カテゴリ:+談合料亭『千徒馬亭』+( 55 )

台風に踊らされる夏がやって来ました。
夏と言えば~「怒涛の夏キャン」とカケけまして~「近畿地方にはなかなか上陸しやしねぇ台風」とトきます~そのココロは~

とにかく避ける!!

夏キャンとは笑道というソノ道高待遇半セルフ無礼講の集いの事で、ブラックガード特別会員様のみに参加する権利がある、夏の団体宿泊イベントです。
ブラックカードを持つよりも稀少価値のあるブラックガードは年間を通じて言動の端々にブラッキーな雰囲気を漂わせ、他を寄せつけないばかりかあろうことか奇人を誘い込んでしまう、というハタ迷惑な人格を持つ者だけが入会を許される狭き門。会員数はセンチュリオンよりもダイナースプレミアムよりも少ないとされています。
ブラックカードは一般からの申し込みを一切受けつけませんが、笑道のブラックガードは奇特者本人からの申し込みしか受け付けません。やみくもに変人を自己アピールするしか方法はないのです。やンなるくらいのアピールをしたって最冗神様(笑道頭取)のお眼鏡にかなうとは限らないのですから、クレジット会社からのインビテーションを受けるより難しいかもしれませんね。
まさに特権の象徴ブラックガード、おひとついかがでしょう。
好奇な眼差しを我がモノに出来ること請け合い!
ご自身の、揺るがないステイタスに万歳!!
ん~ヤバイ!!!
はうはず氏に殺されるなぁ。デタラメばっかり書いてごめんよゴメンヨ。エキサイトのメンテナンスに免じてゆるちてね。

さて、奇人変人のステイタスである(だからゴメンごめん)笑道からお中元が贈られてきました。
d0137326_1736575.jpg

d0137326_17371197.jpg

「御中元」という冊子のお中元です。
d0137326_17373688.jpg

お前さん方にこれを送ってどーなのか?というメッセージ不織布の疑問と共に送られて来ましたが、今度はべっ甲製品の包み紙を使用したのかな?前はカステラの包装紙だったと思うな。相変わらずエコ精神が高ぇのなんのって。
贈り主がどーなのかと思っている物を受け取った私はどーなのよ。どーなのかはわかりませんが「笑道CD」はむーちんのどストライクで、CDがバカバカ生産されていると思っているむーちんは「CDもらえへんくなったん?オマエとうとうクビになったんちゃうか?何したん?」と、二度ほど私を左遷社員の犯罪者扱いしました。そんな扱いを受けていたことを今ここでカミングアウトします、なかなか可哀想でしょ。

品名を【書類】と書いて送られて来た笑道御中元は確かに書類でした。
d0137326_1738337.jpg

文学を愛した故人や著名人の年回忌の際に、かつて配られていた葬式饅頭に準えて配られる、故人ゆかりの私家本を「饅頭本」と言いますが、転じて団体の記念誌などを含む非営利出版物一般もさします。のちになってごくごく一部に限りますが古書価が高くなることがあります。この笑道御中元というたぶん手作業製本の饅頭本、かっぱ横丁で査定してもらうとさてはてハウマッチ?
少しでも古書価を上げたいので、アピールポイントをセールスしておきましょう。

夏キャン10周年を記念した御中元の扉はなんと最冗神様6分割!!後光が差しているように見えるでしょう?
d0137326_17404479.jpg

心霊写真でしょうか。そう思える写真を扉に採用するこのセンス、並々ならぬブラッキー精神が垣間見えますね。暗くて煙たい場所でフラッシュあり撮影をすると時々こうゆう画像が撮れることはないでしょうか。きっとそれを知っていてわざわざ暗くて煙の充満した部屋をロケ地に選んだことでしょう。最冗神様とはそうゆうことをされるお方ですからね。
あ・ちなみにですがわたくし、禁煙してからかれこれ4ヵ月が経ちました、なかなか偉いでしょ。

中扉はアントンおにいさんとのお約束「プールに入る前に!!」
d0137326_1741820.jpg

たぶんアントンおにいさん本人はプールに入る前のお約束なんてフいちゃいないと思われます。

目の前にプールがあるからといってあわてずに。
いきなり飛び込むと心臓に負担がかかってアラフォーの君たちには大変なことになる場合もあるからまずはじゅんび運動をしっかりとやっておこうね!
また、楽しいからといっていつまでも入っているとカゼをひいてしまうよ。入る時間には注意しようね。
あと、おねーさん達の水着姿に見とれてばかりいるとおかあさんにきらわれちゃうぞ。“あふたーけあー”はわすれずにね。
(全文転記)


はうはず氏の脚色で間違いないでしょう。

2ページから4ページまでは画像をふんだんに入れ込んだ夏キャン10年の振り返りレポートですが、昨今はやりの個人情報保護法を適用している我が研究所のブログでは、UP出来かねることをご了承ください。
d0137326_17421612.jpg

どうも最近、再就職先でPCばっかいらってるから感覚がマヒしちゃってんだよなぁ…
今ちょうど秋に向けてのHPデザインを考えてるトコで画像ばっか合成してるからだと思うんだけど、マル秘スタンプが微妙にズレてるように見えるんだよなぁ…たぶん気のせいだと思うけど。

5ページにお祝いの電報とキまして、6ページには夏キャンポエムと、7ページには今まで誰も被写体に選ばなかったであろう、プロも見落としていたグラビア写真です。
d0137326_1743071.jpg

クオリティと画質が高いです。
青く塗られたプールの青のウソ臭さが青空をバックに一段と映えるアングルになっております。
足の位置が絶妙ですね、早く寝返り打たないかなぁ~♪

絵日記ページには夏の想い出を描きましょう。
d0137326_1744023.jpg

たのしいおもいでを『えにっき』にのこしましょう、やて。
d0137326_1745182.jpg

たのしいおもいでは二日分しか描けないようなので、厳選して残しましょうね☆

ネット笑点では、ティベートについて五里霧中なやりとりの記録が収録されています。
d0137326_17453691.jpg

ディベートは、百薬の長でも一定業者に便宜をはかった時にもらう見返りでも青い島のような青い海とかに囲まれた大きな観光地でも洋風のオカユみたいなモンでもありません。食後に食べる果物や甘いモノの事です、覚えておいてください。

3ページに渡る冗聖あまん君のちょっとイイ話のほぼコピーペーストエッセイ風日記は、共に青春を捧げた経験の無い者が読むと、臨場感や懐古の情といったものがまったく溢れませんが、私は勉強になりました。

余計な細かい事まで結構書いてある文章ってこんな感じなんだぁ…

と、今まで自分が書いてきたブログに対する客観的な目を養うキッカケになりました。ありがとう、はうはずさん。だからと言ってこれからブログの無駄な部分を端折るかっつったらそうゆうことは一切ございませんけど。

付録のCDは3枚。
d0137326_17505460.jpg

「山」は新旧織り交ぜの夏ソングが17曲。
d0137326_1751973.jpg

「川」は新旧織り交ぜの夏ソングが18曲。
d0137326_17512073.jpg

「豊」は新旧織り交ぜの夏ソングが20曲。
d0137326_17513332.jpg

を、徹夜して作った犯人です。
d0137326_1752266.jpg

罪名を通称山川豊罪として血眼で探しておりますが、手掛かりがありませんのでご協力ください。
天才的な身長を本人に確認したトコロ「チン長はヒ・ミ・ツ」という、かつて中学・高校でピークだった答えが返って来ました。それを突っ込んだら犯人の言「少年の夏を引きずって生きている男だからね☆」これ以上ネタを増やしてくれるな、ただでさえ忙しい盆なのに。本人によればその身長「168.4cm(推定)」だということなので、それを目安に全国指名手配犯の大きさをなんとなく頭に入れて夏を過ごしてくださいね。もしかするとこの夏、あなたの身近なトコロにあの犯人が!
念のために申し上げておきますが、はうはず氏を発見したとしてもそっとしといてあげてくださいね。彼の罪はいつまでも煌々と部屋の明かりを付けていた真夜中にトイレの水を流し忘れたかの家庭的なレベルですから逮捕には値しませんので。
d0137326_17541117.jpg

ほら、本人だって反省してもうやめるって言ってますし。
[PR]
by yoyo4697ru980gw | 2010-08-13 18:09 | +談合料亭『千徒馬亭』+ | Comments(10)

てぇへんだぁ底辺だぁ!

2010年のひょっとこ祭り
d0137326_10344593.jpg

口蹄疫感染拡大防止のため中止だってよぉっ!!!
d0137326_1035964.jpg

そこで
d0137326_10352438.jpg

ひょっとこオリジナルTシャツの販売収益を義援金として寄付だってさこりゃ急がねぇとな!!
d0137326_1040325.jpg

いいなぁいいなぁ~
面接を受けても受けても落ちてしまうお姉ちゃんのために弟が「日向ひょっとこ夏祭り実行委員会」に申し込んでTシャツ、プレゼントしてくれないかなぁ~。
d0137326_10411480.jpg

三色三枚しめて5400円サイズはMで。
d0137326_1041367.jpg

買ってくんないかなぁ~。
d0137326_10415510.jpg

関西地区にだと送料は5枚まで440円らしい。
d0137326_10424873.jpg

送ってくんないかなぁ~。
[PR]
by yoyo4697ru980gw | 2010-07-08 10:45 | +談合料亭『千徒馬亭』+ | Comments(4)

ちょっと贅沢な海老っス

「わぁ~コレ、どうしたん?当たったん?」
おじーちゃんちに連泊していたヘイポーが、私のケータイに付いている『びっくらポンの当たり』を見てそう言った。
d0137326_22384978.jpg

「当たった。チョモが。」
「何コレ?」
「恵比寿サンのパクりで『海老っス』くらいちゃうか?」
「いいなぁ~…、チョモがくれたん?」
「チョモのやで。アンタが電話かけてきて『今くら寿司~』ってゆぅた日に当たってん。チョモが当ててケータイに付けといたんやろけど、ケータイって共有やん?ほぼ私のモノになっちゃってんねん、ハタから見れば。」
「あ~あの日かぁ…ええなぁ…くら寿司に行って…」
「だって二人だけやねんから…行くがな。」

