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またのまた

「遠足がな、京都やねん」
「また?」
「やろぉ…?もう京都はいいわ…」
ヒー坊がガックシきている、遠足がまたまた京都だから。

去年の遠足も京都だったしプライベートでも京都に行ったしそろそろ違うところへ行きたいのだ、という心境らしい。
「また嵐山?」
「それはわからんけど…まだ京都のドコってのは決まってないけど…金閣寺とか言い出したら…」
「京都やしありえるなァ」
「もぅいいわ金閣寺…」
そうだよね…金ピカだって知ってるしね、年に何回も見ると目に悪いかもしれないしね、眩しいしね。

ヒー坊は楽しみにしていないようだが、現地集合現地解散の京都遠足の日は確実にやって来る。
「遠足って自由行動なんやろ?」
「まァそうやな。チェックポイントに先生がいて班で動くけど、寄り放題・買い放題」
「なんかお土産買ってきてぇや、たまには」
「たまには、て去年も買って来たやろ」
「へ?」
「二種類のお菓子があったやろぉ?」
「あ…食べたような気がする…あれ京都土産やったんか…そんなさァ今やで?京都土産やったんかーて今わかるくらい京都色が薄かったゆぅことやんか。だから今回はさー、一目見てこれぞ京都とわかる何かをお土産として買って来てよ。ちっともお小遣い使ってないんやしさ」
「いいよ。万華鏡やな」
「いらんわ万華鏡。どんな辺鄙なお土産屋にもどんな小さなホテルの売店にでもあるんが万華鏡や、いらん」
「ちゃうねんあの万華鏡じゃないねん、万華鏡の外側に巻いてるのが京都の高級な布ていうヤツとかさ」
「西陣織か…それでもいらん」
いくら高級絹織物西陣織でも万華鏡というカタチではいらん、帯というカタチで欲しい。
「じゃぁ、金箔は?」
「もっといらんわ金箔、何すんねん金箔。…そうか?…ウチを金閣寺にしていけばいいのか?…コツコツと?」
「いんちゃう?金箔っていくらくらいすんの?」
「金閣寺に金箔1シート200円で売ってたような気がする…いや500円だったか…。来年もどうせ京都だろうし、京都行くたびに金箔シート買ってきて20年くらいかけて金閣寺にしよっかな」
「いんちゃう?」
いいか?悪い冗談なのに。
アレは寺だから金ピカでもいけるけど個人の家だったら悪趣味だって言ってたのに。

まずは玄関あたりから攻めゆく、超ビンボー金閣交代!
『超高速!参勤交代』みたいにゆぅたけどぜんぜん急ぐ気配は無し。
誰かが京都に行くってハナシを聞いたら「サブレとか京都に行ってきましたって書いてあるクッキーとかいらんから金箔にして」とお土産の希望を前もって伝える。コツコツと地道に金箔を貼っていき玄関の壁が金閣仕様になると、地元紙に取り上げられたりなんかする。『伊丹の金閣』とか書かれてご近所ではちょっとした色モノ扱い。我が家の前を通る中学生にヒソヒソと囁かれたりなんかする数年を経て、玄関からキッチン側の外壁へと金箔貼り付け作業が軌道に乗ってくる頃には、周りの反応にひやかしよりも応援の色のほうが濃くなってくる。
何事もやり続けるということがいかに大事かということやね。

「これよかったらどうぞ。最近、千徒さん京都行ってはらへんみたいやから…」
なんせ外壁の金箔貼り付け作業なんで、進行具合が手に取るようにわかるご近所さん。
あまりのすすまなさにシビレを切らして金箔をくれたりなんかする。
「すいませぇーん、なんかいつもいつもぉー」
キッチン側の外壁の金閣度70%はご近所さんのご厚意で出来ています。

いかがですか、アナタもひとくち乗ってみませんか、千徒家金閣化計画。
屋上緑化計画みたいにゆぅたけど。
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by yoyo4697ru980gw | 2014-10-11 10:47 | +cool down run+ | Comments(0)  

