どうでもよいことを考えはじめたらキリがおへん どうでもえぇのについつい考えてまう どなたサンもその状態が「ミルニング」どすぇ

カテゴリ:+朝臣寺+( 177 )

ゆったりの船旅

「私、船を見送るって初めてなのよ。」
「そうなん?泣くかもよ、もの悲しくて。」
「ぃや~そんなカンジするわ~」
「紙テープ投げてやろうか?今も売ってんのかな紙テープって。何色がいい?黄色にしよっか?」
「やめてよ」
私が10代の時にはまだ船内に紙テープって売ってたけど。
環境に配慮して紙テープやってないかも。

兵庫に出て来る時は夜行列車だったし、緊急帰宅した時と初めての里帰りは飛行機で、むーも一緒に里帰りの時は陸で10時間かけて帰ったし、それ以外ではフェリーと、ありとあらゆる交通手段で宮崎帰郷を経験しているけど、なんたって船での別れが一番もの悲しいね。
一番あっさりしてんのが飛行機。搭乗口で「じゃぁね」つって終わりだからね。

「出港するまでまだ1時間もあるけど、見送るの?乗ったら甲板に出て手ぇ振るからさ、帰りなよ。食事するんやろ?」
「そうよねぇ…1時間立って待っとくのもねぇ…」

d0137326_18153397.jpg
甲板に立つ私にイネさんは電話をしてきた。
「騒音で何も聞こえないよー」
と言って電話を切る。
d0137326_18153611.jpg

イネさんは聞こえてるのか?船のエンジン音がうるさぁてうるさぁて。

d0137326_18153897.jpg

騒音の中、電話までかけてきて別れを惜しんだくせに、とっとと帰るイネさん。
どないやねんっ

我が家の夏のおつけもの『ナガミネ』の発祥、ナガミネさん。

d0137326_18164424.jpg

イネさんの元同僚の姐さんで、私も小さい時から交流のあるナガミネさん。
相変わらずクールね。チュアブルがウチに来て貪り喰っていたおつけものナガミネはこのクールな姐さんのレシピ。いやいや今回は白菜の甘酢漬けももーたけど、これもおいしい。とっっっっても簡単って言ってたからレシピ聞かないと。


「やっぱ都会ってカンジやな」
「それな。まったく景色違うしな」
宮崎港を出港してからの景色は、なんとな~く見える建物がちらほら、おおかたどこまでも続く遠い山並みってカンジ。
一方、一夜明けての神戸港。神戸の中でも一際『街のはずれにやってまいりました』という風情なのに、続く背の高い人工建造物。
宮崎市役所が横に長く噴水まで完備しているのに対し、神戸市役所は縦に長い。噴水はないけど花時計があるよ。この花時計で外国人にカツアゲされたので夜はなかなか注意が必要な場所だけど、昼間はキレイな花時計の前で待ち合わせなんかいかがでしょうか。
ま、カツアゲされたと言っても自分から「いくらいるの?」て聞いたんだけどね。19歳の私に外国製のタバコはいらないかと言ってきた自称船長は、電車賃が無いのでタバコを現金化するという行動に出た。いやいやいや、戦時中じゃあるまいし。もともと童顔ちっくなので外国人から見たら未成年に見えることは明らかだろうに、そんな私にタバコを売りつけようとするなんてよっぽど現金に困ってたんだね。

朝の7時半くらいに神戸港に着いて、そこから徒歩で10分ほど進むと見えてくる神戸市役所。その市役所前の信号待ちをしていると、ツアーガイドと思しき男性に「富士山登山ツアーではないですよね?」と声を掛けられる。
どうやら富士山登山ツアーへ行くバスが市役所前から出ている模様。朝の8時前に。ツアーってそんな朝から集合して行くもんなの?夜にゆったり出港して寝ている間に着いて朝、という船旅をしてきたばっかりの私は、朝も早よから旅に出る人アリか…と新発見である。でもいろんなツアーが朝も早よから市役所前に待機していた。市役所前集合ってのが多いのかな。

