しいわ。このやりとりで気付けよっ、カイAをイタショウに誘うためにオマエがクリアせなアカン問題はだな、帰宅時間でもカイAんちのシャッターの音でも眠りの浅いおばーちゃんでもないってことによぉ。行きたくないヤツを誘ってることが問題なんや。誘えば誘うほど行きたくなくなっていってるってコトに気付けよそろそろ。

部活から帰宅したチョモは言った。
「ゆぅたわ、カイA『行きたくない』って。ゆぅてたやろ、まぅ?カイAには行く気がないって。それをゆぅてんよぉ?そしたら白状しよったわアイツ。『そうやねん、行きたくないねん。』やってサ。それならそう最初にゆぅたらええのにアイツ…遠いとかやぁ…ほんーまムカつくでっ。帰りがおそなるとかちゃうやんっ行きたくないねんやんけっ。」
アホか…オマエが察せよ…救いようの無いKY、KYDN。空気・読めない・どころじゃ・ない。並び変えて『DKNY』にして差し上げよう。ダナキャランニューヨーク。セカンドラインブランドだぞ。

カイAに絶望し、二日目のイタショウで別の友達と行動していたイノッキと合流。「カイAは?」と訊くイノッキに「あの裏切り者は誘うんヤめた。」とやっと現実が見えたチョモ。翌朝には部活へ「よぉ裏切りモノ~、行こか~。」とやって来たカイAを罵って向かった。ほどなくして我が家の呼び鈴が鳴ったので「は~いはいはい」と玄関を開けると、ソコには裏切り者カイAとオマケの先輩二人を引き連れたチョモが「昼からやってん、部活。」と言って立っていた。オマエらは…予定表を見ろよっ…ナニしとんねんっ先輩まで…陸上部よ…陸上部よ…コール忘れたり部活の時間ズレてたりヌけているにもほどがある。DKNY!!どんだけ・ことごとく・ヌけとん・やっ!!
「ほんじゃぁウチ、来ます?…ってことになってん。」
「…あそ。んぢゃカキ氷食べ。ほなみんな盆踊りの練習しよか~。28日からな。ほぼ毎週やから。」
「28日…て…あれ、チョモ?県大会て、いつ??」
「29日です。」
「前日やん…行くん、盆踊り?」
「もちろん、行きますよ。先輩、場所わかります?」
「現地集合、現地解散やからな?みんな場所、わかるん?」
「…休まへんねや…盆踊り…。」
ちょうど、盆踊りの日程を検索していた私は地図で「ここらへん」と教えた。別の日程を確認しながら、先輩のボンブー魂の確認。
「ニコちゃんは踊らへんの?盆踊り?…おいっニコちゃん!こないだ祭りでおーたやん?」
「…あっ?!オレっ?!ニコちゃんって、オレですか?!」
「アンタや。いっつもニコニコしてんやん。」
「えー…あー…」
ニコちゃん、フツーの表情が「笑い顔」という事実に、自分で気付いていないのか。あとモッチは、真剣になると「笑い顔」の先輩。だから2年の先輩の中で一番の俊足モッチは走っている間中、ニタついてる。あんなにフザけてるように走るひと、そうそういない。
「みんなジモティ?ずっと伊丹??」
「…はい。」
「じゃぁ『わっしょい伊丹』は必須やで。ワッショイが踊れへんかったら伊丹市民として恥ずかしいで。」
「あー…たしか『わっしょい伊丹』の踊り方…ずっと前に習った…よな?」
「あー…うん。」
もうひとりの先輩、名前がわからないが仮にライカーレンと呼ぼう。チョモの友人「レンコン」にもっそ似てるから。玄関で最初に見た時に「あれー…レンコンまた背ぇ伸びたなぁ…」と思ったが、まったくの別人だった。陸上部の先輩で投擲をしているそうだ。つまり投擲をやるカイAつながりの先輩ってコトね。同じ陸上部なんだからソコはチョモの先輩でもあるわけであるが、アレ中の陸上部なんてウッヂャウヂャいる。種目別で同じ種目なら把握も出来ようが、実際、同じ短距離の先輩であっても「同じ学校のコ」くらいにしか把握できないのだ。ソッチは先輩や後輩やの上下関係があるかもしんないけど、私にとってはみんな「我が子と同年代」なわけで1才や2才の差までわかるわけがねっつーの。
中学で初めて交流を持った「他校出身」の、小学校が違う先輩であるニコちゃんとライカーレン。彼らは小学校で習ったのだろうか、ワッショイを。
「どっち?和やった?洋やった?」
「あー…どっちも習いました。」
「じゃぁ、イけんぢゃん。洋やけどな、洋。」
「でも…習ったんめっちゃ前やし…もう忘れてる…よな?」
「…う、ん。」
「大丈夫。魂が覚えてるから。」
「…タマシイ…って…。」
ニコちゃんは、魂レベルのボンブーの記憶をドコが奥底にしまいこんぢゃってるみたい。コリャ揺さぶりをかけなきゃイケナイね、族長として勝手に任務遂行やね。ちみのボンブー魂に、カキ氷日向夏味で乾杯!
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ボンブー魂を内に秘めたボンブー達を、その熱意を敬い『日向呆氣(ひゅうがボケ)』とお呼びしよう。
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by yoyo4697ru980gw | 2009-07-28 23:10 | +朝臣寺+ | Comments(0)

公園によくあるタイプ

こちら、下向きの蛇口。
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こちらが、上向きの蛇口。
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下向きの蛇口、水。
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この向きで湯ぅ出たら、アビね~っつーの。
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by yoyo4697ru980gw | 2009-07-28 15:30 | +in the sky?+ | Comments(0)

ボンブーはイタショウに集合!