その日、ヘイポーをおじーちゃんちへ送って行ったあと、むーちんも留守だしってコトでくらで寿司を食べようということになった。いろいろな種類を食べたかった私は殆どを「なぁ、半分ずっこせぇへん?」と持ちかけ、チョモはそれに応じた。3~4枚を半分ずっこで食べた頃だったろうか、これまで私の希望の皿を取り一貫を自分の皿に移して皿ごと私の分の一貫を渡していたチョモが、「ポン」と私の目の前の空き皿に一貫の寿司だけを置いたのだ。私は目の前に置かれた寿司を食べてから言った。
「ちょっと。返してよ、皿。」
チョモは私の訴えを無視して、ネタに塩とかをかける。
「今、皿もってったぢゃん。それ、私のご希望品なんやから返してよね、皿。」
チョモ、ネタにゆずポン酢とかをかける。
「返してよぉ~!ソレ私の皿ぢゃんかよぉ~!アンタはまだまだチャンスがあるやんか~!私には一回しかチャンスがないんやから~っ!貴重な一枚なんやから~っ!返してよぉ…皿かえせぇ…皿を取るな皿を、寿司だけを取れ寿司を!返してよ。」
チョモ、目をつぶって寿司を一貫、味わう。
「ドロボウ…皿泥棒がおる…目の前に皿泥棒がおる…返してよ。今返すなら許すから。」
チョモ、モグモグモグ。…こんなコに育てたつもりはないのに…ウチのコ早くも泥棒や…人生を踏み外すのはやっ。
泥棒が目の前でグルメを気取って湯葉なんか食べている。ピッピッピーって慣れた手つきでカニを注文している、皿泥棒が。カニがきて、また目をつぶって味わっている泥棒が目を開けた。口を横に広げた泥棒が私に向かって目を細め笑っている。オマエは物わかりのええジジィか。
カチ・カチ
「…ふ…返すがなほれ。」
皿泥棒、皿、倍返し。
お…おじぃちゃぁああぁああああぁぁんっ!ごめんよ、泥棒呼ばわりして。さっきまで事実上ドロボウだったもんだから。皿5枚でワンチャンスであるびっくらポンのルーレットを回しながら私は猛省した。…大人気なかったな…私。でも毎回、私のチャンスは一回しかないもんで、つい。この日の私のチャンスは二回になった。

「二人だけ行って~!ズルいや~ん!」
「あんたぁ~っ!アンタあの日っ!!思い出したでっ!!『有馬温泉行く所やね~ん♪』てゆぅ自慢の電話かけてきたやないかいっ!アンタのほうがええトコ行っとるやないか~~~~っ!!」
「くっくっく…そう、行った、有馬。いいなぁ…コレ…ちょーだいよ…。」
「チョモのだってば。チョモに言えば?」
「えー…だってアイツ…ケチやから。ほぼまぅのモノなんやろ?ちょーだいよぉ…」
「…知らんよ…私は。」
ヘイポーはもうこの『海老っス』(勝手に命名:本景品の正式名称は知らない)に夢中。おコタにゴロンゴロンして『海老っス』をいぢりたおしている。
d0137326_22393121.jpg

「ちょっとー…なにはずしてんねん…」
「いいやん・いいやん・いいやん、ちょーだいよ。」
d0137326_2239501.jpg

「こら。早く元に戻せ。」
「いいやん・いいやん、ちょーだいよ…まうぅ~…」
「私のぢゃない。」
ヘイポーにはもうケータイに戻す意思はないようである。私は夕食準備前に…と2枚の賀状の印刷を済ませるためチクリンの電源を入れた。
「ちょーだいよぉ…まぅ…えぇなぁ…コレ…見てよぉ…コレ…こんなにおじぃさんやのに…シワひとつないって…めっちゃイイやん…ちょうだい?」
「はぁ??アンタがその『海老っス』を欲しい理由って…ソコ?え?ソコなん??」
「なにがおかしん?なんで笑うのよ…?」
ヘイポーは、ブリッジしそうなくらいのけ反って笑う私を責めた。だから私は確認した。
「こんなにおじぃさんやのにシワひとつないから、ちょーだいってゆぅてんのん?」
「そうやで?…ホンマやで?見てみ?ほら。こんなに年とってんのにシワ全然ないんやから。」
私が疑ってるのは「おじーさんなのにシワがない」というキャラクターの風貌ではない。「我が子が『ちょーだい』としつこくゆぅてる理由が『シワひとつないおじーさんのキャラ』を『イイや~ん』に分類して欲しくなっている」ことである。確認したのはキャラクターのほうぢゃない、オマエだ。
「そうか…」
「ちょうだい?イイやろ??」
「うぅむ…」
私は答えをはっきり出さないまま、夕食の下準備にかかった。ヘイポーの人選ミスだ。私の所有物ではないのだから、私に所望したところで無駄である。

「なぁ…コレ…ちょーだいよ…」
台所に立つ私に近寄りヘイポーは、ポケットの中から海老っスを出した。
「ちょっとぉっ、ちゃっかり自分のモンにしちゃってんぢゃん。」
「うん♪くっくっくー…」
もぅ…シワがナイなぁ…あ・ちゃうちゃう…仕方ナイなぁ…その理由なら私の独断と偏見でもうオマエのモノだ。しかし、そうは言わない。だって言う権利はモトから無いもん。

夕食が終わりまったり~んとしているヘイポーに言ってみた。
「海老っス、返して。出してよ、ポケットにあるやろ?」
「へ?もうボクの部屋にもってったで?」
「なぬ?」
「もうとっくに二階にあがった。」
海老っスに二階にあがる意思はなかった。
そうなると「拉致」したことになる。
百歩譲って「里子に出した」ことにしといてやろう、なんせチョモのだからな。
いや…
d0137326_22403181.jpg

「散歩中にリードが外れてん…やっぱ景品の質はアカンなァ…」
これでイくか。
[PR]
by yoyo4697ru980gw | 2010-01-09 22:48 | +談合料亭『千徒馬亭』+ | Comments(0)

モニタリング

「どうやったかなぁ?と思って?使ってみたぁ??」
「使って…みてないね。だって今、使ってる化粧水あるからね、それ使ってからになるね。」
コレなんだけどね。
d0137326_202526.jpg

『おヨネのちから』ってゆぅの。ちから、出しちゃうよ、おヨネはん。

「なんやぁ~…届いた時から使ってるって思ったのに。そろそろ感想、聞けるかな~って思って。」
「…アレってさぁ…?もしかして、モニター??」
「そうよ?」
「なんぢゃい…あーほならモニターやったらリポート書くよ。」
「書いて書いて。」
「とにかく、今は使ってんのあるから、空いたら真っ先にアレいっとくわ。」
「うわぁ~年、越すねぇ~?」
「確実に、越すね。」
「もう今、使えばいいのに。」
「ヤだよ、今の化粧水が酸化しちゃうぢゃん。」
ちみは知らないだろうがね、私は様々な化粧品を誰に頼まれたわけでもないのに勝手にモニタリングしているのぢゃ。その種類、ハンパねぇ~ストックだけで3箱分かな。基礎化粧品からメイク品メイク道具ヘアケア商品各種、美容院にある大抵の種類のモンは網羅してっから。「チープで優秀」であることを前提に「コノ優秀さならこの金額まで出せる」という金額設定を見極めているトコロである。かれこれ15年ほどかけていて、まだかかる。すでに見極まっている種類のコスメが何点かあるのだが、それは決して教えないぞ。

アレルギーによいという化粧品が美容師の弟ターから届いたのが、何日か前のことだったと記憶する。
d0137326_204811.jpg

「ぅわ~いかにも高そう。」
それが第一印象である。実際、高い。
d0137326_222717.jpg

化粧水が120mlで4725円だって。おねーちゃんね、弟の財布にそんな金があるんだったらとっくに背後から顎の下あたりに指グイっと入れてオトした後で、財布、盗んでるからね。私のちからになってくれてるおヨネはん、180mlで千円以内。私の「モニタリング対象化粧水」は絶対に千円以内。よって私の化粧水は千円以内。たっぷり使えなきゃ意味がないからだ。
「おめぇ関係ねぇだろーーーーオレや金払ったんはーーーーっ!」
と、ちみはきっとそう言うだろう。いかにも、その通りである。しかし弟よ、考えてみたまえ。顔は毎日洗うのだ、単なる私の予想であるが「死ぬまで洗い続ける」ような気がしている、いかがであるか。私は、この「化粧水」がどんなに優秀であろうとも、リピーターにはならないだろう。なぜなら、金がもたねぇからだ。私は化粧水を腕や足にも使う、ちょっとした裏技アイテムとしても使用する。この化粧品欲しさに、パート時間が1時間増えたりするのはきっぱり、ヤだ。

とゆぅわけで本日からモニタリングするため、おヨネはんを「腕足専用」として格下げした。これもみな、おヨネはんが腕足専用として使ってもいいくらいにチープであることの恩恵である。ちみ、ドラッグストアでおヨネはんにでおたらそっと頭でも撫でときなはれや。たぶんレジの女性スタッフが二人してコソコソ言い言い、ちみを変人扱いしてくれると思う。

私は「もらいものである」という圧力には決して屈しない心を持っているので、「使い心地」に関してフェアにジャッジする所存である。使い心地に関して偽りはしないが、フェアにジャッジ出来ない点が既に申し上げた通りこの化粧品の売価の高さにある。
私のコスメモニタリングには価格が大きく影響する。その出所が己の懐からではなくてもその事実は変わらない。貧乏をこぢらせている性格ゆえ、「コレってたけぇんだよなぁ…」という心情から1回の使用量が通常より少なくなってしまったり、「首はやめとこ首までは…」と5円分程度のケチりが出てしまうことは否めない。そうなると、正確な「効果の是非」は問えんだろう。そこで私は考えた。

後半にスパートかけるで

この方法でイこう。今はまだ「たけぇーたけぇー」のもったいない精神が勝りとても出来たもんぢゃないが、「化粧水」の底力を試すスキンケアに「バシャバシャパック」という方法がござる。これを後半にもってきたいと思う。最大限の「効果の是非」が問えるはずである。この時はケチらないことを約束しよう。
d0137326_214489.jpg