富士山登山ツアーではないですよねというのがツアーガイドの判断の素晴らしさである。私を見てそうでないとの判断をしながらも、最後の一人を待っている気持ちから念のため確認をしてみた次第、といったところ。

d0137326_18201434.jpg

カタカタを引きイカリスーパーの紙袋を下げこんなフザけた恰好で富士登山をする気でいたら、私は日本人として恥ずかしい。
誤解しないでいただきたいのは、富士登山を前提としてのこの出で立ちなら恥ずかしいというだけで、富士登山を抜けばとくに恥ずかしくはないんですけどね。
宮崎でこのサルエルパンツは酷評だったけど、ポケットが多くて深くて便利なんだもの。メンズだからぶっかぶかで、深いポケットに重いものバカスカ入れて歩いてると、気が付いたらケツ見えてるのがタマニキズ☆

神戸がマラソン発祥の地って知らなかった。

d0137326_18201654.jpg

発祥の地のわりにはマラソンの大会で神戸勢が強いってイメージないなァ私は。
しっかし石をさぁ…人型にくり抜くのって凄いよね。しかも5人だよ。しかもしかもいちいちポーズ違う。首の傾け具合とかのクセまで違う。フォームとしては一番右のひとがキレイだね。






[PR]
by yoyo4697ru980gw | 2015-04-05 18:22 | +朝臣寺+ | Comments(0)

ちょーだーい

地元の日向から宮崎市内の叔母の家に戻って来て早々、イネさんの寝室のドアにぶら下がっているぬいぐるみを目敏く見つけてヒー坊が言う。
「イネさーん…これちょーだーい」
間違いなく私の子だ。
産んだ記憶はあるけど、やっぱり間違いがない。
DNAレベルで間違いないぞ、この『ちょーだーい』は。
私もヒマさえありゃぁ祖父母宅を物色して『ちょーだーい』って言ってたからな。まぅが来ると物がなくなるゆぅてジジィはツマミのグリンピースまで鍵付きの抽斗に隠していたくらい。

祖父母宅で物色した品のスグレモノは何と言っても笑い袋。赤紫の別珍の袋に入っていて、振るとこの世のものとは思えない老人たちの馬鹿笑いが聞こえるという代物。まるで輪唱でもするように時間差で、飲んだくれている系ジジィやドリフオープニング系ババァが3人ほどでよってたかって次から次に途切れないように計算してとめどなく笑う。袋の中で老人がクタクタになって笑い続けているのではないかと何度も開けて確かめたけれど、小さなゼンマイが付いた鉄の塊だった。

「イネさ~んヒー坊がコレちょうだーいゆぅてんで?」
「いいよ~あげるよ。ソレは売ってないヤツよ。働いてた時の」
ハチミツ関連の仕事してた時だな。

d0137326_18081542.jpg

京都水族館でお荷物になるサイズのオオサンショウウオのぬいぐるみも買ってきよったし、ヒー坊ってぬいぐるみ好きなのかな。私は自分がぬいぐるみに魅かれることがなかったので、当然わざわざ買ってまでぬいぐるみは要らない。それなのにヒー坊はぬいぐるみを買ったりなんかする。…やっぱ好きなんだな。

d0137326_18081616.jpg

「これ…なかなか向きが悪いね」

d0137326_18081854.jpg

「あ。くたばった。」

d0137326_18094770.jpg

「しかし…まァ」

d0137326_18094927.jpg
「なんでこんなん欲しいの?」

「だって…かわいいやん?」

「…かわいいかなぁ?」

d0137326_18095166.jpg

「こんな風にハチミツ運んで来てくれたら、どんだけ養蜂場のひとが助かるか…かわいいわぁ…」

あ。そうゆう意味?
こんなに働き者のコイツぅ~かわいいやっちゃ!のほうか。






[PR]
by yoyo4697ru980gw | 2015-04-05 18:12 | +朝臣寺+ | Comments(0)