ボンブーかなぁ夏はやっぱ…と考えて眠ると、朝早くに目が覚めちゃって一日が長く感じる皆さんこんばんは、ボンブー連の族長です。

ボンブーとは「盆踊りを本能で踊ること・またはそのひと・ちゅ~か盆踊りそのもの」という意味で、ボンブー連とは「盆部族連盟」の略です。おさらいは、できましたか。

ボンブーの本格始動はイタショウで行われる『伊丹ふれあい夏祭り』からとなりますが準備はよろしいですね?4名しか来ませんでしたが、どぅゆぅことでしょうか。族長、がっくし。だから現地でボンブーを1名、調達しました。今朝は大雨でしたからね、無理もありません。でも、遅れたけれどちゃんとボンブーは行われていたんですよ。市役所は時間外で電話がテープになっているし、観光協会に問い合わせても祭りの状況はわからないと言うので、族長は祭り会場の向かいのミスドに電話をかけて、電話に出た店長と名乗った店長サンに「あの~そちらの向かいにイタショウあるでしょう?祭りやってんの見えますか?」とドーナツとは全く関係ないことを確認しました。気さくにも店長サンは「あ~今ねぇ、ひとはいないんやけど準備はしてるみたいやから、あるとは思いますよ~。」と答えてくださいました。「櫓、組まれてるかどうか、そこから見えますかねぇ?」と族長はミスター飲茶とも関係のないことを更に質問。「ええ、ずっと前から櫓はありますよ。」「わっかりましたっ♪ありがとうございますっ!!」ちゃんとお礼を述べておきました。ミスドの店長サン、情報をありがとう。

『伊丹ふれあい夏祭り』に行かずしてボンブーの何たるかは体に叩き込まれない
メンバーの皆さんは、そのことを忘れてはなりません。他のボンブーに参加をしても『イタショウ』をハズしていたら、それはボンブーとして「な~にやっとんねんっ」なイタいメンバーとなりますのでご注意ください。
明日、天気予報は大雨という噂を聞いていますが、『イタショウ』の実行委員のお偉いサンが最後の挨拶でこう言っていました。
「明日の祭りも行われると、私は思っております。」
ボンブーの鏡ですね。天気予報を無視した希望の嵐・嵐・嵐が吹き荒れるこの言葉を信じ、明日は『イタショウ』に集いましょう。

さて、今回のイタショウでちょっとした問題が発生しました。ボンブーたちに配られる無料のお茶ですが、これを飲みに行ったら先に飲んでいた踊り子さんたちに「これは違うの、飲めないのよ。」と言われてしまいました。…そう、群れで行動していない我々「ボンブー連」は、盆踊りを踊っていないと判定されてしまったのです。大会受付にて「水分補給拒否られる事件」を伝え、「私たち、盆踊りに来たのに、飲んじゃダメって言われたの。」でもノドはカラカラよ、と泣きの訴え。すると、受付のひとが「言ってあげる。」と一緒について来てくれ、「このコたちにお茶を飲ませてあげて~っ踊っているひとには水分をあげてちょうだ~い」てなことを言ってくれる。踊り子さんたちのように揃いの浴衣でもなんでもない私たちは踊っていることの証明がありません。ちょうどその時、私の後ろにいた踊り子さんが私にこう言いました。「飲んでっ、お茶、いっぱい飲んでよ?踊ってたもんな?わっしょい伊丹を声出して踊ってたもん、ちゃんと見てたでっ!!」「そうっ!そうなのっ!!踊ってたのっ私っ!!」うれしい…。もう、ダメかと思った。我々ボンブー連は、群れません。揃いの浴衣も作りませんし、揃いのハッピも作りません。ボンブー本人のボンブーを愛する心こそが証明ですので、好きな格好で来なしゃんせ。しかし、その心はカタチとして証明は出来ませんよ、いくら汗だくでもね。だから、踊り子さんたちの目に留まるよう、一生懸命、踊りましょう。しかし、明日のボンブーでは、代表として族長はこうしておきますね。
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族長、右利きだから右手はちゃんと書けなかったけど、証明にはなるだろうからお茶飲み場で爪、見せるから。
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お茶には困らないでしょう。
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でも、踊ってる時はこうなっちゃうんだよね。

本日のイタショウでは、バド仲間であるおっちゃんに出会いカキ氷をおごってもらえました。「5人もいるんだよっ?!大丈夫?!」と貧乏出身の族長は合計金額750円に胸を痛めましたが、おっちゃんが「だ~いじょうぶ、ダイジョウブ。」と太っ腹におごってくれると言うので、お言葉に甘えてマンゴー味を食べました。今日来たメンバーはこんなラッキーに巡り合えたのに、サボるからだぞ。おっちゃん、ごちそうさま~っ!!

「まぅが踊ってる時に女のひとが『トントン』てまぅの肩、たたいてたんやけど…」
「あ?そぉ??全く気付かんやった…夢中だからねぇ、ボンブーの最中って。」
「うん、気付いてなかったなぁ、まぅ。なんかまぅに用事あるカンジで『トントン』てしてたけど、知ってるひとやったら『まぅちゃ~ん』て言うと思うねん。それか名前を知らなくても『チョモのオカ~ン』とかって呼ぶやろ?叩いてるだけやったから…」
「んー…名前を呼ばないってコトは知ってるひとぢゃないんやろな。ゾクチョ~って呼んでくれたらケリのひとつでもお見舞い出来たけど…」
ボンブー連の主目的は、ボンブーに夢中になることですから、呼ばれなければ振り返りません。どなたかはわかりませんが『トントン』の後には必ず名前を叫んでみることをオススメします。わかれば、振り返りますんでね。「ゾクチョ~」と呼ばれた時にはハイキックの回し蹴りが入りますので、低い体勢をとるようにしてください。暴力ではありませんよ、ボン部族の最高の愛情表現ですからね。

では明日、会場のイタショウで遭いましょう。
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by yoyo4697ru980gw | 2009-07-26 00:52 | +朝臣寺+ | Comments(0)

逮捕されても「まだまだ」

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捕まれど捕まれど
アトからアトから
湧いて出てますひったくり
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by yoyo4697ru980gw | 2009-07-24 12:51 | +in the sky?+ | Comments(0)

御役所(行動する市民)

過日、近所にある市役所の分所に課税証明書を取りにいった。就学援助を受けるためである。同居家族の学生を除く全員分なので、二人分。お役所は「本人確認」とか「申告」とかにえらいうるさく対応がとても冷たいので、私は出来る限り役所関係の機関には行きたくない、と思っている。