とりあえず今回は、このローションに数々ついてきた「サンプル」の中から「基本の3点セット」のようなものをチョイスしてみた。
d0137326_21547.jpg

開けてみたら、ケアリングミルク、漏れてたで。もったいねぇから…出荷の時に気を付けて欲しい、という感想をまずは述べておく。

ケアリングローション
d0137326_224872.jpg

無臭。化粧水の「香りが気に入る」ということがよくあるが、これは「ほぼ無臭」。「ほぼ」くらいに嗅ぎ取った香りがどうかと言えば、[MONO]って書いてる消しゴムのような香りが微かにする。…個人的には悪くはないが、受験勉強に苦い経験のあるひとが使用すると、ちょっと切ないかな。
化粧水とは言えどトロミあり。ジェルとまではいかず。このトロミのある液体であることの長所は、少量で余裕を持って顔全体にのばすことが出来るという点であろう。商品に入っていたケアシートから「使用方法」を。
洗顔後、手のひらに適量を取り、両手でよく温めてから、顔の下から上に向かってなじませます。これを3回くり返します。
トロミをつけて正解やね。3回くり返すなら少量でのびがいいのがよろしい。塗った後に「つっぱり感」が非常にある。「肌にハリが出た」と解釈出来ないこともないが、「しっとり感」も重要だ。私はどんな化粧水でも、風呂上がりから眠る前まで「乾いた」と感じれば肌に入れ込むことをするが、早い時でも1時間くらいは「しっとり感」は続くものだ、安くてもね。しかし、この化粧水は一気に3回を繰り返すくらいあっと言う間に「しっとり感」が飛ぶ。しかし3分の1ほどは「しみ込んでいる」感覚もアリ。肌の状態というのは毎日微妙に違っているので、今後の使用感で経過をみたほうがよさそうだ。

ケアリングミルク
d0137326_233236.jpg

これは「ミルク」の種類としては「重い」ほうのミルクだと言える。クリームとまでは言わないが、クリームに限りなく近い。のびのよいクリーム、といった感じ。今、私の手はささくれ立っているという無残な状態であるが、このミルクで手に「ツヤ」が入った。それは約1時間モった。こう考えたらわかりやすいのではないか「シワシワのおばーちゃんの手が温泉入ってツルツルに」のカンジ。時間経過と共にささくれは蘇ってきて、今のところ持続力は1時間前後。

ケアリングクリーム
d0137326_234890.jpg

「ミルク」が「クリーム」に近かった時、「クリーム」は「オイル」に近くなる。これはかなりの「べっとり感」。今は冬だからイイけど、これを夏には使用したくない、と思わせる重さである。白濁したクリームを塗り広げて透明にした時の感覚はまさに「オイル」。この持続力はミルクの倍。2時間、私はタイピングを控えた。

以上、使用当日のファーストリポートはこんな感想やね。
使い切った頃に最終的なジャッジを報告するんでね。
[PR]
by yoyo4697ru980gw | 2009-12-29 02:10 | +談合料亭『千徒馬亭』+ | Comments(6)

BDなの

「まぅ、おいで。はよー。」
朝もはよぉの手がはなせない時間帯やっちゅ~のに、むーちんが呼ぶ。
「はよぉーって。もう行くでー。」
「もぉー…何よぉ…」
給食が無い中学校のお弁当作りには、10分から30分を要するが「前の晩におかずのひとつでも作っとこか~」をしなかった今朝は大変に頭を使う。アレとアレとコレでソレの…炒めるか…詰めるか…冷めたか…。

「はい。今日のお弁当は全部カンゼン手作りです。ふぉっふぉっふぉ~。」
「えー…一個くらい冷凍食品入れてくれたらええのにー…」
「オマエはそうゆうヤツやな。オカンの手作りより冷凍食品がウマいと言うようなヤツやな。知ってるけど。」
「きのーの、白身魚?マヨネーズのアレ、おいしかった。」
「オマエの味覚もたいしたモンぢゃないな。白身魚のフライはタルタル内蔵や。けっ、味のわからんヤツめ。」
「あれタルタルソースやったん?おいしかったで~アレ好きやな。」
手作りの愛情スパイスより、冷凍技術の完成度の高さがキく男チョモ。温かい愛より、凍ったフライをチンするのがお好き。
「冷凍食品はな、アレが完成形やからな?研究に研究を重ねて完璧な出来上がりになったヤツが売られてるわけやから、おいしくて当然やねん。私の弁当のおかずは常に研究中やねん。未だに出来上がってないねからマズくても想定内。」
「やったら冷凍食品でええよ、おいしいし、まぅもラクやん。パン購でもええしな。」
「アホか。じゃ冷凍食品1コの弁当になんで高いんやから。パン購なんてしてたら月の後半は昼ごはんナシやで。ラクなんはええけど金がモたん。弁当、100円で出来てるから。日によっちゃぁそれ以下で。」
「弁当なぁ…なくなんねよなぁ…『おっ!毒舌しらたきサンや~ん!ちょーだいっ』って昨日もしらたきサンはココちゃんが全部、食べよったからな。」
「しらたきサンのレシピ教えたったのになぁ…まだ作ってなかったんか。ま・アンタもココちゃんからもーてんねから、あげたらええがな。」
あとは冷めるのを待って、フタをして縛り上げるだけ。ようやっと居間に移動でき、むーちんの「おいで」に応えるとむーちんが歌う。
「ハッピバ~スディ~♪」
「おぅ…そうか…今日か…」
自分の誕生日だ…またこの日を忘れたな。「まぅの誕生日って18日やんな?」「まぅちゃんの誕生日って20日やったよな?」と、私の誕生日19日は皆すっかり抜かしてなかなか覚えておくれでないが、本人すら抜けるのだから他人様が覚えていようはずはない。11月になった途端「今月、私の誕生日やね~ん19日♪」と言うが、19日って中途半端やねんな。15日くらいまでは「もうすぐ~♪」とかゆぅとんのに、いざ当日となると抜ける。「あれ?!今日か?!」と性懲りもなく毎年、言っているのだ。こんなに毎年、楽しみにしているのにまただしね。

「じゃじゃぁ~ん、はい。」
d0137326_23245016.jpg

むーちんが会社で「ご褒美」てなカンジでもらう現金の報奨金を未開封のままとっておき、私の誕生日にサプライズで初めてくれたのがたしか2年前の出来事だったと思う。それからこれが恒例のプレゼントになったようでその封筒の数は年々、増えている。今年は、年末調整の用紙までセット。
「…うわっ戻ってキた?!」
年末調整「毎年オマエが書いてるやろ~」とか言われて書いたけど、どーも記入漏れってゆぅか不備があったってゆぅか~。控除のトコってほんまヤになる、控除証明書とかいろいろごちゃごちゃと。今年はもうリフォームや引っ越しやと重なってこの時期、年末調整にかまってられる頭の容量の空きがなくてね。ガス・水道・電気に電話・ネットを止めるや出すやの手続き手続きやろ?郵便物転送に思いつく限りの住所変更届やろ?いざひとつやり出すと、これが「あ・今からぢゃ間に合わなかったみたい」ということが発覚して大忙し。
「…コレ…書き直すの?もしかして?」
「オレがやっといた。」
「よかった~…それにしても…増えてる。…絨毯…買えるな。」
d0137326_23251097.jpg

じ~っと私を見るむーちん。
「あ…。わ~い♪ありがと~。」
そしてじ~っと私を見るむーちん。
「あ…。今、開けるの?」
「…いや?開けんでええ。もう行くで。」
「あ…うん、はい、行ってらっしゃい。」
今日の予定、7項目あるから開けるのはあとにしようと思って。夜ぢゃダメかな夜ぢゃ。やることリストを書き出して予定を立てたのが昨夜…いや今朝になっての1時頃だったと思うけど、むーちんは「2時過ぎに寝たから眠いやろ~昼寝するんやろ~」と言ってた。ちゅ~ことは睡眠時間、4時間。…仕方がないなコレは。「即行動」に移せるような休息を、脳がとっていないと思う。
d0137326_23254994.jpg

封筒に入っているのが「1000円とかやから」とむーちんは言っていたが、なんのなんの最初の封筒は7500円。
d0137326_2326292.jpg

合計こんだけ。
ええっと…フルハウスに必要なのが…絨毯・カーテン・押し入れスノコ…イけるか…うぅむ。

「なぁ~何、買うん?」
「う~ん…考え中~。」
「いくらあった??」
出勤前のむーちんが今朝、私に訊きながら手を出すので、これまた恒例になっている「小銭をむーちんにバック」しながら答える。
「めっさあったで。5万なんぼかくらい。」
「ウソやん、そんな無いやろ?この小銭で2~3千円くらいのモンやろ?」
「いやいやいやいや、もっとあるって。ほ~ら、昨日数えて書いておいた。59600円て書いてる。な?ええっと…ほらこれで1万…1,2,3……」
私は紙幣をむーちんの目の前で再度、数え直した。
「45000円。…えぇっ?!ぢゃぁその小銭って1万以上あんのっ?!そやな…重いもんな…。」
「いや、ない。」
「…そうやな…いくらなんでも1万超えてる小銭って…財布に入るわけないよな…。じゃぁコレ、49600円の間違いやな。でもほぼ5万ぢゃん。」
「なに買うの?」
「まだ何も。決まってない。」
「あぁ、そう。じゃ、行くわ。」
「はい。」
むーちんが家を出た後、私は新聞広告にサササ~と目を通した。そしてピンと来た。早速メール。

iPodナノにしょ~かな~

いつだったかラヂオで言ってたもん「iPodナノってのが出ました~」みたいなこと。「iPod」と「iPodナノ」と違いは何ナノ、と言うと「ラヂオが聴けるか聴けないか」だと説明していたハズだ。数年前、iPodよりも小さな携帯ラヂオが壊れ、この際だからデジタルオーディオプレーヤーにしようかな~と言っていたら、むーちんだったかチョモだったかが「iPodにすれば?」という意見を出した。いらんくらい曲が入るらしいやん?とかゆぅて。私の「iPod」の認識は「iPodって音楽を持ち運ぶんやろ?私が持ち運ぶの、ラヂオやねんもん。」程度のものだったので結局、ラジオが聴けるその場で現金値引きの細長いヤツにした。ただ、コレがおっそろしく電波をキャッチしてくれない。大通りを歩いているならいいが、ちょっと路地に入ろうものならただのノイズで知らない国の電波なんかをキャッチしちゃってんぢゃないかと思うほどの雑音混じり。「ナノってラヂオもナノ?そんぢゃぁちょっと欲しいかも。」という会話をむーちんとした。そうだ・そうだ、ナノなら私向きナノ。

カーテンとかどない

私のナノ希望をむーちんは全く無視ナノ。

何色にしょ~かな~

むーちんの提案には耳日曜ナノ。
[PR]
by yoyo4697ru980gw | 2009-11-20 23:40 | +談合料亭『千徒馬亭』+ | Comments(0)