マチナミ

昔の町並みを保存しようという地域力で守られる白壁土蔵の伝統的建造物。

d0137326_17315073.jpg

地域消防団機庫もあったかみがある。

弟がまだ生まれてもない私の幼少期には美々津に住んでいた。
この土地での家を私はいつまでもいつまでも自分の家だと思い込んで帰りたがったとよく聞いた。庭に出て階段を降りると海が触れた、そんな家だった。電化製品がすぐに錆びる家だったと母が嘆くほど、濃い潮風が吹く家だった。

趣きがあって、時間がゆっくりと流れる港町美々津。

d0137326_17333796.jpg
路地に潮風が通り抜ける港町美々津。
d0137326_17341051.jpg
d0137326_17341435.jpg


勝手にひとんちの前で撮影出来るマチ美々津。

d0137326_17344912.jpg

通りすがりのおばちゃんがイイって言ったから勝手に折り畳みの濡れ縁に座ることが出来るマチ美々津。

d0137326_17345274.jpg




[PR]
by yoyo4697ru980gw | 2015-04-03 17:36 | +朝臣寺+ | Comments(0)

宮崎県警のマスコットみやけいちゃんです

d0137326_17284608.jpg
荷物…の前にちょっと待て。
なぜ、帽子だけ。
しかもちゃんと帽子を被れるヘアスタイルでもないのに。
ひむか神話恐るべし。

いいですか皆さん、スピリチュアルあふれる神話の国in宮崎でも、詐欺にひっかかるということは詐欺師がいるのです。
パワースポットでフル充電したパワーをもってしても、詐欺師の口八丁手八丁に勝てない場合があるのです。
d0137326_17285174.jpg
国民的平和感あふれるニッポンの理想の家庭サザエさんちでこんな会話がなされるとは世も末でっせ、社長。
d0137326_17290583.jpg
等身大パネルにしてはコンパクトだけど見逃せないサイズのおまわりさんパネル。
感心するのはよくもまぁこんなに『ザ・宮崎人』というモデルを探し出したもんやで、という点である。
d0137326_17272508.jpg
焼酎をキで飲むような顔をしているのが、宮崎人。






[PR]
by yoyo4697ru980gw | 2015-04-03 17:30 | +朝臣寺+ | Comments(0)

ヌードー

「ねぇ、まぅち~ん。帰ったら何すると~?」
「帰ったら…まず、振込だね」
「そのあとは?」
「それから…ま、支払いだな」
「それが終わったら?」
「引き落としの銀行口座に入金すんで」
「ほかには?」
「ATMでお金を降ろしてチョモの大学にお金を渡す」
「ふぅ~ん…」
あれ?出尽くしたけどな。
まぅちん結構がんばったけどもなァいろんな言い回し。
お金なくなる一方だね~♪とか何とか突っ込まれるかと思ったけど、さすがに小5では無理か。

「帰りしに日向うどん行こうよ」
「ぅわァ…あっこ行ったらカイがもう次からあっこしか行かんなるなァ」
「なんで?」
「大好きなマンガだらけやから」
「そんなに?」
「そんなに。」

d0137326_10552917.jpg

私が学生の時に足繁く通っていた日向うどんは学校の近くだったんだけど、移転してからはもう大人になってたし地元にもいなかったしで、そんなにマンガだらけってイメージはなかったけど、たしかにだらけだな。

d0137326_10572404.jpg
うどん食わせる気あんのか、と言うほどだな。

d0137326_10571660.jpg
スピリッツなんか日向うどんのエンパイヤステートビル。
ヤングマガジンなんて日向うどんのピサの斜塔。
d0137326_10572044.jpg

同級生より頭ひとつ分はゆうゆうデカいパッツン(小2)が背伸びするこの嵩。
バックナンバー取り揃えすぎ。

d0137326_10572674.jpg
マンガ喫茶かここは。

d0137326_10585163.jpg
いいえ
d0137326_10585420.jpg

日向うどん





[PR]
by yoyo4697ru980gw | 2015-04-01 11:00 | +朝臣寺+ | Comments(0)