住民票を取りにいったダケで窓口のひとは面倒臭そうにこうであった。
「で?どのひとのがいるの?」
「どの、ひと、とは?」
私は、住民票がひとりひとり取れるものだということをその時には知らなかった。知らないということがそんなに悪いことであろうか。知らないひとを相手に説明することが、そんなに面倒なことなのであろうか。
「全員?誰かひとりでいいの?」
「家族のが、要ります。」
「全員ね。じゃ、あそこの紙にそう書いて。」
このような投げやりっぷり。はぁ…あそこの紙って言われてもたくさんの種類が存在するようですがー、ピンクとか白とか緑とかって言ってくれればよいものを…それらしき紙を自分で探すべ~…と思いタラタラと後ろの「アソコ」を振り返る私に、受付のおっさんは、吐き捨てるように言った。
「アソコっ!紙あるでしょっ!」
わたくし、アナタの足手まといになるつもりは毛頭なく、引き止めて紙の位置を確認したわけでも呼び止めてどの紙ですかと訊いたわけでも…ないのに。
そんな数年前のイヤなやりとりが記憶に蘇る。

冷たい対応をなるたけ避けたいと思いむーちんの「市民カード」なるものをすぐさま作った。機械による証明書の発行が受けられるというふれこみのカードであったと記憶する。本人が手続きをしないといけなかったので面倒ではあったが、住民票一枚ごときで邪険にされるよりかは、たった一度の面倒な手続きで機械を相手に証明書が取れる、と思えば仕事の合間に作るだけの価値があるカードだと思ったのだ、私は。我が家の手続き関係の処理は、全て私がやることになっている。代理の人だという委任状をこしらえてまでも、私がやってきた。むーちんは私以上にお役所仕事が嫌いなのである、自分では決してやらない。このようなむーちんに本人による手続きでなければ発行されない市民カードを作らせるのが、どれほどの離れ業であったことか。

私は一度も使ったことのなかったむーちんの市民カードを見せ、受付でおっさんにこう訊いた。
「このカードは主人のカードなんですが、このカードで機械から課税証明書を取ることは出来ます?私のカードはないので、私の課税証明書は窓口ですか?」
「そのカードでご主人さんのやったら機械でいけるけど?奥さんは窓口、アソコの紙に書いてもってきて。どうせ窓口で取るんやったらご主人のも書いたら?」
はぁ…何も…変わっていない…。ごっつい、投げやり。私は自分の申請書だけを書いておっさんに渡した。
「ご主人のは機械ですんの?」
「はい、機械で。」
「ほな、奥さんのね。本人確認できるもんは?」
「これしか…」
「2つ要るんやけど、キャッシュカードとかは?ないの?」
「私の名前が書いてあるものはないです、これしか。」
「じゃぁーホンマはアカンけど、今回はこれでええことにしといたるわ。次からは銀行のカードとか絶対あるはずやから持って来るようにね。」
次があって欲しくねぇ…来たくねぇ…。ええかおっさん、物事に「絶対」ということはありえんのじゃ、私名義の銀行キャッシュカードは、この世に、無い。なぜこのおっさんはこんなに威圧的なんだ?あたしゃアンタの敵か?
「で?1部?」
なぜだろう…私はなぜこのおっさんこんなに恨まれたのだろう…。
「1枚で、ええの?就学援助用な?1枚?」
「あ…2枚、要ります。小学校と中学校で。」
「ちっ…それを訊いとんのやがなっ」
なぜだろう…このおっさんには1秒たりとも待つ時間はないのだろうか…。
舌打ちまでしたねぇ…このおっさん…たいして偉くないなぁ…偉くないヤツほど威張るって言うもんなぁ…賢くないヤツほど吠えるって言うもんなぁ…。

私は課税証明書ができる間に、機械によるむーちんの課税証明書発行に着手した。しかし「課税証明書」という項目は無く、「所得税」とか「納税」とかそうゆう項目にわかれていた。舌打ちおっさんしかその場にいないので、訊く。
「あのぅ、すいません。就学援助に使う課税証明書って、どれのことですか?」
「教育関係やろ?課税証明やろ?」
おっさんは顔もあげずに吐き捨てた。
「あの…どのボタンのことでしょう?所得…納税…」
「所得、所得、それ。」
ボタンを押すとカードが戻ってきた。
「あのぅ、このカードは使えません、と戻ってきたんですが。」
「だからな?そのカード、印が無いやろ?相性番号を登録してないねん。登録してたら印がつくから機械で出来るけど、登録してなかったら使えへんやろ?」
だからな?確認しただろうがよ私はよぉ、最初にこのカードで課税証明書が取れるかきーたんちゃうんけっ、出来るゆぅたよなぁ、おっさん?見たよな、おっさん、このカードをよ?おっさんその目はフシアナか?最初に見せた時にも印は無いねんっ、それで機械でイけるゆぅたんはどこのどいつぢゃ責任者よんでこ~~~~~いっ!そんなに説明すんのが面倒やったら役所勤めは向いてないんちゃうかっやめちまぇっ!