オカルト記念日

7月13日の今日は、オカルトブームの火付け役となったアメリカ映画「エクソシスト」が日本で初公開されたことから『オカルト記念日』なんだそうです。
コックリさんが流行ったのがこの日ともウワサされているそうな。誰がそんな記録を執ってたんでしょうねぇどー…も不思議なんだよなぁ怖いなぁ怖いなぁ~…。
あ、これ文字にしたってわからないでしょうが、怪談話する時の稲川淳二の口調です。

最近ね私、とっても耄碌しています。
「耄碌」読めますか。
箸でおかずを取りこぼしたり、スプーンの中のヨーグルトがクチに運ぶまでに垂れたり、近所で道に迷って家に着かなかったりします。そう「もうろく」です。
「耄」は衰えを意味していて「碌」は「ろくすっぽ」の碌。老いぼれて物事を満足に出来ない様を「耄碌」といいます。
これをね、17才のヒー坊に「近頃、耄碌しとんねん」と語りかけたらば「もうろく、って何?」と返ってきました。世の17才が皆「耄碌」を知らないのか、ウチのコだけが知らないのか。「もうろくジジィ」がどんな状態のジジィだかわからないと。
だからね、ヒー坊に言いました。自分の好きなジャンルだけを読む、という読書をしているからボキャブラリーが増えないのだと。いろんなジャンルいろんな時代の本を読んでこそ世界が広がるってもんやで、と。
とは言いながら、私もはたと気付きました。病気が発覚してからこのかた1年ほど、読書らしい読書をしていないのです。痛みのおかげで集中力が持たずに読み切ることがずっとなく、途中で投げ出した本や拾い読みした本ばかり。

「私が耄碌してる原因ってさ、本読んでないからやと思うわ」
「うん、一理あるな」
つーわけで、図書館に行って本を借りようかと思いましたら雨なので、数少ない蔵書の中から読むことにしました。
ホラー映画オカルト映画を数々観てもその内容をすぐに忘れてしまう私にオカルトを語る資格はございませんが、ご紹介しておきましょう。

オカルト古書『夢判断全書』昭和27年初版定価150円送料50円
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オカルトチックな気配がプンプンしますね。
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大変に状態の悪い古本で、シミ・ヤケ・書き込み、と古書価の査定がタダ同然になる条件を全て満たしています。

『夢判断全書』とこんなに大きく書いておきながら、実際の夢判断は最初の30ページ。あとは60ページ弱に渡って怪しげなまじないが生活に密着してこれでもかと並べ立てられています。しもやけのまじないに漆かぶれのまじない、耳鳴りのまじないに歯痛のまじない、魚の中毒のまじない、火傷のまじない。
まじないの底がつくんじゃないかと思ったんだが…どーも…様子がおかしいんだなぁ…私はページをパラパラパラパラ~ってめくってね、心の中でナンバンダブナンバンダブナンバンダブ…唱えながら読んでみたんだそしたらね…あ、コレ文字で書いてるとわからないでしょうが、稲川淳二です、また。

血止めのまじない、てのがあってね。出血を止めるまじないなんだけど、こう書いてあります。

先ず本人の額に、まじない師の人指で直接に寳を三字重ねて書く。

まじない師とは巷の有名まじない師とかそんな人のことではなくて、負傷した人とまじないをする人の二人が必要で、このまじないをやってあげる人がにわかまじない師になるようです。「先ず」はのアクションにさっそくまじない臭さが漂ってきますが、画数が多いほうの「たから」を3回も書くんだからちょっとした擦り傷の出血くらいなら、書いてるうちに止まりそう。