急に冬になってきて☆

11月になった途端、急に冬になった。本当に急に。昨日は半袖着てたのに今日はハイネックのインナーにパーカー着てジャンパーそのうえマフラー。一日で変化した劇的な寒さ。暖房器具が一切ナシのフルハウスに電気ポットを持ち込んで、インスタントの味噌汁で暖をとる。解体中だから家は穴だらけ。壁も壊してなくなったのでとっても寒い。昼ごはんを用意している私はなるたけ温かいものを…と思うが、せっかくの炊きたてごはんで作ったおむすびも自転車で7~8分のフルハウスへ到着する頃にはあたたかみを失い、たった今いれたお茶は驚異的な早さで冷めてゆく。
「寒いってさぁ…悲しくならないか…?」
3時のおやつの準備のため一時帰宅し、おコタで足を温めているとさっきの悲しさがこみ上げてきた。
「…なるなぁ…。」
おコタに首までつかっているヘイポーが相槌を打った。

大工のおじーちゃんにおんぶにだっこでやってもらっているリフォームは、時間が空いている家族が助手をする。しかし大工仕事は力のいる肉体労働である。“小さい”ヘイポーや“か弱い”私がやれる手伝いというのは知れている。だから残る大工助手候補、代休と創立記念日で連休に恵まれたチョモを残し、我々は「おやつ隊」を結成。おやつ隊の任務、ご希望のおやつを買ってきたりしてフルハウスに届ける。以上。
「キッチンがさっきなくなったからちょっとコップを洗うとかが出来ないやんかぁ…無駄やなぁとは思うけどキッチンが出来るまで紙コップにしようか…飲み物、やっぱあったかいほうがいいしな…。でもさぁ、今のあの状態のフルハウスで地ベタに食べ物広げてさぁ…ああやって食べたり飲んだりするのって楽しいよね。昼ごはんとおやつはずっとあっち行って食べよっと。」
「でも、寒いやん。」
「うん…寒い。」
「すごく不便ぢゃない?」
「うん、不便。」
「ごはんとおやつだけ食べに行くって、すごい迷惑。」
「私は運搬係やねんもん。ごはん届けたついでに自分も一緒に、おやつ届けたついでに自分も一緒に、やんか。ソコだけ参加するのにわざわざ行ってんぢゃないっつーの。行ったついでやから『手伝えることあれば』とは言うんだけど私に言われてもたいしたことは出来ひんやろっておじーちゃんだって思うみたいでさ…『じゃ、あれ取ってくれるか。』とかな…『電話できーといてみてくれるか。』とかな…『これ何て書いてある?』『ホワイト、て書いてます。』とかな…。スケールの端を押さえとくとか窓を開けるとか…そうゆう仕事しかまわってけーへんねん。昨日は『ソコの家は知り合いなんか?』って訊かれたから『チョモの友達のおばーちゃんちですよ』って答えるんが仕事やってん。」
私の仕事って…事務系だな。

そんなどうでもいい会話をしていると呼び鈴が鳴った。宅配で~す。美容師の弟ターがアレルギーによろしい化粧水というのを私にプレゼントしてくれて、それを月末くらいに送ると言っていたのでそれが届いたのだと思い、受け取りの判をつく。配達のひとが伝票を指して言う。
「こちらの方からのお荷物でよろしいですね?」
「あ~はいはい。…えぇええぇええぇえええっっっ?!」
「えっと…間違い、ですかね?!」
「あ~いえいえいえいえ…おーてます・おーてます。住所に間違いもないし送り主に心当たりも、ございます・ございます。」
ただ心の準備がなかっただけで。
「いいんですね?合ってますね?」
「はうはずさんから届いたっちゅ~ことで合ってます・合ってます、いま合いました。」
じゃぁ、はい。というふうに渡された箱が、かる~~~~い。
「ワレモノや…なんやろう…」
ちょっとよからぬ予感がする(褒め言葉です:念のため)。
はうはず氏から頂き物が届く予定が…今は無い。
d0137326_0402445.jpg

「どうしたん…?」
玄関でのやりとりを聞いていたヘイポーが訊く。
「うー…ん、ターからの荷物やおもてたらはうはずさんからの荷物やってんけど…身に覚えがない…。誕生日を祝い合うような習慣もないし…季節の贈答品としても何の季節にもあてはまらへんし…だいたいそんな間柄とちゃうし…相手を間違ってんちゃうかなぁ…。」
しかし送り先には私の住所、私の名前。なんぼなんでも、書いてる時に「あ・間違った」てなるやろし。
「おぉ…なんぢゃこの注意書き。」
d0137326_0404372.jpg

とにかくすぐさま開けてみる。
d0137326_0411072.jpg

「What。…記憶の片隅に…ちょっとしたイヤな予感が…」(褒め言葉です:念のため)
包装紙に無数に散らばめられた「What」のロゴ。微かに聞き覚えのある単語「What」。
はうはず氏のたしか先輩で神と崇められる人物がおられる(以下:オカミ)。私が推測するに「笑道」という精神道場の重鎮で、ソコへ入門するにはオカミの許可が必要だったりあっさり何かの間違いで入れたり…。私はコッソリと「笑道」をカヤの外から眺めておりオカミとの直接的な接触はなかったんであるが、3年を費やしてUVの「チープでありながら何もつけてない感を出せるのはこの商品だ!」という研究を行い、その研究結果をまとめた際に、社長かバイヤーかなんかそんな感じの世を忍ぶ仮の職業であるオカミに、意味もなく長いレポートに突っ込みを入れられ、3年間という長きに渡りどうでもええことに時間を使ったという無駄が功を奏してか「冗フラ」という称号をいただいた。ちなみに「フラ」は「フラダンス」の「フラ」である。私がやっているのはフラダンスでなく盆ダンスだ。しかしそれは問題では、ない。だって「冗フラ」を襲名した時には盆踊りなんてやってなかったし。その、オカミが世を忍んでいる店の名前が「What」だった気がする。カリスマバイヤーだったかな…いや…「こども店長」にも引けを取らない「カリスマ店長」だったかな?とにかくこの記憶が確かでオカミの息がかかった贈り物だとしたら、最強タッグを組まれたとしか言いようがない。キビシ~感じがするのだが(もちろん褒め言葉です:念のため)、どうだろうか。

包装紙を開けると内のしにより、その詳細がわかった。
d0137326_0415854.jpg

引越祝いだったのか…引っ越し…まだなのに~。
民族大移動日は頭に入れとくよ☆と言っていた、はうはず氏。
新居祝いを送ってやっからよ☆と言っていた、はうはず氏。
とにかくはうはず氏のメールには星がチラつく。コレええなぁ…と思って私もしょっちゅうパクっているが☆
新しい住所はもちろん教えませんよ☆と言ったからだろうか…だから引っ越してもいないのに今の住所に引越祝いが届いたのだろうか。ジョーダンだったのに、もぅ☆
「ヘイポー…引っ越してないのにね…はうはずさんって、せっかちなひとだったんだね。」
物を貰っておいて悪口めいたことを言っている私を…はうはず氏はきっと…許してくれる☆
「なんやろ~♪」
ヘイポーがわくわくしているので一緒に箱を開ける。
d0137326_042227.jpg

だっはっはっはっは~~~~~~!!
くっくっくっくっく~~~~~~!!
お金持ちかっ?!アイテムぢゃん…さすがやなはうはずさん…う~け~りゅ~…」
組事務所的エントランス空間を演出しろというお題だな…アイテムが足りねぇ…揃えるか…。エントランスにあまり余裕がないだろうからという配慮でミニチュアサイズを選んでおいでなのだろう。

やっぱ壁の高い位置から出てないとな…コレ(剥製ではありません:念のため)。
d0137326_043116.jpg

強調したいのは存在感だろうからな、コレ。

見よこの毛並みを(ホンモノではありません:念のため)。
d0137326_0432534.jpg

矯めつ眇めつして最大活用法を探る。
d0137326_0434638.jpg

玄関の下駄箱の上から首出てるってのはどうか。
d0137326_0441783.jpg

「女優の角度」みたいなベスト角度を探る。
コイツの最も自信のある角度ってドコかな。
d0137326_0443969.jpg

…なんか、生意気な角度。
その後ろではヘイポーがプチプチを潰して遊んでいる。
「やめてよプチプチ潰すの。それはそのままリユースすんだから。」
「えっ…」
引っ越しでワレモノとか運ぶぢゃん。ま…足りないけど。

プチプチも足りないが、組事務所的エントランス空間にするアイテムも足りないなぁ。今にも飛び立ちそうな鷲の剥製が要るだろう、足元には頭だけ立体のトラ全身センターラグみたいなヤツを敷くべきだよな…水牛のツノなんてコイツを活かすのに最も効果的な脇役なんじゃ…ものはついでだから木彫りの熊も置いておくべきだろう…もちろんシャケくわえてる。こうなりゃもうついでにお金持ちの玄関前コレクションをそのままいただいて、実物大以上のタヌキの置物とか犬の置物とかを配置するトコから始めるか…実物の何十倍もあるカエルでもいいけどサ。でも玄関前でそんだけのインパクトをかましちゃったら、ガラガラって開けたトコで金の延べ棒ピラミッドくらい無いとハクつかねぇな。金の延べ棒レプリカってあんのかな…あっても高そうだから、樹齢何千年の樹の根っこにニス塗ったヤツを置いておくか…何千年だとこれまた高そうだから10年くらいでいっか。無造作に置いといたらかえって高価そうっていう錯覚を期待して。洗面のドアが正面に見えるわけだから…しゃぁないな…ドアに「京都」って書いてるタペストリー貼っておくか、二度と剥がれない強力な接着剤があるって言ってたしな。五重塔と金閣寺、八橋に舞妓がいっしょくたに入っちゃってるデザインにするか、こんだけ京都が凝縮されてたら文句はあるまい。…探すのに苦労するなぁ…おじーちゃんちにないかなぁ…。あ・木刀あったら階段に立て掛けておかないと…だいぶコンセプトがズレてきたぞ…フルハウスは「レトロモダン」で改造中なのに。フルハップにレベルアップしちゃうぢゃん。コイツを活かせる「古さ」の和風よりまだまだ古めのほうで良さを引き出したい「古き良き和風」のイメージで事にあたっているのだが…コイツに合わせて統一してゆくと昭和の香りが真新しくてアイテムが斬新すぎるぞ…。どうしよう…困ったなぁ…でっかい将棋の駒で中和するか…「王将」って彫ってあるヤツ。…中和…できんのか…?相乗効果に一役買うんぢゃねぇのか…。