私の苗字が呼ばれ、違うおっさんがこう言った。
「課税証明書ね、申告がされてないということやったんでね、本庁2階で申告してください。」
「申告、ですか?」
「申告してないから課税証明は出ないですね。」
そう言い渡して違うおっさんは、何の質問も受け付けない、といった具合に自分のデスクへと戻って行った。
お役所よ…そないに説明するのんがイヤなんか…。申告って何を申告するんです?私、税金を納めるどころか収入ゼロなのに。この、市民の私の素朴な疑問に答えることも、申告するのに私は何を携帯したらよいか、も、教えてはくれないようだ。
私があまりにもお役所仕事の流れや手続きを、知らなさすぎるのだろうか。市民は収税課の手続きはすべて何でもスムーズにこなすのだろうか。説明を乞うてはならんのか、質問を投げかけてはいかんのか。
はぁ…役所の職員はなぜにこんなに市民を不愉快にさすんやろ…。すっかり本庁に行くのがイヤになった。でも翌日一日だけの日雇いバイトがあって出るそのついでに本庁へ行くことにした。全く気がすすまない。すすまないので仕事が終わって本屋のおねーさんトコに寄って「市役所に行きたくないよぉ…」と、分所での出来事をあらいざらい話した。するとおねーさんは「お役所仕事なんてそんなもんやで。あきらめるしか、ないねんって。」と『私はもうあきらめている』と言い切った。もう就学援助の申請せんとこかな…とも思ったが…いや…やっぱり就学援助は助かるのだ…申請しなかったからヒーヒーゆぅてたわ教材費に…。私は去年、就学援助の申請をしなかった。この冷たいお役所対応にへつらってまでの援助を乞いたくなかったからである。援助を受けられるんならそりゃ低所得世帯である我が家は助かる。しかし私には「あと3万」くらいならどうにか出来る働く場所というのがあった。私が…足らずを稼げばいいぢゃないか…申請をしても、残業を頑張っていたむーちんの前年度所得では、認定されるかどうかがギリギリ。私は諦めた。金のためと割り切れなかったのだ…こんな扱いを受けてまで援助が欲しいのか、と考えたら答えはノーだった。私が稼げば済むことだ、怠けずに働こう、本当に困ったらオーナーに相談して勤務時間を延ばしてもらおう…。心から、役人よりオーナーに頭を下げたいと思ったのである。オーナーは仕事にめちゃめちゃ厳しいひとではあるが、少なくとも役人よりは私の声に耳を傾けてくれる。私の涙のワケを理解してくれるのだ。もういいよ…こんなコトで腐っていくのはヤだ…金のために卑屈な考えを持ちたくないんだよ…泣・泣・泣。私は理由は言わずにむーちんに告げた。
「就学援助のな、申請を、したくない。」
「好きにすれば?」
「援助はないから、この一年かんばってね。」
「うぉ~~~~残業するかぁ~~~~」
「たっのんだでぇ~~~~」
「オマエもな。」
「うぉ~~~~~…あー…」泣・泣・泣…
ギャンブラーで酒癖とお口の悪いヤカラなむーちんであるが、金に汚くないトコロがその悪いヘキ全てをカバーしている。高身長でなくていんだよ、高学歴による高収入でなくてもいいさ、人間的にデカけりゃね。お金が足りないということは、確かに時々、夫婦間のいらんケンカのもとにはなる。なんだかんだゆーても夫婦は他人、金の切れ目には情も切れがちになるのだ。切羽詰まった金の無さの前では、互いに我慢と思いやりが必要である。無い時こそ必要であるのに、乏しいと自分だけが我慢をしているような錯覚に陥るものなのだ。口は悪いがむーちんは行動で思いやりを示す男である。

「仕事、してへんけど、援助の申請、せんとこかな~…」
「せんかったら?オマエがやりくりにヒーヒーゆぅだけやし。」
だよな。そう言うんだよな、むーちんは。そうしたら、むーちんが我慢して残業、するんだよな。へつらってこよ…本庁で。
そう決心して私は本庁へ行った。
すると、どうだろう。本庁職員がバカが付くほど丁寧なのだ。封筒を持ってエレベーターに乗れば、一緒に乗っていた女性職員が、「○○課ですね?降りたら左に行って突き当ってすぐの窓口ですよ。」と訊いてもいないのに、教えてくれる。「あの…課税証明書の申請というのは何階になります?」と廊下を歩いている男性職員に訊けば、「あ、僕も下の階に今から降りますので。」と言うので「じゃぁ、ついて行きます。」と追う。「ここを、右に行くんですけどね。あそこに青い看板があるの、見えます?あそこになります。」と教えてくれたので礼を述べて歩を進めると、男性はクネクネと曲がってどこかへ消えた。私がわかりやすいよう、青い看板が見える所まで道案内をしてくれたようである。ドコに階段があるのかわからない造りの建物の中で、あれ?資料室って出て来たけど私って今、ドコに行ってるんだろう…と迷っていると、「どこか窓口をお探しですか?」と職員が声を掛けてくれる。ド方向音痴の私が出口がわからなくなり「あのぅ…すいません、一階に行く階段はどちらに…」と遠まわしに訊けば「どこの課に行かれますか?」と言う。「いや…そのぉ…出口がわからなくて…」「どちらから入ってこられました?」「どちら??えーっと…ドコから入って来たでしょう…」そんなに入口があったのか…と考えていると、「ハローワーク側でした?それとも…」と誘導してくれる。
なんなんだ、本庁と分所のこの違い。本庁には余るほどの職員が居たが、その違いなのだろうか。だったら、分所にも余るほどの職員を配属させるべきである。「手いっぱい」の状態があの投げやりな対応をさせているのなら、是非そうすべきである。本庁の対応が親切なだけに、分所の冷やかな対応で「お役所仕事って所詮そんなもんよ」なんて思われるのはもったいない。

これは市に意見して、その対処を効果の出るかたちで求めることが出来るパターンである。クレームというのはクレームだけでは単に処理されるだけである。「まことに申し訳ありません」と口先だけで謝り、具体的に動きはしないのがクレームの処理である。ゴミの分別が変わったならゴミの収集の方法も変えるべきだとクレームだけを何度も主張したが、市はゴミの収集に関して何も改善してはくれていない。クレームとはその程度である。動かすほどの力はない。
しかし今回のように「良い質」と「悪い質」が揃っている場合、「よい質が悪い質によって荒くなるのは非常にもったいないことですよ」とクレームをつけることで、動かすことが出来る可能性は格段に上がるのだ。
本庁の対応がこんなにいいのに、分所の対応の悪さで市役所の評価が下がるのはもったいないことだと思います、と私は実名でクレームをつけ、市に回答を求めた。私には、不動産用の証明書を取る機会があと一回、残っているのだ。分所に働きかけるという動きを素早く市がやると回答すれば、それが改善されたかどうかの確認をすることが出来る。
市への意見書をメール投書したその日、むーちんが「明日か明後日くらいに、証明書を揃えといて。」とメールをよこした。そしたら不動産屋のフクちゃんから電話があってローンの手続きの予約をそろそろ、と言う。証明書はローンの手続きに必要な書類である。8月でもいいかと訊けばいいと言うので、むーちんには「来週じゃダメ?役所の対応が悪いから意見書送ったんだけど、改善されたかどうか確認したいとおもて。」と返信。むーちんの返事は「ま、ええで。」
意見書への回答には数日かかると役所が言っている。メールの返信が役所から届いてすぐに私は分所に行くつもりである。どのくらいの早さで行動にうつすのか、そこが重要なトコである。