次のアクションでは、八ツ折にした白紙を傷口に当てまじない師が右手の指先で押さえて歌を唱えます。

歌:北は黄に 南は赤く 東白 西は血色の山の染色

意味はわからんがなかなかクチのまめらん歌となっております。
コレを3回、クチの中で唱えるんですって。
腹話術みたいなコトかな。ハッキリとクチに出さすに口籠って3回。これねぇ…どーも…難しいんだなぁ…言えないなァ言えないなァ…淳二3回目。

んでそれが終わったら最後は違う歌を10回唱え、白紙に丹田の息を大きく吹きかけておしまい。

歌:ひと ふた みい よう いい むう なな やあ ここのたりや

うん、時間を数えているな。「ここのたりや」で2秒で歌1回が10秒。10回唱えるから100秒で1分40秒。丹田から繰り出す深い息を吹きかけるとなると気合も入って20秒。これで2分ね。前のあの口籠る歌3回が苦戦して1分と見積もり、白紙で傷口を押えて3分。
コレ、まじないじゃなくて直接圧迫止血法ですね。

ドコが『秘法まじない』なんだよ、なんてなことをチラと思いますが、『秘法』と言われればそりゃまぁ意味合いはどうか知らんが『秘法』に違いありません。こんなこと、人に知らせずこっそりやりたいだろうし。この方法、今日までひとに知られる事もなかっただろうし。

前の持ち主がまさか実践したのか、いくつかの秘法まじないや秘呪に赤線が引かれています。ページ後半では梵字が用いられた呪符などが出てきてかなりオカルトチック。「夜道を歩いて物おぢしない呪符」という具体的かつ集中的な呪符があるんですが、物おぢしててもその道を抜けるまでだろ、と思うのは、私が物おぢのなんたるかを知らなさすぎるからでしょうか。『我是鬼』と書いた白紙を持てば、淋しい所を歩くに臆病風に誘われないそうです。そんな風が吹いていたとはつゆとも知りませんでした。

長座の人を早く歸すまじない、盗難除けのまじない、口角のただれを治すまじない、に赤線を引いた前の持ち主。
長居をする人をまじないでとっとと追っ払い、入ってもいない強盗にまじないをかけ、ほっといてもじきに治るカラスのおできに秘法を使う。
これらの秘法が成果をもたらさなかったのか、とうとう『九字護身法』を身に付けようと九字の神語に赤丸を付ける前の持ち主。

りん・ぴょう・とう・しゃぁ・かい・じん・れつ・ざい・ぜん

この護身法をもってしても安心を確信することが出来なかったのか、それとも他の何かにふと気付いたのか、持ち主はせっかく身に付けた九字を解く眞言を唱えてしまいます。
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3回唱えた持ち主は、きっと視界に入ったことでしょうね。

ま じ な い (終)

この物語はフィクションです。のような終わり方。

おん・きり・きやら・はらはら・ふたらん・ばそつ・そわか~!

書き込みがある本は、それがたとえ作家の直筆サインであっても、買取価格が下がります。ブックオフでは、書き込み本の買い取り自体をしていません。なので、書き込みのある本というのは古書店でもたいがい安いわけですが、書き込み本って実はすんごく面白くて想像力の源になり、価格以上に楽しめる本なのです。蔵書印が捺されていたり、線が引かれていたり、余白に書き込みがあったり。この本がどう読まれていたかが垣間見え、同じ本を読んでいる自分とは異なる視点が見えてきます。そんな書き込み本、おひとついかがですか。書き込み本をお探しなら神戸元町を歩いてみてください。何があっても何に驚いても、一切、責任は持ちませんけど。





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by yoyo4697ru980gw | 2014-07-13 11:10 | +cool down run+ | Comments(0)  

はしかすうどん

ご飯よりもうどんを主食にしたいくらいうどんが好きなんだけど、私はうどんにコシなんて必要ないと思っている派である。
だから間違っても讃岐うどん派ではない。
かといってだんぜん何派!というのはない。
だって、コシのないやわやわふにゃふにゃが売りのナントカうどん、てのがないからね。
ツユもコシもない『伊勢うどん』派でもないし。
普通にツユにつかっているきつねうどん、ネギたっぷり。
それで麺がやわやわふにゃふにゃ。
なかなかそんなうどんを出す店はないので、自宅でうどんを食べる時にはこれでもかと麺を茹で、のばしにのばしている。
店なんかでは食べることの出来ないうどん。
売っていないうどん。