「こんなに引っ越しを祝ってくれてんだから、引っ越しそばをお返しするべきやんなぁ?うっひっひっひ。」
「のびちゃうで。」
「ふぉっふぉっふぉ…作っていただくわ。…ゼロから。」
手打ちそばキットで引っ越しそばを振舞おうかしら。そば粉をつけて。つなぎナシ。10割そば。ぼっそぼそするからきっと打ちにくいったらありゃしないわよ。
食堂をしていたうちのじーさまは毎年、年越しそばをゼロから打って作った。「細く長く」という意味でそばを喰うことになっているはずなのに、じーさまは細くて長いそばの「そばの風味」を感じられないことを嫌い、「太く短く」切ってしまうのである。この風味たっぷりのそばの味が、子供の私にはエグかった。しかしじーさまはずっと「そばは太く短く」派の家元の志を忘れない。私がそばのおいしい店を見つけて食べに行こうと誘うと、必ず「ソコのそばはザルか?」と訊く。冷たいか温かいかを問うているのではない、じーさまにとって「ザル」という種類のそばは「細くて長い」ことを意味している。「ザルやね。」と答えると返事は決まっている「ザルならいらん」。私の知る限りでは、太く短いそばというのは「じーさまの打ったそば」以外には存在しない。だから逆に考えるとこうなる、そば風味たっぷりの「太短いそば」はゼロから打てば出来る、と。
「どうかしら、ゼロから引っ越しそば。太く短くスパっとね!美しく散ってまいりましょうっ!平均寿命も延びてることだし、死ぬまでに一回くらい打ってみたら。あ~モチ…モチもいいなぁ、ついてみたら。ついてはみないけど、10分とか30分とかグルグルグルグルやってモチになるやつなら売ってんねん、すんげぇ疲れるよね、そんなことしてたら。出来た頃にはもう食べる元気ないよね。」
「…嫌がらせみたい。」
「はうはずさんは私から届くものは、基本的に嫌がらせだ(よい意味です:念のため)と感じてると思うで?」
みたい、ぢゃなくて、そうなの。こないだ送った花火は、火薬が漏れ始めてた。はうはず氏から届くものも、卓上回しそうめん「竹取物語」だったり生首オブジェだったりするんだから、きっと「なんぢゃこりゃぁ」のセンを狙ってると思う。私が送った軍隊をご子息が思いっきり活かせたという報告もあったはうはず家DNAはだいぶ濃い。
d0137326_0451891.jpg

はうはず家に必要なのは、刺激である。
いかようにも広げられるだけの可能性を秘めた心くすぐる迷惑な刺激こそ、求めておらっしゃらっしゃるのだぞ☆
[PR]
by yoyo4697ru980gw | 2009-11-06 01:01 | +談合料亭『千徒馬亭』+ | Comments(0)
こまごまとした用事が同じ地域にかたまってあったので、それを片づけてきた。阪急電車に乗るのだが駅までは自転車。駅構内を歩いていると3回ほどツルっと滑って危なかった。梅雨なのにもう明けたかと思うほど今日も晴れ晴れとした天気である。床がすべるのでなく、私の下駄がすべるのだ。なぜならば下駄がちびているからであろう。
到着先でも度々すべるので、用事を済ませて駅に戻って来た時に伊丹駅にほど近い『ふなき屋』さんに行くことにした。ついでなので新調しようしようと思って経済的な理由からあきらめていた下駄を思い切って買うことにした。だって履いているこの下駄なんてすべるほど履きたおしているんである。何年か前にふなき屋さんで作った下駄は歯がちびるどころか割れてしまっている。もう新調してもよい頃合いであろう。予算額は5000円まで。そりゃそれ以下の廉いことなら嬉しいが、ふなき屋さんではムリっぽい。だって、台を選び鼻緒を選びすげてもらっての値段なのだから。出来合いのモノならば履物コーナーで1000円からでも下駄はあるが、ふなき屋さんの下駄は言わばオーダーメイドである、下駄の鼻緒をすげられるのは伊丹市内ではふなき屋さんだけ。1000円ではないことの覚悟は要るのだ。しかしふなき屋さんで買っておけば、アフターケアの心配がいらない。履きものは全て底がちびるが、下駄というのはそれだけでなく鼻緒も緩くなる。それをシめる技術というものが必要なんである。鼻緒がちぎれて台がまだまだイける、なんて時は「鼻緒だけを替えたい」と私は思う。その望みを叶えるならふなき屋さんで作ってもらうのが一番だと思えるのだ。下駄を買いたいために先月2回、日雇いのバイトをしたがうち2000円がヘイポーの修学旅行の写真代へと消えていき残金は4000円、私の懐具合で精一杯の5000円である。一銭の足が出てもならぬ。

「こんにちは~」
とふなき屋さんに入って、出ていらした大将に私は蹴りでも喰らわすかというポーズで下駄の裏を見せた。
「こんなん、なりましてん。すべってすべってかなんのですわ。」
「はっはっは~、ゴム打ちましょか。」
「打ってください。」
ふなき屋さんのええとこは、こんなトコである。買い替えをすすめるのでなく、今の下駄を使えるようにすることをまず考えてくれる。歯がボロボロのもう捨ててもいいような下駄で、調子をこいて砂利の上を飛び跳ねたら裏で鼻緒をカバーしている金具がはずれてしまったことがあった。鼻緒もだいぶ色褪せているし歯もないに等しいしこれが捨てるきっかけになっても申し分ない体の下駄であったが、私はこれを気に入っていた。気に入ればこそ毎日履き、ゆえにボロボロになるのである。丁度ふなき屋さん界隈での出来事であったので、ちょいと寄って今日のように足の裏を見せ「こんなことになってますねんけど…」と言うと、今日のように笑って大将は、はずれてはいないがボコボコにへこんだ片方の金具も一緒に僅かな金額で新しいものと交換してくれたんである。その時に私は「ここで下駄を作ろう」と思った。以来、私の下駄店はふなき屋さんに決まった。

「ええっと…この台はいくらでしたっけ?」
ショーケースの中の台の値段を私は訊いた。前に作ろうと思っていた時にもあった台で、その時にも値段は訊いたがその時に作らなかったことを思えば、理由はひとつ、お金がなかったんだろうな。
「3800円ですね。」
「ううーん…」
やはり、ちと考える値段をしている。バス代400円を節約した私である、この台で市バスに9回ほど乗れると思うとこれから夏の炎天下でチャリ20分を9回往復か…と、考えるだけで汗が流れた。
「こっちは?」
「こっちは…安かったんちゃうかなぁ…あ、違いました…高かったですわ。」
「うーん…これは?」
「5000円ですね。」
「うわっ高い…これ買ったら鼻緒が買えへん…。」
鼻緒が買えなかったら下駄じゃねぇ。
「あ、アレいいですねぇ。」
「アレはいいもんですよ。でも、値段もいいですわ。」
「あはー…そうでしょなー…鼻緒が買えへんかったら意味がない…」
結局、オーダーメイド下駄であっても私は妥協に妥協を重ねなければならないらしい。私…何年に一度かの下駄も満足に買えないんだね…トホホ。

3800円の台でテを打ち、
「安い鼻緒から出してください。高いヤツ見たら下げられませんから。」
とお願いすると、大将は笑いながら安い鼻緒の蓋を開けた。上を見たら限がなく、私の気持ちは荒むばかりなり。
「こっちが2000円、こっちは2500円です。」
「ううーむ…あの、もっと細いのが2本のヤツ、あります?」
「無地の…色だけのが…あるにはありますけどねぇ…細いのんは履き難いですよ?」
私の足は、オーダーメイドシューズの職人さんが再三再四パンプスの微調整を行って「靴屋泣かせの足」と泣いたほどの足である。その足が、太い鼻緒より細い鼻緒を「副う」と感じるのだから私は己の甲のカンに従う。
「これは?いくらです?」
「2000円です。」
「ええっとー…じゃぁー…3800円、たーすー、2000円でぇー… …はい、いくら???」
「んー…5000円。」
「ホンマにっ?!いいのっ?!」
「5000円に、しときましょ。」
「やったーっ!んじゃコレでお願いします。」
今日もふなき屋さんは情込価格。私の予算設定を知っているかのように800円マけてくれた。来月に保険料の年払いがあってホンマに1円だって予算オーバーしたくなかったの、あと34850円貯めなきゃなんないから。

「宝塚に行ってる言わはったね?」
大将は、いつもの作業スペースに移動すると私に訊いた。
「大将ね、いっつもそう訊くよね。」
私は笑顔で突っ込んだ。
「看護婦さんとまちごーてるやろ?」
「違いました?」
「ここ来ると毎回、私に『宝塚行ってはんね?看護婦さんしてはるゆぅてた?』て訊くで?よっぽどその宝塚の看護婦さんと私と似てんねやろね、雰囲気が。」
「違いましたか…それは失礼しました。」
「私は、伊丹におりまっせ。」
伊丹で、…うだ~としてる。…伊丹の何サンで覚えてもらおうか、大将に。とくにコレといった肩書も職業もない私を。
「残念ながら看護婦さんじゃぁ、ないですねぇ。仕事も辞めました。」
「そうでしたか…悠々自適ですなぁ…。」
「そうですなぁ…」
貧貧困困な生活ってヤツなんですけどね。