二日後、市役所担当者からの回答が届いた。内容は以下の通り。

貴重なご意見ありがとうございます。
今回は不愉快な思いをさせてしまい誠に申し訳ございませんでした。
本来、支所分室は、本庁以上に地域に密着したものでなければならず、まちづくりの拠点として、その役割は大きく、日頃から地域の方々と交流を深め、親しまれ、ご利用していただき易い所でなければならないと思っております。
北支所に限らず、全支所分室に対し、懇切丁寧な応対を心掛けるよう市民課長より早速指導いたしました。
今後、このようなことの起こらないよう心がけてまいりますので、何卒ご理解いただきますよう、よろしくお願いいたします。

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by yoyo4697ru980gw | 2009-07-24 12:34 | +ミルニング+ | Comments(2)

御役所(待つ市民)

早速、休日明けに必要書類7通を取りに北分所へ。私ずっと『北分所』だと思っていたけど『北支所』だったのね。北支所は混んでいた。二つしかない受付には既に二人の市民が各々二人ずつの職員と対面していて、ちょいと離れた「待ち用のイス」に座っている市民が二名、私が立って受付の順番を待っているひとりで、受付を済ませているのかそれともこれからなのか、という微妙な感じで立っている市民が二名。この建物にはいろいろな施設が入っていてその中のひとつが『北支所』である。建物自体の受付と北支所の受付は繋がっていて二つに分けているのであるが、その分け方は天井からプラカードみたいなモンがぶら下がっているだけで、不親切である。このホールに用事があるならばホール受付へ、役所に用があるならば北支所受付へ、ということだが明確な仕切りはないのである。それならばそれぞれに受付番号を発行するなどの策を講じるべきである。とにかくダレにナニを言っていいやらわからない感じで、市民は何らかの用紙を持って受付付近をウロ~ウロ~とする。市民が手に持っているのが何なのかはっきりしないので、職員も声を掛けようか掛けまいか…といった宙ぶらりんな体勢である。デスクから立ち上がってはみるんだけど、目が合わない市民とどうしたもんか…ホール受付に来たひとだろうか…それとも北支所か…どちらにも「様子見」というタイムロスが発生している。私は全然、急いでもいないからいいんだけども、市民同士にも混乱はある。「あのひと…私より先に立ってるんだけど…受付…しないのかしら?北支所に用事があるんじゃないのかしら?…じゃぁ、私が北支所のひとに先に声掛けていいのかしら…名前を呼ばれるのを待っていたりして?…じゃぁこのひとの処理が終わってから次の受付かしら…」。いつか市民の間に「私が先に並んでたんですけど?」「あぁ、すいません。これって受付はドコに並ぶんですか?」「さぁ?私に聞かれても…」「じゃぁ、こっちに並んでおきます。」「そっちはホールの受付ですよ。」「あらヤだ、ホールに用事は無いんだけど。」てな、収拾のつかない事態が起こりそうだ。みんなしてヒマだったら穏便に済まされるかもしれないが、時間の無い人たちが殺到した時は職員には更なる仕事が増えることになろう。そんな状況下で、地域の方々と交流を深め親しまれ、利用し易い支所としての懇切丁寧な対応が心掛けられる職員なら、最初から不愉快になるような対応はしちゃいない。これは北支所の最も改善すべき点である。

改善点は今後に期待するとして北支所の対応のほうはと言えば、悪しきにあらずさりとて良くもなし、というところ。まぁ市民課長の指導が入ったからといって急に懇切丁寧になれるのか、と考えたら事はそう単純ではないと思う。なぜならば北支所が出来た最初の年に、何かの手続きで北支所を訪れた際、私と面と向かって対応した「おっちゃん」こそ、今回の「おっさん」だからである。
私がこのおっちゃんを覚えていたのは、そのおっちゃんがとても印象に残る人だったからなのだ。そのおっちゃんは最初の年からずっと居た。そして「おっちゃん」から2年後くらいには「おっさん」となっていったのである。関西の「おっちゃん」と「おっさん」の違いは、好印象なおじちゃんが「おっちゃん」その逆が「おっさん」である。

多くの企業がボーダーレスになっていっているのにお気付きだろうか。ナニのボーダーレスかと言えば「健常者」と「障害者」のボーダーレスである。発達遅滞である我が子ヘイポーは「健常者」でもなく「障害者」でもない「ボーダー」と言われる児童である。「障害者手帳」も「養育手帳」も無いのに、サポートのいる「健常者」であるポジション。こうゆうボーダーにとって世の中の雇用ボーダーレスは喜ばしいこと。実は今の子供たちにはこの「ボーダー」が大変、多いからである。昔から「ボーダー」の子供たちはいたのだが、世の中は「ちょっと手がかかるコ」くらいにしか認識していなかったようである。訓練をして集団生活に適応させようとする施設も、あまりなかったと思われる。今でも万全に用意されているわけではない。訓練にお金がかかるとなれば続けなければ成果の出ない訓練に通わせるのを断念せざるを得ない。我が家もカネが続くとは思えず断念したクチである。しかし、今は書物があり資料がありデータがあり情報がある。手探りで適応させているわけではないので、いくばくかのコツがつかめる具合になっている。障害者雇用という制度の促進法が改正されたことは、障害者認定をされていないヘイポーが大人になり仕事をする上で、サポート体制が整っているだろうとの希望が持てる親としての安心材料となり得る。企業側の理解があるのとないのとでは、身を置く本人とその家族にとって大違いなのだ。制度が改正されたことで直接的に企業が理解するのは労働時間や助成金としての理解ではあろう。しかし、それを理解して障害者雇用が促進されるのならば、ボーダーの子を持つ親の気持ちとして「障害者雇用率があがれば将来的にこのコたちが社会に出た時、健常者と共に働くということがどうゆうことかを双方が理解することになるだろう」という期待は持てる。私は我が子ヘイポーの育児を通して、現実的にクリアしていかねばならない様々な不都合が生じる、ということを学んだ。そのひとつひとつを箇条書にして企業に渡すわけにもいかない。実際に渡したとしても、あまり意味がないのだ。なぜなら、遅ればせながらでも成長をするからである。昨日つまづいた事に今日もつまづくとは限らない、出来ないことがずっと出来ないわけでない、出来たことがずっと出来るわけではないからなのだ。学校でもそう、私は「こうゆう傾向がある」という注意点は言ってきたが、常に「本人と接してもらえばわかります」と伝えてきた。接することなのだ。「おかーさんが言われていたコトはこのことだったんですねぇ…」と担任の先生方は必ず言った。難しいことは本当は何もない、だた「そうだ」と理解してもらえれば済むことなんである。あとは本人が努力して適応することを理解せねばならない。時間はかかるだろうが、理解は新たな理解を生む。そうやって経験して積み上げていくしか、手だてはないと思えるんである。