私には子供の時から食べてみたいと思っている幻のうどんがある。
それを、食欲のなくなった今、本当に作ってしまおうかと思い始めた。
根気さえあれば、その気にさえなれば、作ってしまえる幻のうどん。

あのね、うどん食べてると『はしきれ』みたいなうどんが混入してる時、あるじゃない。
薄くてペラペラでまぁまぁ長いヤツ。
それ、よ。

そのペラペラ麺ばかりを集めて一杯分にした『はしうどん』てのが食べたいわけ。
それで、割りばしで麺を挟んどいて麺をすすりあげた時に、割りばしの裏にうどんが漉されて出来た『うどんかす』みたいなもんが出来るんだけど、これをま、『はしうどん』のトッピングとしたいわけ、天かす的なカンジで。
んで、ネギたっぷり。
これが、『はしかすうどん』さ。

ダシが相当おいしくないと喰えたモンじゃない幻の『はしかすうどん』

一緒に作りたい方は、ご一報ください。
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by yoyo4697ru980gw | 2014-06-09 00:41 | +cool down run+ | Comments(0)  

小学生(孫)50円バイト

オトンの実家は農家で米や野菜や茶を作っていたから、真冬以外は何かしら農家の仕事ってのはあって、孫である私は野菜の収穫やら茶摘みやら稲刈りやらの手伝いをさせられ、それを本当にイヤイヤやっていたんだけど、唯一、大喜びでやる『仕事』ってのがあって、それは小学生なのに賃金50円がもらえる『ししとう』という仕事。アイスが食べたいなぁと思ったら『ししとう』をやる、30分くらいで50円。1束200とか300くらい入っているパックに『ししとう』と書いてあるシールを黙々と貼り付けて50円もらう、なかなか割のいいバイト。
もちろん、孫だから祖母のサヨさんが50円支払うだけで、そこいらの小学生がししとうシールを貼ったところで50円という賃金は発生しない。それは法に反するからね。

他のお手伝いは賃金なんて発生しないのに、何故かこの『ししとう』だけは賃金が発生して、しかもこの仕事、終わったためしがない。仕事がなくなったことがないのだ。『ししとう』をやる孫が6名いて、暇さえあれば「ししとうでもやるか~」ちゅうて荒稼ぎしても、減ったことがないのだ。仏壇の部屋のタンスの上にパックが積んであってそれを取って居間で黙々とししとう。
シール貼ってないのがコッチ、貼ってるのがアッチ、と分けて積むのだけど、貼ってあるほうはガンガン減っていき祖母がししとうせんか~・ししとうせんか~ちゅうて呪いをかけてくるのに、貼っていないほうはちょっと「あ~減ってきたな~」と思うと次に見た時には増えてる。補充に隙がないのだ。
大人たちが土間の作業台でししとうをパック詰めにして出荷するのは毎日ではないにも関わらず、私たち子供のししとうバイトはいつも人手不足なのである。