そうでしたか…そうでしたか…と納得しながら鼻緒をすげてゆく大将。また次に下駄のメンテナンスに来た時「宝塚や言わはったね?」て訊くとみた。「実は看護婦してるんです」て次はウソでもこいてみることにしよう。
「鼻緒をすげてる所の写真を撮ったら、怒ります?」
台に目打ちで穴を開けている大将に訊いてみた。大将は「うぅーんふふふふー…」とどっちともつかない笑みをこぼすので、私はもう一押し。
「ダメ?」
「まぁ…いいでしょう。」
「やったー。市内唯一の鼻緒をすげるふなき屋さんやと、ブログで宣伝しとくからね。」
と言って遠慮なくバシバシ撮りたい放題。大将の顔がわかったらダメ?この作業にココだけは撮ったらダメとかある?などと遠まわしに許可を求める。大将は「ふふふ…」とどっちともつかない笑みで「そらもう…覚悟は決めましょうかね。」と全てを承諾した。ついでなので、これまでもブログにふなき屋さんのことは書いてたりしてるんですわ、でも許可を取ったわけじゃないから「ふなき屋」とは書かんと仮名でやってきたけど~、今回のコレねぇ…どうでしょうな?と投げかけると「あ~そら書いといてください書いといてください。」と言う。やっぱ「職人気質」ってこうゆうトコに出るもんだな、と思った。称賛も批判も我が負うのが職人である。屋号を誇るも汚すも腕次第、どうぞ宣伝をと言うならその腕は確かなことが窺える。
公開的な場や本やTVやでの中で語られる時、企業名やブランド名やひとの名前はよく伏せられている。TVなんかだとスポンサー関係の何かの理由があってのことかもしれないが、本の中などで「某氏」だったり「某大手企業」だったり「A社」「〇〇(仮名)」と出てくるのを目にすると、せっかく好んでノンフィクションを読んでいるのに、一気に読書熱が冷めてしまうもんである。実名を出すことがリアリティだとは思っていない。守るべきものは守るべきだしルールがあるのならルールを破らないことが第一であると思う。表現の自由とはやりたい放題にすることではないと思っているが「某〇〇」と書くくらいならその一文は省けばいいのに、とよく思うことがあるのだ。個人の日記に書く場合なら勝手に書きゃいいのだろうが、ブログのように公開する場であれば許可が取れないなら仮名にするしかないのである。勝手に実名を書いたことでそれで検索が出来たり、関連キーワードで検索が出来てしまう世の中である、書く方が配慮すべき最低限のマナーが仮名を使うということのような気がする。しかし仮名を使ったり名前を伏せればノンフィクションの面白味は台無しである、モザイク処理が画像をつまらなくさすのと一緒で。モザイク処理はそのジャンル如何では「想像力」で「モザイク以上の効果」というプラスの面として活かせる表現方法にもなり得るが、ノンフィクションの中で書けばわかるものを伏せるというのは、事実をボヤケさせることにしか働かない。よしんば「想像力」を持ってして某氏の実名の見当をつけられたとて、それを正解と誰が教えてくれようか。
永六助氏が、クレームならまだしもよいことをしている企業の名前ならもっと書いてもいいのではないかといったことを著書の中で書いていらした。氏は講演か何かの仕事をボランティアとしてやる、ということがあった。もちろん「無償でやる仕事」ということである。それを知った航空会社がそうゆうことならばその仕事の際の移動には我が社の飛行機を、と言ってくれたところがあった。無料で乗れる、ということである。その航空会社の社名をはっきりと永六助氏は書いていたように記憶する。こうゆうことはもっともっと言ってもいい、と氏は書いていた。私もそう思う。
組織はなかなか難しいのだろうか。下っ端の新人がしくじったことひとつをとって企業名を出されたら、その新人ひとりの失敗で上司もろとも企業が責任を負わされるとなるのがかなんのはわからんでもないが、その逆だってある。ひとりの社員の人間性が評価されるのに企業の名前を出されたら、それはそれでその社員が選んだ属する企業の評価が上がるではないか。クレームをどう処理したかで評価がぐっとよくなることだってある。その腕に自信があるなら企業名をバンバン出してOKにすると思うのだ、それがプロ、つまり「職人気質」というわけだ。職人は逃げも隠れもしない、屋号をそのまま使えのGOサインを出した大将は、間違いなく「職人気質」なのだ。腕に自信があればこそである、頼もしい。
d0137326_034788.jpg

ふなき屋大将が目打ちを握る。
d0137326_04665.jpg

この目打ちが「年季モノ」ってカンジ。私は「傷だらけなのが勲章」みたいな道具が大好きだ。

さぁ~て取り出したるは漆黒のエプロン。
d0137326_042761.jpg

大将がエプロンしてからが見物だよ。私が知る限り大将のエプロンはずっとコレだ。買い替えたかもしれないが、何も変わっていない。黒で、かぶるタイプのヤツ。そしてエプロンから爪先だけ出し、必ず片足だけあぐらをかく。それが大将の「すげスタイル」である。
d0137326_07889.jpg
d0137326_072551.jpg

きゅっきゅっきゅ~と
d0137326_074835.jpg

ぐっぐっぐ~と
d0137326_08240.jpg

そんなリズムで進む手順。
職人の手つきの素晴らしさは、それがショーのようであるところだ。体が覚え手が知っている、という動きをするところである。入れるべきところで入れるべきように必要な指の力が勝手に入っているように見える。そうゆう人をもうひとり知っている。私が通う美容院のオーナー、シオさんである。私は時々、お金に余裕がある時にシャンプーを入れるがこの時、たま~にシオさん自らシャンプーをするということがある。もうひとりのスタッフの女性の手が空いていない時などである。このシオさんのシャンプーときたら、実に職人っぽいのである。指に勝手に力が入り手が覚えたシャンプーをやっている、といったカンジなのだ。このひとは美容師ぢゃなくて職人に近いな…と洗われながら思う。そんなに湯を出さんでも、てくらいの水圧で流されていると節約家の私としては水がもったいねぇー…と思わずにはいられないのだが、ジャジャジャーコココ・ジャジャジャーコココ、というリズムでシオさんが流しを終えると、手が水圧を覚えてんだな…やっぱこのひとは職人に近ぇな…と思う。オーナーじゃなくて大将と呼ぼうか。いや、シオさんって呼んでるけど。

リズミカルに仮すげが完了。
「はい、履いてみてください。」
と言われて足を通す。
d0137326_084175.jpg

それを見ただけで大将がこう言う。
「もうちょっとしめときましょか。」
なぜに緩いのがわかったのだろうか。後ろをしめて欲しいと願うとその通りにしてくれる。
d0137326_093571.jpg

さすがオーダーメイド。
d0137326_0103287.jpg

「この微調整できるってトコがイイですよねぇ…」
としみじみ言うと、
「いいですねぇ。」
と大将。
d0137326_0113796.jpg

ナニがスゴイってサ、片方に足を通して微調節した感覚をもう手が覚えてるってのがスゴイのね。左足だけしか通してないのに、右は一発OKなんだもん。
d0137326_011511.jpg

無残なほどちびた下駄も、鼻緒がまだイけそうなのでゴムを打ってもらう。私の甲を覚えた大将の手は、ここでも鼻緒が緩んでいることを見抜いた。
d0137326_012912.jpg

「あぁこれで大丈夫ですね。」
「足も動かんでしょう?」
「ん。動かん、動かん。では、全部のお代はいくらでしょう。」
「ええっと…こっち5000円に、これが300円。」
「…はい、いーちにーさーん…、5000と300円。」
「はい、確かに。ありがとうございます。」
「どーも、お世話様でした。」

靴屋さんがピンヒールにゴムを貼るのにいくら取ると思います?あのせっまいせっまい面積のヒールに接着剤をはみ出してつけといて500円も取りますねで。こんなんやったら自分で出来るわいっ接着剤はみ出して汚くしたないからおもて技術に金をはろたんちゃうんけ~っ。ココに接着剤がついてますけど、とゆぅたら靴屋は言った「目立ちませんやん」そのうち取れるとウソまでこいた。プロの風上に置けないような靴屋を選んでしまった私に見る目がなかったんである。ええか靴屋よ耳の穴かっぽじってよく聞きな、女にとってピンヒールの美しさは華奢なヒールがいかにキレイな状態であるかなのだ。ソコに魅力がなかったら誰がスキ好んで歩き難いピンヒールを履くんぢゃっ!…と、言ったところでこの靴屋はこちらの気持ちなど理解してくれはしないのだろう、目立たなかったらいい、ていう感覚なのだから。接着剤がついているとその腕への不信感を伝えたのにちゃっかり500円取ったしね。
ふなき屋さんのゴム打ちの値段はひょっとすると500円なのかもしれない。しかし今日の私は下駄を新調したのでこちらもマけてくれている可能性がある。
ええか靴屋よ覚えとけっ、コレがふなき屋さんの情込価格。

大将がすげながら私にブログのことをお聞きになった。教えてもらおうかなぁ…と呟きながらすげるのに対し「ええー…どうしょうかなぁ…」と私は渋った。私と現実的に絡む御仁には、私のブログのURLを教えるにあたっての「何にも屈しない鉄の条件」がある。誰であってもこの条件はクリアしていただかなくては。しかし…ふなき屋さんの大将は私を宝塚に行ってる看護婦さんやとおもてるくらいに、私に疎いおひとである。我が家にいらして靴を並べ挨拶をし私のために3回以上働いていただくことはまずないであろう。というか、そんなことをしていただくまでもなくもう私のために情込価格で下駄のメンテナンスを3回以上しておられる。うぅむ…考えどころ。
「検索とかやります?」
「あぁー…娘が検索をすると思いますが。」
「じゃぁ、ブログのタイトルを書きますので、検索で辿り着いてください。」
知ってるひとにしかURLを教えていないブログなのでヒットするんだかしないんだか…てなブログですが、一応ムダに公開されているとは思うので、と説明。
さて、私のことを違うおひとと勘違いして久しいふなき屋大将は、ココに辿り着けるのか否か。ちなみに大将は私の名前も知らないはずだが、HNも知らないであろう。

宣伝しとくからね、と約束したのでその約束を最後に。
d0137326_0154467.jpg

伊丹で唯一、鼻緒をすげる下駄が作れる履物屋さんは『ふなき屋』どすえ。
[PR]
by yoyo4697ru980gw | 2009-06-20 00:34 | +談合料亭『千徒馬亭』+ | Comments(2)