北支所が出来た最初の時、私は何かの手続きでこの「おっちゃん」と受付で出会った。おっちゃんには、片腕がなかった。支所が出来る前には本庁で転入届か何かをしたが、その時の受付のひとも姿勢と歩き方がぎこちなかったのを覚えている。しかし、その本庁の職員は用紙の書き方や必要なことを、私が訊かなくても先に説明した。私は、北支所のそのおっちゃんと出会って、伊丹の市役所は障害者雇用がすすんでいるなぁと感じた。そしてそのおっちゃんは、私が取るべき用紙もペンも捺すべき印鑑も、全て先に取って手続きをスムーズにしたのだ。私なんかよりよっぽどスムーズに。そしておっちゃんは、私の名前が書いてある用紙を見てこう言った。
「ええっと…千徒まぅ、さん。まぅさん…」
「はい、千徒まぅ、です。」
「まぅさん、いい名前やねぇ。千徒まぅ、なんかタカラヅカの女優さんみたいな名前やんか~。」
「そぉお??名前、ダケやな~。」
私は、自分の名前をよく話題にされる。苗字は「どうお読みしますか?」といった具合で話題にされることが多いし、名前のほうは「いい名前」だと言われる。私の名前は、親がつけるのをすっかり忘れていて期限が明日だというその晩、頭を抱えてどうしたもんかと考えていたら、その額に当てていた指が眉毛に触れていたのを見た3才の兄が、「ソコはマユ、ソコはマユゲ、マユでちゅよぉ~。」と教えたのを聞き、「あ・マユでいっか。」とおそろしくテキトーに決められた名前である。名前の漢字を問われたら、「真実の『真』に、自由の『由』です。」と由来がさも「真実」と「自由」にあるかのように両親は答えていたが、おサキ真っ暗の『真』に由来無しの『由』な名前なんである。「由来は眉毛です。」と言ってもジョーダンにしか取られないそんな名前であるが、「まゆ」はよい名前だと方々で言われてきた。何がよいか何がわるいか、そんなことはひとつの理由だけでは決まらないんだな、と私は自分の名前を「いい名前」だと言われるたびに思っている。

私が7年前に伊丹に越して来て最も驚いたことは、挨拶をしても返事が返ってこないことであった。それまでは同じ兵庫県でもあまりデカい会社がないような新興住宅地に住んでいた。そこでは、知らないひとであっても家の近所ですれ違えば「こんにちは~」と言い合い、全く知らないおばちゃんに「おかえりなさ~い」と言われて「ただいま~」と答える。むろん、知らないおばちゃんちにあがりこんでシャワーを浴びるわけではない。そのおばちゃんちを通り過ぎて、自分の家に帰るのである。お店のレジスタッフとは「寒いですねぇ」という会話がなされ、「毎日毎日寒いですよね~今日なんか雪ですよ。」「えっホンマですかっ?!」「いや、ウソですけど。」「あ~ビックリしたっ!」「すんませんすんません、だいぶウソつきました。」と、初対面でもウソがこけた。
ところが伊丹のレジスタッフは「暑いですねぇ」というクダリを初対面では言わない。「あ・お金が足りないので、コレ、やめます。」と言っても黙ってレジの店内専用カゴに入れるだけ。近所のおじーちゃんに朝の挨拶を返してもらうのに半年くらいかかったと思う、毎朝出会うわけではなかったから。
それなので『伊丹人間学』からの見地で言えばこの「おっちゃん」は「伊丹初!初対面で『コミュニケーションの糸口』所有のおじさん」であったのだ。印象に残らぬはずがなかろう。その「おっちゃん」が理由なくして「おっさん」になるであろうか。人手不足の忙しさがそうさせた可能性も考えられるが、私はそうは思わない。なぜなら、自らコミュニケーションを取ろうとするような性格のひとは、仕事や状況からよりもひとからの影響を受けやすいからである。仕事上のミスよりも人との関わりの痛手に大きな影響を受け、心を閉ざしてしまうのだ。コミュニケーション能力に難のあるヘイポーは全く逆である。人との関わりには無頓着であるが「学校に課されたことをミスする」ことに何よりも恐怖を感じる。熱があろうが吐いていようが、しくだいをやろうとするのだ。「病欠やねんから、やってなくても大丈夫やって。元気になってから出してもOKやって。」と言っても、今日のしくだいは明日提出するのだという約束を守ろうと必死になる。その挙句、夜中に吐き気をもよおし「おぅえっ…うぐっ…」という嗚咽に私が飛び起きるという迷惑を被っても、である。
「おっちゃん」に対する市民の接し方が「おっさん」へと変貌させたのだと私は推測している。それは、きっとジワリジワリとおっちゃんの心を閉じさせ、投げやりな態度へと変えさせたのである。「おっちゃん」自身が気付かないほどゆっくりと「おっさん」腫瘍は進行した。

今の北支所の職員は、おおかた「おっちゃん」たちである。若い職員は見当たらなかった。中年男性独特の物腰の柔らかさで発せられた言葉には「元気よさ」というものは感じらなかったが、そのような年齢の男性に「元気よさ」があっても不自然である。しかし、明らかに「指導が入ったことを受け止めている」というおとなしさがあった。それだけで、もう十分であると思う。市民の私達に何の非も無いとは言い難いではないか。私たちの市民としての接し方にも、横柄さがあったかもしれないのだ。お互いに尊重し合ってこそのよきコミュニケーションである。誰しもケンカ腰にコミュニケーションを取りたくはないはずなのだ。「行動」をしたら次に何が必要であるか、それは「待つ」ことである。