休日になると祖母の家に従妹と泊り込んで『怖い話大会』を催す。
仏壇の前に布団でテントをこさえる。その中に懐中電灯を持ち込んで、読んで覚えた怖い話や友達に聞いた怖い話を、市原悦子ばりの抑揚ある語りで披露し、汗だくになって布団テントから飛び出る、という素晴らしい大会なのだが、この大会の欠点はおそろしく喉が渇くことであった。
私たちが子供の頃は今のようにペットボトルのお茶が冷蔵庫で冷えている、ということはなく、粒麦を煮出して麦茶を作りそれを冷ましてからヤカンのまま冷蔵庫へ入れる、というスタイルだった。
夕食が終われば麦茶を煮出し、一晩そのままにしておいて寝る。
翌朝、冷めているヤカンをそのまま冷蔵庫へ。もちろん粒麦は入れたままである。
このスタイルの麦茶は、大変に濃い。
この煮出して作った濃い麦茶が冷めると泡立ちがべらぼうに良いということをご存知だろうか。
酔っ払いのおじぃが飲み干したワンカップのビンにヤカンから麦茶を注ぎフタをしてシャカシャカやるとビールが出来る、と私たちは信じていた。
布団テントから台所へ行き、麦茶をシェイクしたワンカップのビンで乾杯。ビールで乾いた喉を潤して怖い話大会会場へ向かう道中では「オマエらはいつまでも起きとんのやったら、ししとうせぇ~…」と砂かけババァが低い声で呪いをかけてきた。
「きゃぁぁあああぁぁあああぁああ!!!」
と仏壇前のテントに戻り、タンスの上を見上げると、ししとうパックが補充されてギュウギュウに積まれているのである。
「ぎゃぁああぁああぁぁっぁあぁあぁああっっっ!!!ふえてる~~~~~っっっ!!!」
よっぽど怖い。
小学生にしてやってもやっても終わらない仕事に追われる恐怖を味わった。

私の現在の住まいはのどかな場所で、マンションや家々が建ち並ぶ中に、畑や田んぼが点在する。我が家の居間の掃出し窓から見える風景も田んぼである。
自転車に乗ってスーパーに行くまでにいくつもの畑や田んぼがあるのだが、そのひとつの畑で、親子三代が農作業をしていた。
耕運機で畑を耕し、畑の端で小さな子供がレンゲを摘んでいた。
あぁ私はかつて、この中に居た。
中学高校とあんなに稲刈りを手伝わされるのがイヤだったのに、見ず知らずのひとの畑の草引きなどをしたくなる。
離れてわかる故郷の良さとは、このことか。




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by yoyo4697ru980gw | 2014-05-16 09:08 | +cool down run+ | Comments(0)  

壮大合成

ババンババンバン富士
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ハ~ァ ビバノンノン

富士山画像提供者:KNIGHT師
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by yoyo4697ru980gw | 2014-02-26 00:01 | +cool down run+ | Comments(0)  

必要不要の確認を

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コレなんだけどね
このフタ
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たったこんだけの飲み口で
ホットコーヒーって
熱すぎひん?
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しかもいまいちこのフタの密閉度が信用できないの私
横からジョボジョボ漏れるんじゃないかと思って
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結局いろいろ総合的に考えて
毎回この状態で飲んでるんだけど
これまで一度もこのフタを
要るか要らないかって訊ねられたことない

てことは
多くの人が
要るってコト?
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by yoyo4697ru980gw | 2014-02-12 22:59 | +cool down run+ | Comments(0)  

東北東やや右2014

南南東やや右を向いて恵方巻きを黙々と食べたが、甲午(きのえうま)の今年の恵方は東北東やや右であった…90度ズレた。

十干によって決まる恵方は、4つの方角しかない。
なのに間違えるなんて本気の馬鹿者だと、私が指し示した恵方を鵜呑みにして黙々と恵方巻きを食べたひー坊がプリプリ怒っていたが、方位磁石をセッティングして「…南…南東…がココやから…その、やや右…で…このヘンやな。テレビの右角あたりっつーことで。」
と言っていた私の言葉をなんとな~しに聞いていてそれをまるっきり恵方と信じて行事に取り組んだ自己責任ってモンはないのか。
私はハッキリと間違った方角を口に出して言っていたとゆうのに。

家族が揃って同じ時間帯に夕食を食べなくなってしまった昨今では、たいがいの行事ごとをひー坊と私のふたりきりでこなしているが、どっちもが人任せの性格をしているのでこういったミスは避けられないな。