季節モノ

ここいらへんの季節モノ「いかなご」が、今年は入手困難であった。…らしい。そのうえごっつぃ、高い。…らしい。
「今年はめっちゃ高いし、ホンマにどうしようかとおもたけど…季節モノやしなぁ…おもて。定額給付金があるさかい少しだけやけど炊いたから、宮崎にも送ってあげぇ?」
むーちんのおかーさんから届く「いかなごの釘煮」は我が田舎の老人たちに大変、好評である。老人たちはひなたぼっこなどしながら茶のみ友達と茶をしばくが、宮崎ではそんな時に自家製の漬物とおいしい緑茶でおもてなしをする。その中にこの「いかなごの釘煮」をそっと忍ばせ「これはウチの孫が嫁いだ先の季節モンで今だけしかないんよー」なんかゆぅた日にゃぁ、おもてなし度は格段に上がる。客人が「このお漬物、ちょっともらっていってもええかいのぉ?」なんて一言を言おうものなら、サヨさんは種々様々なオチツキをちょっとどころではない量、包む。御自慢の自家製漬物や佃煮は「持って帰りたい」という先方の希望こそ、この上ない賛辞なのだ。事実サヨさんの朝鮮漬けは、胃を半分失った我が父タカボーが泣く泣く箸を置くほどのウマさである。朝鮮漬けは胃の中で膨張するため、胃を縫合して閉じたタカボーには酷な食べ物なんであるが、サヨさんはそれがタカボーの好物と知っているので得意になって届けてしまう。「うすーーーーーーーく、切っちゃれ(切ってくれ)。」と私は何度もリクエストされたもんだ。結局…喰いてぇのかよ。1時間もすりゃいてぇいてぇとのたうちまわるクセに。我が子の胃の状態に関係なく、今年もサヨさんは朝鮮漬けを作るだろう。それが生き甲斐だと言ってもいいほどサヨさんは、漬物と緑茶に力を注いでいる。茶を栽培し「サヨ茶」という自分の茶葉までこさえている。茶葉は遠赤外線のこだわり焙煎ですけん。
兵庫県で生まれ兵庫県で育ったむーちんは、ウチの実家での「茶と漬物のおもてなし」を受けた時「バカにされている」と感じたそうだ。我が田舎では親類縁者への挨拶を欠かすわけにはゆかない。伴侶を連れて里帰りをしたのならなおさら、三親等内親族漏れることなく三ツ指ついて御無沙汰しておりますと回らねばならぬ。そしてあっちゃこっちゃで酒を、浴びるほど呑まねばならぬ。それが、宮崎の我が親戚への礼儀でござる。呑み始めた途端、無礼講・無礼講。
「嫌われてるんやろか…オレ…」
お茶を出されて香のモノが次々、出てくる。兵庫ベースで香のモノは「箸休め」。たいがい食事の最後に口直しとしていただくのが主流である。どこへ出向いても着いた途端に茶が出され、漬物が出されやおら訊かれる「まぅのダンナはイけるクチ(酒豪)か?」。…早く帰れという意味か…そう気に病む伴侶に私は教えて差し上げた。
「最高のおもてなしです、それが。」
酒は、朝っぱらから呑む飲み物ですけん。
未だにむーちんは宮崎出身者に出会うと「あ、じゃぁアレ?お茶と漬物、出すやろ?オレ、嫁の実家でソレ出てきた時、嫌がらせされとんやとおもたわ。」とまず愚痴る。「ああー、フツーやな。」と宮崎出身者が語ると、私はすかさずこう言うことに決めている。「宮崎のうどん屋の良し悪しは漬物の味で決まるやんな?」たいがいの宮崎出身者はこれに同意する。うどん屋のテーブルに無料の漬物が置いていないようなトコロは、客の支持を得られないと言っても過言ではないだろう。店独自のあとヒくウマさの漬物が無料で置いてあってこそ、宮崎のうどん屋さんとして名を馳せることが出来るのである。漬物の味が変わったら、うどんのダシを疑ってもいいくらい。それほど、漬物の味が、商品であるうどんの価値を左右する。

今年も我が田舎の季節モノである「まぅ梅」と「サヨ茶」が届いた。お礼の電話を入れるとサヨさんが、なかなか帰って来られないかと問う。先立つものがございませんので田舎が遠ぉございますわオホホ、と答えると、皆が元気ならそれが一番と言い、加えて、不思議とよく出来ているものでお金が無くてもあなたたちには健康があるみたいね、と褒めてくれた。粗食って、ナニゲにカラダにイイ。
こちらも元気よとサヨさんは、ダレダレがドコドコに居て、ダレダレが何日に来て、とひとりひとりの名を挙げた。私より13も年下という犯罪的な年齢の、3つ上の兄の嫁が、サヨさんに包装された品を持ってやって来たそうである。会ったことはないけど電話で一度話したよと報告すると、サヨさんが兄嫁チャンの贈答品が何だったかを明かした。
「…お茶じゃとよね…まー…知らんとじゃろう…」
「あはー…ほら・ほら、嫁サン若いし。はははははー…おもしろいコやね~…。」
スミくん、なんで私がフォローせなアカンのや。
サヨさんにお茶もってくて…米屋に糠もってくようなモンやで。
毎年サヨさんが手伝い頼んで茶ぁ摘んでんのスミくんは知っとるやろ、事前にゆぅとかな。
「そんなに若いコやったらお茶の木なんて見てもわからんのやない?知らんとて。」
フォローの上塗りしといた。
セーフセーフ、年齢的に「若気の至り」でまだイけると思う。
植物全般あんま知らないひとキャラでイっといてね~しばらくは。
[PR]
by yoyo4697ru980gw | 2009-05-14 11:07 | +談合料亭『千徒馬亭』+ | Comments(0)

ギャストで物乞い

「5月のおこづかいもーたら、またギャスト行こうな?」
発起人、イノッキ。
泣かせるゼ、5月のおこづかいもーたら、てトコ。5月の給料が振り込まれたら、じゃないトコ。
ギャストメンバーの調達をやると言うイノッキは「ともらち4人バランス法」を説いているので、人数は私を除き4人で揃えることだろう。大人数ではややこしい、2人ではなんかつまらん、3人ではトラブル発生、4人がちょうど、といった「イノッキともらち4人説」である。
我が家は休日の食事の用意がないしチョモが午前中に部活があるので、昼食ガッツリ食べる気DEギャスト。チョモと私を除く三名は「ちょっとお茶」感覚DEギャスト。それじゃぁ現地集合にしようよ、中学校の真ン前がギャストなわけだしチョモは部活終わり次第合流、私は朝昼ごはんを兼ねて早目に到着、本でも読んどく、みんなは昼ごはんを食べて来たい時間に来たらええやん。そういう私の意見をチョモがメールで伝えると、バラバラにギャストに入って行くのが13才の彼らにはイヤらしい。私が一番に行っとくわけやから「待ち合わせしてるんですけどー」かなんかって席を覗けば「こっちこっち~」ってやるのに。個室に通されてるわけじゃなしガヤガヤしてるオープンな席やねんから、そんなにむつかしいコトでもないぢゃん。
「一回ウチに集合してみんなでギャストに行こう、ってよ?」
「ウチに集合してどーすんねん、アンタわざわざ帰って来てまた行くわけ?目の前にギャストあんのに?」
「いや、まぅおるやん。」
わしゃが引率かいっ。ギャスト御一行様をお連れすんのかいっ。
「んじゃ、アンタだけ現地集合な?ゼッケン付いたままおいでぇや、ギャストで名前言っとくから。そしたらアンタのゼッケンみてギャストの人が『あ、千徒様、あちらの席でお連れ様がお待ちですよ。』て案内してくれんちゃん?」
「ハズいわ。体操服の中に私服、着て行っとくわ。」
「別に着て行かんでも持って行って部室で着替えたらええやん。」
「部室って先輩も一緒に着替えるねんで?ヤバいやんか。それに部室から私服で出て行くのもアカンやろ。」
「…あぁ…そうか…アカンかな?今からちょっと法事で直で向かわないと時間が間に合わないもんで…とかゆぅてサ。」
「学校の目の前やで?ギャスト。バレバレやんか。」
「法事前にちょいとギャストで腹ごしらえ、4時間ばかし。」
「どこが『ちょいと』やねんっ。ええわ…下に服、着とく。もしかすっとリレーするかもしらんから、短パンの下にゴムでとめて…」
翌朝、短パンの下に私服のジャージを着てまくり上げてゴムで留め、その上から学校指定ジャージを着込み、山籠りでもしに行くかというような防寒対策バッチリの格好になったチョモは、早くも汗ばみながら数十回のモモアゲをして短パンから私服が出てこないのを確認し「よしっ」とわけのわからない手応えをつかんだようだった。
「これでバレへんな。」
昨日まで痩せていたチョモはその朝、突然に太腿が競輪選手なみに太くなっていた。こんなに筋肉つけちゃってリンゲンはさぞかしびっくらこくことだろう。しかし、そのエセ筋肉の中身はポリエステルのジャージなので、リレーの記録は落ちるだろう。本気で走ったらポリエステル筋肉がズレ落ちて来るおそれがあるからな、最低記録を樹立することだろう。
「んじゃ、終わったらギャストに行くわ~。信号待ちしてる間に変身するわ、行ってきま~すっ!」
ギャストの前の信号で待っている間に学校指定ジャージをズルズルズル~と脱いで、部活中学生から私服中学生へ、変~身~!
先に到着しているギャストメンバーは間違いなく他人のフリをかますだろう。私に限って言えば親子の縁を切って差し上げてもかまわなくってよ。

イノッキがウラという女子を誘い、チョモがササヤンと連絡をつけ、我が家に集合して私が道を間違えて引率し、私は途中で気が付いた。
「あのさぁこの道、まっすぐ行ったら私の中ではギャストが左に出てくると思うねんけど、ココ、出てこへんと思わへん?」
「出てこへんで?」
「なんでゆぅてくれへんのよ?」
「なんでいつもの道で行かへんねんっ!」
「これがいつもの道やんな?」
「ちゃうわっ!」
「あれ?」
「引き返す?」
「引き返さない。ほら、とぉみちになるけど行けることは行けるやん、中学校の横通って。チョモに『おお~い!はよせぇよ~!』て声でも掛けて行ったらええねん、そうしよ・そうしよ。チョモおちょくって行こ。」
「どんだけチョモ彦のコト好きやねんっ」
「ウチの大事な一人息子やないか。」
「一人ちゃうやんかっ」
「あれ?違った?」
中学校の横を過ぎる時、皆同じジャージの中からチョモをロックオンすることは出来なかったので「誰でもいいからとりあえず手ぇ振っとこ。あとで手ぇ振ってたけど気付いた?て言えるように。」と既成事実を作るためだけに知らない生徒に向かって手を振った。

ギャストで何するん?と、ギャストに長居する意味がわからないササヤンにチョモは「宿題とかを持って来てもいいし」みたいな返事を晩にしていたが、女子の二人は「ギャストに行くから宿題を終わらせた派」であった。イノッキは「ギャストに行って宿題を書く派」である。「ギャストに行くなら宿題もってく派」のチョモ。イノッキとチョモには違いがある。