浩然の気はこれから出していくのだと、待つ市民のひとりであるように努めよう。
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by yoyo4697ru980gw | 2009-07-24 12:34 | +ミルニング+ | Comments(0)

お腰につけたキビ手拭い

♪さ~げたろさ さっげたろさ~
お腰につっけた~ 機微手拭い
ひとつ おててを拭かせましょ~♪

私は、ジーンズやトップスにあるベルト通しに手拭いを通してぶら下げている。ハンカチを持つこともあるけれど、圧倒的に腰から手拭いをぶら下げている。いちいちポケットやバッグからハンカチを出したりしないでよいからラクチンである。
ハンカチを忘れたなんてひとが手を洗った後でその手を、中学の時の同級生に街で偶然会ってコーフンした関西のおばちゃんくらいに振っていたとしたら、チョイと腰を突き出して寄って行き、「お拭きになって。」と優しさを出して差し上げる。「ありがとう、コレって手拭きなん?」と訊かれたら、そのひとが最後の一滴まで水を拭き取ったのを確認してからこう言う。
「コレ、雑巾やねん。」
「…え…?」
「常に雑巾、ぶら下げてんのよ~。」
もちろん、ジョークやで。

手拭い腰下げ人種『テヌグイ族』は実用面でそうしているとはいえ近年、ファッション性も追及するようになってきた。手拭いの色柄・素材にバリエーションを持たせ「今日のこの服のカンジだったらコレかしら?」と、気分と独自の判断でファッショナブルにチョイスするのである。
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和柄・洋柄・御教訓柄、パイル仕立て・ガーゼ二重タイプ・晒タイプ、テヌグイ族のタンスには豊富な手拭いがスタンバイしているのが常識である。テヌグイ族のアイデンティティは手拭いでわかると言っても、あ、それは過言やな。言い過ぎ・言い過ぎ、アイデンティティはわからんでいくらなんでも。

テヌグイ族に伝わる『無難』という秘儀をご紹介しよう。どの手拭いを選んだとしても『無難』になるというファッションのことである。奇抜の一歩手前の「個性」が入れられる間違えたら危険なファッションであるが、日本人であれば危険性はないので伝授しよう。ジーンズ+羽織である。
この夏の暑い時期、『羽織』というアイテムは実用性にも優れているのだ。紫外線を浴びたくないの、という御婦人方はおそらく半袖に二の腕をまるまる覆うアームカバーをしておいでのことだろう。そのアームカバーがUV加工されているものであれば、だいたい1500円前後で購入していると思うがどうであろうか。セールで買ったとしても980円は払ったよね。しかし、そのアームカバーをしたところで、完璧に「ウルトラバイオレット(紫外線)」なるもを防げたであろうか。半袖とアームカバーとの隙間を「超ムラサキ(紫外線)」でうっかり日焼けしていることが、ままある。それにアームカバーのゴムはむくんだ二の腕に喰い込んでいることと思う。そしてこれって、意外に暑くてうっとうしい。

それにひきかえ羽織は、はおるだけで「うっかり日焼け」をしないですむ。袖があるからね。そしてその袂に手を入れていれば手の甲のUVも完璧なのだ。なぜならば、天然繊維で最も紫外線をカットするのが絹であるから。羽織の仕立てがどうなっているのかを承知のひとならば、羽織が通気性に優れているのをご存知であろう。いろんなとこがアキまくっている。袖口は大きくアいているし、袖の振り部分は身八ツ口からぱっくりアキアキ、衿は下までボタンは無く羽織紐一本を結んでおわり、単衣の羽織ならば模様はスケスケ。これほど涼しいトップスはほかに無い。
「正絹の羽織は高い」
そう言う御仁もおいでのことだろう。UV加工のうす~いシャツジャケットの相場は、5000円前後である。探せば3000円でもあろうがUVカット率はさほど期待はできないだろう。

さて、私は正絹の羽織を夏用と冬用と合わせて8枚持っているが、うち自分で購入したのは4枚である。4枚の合計金額は破格の2400円。冬用の一枚が1000円でこれが一番高いが、呉服屋さんの古着ワゴンでみっけたので処分価格の1000円である。次に高いのが800円、リサイクルショップ。夏用の単衣羽織一枚が500円でもう一枚は100円。100円のヤツは呉服屋さんのジャンク品。袖口の数カ所に「漂白剤が飛び散ったのだろう」というような色落ちがみられるから100円。これが気にならないのなら正絹の羽織が100円で買えるわけである。ジャンク品は確かに安いが、羽織が全て絹であるとは限らない。普通ならば値段で絹か絹でないかを見分けるのだが、ジャンクなワケは様々である。「ポリエステルだから100円」という理由ではない場合もある。素材を見分ける目利きに自信があるならば、呉服屋さんのジャンク品の中から正絹の羽織を見つけるのが一番安上がりであることは間違いない。リサイクルショップのように親切にも値札に「絹100%」とは書いていないので、コツをお教えしよう。「訊くのが一番」である。しかし、ジャンク品はたいがい表に出ていて、店の人は中に居る。店内に持って行って訊き「それはポリです」と教えてくれたとしても、表に出てきていちいち解説はしてくれないし、閑古鳥が鳴いていない限り、二枚目からは素材を教えてはくれないだろう。「これは…まぁこの値やからねぇ…正絹ではないやろうけど…」と、一目で絹と見分けていても正解を言わないのがよい商人である。よい商人はジャンク品の中から逸品を探し出した客に「着ることは出来ませんがね、年代物の着物を置いてますねけど…見るだけでも見らはりますか?」と言う。目利きを認められたら奥の「隠し骨董」を見せてもらえ、目を肥やす資料として提供してもらえるんである。和服の目利き力をつけると、得なことはもうひとつある。正絹の着物をタダでもらえる機会に恵まれることである。よい和服は見るひとが見ればちゃんとわかるのである。そういうひとは必ず「よい羽織やね」と声を掛けてくれる。そして十中八九「おばーちゃんの?」とお訊きになるのだ。質のよい着物は「親子三代」着れるものとされているからである。「いやいやコレは呉服屋さんの古着で1000円なんですよ~」との説明から話しは弾み、「ウチにもおばーさんの羽織があるのよ…よいモノやから処分するのももったいと思ってんねけど、着ることもないし…」ということになり「もらってちょうだい、着てくれたらうれしいわ。」といただけることとなる。よい羽織ひとつをはおるだけで、よい羽織が次々に。よい羽織というのは着心地がいいのでずっと着ていたくなるものなんである。ずっと着ていたりまた、肉親がずっと着ている姿を目にしていると自然に愛着も湧く。愛着があればおのずと和服を愛するひとの手へと渡ることになっているのである。愛することが目利き力をつけるカギである。