「丸かぶりのこのシステム嫌いやわ~しゃべられへんの~」
「私も嫌いやわ…疲れるし…」
「やんな?まぅ毎年ハァハァゆぅてんもんな?食べ終わったら」
「今はいいよ、まだおすましやからしゃべっててもイイけどさぁ…恵方巻きに突入したら終わるまでしゃべられへんやん?コレこんだけ細いヤツ選んでてもな?いっつも半分くらいで満腹を迎えてんねん。後半すすまんねん。それやけどしゃべれへんからやぁ…食べ切ったっていう達成感としゃべらんとイけたっていう安堵感でヘトヘトや…じゃ…私…丸かぶりに突入するから…」
「うん…じゃボクもそろそろ…」
「醤油…そんなにいる?」
「…いるよ…意外と」
「じゃ…」
「うん…じゃぁ…」
なんやねんな、この別れの挨拶からのスタート。
ハァハァ…今年は風邪の病み上がりではなづまっででよげいにぐるじがっだじ。


「ぬしゃ、いくつかいのぅ?」
「16だのぅ」
「ほなら17個やのぅ」
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「すくなっ…ぬしゃペーペーやのぅ…かっかっか~人生経験のタネがこれっぽっちかい、まだまだやのぅ~」
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倍以上の人生経験のタネをストックしていて、わしゃこれなんやけどな~。
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by yoyo4697ru980gw | 2014-02-03 22:43 | +cool down run+ | Comments(0)  

好きじゃ、ない。

食の好き嫌いというものは、単なる個人のワガママではあるが、嫌いな物を食べた時のダメージはすごく大きい。
見た目に出にくいが、ダメージが大きいのだ。

嫌いな人だったら会わなきゃいいし、嫌いな服なら着なきゃいい。
じゃぁ『食べなきゃイイじゃん』と思うかもしれないが、嫌いな食べ物だと言えないシチュエーションや嫌いと言ってはいけないシチュエーションというのが多すぎる。
食べて当然という体で運ばれて来た、持って帰るカタチではなく明らかに『いま食べる用』というケーキを、「待ってる間にどうぞ」と2~3回の面識程度の人にすすめられて、食べられないとは言えない。
だってケーキをすすめるその人は、この世にケーキが苦手な女子がいるなんてこれっぽっちも思っていないのである。
あと30分少々で私の待っている相手が来る。
このケーキは待っていただいてる間のお・も・て・な・し。
そんな善意を私の好き嫌いごときで拒否するのか?
私のみの判断で、ケーキをすすめられた後の雰囲気は決まるのだ。
これまでの経験上「え~~~~?!ケーキが嫌いなんてきーーーーーたことナイ!」となる。
そしておもてなしで女子に出す場合のケーキは、おもてなしの最上級アイテムである。もうこの上はないのだ。私が嫌いだと申し出たばっかりに、ケーキ以外のこの場の相手のおもてなしが何もかも『で』扱いとなってしまうことは確定である。
「ケーキが食べれられないんだったらほかの甘いものは?お饅頭あったかしら?お饅頭は?」
「本当にお気遣いなく…甘いものは苦手でして…お茶『で』結構です…」
「それじゃぁ飴ちゃんでも…飴も食べないのかしら?」
「いえいえ、すいません、いただきます…」
ケーキが苦手なばっかりに、私はおもてなしされる場合の接待摩擦が生じるのだ。ケーキを目の前に出されてしまった時のその摩擦はどうしても上手くかわせないので、生クリーム・チョコクリーム以外の小さいケーキだった時には果敢に攻めている。攻めても必ず負け、ケーキを食べている最中の会話はなにひとつ覚えちゃいない。避けられぬ副作用だ。