宿題を書くタイプのイノッキは宿題の答えを書き写す。
「全部合ってるっつーのはおかしいやん。3回に1回くらいは間違えとくねん、じゃないとアンタが全問正解なんておかしいやんか。」
「いいねん、自分で丸付けすんねから、バレへん。」
「計算式もなくいきなり答えがわかって正解なんか、ありえへんな。」
「いいねん、どうせ自分で丸付けやねんから。」
自分で書き写して自分で丸付けすんねやったら、もうやらんでええんちゃうか。
「イノッキの、それ何?」
「ふでばこ。」
「デカっ」
「これしかなかってん。」
私は学生の時にポケットが筆箱であった。スカートの左ポケットの中に、ペンとシャーペンと消しゴム。ポケットには小銭も入れていたのでよく落とした。線は基本的にフリーハンドだからものさしいらない、ペンは事務用ボールペンの代表のような黒ペンと赤ペンの芯をセロハンテープで合体させ「一方は赤・一方は黒」という便利なペンを作っていた。事務用のペンだとそれが可能である。後ろにもペン先が取り付けられる具合になっているのだ。だからこのペンがあれば一本でイける。教科書の余白に書き込む主義だったのでノートは全教科を一冊にまとめられた。簡潔にノートをまとめる学生だったので一年間、一冊で足りた。すでに並々ならぬエコ精神で勉学に励んでいたわけである。しかしこれを当時の教師たちがエコと評価してくれることはなく、テストの時などにポケットから消しゴムを出していたらカンニングと勘違いされるから、受験の時までに筆箱を持つようにと何人もの先生に指導された。当時のテスト中にポケットから消しゴムを出しても私が疑われなかったのは、答案用紙がカンニングの恩恵を受けてはいないことを裏付ける点数だったからである。インディアンと点数はウソ・ツカナイ。しかし反抗心からポケットに筆記用具を入れているわけではないのだ。私がいくら便利と思っても先生が持てと言うのなら持ちます、筆箱。テストの時と受験の時の私の筆箱は、こぢゃれたパーティに行っている時にファッションチェックを受けた神田うのが小脇に抱えているバッグ程度。バッグとしては小さいが、筆箱としてはデカいという誤ったチョイスであった。筆記用具が無駄に入れることが出来たので、ボールペンと思って取り出したものがシャーペンだったことが度々ある。非常に邪魔だったので高校に入学したらまたポケット筆箱へと戻したが、ここでも教師がエコと評価してくれることはついぞなかった。またもミスチョイス筆箱を持ち歩くよう指導が入った。以来、私の筆箱はドコでも「デカっ!」と言われてきた。今現在の私の筆箱の中にはペンだけで28本入っている。印鑑やカッターナイフ、折れた孫の手の先っぽも入っている。しかもまだ若干の余裕アリ。
必ず訊かれる「それ何?」
私は答える「ふでばこ。」
相手は言う「デカっ!」
この会話の答える側でなく訊く側の人間に、なってみて思ったが、「筆箱が大きい」には限度っちゅーもんが、あるな。
「なぁイノッキ…それ欲しい。」
「あげようか?」
「ちょーだい・ちょーだい。やった~。」
「ほんじゃぁ…はい。」
d0137326_22225682.jpg

「えっ?!今っ?!いやいや、今じゃなくてええよ、今度で。今なかったら困るやろ?」
「いや?いいねん、このままバッグに入れるから。」
わー…なんか同じ匂いがする…筆箱がなかったら困るやろ?という教師に私はいつでも言っていた。「いいえ困りません、このままポケットに入れるから。」
d0137326_2223873.jpg

そうだよな、このままでも困ることはないんよな、筆箱ってなくてもええモンよな。…わかるゼ。
d0137326_22231860.jpg

それにしてもデカいニンジン筆箱だ。後ろの私の筆箱をアッサリと抜いているデカさ。何より、軽そうなトコがいい。

宿題をもってくタイプのチョモは宿題を出して眺めてはみるが違うことをやっている。
本に飽きた私がTゲームのやり方を女子に教えている間に、一口分のミルクティ『ひとくティ』を量産。
d0137326_22234422.jpg

「とにかくやってみてコツをつかもうや~」と言えば、頼みもしないのに対戦相手に立候補。
d0137326_22235413.jpg

Tゲーム中の推測タイムにちまちまとひとくティを一口ずつグイっとイく。てめぇは呑んだくれの老いぼれか。

違いがあるのに「宿題をやっていない」という同じ結末に着地する二人。
君たちに告ぐ、君たちの宿題ね、
ただのお荷物。
[PR]
by yoyo4697ru980gw | 2009-05-10 22:35 | +談合料亭『千徒馬亭』+ | Comments(0)

指ですくう

コース料理のデザートでクリームブリュレが出てきた。あまりのおいしさにスプーンでスミに残るクリームブリュレを掻き集め、味わった。同席の友人たちが会話をしている隙をツいて、欲望を抑えきれず指を器に突っ込みまるでゴムベラかのようにクリームブリュレを寄せ集めて舐めていると、それに気付いた友人が「やめさないよ、はしたない。」と注意した。友人の目を盗みながら素早く指をすべらせもう舐める余地がないというほど舐め終えると、ウエイターが皿を下げにきた。ほどなくして彼女の前に件のクリームブリュレが運ばれて来た。もうデザートは先ほどいただきました、と告げるとウエイターはこう言った。「こちらは店からのサービスです。大変にお気に召されたようでしたので。」友人の目を盗んで舐めている所を従業員にしかと見られていたのである。なんと粋なお店であろう。コース料理を出すくらいなのだから、それなりのお店であるはずだ。マナーを守ることなど基本のキであろう。はしたなくはない食べ方をしてシェフを呼び「デザートが大変おいしゅうございましたわ。」かなんかって言うのが礼儀だったりするようなトコかもしんない。そんな高級店が、指を突っ込んで舐めくりまわす客の行動を、最高の称賛と受け取ったのである。料理人にとってそれは確かに無言の称賛である、舐めまくってしまうほどおいしいということなのだから。マナーは大切であるが、あまりの素晴らしさに一滴さえ一粒さえ残したくないと思えば、この行動はルール違反ではないと思う。それがルール違反ではないことを、もう一皿サービスするという行為で認めたこのお店の、心意気が最高級ではないか。

さて、私は高級店でコース料理を食べる余裕はないが、ちょっとばかしの無理を承知でコスメをしこたま買っている。
d0137326_13233845.jpg

なけなしの金をチープなコスメ研究につぎ込んできた。安価でありながら文句なしというコスメを厳選することこそ、女に生まれてヨカった~っ!とひたれる喜びだとかたく信じている。それほどにチープコスメに心血を注ぎこよなく愛してきた。
接客業を辞めてからというものだんだんと薄汚れてきているが、たまにメイクを施して年上の女性と会ったりなどすると「やっぱ千徒さんはわっかいなぁ~ノーメイクでいけんねや~んっ♪」と言われて小さく反抗する「…いや…30分かけてして来ましたけど。」
中学校の保護者など年齢層が高いのでカバー力もそれなりに高いゆえ、私も負けじとフルメイクで出陣する。行きしに剥がれ落ちても知らんぞとばかりに層にしたメイクで到着すると、特殊メイクでもしているのかと見紛うほどのキングオブフルメイクに出くわすのである。海外コスメの香りが漂っている御婦人がひとりふたりまたひとり。帰宅して速やかにオイルクレンジングをしながら私は思うのだ「…メイクって…なんなんだろう…」コスメに対する情熱が一時的に萎えたりなんかする。
だからというわけでもないのだが最近は基礎化粧品に全力投球中である。メイクは毎日やらないけれど、洗顔・整肌・保湿なら毎日やる。ならば基礎化粧品を究めよう。

安価であるとは具体的な金額でゆぅたら、1アイテム1000円以下である。3段階あって、0円~500円(0円が存在するのはいただきモノだから。季節の変わり目に大阪あたりをブラつくと試供品で2週間のUVくらいは蓄え可能)ならば誰の許可も必要無くチープコスメ殿堂入りという価格。500円を超え1000円未満である場合、これは質と量を兼ね備え、使い心地と優秀さの評価が高ければチープコスメと呼んでいいだろう。まれに1000円を超える場合がある。上限は2300円である。2300円を超えた時点で、それはもうどんだけ優秀な成分が配合されていようがチープではない。ただ金をかけただけ。そりゃ金さえかけりゃぁ海の底のミネラルでも何でも入れられるわい。美容とは金をかけることではない、心掛けである。美容クリームが8000円だとぉ??…この心掛けが必要だ。金銭感覚の「安い」の脳内底値を値上げしてはならぬのだ、絶対に。風呂上りに塗って翌朝流すクリームに8000円は、高いぞ絶対に。朝から私の喉を大量に流れている2リットルのインスタントコーヒーなら21本も買えるから。これさえ飲んでたら一食くらい抜けるから。「たいした金もかけずにキレイね、いつも~。」言われ方は悪いけど、これこそ真の美しさであるぞ諸賢よ。

基礎化粧品の中でどう転んでも高価なアイテムがある。それが「美容液」と「保湿ジェル」なるものである。ま、どっちかひとつでいんだけど、どっちも同じくらい高価である。スポイド付きの青色のビンに入った美容液が1万円を超えていたりなんかして、これ何年モノですか?と訊こうかと思うほど。テスターを指先にチョコンと乗せるとタラ~と流れゆく美白エッセンス、ちぃせぇチューブで9000円。これ似てるからスジャータポーションミルクでも塗っとったらえんちゃうか?ベタつくか?アカンか?なんせ「褐色の恋人」やからな、美白はせんか。
もうちょっと頑張ってぇなコスメ企業。こうしょう、詰め替えタイプのみ販売してパッケージも業務的にしよう。遮光瓶は各自用意で。一回使い切りタイプビニール包装で防腐剤入れんとこ、その分、安くしよ。ミキサー車かなんかで顧客の家まわって、保存容器に注いでいったら…あ・コレは高くなりそやな。…もうちょっと安くしてくれななぁ…ちふれよ、期待できるのはおたくですわよ。もうちょいイけるよ、おたくさんは。続けて買えるような価格にして。『続けることが、きれいの、きほん』なんやろ~消費者は『いつも「キレイ」に、まっすぐ。』やで~。

いただいていた保湿ジェルが昨晩、底を尽きた。
「1回分にしては多いけどもう1回分はないな」というような時だけの贅沢が、指ですくう行為である。
この、いただきモノだから価格はわからないがきっと100円や200円ではなかろう保湿ジェルを、今夜は顔だけでなく首にも、ほんで腕にも、きゃっきゃっきゃ足にも塗っちゃうもんねぇ~。指でこれでもかといつまでも絡め取り贅を尽くす。
d0137326_13235534.jpg

目を盗みながら舐めくりまわして味わったクリームブリュレに匹敵するほどのまるで舐めたような空容器は、無言の称賛である。
どこかの企業よ、この悪食さながらの執着心をしかと見てはくれまいか。これほどまでのお気に召しようを認めてはくれまいか。私が、貰わないかぎり手を出さない美容液を1本サービスしてはくれまいか。私はモニターとして、細かな採点レポートを提出する所存である。
[PR]
by yoyo4697ru980gw | 2009-04-27 13:30 | +談合料亭『千徒馬亭』+ | Comments(0)

どうでもよいことを考えはじめたらキリがおへん どうでもえぇのについつい考えてまう どなたサンもその状態が「ミルニング」どすぇ


by MA