自分で選ぶ時のポイントのひとつは、サイズ。
昔のひとは小柄であったので、「正絹なんだけど小さすぎて今は商品にならない」という状態のよいジャンク品が意外と見つかるのである。中にはしつけ糸がついたままであることもあるのだ。羽織とジーンズを合わせる時に、小さいことはよろしいことである。袖の振りの長さはほとんど一緒で裄が短いダケなので、紫外線を避けるには袂に手を入れれば完璧であり、何かの作業をするには邪魔にならない裄の長さ、という願ったり叶ったりなサイズである。
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画像はその100円の夏用ジャンク羽織である。全く関係ないがウチの玄関はドアを閉めておいて膝で押さえないと鍵がかからないというちょっとコツの要る玄関である。ドロボウよ、この玄関はそう簡単には開かないぞ。閉める以上にコツが要るのだ。
着物ブームが若い世代に広がりつつある今、リサイクルショップではお召しを中心に値が上がっている。しかしリサイクルショップの和服買取の査定は驚くほど安い。だから本当によいモノを持ち込んだひとなら、そのあまりの安さに「やっぱ売りません」と言うだろう。
テヌグイ族は、片田舎のリサイクルショップに足を運ぶ。そこは大量生産の廉価品という影響を受けにくい、細々とした生業家業で売買された品がある確率が上がるからだ。近所の酒屋が中元にお得意様に配った「○○酒造」の宣伝入り手拭いというのも、袋入りのままあったりする。テヌグイ族のマストアイテムが一堂に会しているのである。そしてたいがい、需要がないのでかなりの処分値で叩き売りされている。「ファッショナブル」とはなにも「おっされ~」なダケではないのだ。雰囲気の統一性も「ファッショナブル」の一考に加えてよいだろう。「この上なく安くまとめる」という技法もある、ということだ。
ジャンク羽織 100円
手拭い 120円
220円でテヌグイ族としてのアイテムは揃えることも出来る。
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by yoyo4697ru980gw | 2009-07-24 10:55 | +ハナモゲスト ゲリライブ+ | Comments(0)

アサメシマエ

朝飯前、我が子たちは夏休みのしくだいをしていた。

「わ~~~~わからんっ!なんやねんコレっ!」
チョモは部活があるので、しくだいをやめて朝飯を喰う。
「ソレ、わかる?」
「わかるわけないぢゃん。」
しくだいのうすーい紙を、とりあえず手に取ってみた私は瞬時に「やりたくない」と判断。
数学はヤだ。数字はキライ。しかし2問だけ解いてみる。
「なんじゃこら~っ『文字数』ってなんやねんっきーたことナイ。」
「『文字式』な。」
あ・文字式ね。知らん。
「ソコ全部を8分で解かなアカンねん。6の12、わかる?」
「かかりすぎやん。」
「8分が?」
「いや?私が。この1問で8分はかかりそうや…『-a』ってさぁ…『-1a』てコト?」
「そう。」
「ええっと…カッコが先やなぁ…aはaでまとめるか…あ、5はどうしよかな、4と足してみよかな。『9(a-3)』できた。答えみよ~。…うわっ全然ちが~~~~う。『6a-18』やってさ~カッコどっかいった~。…んぢゃ、この答えになるような計算を考えたらええねやんか。あぁー…掛けて…こーしてあーしてこれがこうで…うーん…6aは出るけど18が出んなぁ…」

問題 4(-a+3)+5(2a-6)

「このカッコの前の数字は、カッコの中の数字にそれぞれ掛けるってことやねん。4(-a+3)てのと、5(2a-6)を後で足したらええわけやん。4aと…しさん12で~『-4a+12』やろ…ごにじゅーでぇ10aと~ごろく35の~『10a-35』この二つを足すねけど…ほら、『6a』は出たけど『-35』と『+12』じゃ18にならんような気がする。」
「なんでやねんっ!5×6=30やんか。なったやん。」
「なんでぇな、『-30』と『+12』やったら『-8』やで?」
「違うで。-18や。」
「えええーーーーっ18なるぅ?!…30引くぅ12…1借りて…10で…減って…」
「-18。もうわかったからええで?」
え…私がまだ…。問題が解けたのでチョモは部活の準備を始めた。
「な~な~ヘイポー?30-12て、18?」
「そうやで?」
「ごろく、さんじゅう?」
「そうやで?」
「うわ~~~ごろくさんじゅうご、て思った…。」
「ごしちさんじゅうご、やで?でも…急に言われたらごろくさんじゅうご、てなることもあるかも…」
でもちゃんと考えたら「ごろくさんじゅう」なんだろ?
慰めてくれるのね、優しいのね、ヘイポー…。
「まぅ…解き方はわかるのに答えが出ないって…」
「惜しいよな?」
「… …う、ん。」
オマエ…慰めるのか落とすのか、どっちなんだよ。

漢字の書き取りのしくだいを始めたヘイポーが叫ぶ。
「ほねをおる。うわ~~~~~~ヤバいやんっ!骨折やんっ!!」
骨折とは限らないぞ。
私、チョモの数学6の12の問題で、無駄骨を折ったから。
『朝飯前』が易いとも限らないぞ。
朝飯前の8分で折ったから、ホネ。
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by yoyo4697ru980gw | 2009-07-23 10:00 | +YOU WIN!!+ | Comments(0)
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第9回エッセイ・ブログ大賞
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