嫌いな人に運悪く会ってしまってもそれとなく軌道修正して正面衝突を避けることは出来る。
もし気付いてしまったことに気付かれても、嫌っていることは薄々なんとなし相手にも伝わっているものである。
オトナなので嫌いオーラを全開にしてシカトぶっこくような態度を取らずとも、立ち話を早々に切り上げて早々にお別れするという体裁の良い対応も可能だ。その場を立ち去れば事は終わる。
しかし、食の好き嫌いは終わらない。ばかりか後を引く。
食べることに関してはいつでもその機会があって、しかも相当に嫌いな物を食べたあとなど、その後の予定を変更する羽目になるのだ、気分悪くって。

心情の面でだけ言えば、大嫌いな食べ物だった場合のダメージはまだ潔い。はっきりと嫌いなので、もう勇気を出して『嫌い』と言うか、覚悟を決めて言わないかのどちらかの心を決めればよい。
そうじゃなくって、しくしくとダメージがボディにキいてくるのが『好きじゃない』という食べ物の時なのだ。
好きじゃない食べ物というのは一見キライではないようであるが、決して好きではない。好きでないわけなので自分から食べることなどはない。だったら嫌いな食べ物の中に入れておいてもいいのだが、とくに嫌いの筆頭に挙げるほど考えたダケでイヤな気分はしてこないから入れなくてもいいな。バスを待っている間にふと考えたってかまわない。それすらもイヤな食べ物はほかにいくらだってあるもの、バッタの唐揚げとかサソリの踊り喰いとかね、…わーヤだ。
『嫌いって言ってしまわなくてもよい』というポジションそれが『好きじゃ、ない。』なわけ。
それに私は、好きじゃないけども食べるという気になるシチュエーションがひとつだけあるし。食べるか死ぬかと迫られた時に、私は好きじゃないケーキを確実に食べる。しかし命を助ける代わりにケーキを食べろと迫られたことは38年間ただの一度だって無い。これから先も無いと思う。だから命乞いしながらケーキを食べる事は私の人生には無いと思う。
「けどさ、私はそうゆう場面ではケーキを食べる女なんだよ。それだけはわかってほしんだよね」
と言えば99%の確率で『アホかオマエは』と言われるだろう。
みんなそうだろう?
死ぬかそれとも食べるか、と迫られたら食べるに決まってんじゃん。なんで隠すのさ、アレ食べるだろ?死ぬくらいなら食べるんだろ、アレ?すまして食べませんよみたいな顔してっけど死を前にすりゃどうせ食べるんだよな、アレ?
ぃや…べつに食べることを責めてるわけじゃナイけどさぁ…『好きじゃ、ない。』ってそうゆうコトだよな?!て想いにがアツくなっちまって…つい感情的に。

とにかくだ。
私はケーキが、好きじゃ、ない。
だからクリスマスケーキが余ったからといっても私は食べない。
でも「ホールのクリスマスケーキの一番デカいのを買ったから余っちゃって…食べてくれる?それとも死ぬほうがイイ?」と言われたら、食べる。
吐き気をもよおしながら食べる女だということを、わかってくれればそれでいい。
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by yoyo4697ru980gw | 2013-12-14 08:53 | +cool down run+ | Comments(0)  

おもち モチモチ

アイスが食べたくなる時、私はそれが元気な時なら『雪見だいふく』で、病気の時には『ピノ』である。
いま食べたくなったのが『雪見だいふく』だということは、私は元気なのだろう。

この元気な時にたまに食べたくなる『雪見だいふく』であるが、『雪見』と言っている以上、冬の季節商品であり、アイスが食べたくなるのに最も適した夏場に売り場から姿を消す。
6月はまだアイス売り場に並んでいる、7月も上旬はまだ手に入る。
7月中旬くらいからアヤシイ。手に入る店でしか手に入らなくなってきて、8月は完全にない。
夏に食べたいから『雪見だいふく』をなくさないでくれと、イオンのご意見カードでお願いしてみたが、回答は季節により入荷できない商品だということだった。

最近また私の『雪見だいふく』が復活してきた。秋になったからである。
しかし、私は真夏にも『雪見だいふく』が食べたい。
チョコレートコーティングされた『ピノ』ではなく、求肥コーティングされた『雪見だいふく』を季節を問わず食べたいのである。

私はたったひとりの意見であっても企業のお客様相談室に相談を持ちかけるのだが、これまで、キューピーもグリコもハウスも『貴重なご意見として』と返事してくれた割にはちっとも企画部に通さなかったようで、あと20年くらいは、私ひとりの意見なんて商品に反映してはくれそうもない。だから、ロッテも反映してくれないと思う。

私は高校生の時に文具メーカーに、ペンの外側と中のインクを別々に売り、好きなインクを組み合わせられるペンを作ってください、と絵に描いてお願いしたが何の音沙汰もなかった。コレトが発売された時に私は『今かよ…』と呟かずにはいられなかった。もう私は主婦になっていて、自分でカスタマイズしたペンで楽しくノートをとるような環境になかった。あの時、文具メーカーがコレトを発売してくれれば、私はもっと勉強をして随分と賢くなっていたのに、残念である。

さて私は今回、近所のスーパーで当たった『雪見だいふく』10円引きのクーポンを前に、学生時代からこれまで、数えきれないほどのお客様相談室に対する相談が、なぜに聞いてもらえないのかをつらつらと考えた。
私も学習する。何か問題があるはずだ。それとも、電話をかけても手紙を送っても、企業は私ひとりの意見など聞いてはくれないのか。
いいや、企画のアイデアとは何気ない社員の一言から試作が始まり、ヒット商品が産まれたりするもんである。たったひとりの意見から始まることが多いのだ。

ならば、だ。
私の意見が企業のお客様相談室の窓口のひとすらも動かさないとなれば、足りていないものがあるはず。
企画力か。
意見の格が甘いんだな。
もっとビジョンが浮かぶような確固たる意見でなくては。

ロッテ御中

以下の企画を考えましたので、『雪見だいふく』を四季折々に出荷していただきますよう、よろしくお願い致します。

春『花見だいふく』♪は~なみ ヒラヒラ 花見だいふく♪

夏『花火だいふく』♪は~なび バチバチ 花火だいふく♪

秋『月見だいふく』♪つ~きみ まんまる 月見だいふく♪

冬『雪見だいふく』♪お~もち モチモチ 雪見だいふく♪

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by yoyo4697ru980gw | 2013-11-01 00:58 | +cool down run+ | Comments(0)  

それが円周率という数の不思議

「前にさ~円周率を語呂合わせにして簡単に覚える方法として円周率物語ってのを作ったやんか~?」
「作ったなァ…妻子異国に婿と巫女はクナ汲みに…てヤツやろ?」
「ソレソレ」
「アレ完璧やんな?」
「なんせワタシは完璧主義者やからな」

「今、その円周率物語の続きを作ってんねんけどさ~語呂合わせがどんどん苦しくなってきて、ほとんどがど~しょ~もない物語になっちゃってんねん」

「ギャル達が古語を使い始めたり、腹を下した兄ちゃんがハイチから中国に飛んで使えないクーポンを掴まされたりするんだけど、もぅこうなってくると私という人間の本領発揮ってゆぅか~」

「バカの上塗りっていうか~愚の骨頂ってゆぅか~トンデモナイ方向にハナシがイっちゃってサ、次々にバカな語呂合わせが出来ちゃって、どんどんどうでもいい物語が出来ちゃうのよ」

「とうとう100桁を超えちゃって。物語自体を覚えていられるか、ていう新たな問題まで出て来ちゃったんだけど。あまりにポンポンとバカな語呂合わせが出てくるわ出てくるわで、出てきまくっちゃうもんだからひょっとして天才なんじゃないかと思って~!」

「ね?聞いてる??」



「バカな語呂合わせがポンポン出て来るんやろ?…アホやな」

どっちに転んでも、その程度でした。
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by yoyo4697ru980gw | 2013-10-14 19:53 | +cool down run+ | Comments(0)