うさぎさんだよ

うどんをヌードルと言っちゃう日向うどんにサングラスを忘れた。
私が忘れたのは絶対に日向うどんだと言うのに、美容師の弟はヒー坊の散髪をした時に店に忘れたんだと言って私を信用せず店に寄ったが、案の定なかった。無駄足を踏ませやがって…とボソッと言ったら、そもそもアンタがサングラスを忘れたのが悪いんやろーーーがーーーー!とキレていた。
やぁね、30過ぎてキレやすいオトナなんてみっともない。


「どうする?『すいませーんサングラス忘れたと思うんですが…』て取りに行って日向うどんのおばちゃんがサングラスかけて出てきたら」
「あげるね。なかなか無いサイズなんですよソレ、つって。なかなか無いサイズなのに500円」
「やすっ」
なかなか無いサイズだから500円かもね。

d0137326_10421493.jpg

残念ながらおばちゃんは裸眼で出てきて「ハイハイ、これね」と私のサングラスをビニール包装した状態で返してくれた。

d0137326_10421683.jpg

「見てよ。ビニールに入れてただけでも驚きやのに、ビニールのクチを縛るために割いて加工までしてあるんやで…この短時間でここまでやるとはなァ」


「パッツン、あげるよ。この透明うさぎ」
「とうめいうさぎ?」

d0137326_10431226.jpg
「ほら。そっちが耳。こっち顔ね」
その気になったパッツンがうさぎを描く。
d0137326_10432535.jpg

「ほら、みみできた~」

d0137326_10432819.jpg
「耳だね~」
d0137326_10433000.jpg

「ほら、耳折れた。」

d0137326_10445297.jpg

「うさぎってそんな目ぇしてたっけ?」

d0137326_10445460.jpg

ほのかなおっさん臭がするうさぎ。

d0137326_10445786.jpg

ちょうど白モケモケラグがあったのでよりうさぎっぽくなった透明うさぎ。





[PR]
by yoyo4697ru980gw | 2015-04-01 10:50 | +朝臣寺+ | Comments(0)

地産地消のようなキッチリ感

「トイレットペーパー当たり付きやのに、なんで見ないの?」

d0137326_10354242.jpg
「一度も見たことないわ。何十年と同じトイレットペーパー使ってるけど。何が当たるの?」
「トイレットペーパー」
「は?」
「トイレットペーパーが当たるらしいよ」

デジタルカメラに今ならタジン鍋がついてきたり、フライパンにもれなくシートマスクがついてきたり、天然水をケースで買うと今だけ黒蜜きなこがついてきたり、大抵ついてきていらんモンがついてくるようなこのご時世に、トイレットペーパーでトイレットペーパーが当たる。なんだろう、この特別うれしいとも特にいらんとも思わないカンジ。ハイリスクハイリターン投資の元本保証みたいなプレゼント。
d0137326_10354849.jpg

ゴメンナサイやて…ハズレて書いてるんじゃないんや…当たりの時は何て書いてるんやろう?おめでとうございます!かな。つまらないものですが!かな」
日頃のご愛顧ありがとうございます!かもしんないし、心より感謝申し上げます!かもしんないな。斬新な当たりのフレーズを持ってそうだな大分製紙。

d0137326_10355246.jpg

「トイレットペーパープレゼントキャンペーンはもう第9弾まで進んでいる模様です」
「ほんとやねぇ…全然気付かなかったわ」
イネさんは、何十年と買い続けているトイペがグッドデザイン賞を受賞したラビットパックであることにも、気が付いていないと思うな。

d0137326_10374569.jpg
うさぎさんだよ。
d0137326_10380376.jpg
トイレでうさぎさんが作れる模様だよ。





[PR]
by yoyo4697ru980gw | 2015-04-01 10:41 | +朝臣寺+ | Comments(0)

散髪

「ちょっと、汚い店の状態を撮影して載せないで」
「じゃぁキレイにすりゃイイじゃん」
「オマエが宮崎まで送って行け、ヒー坊の髪を切れ、つーから片付けすら出来ないスケジュールになってんだろうがーーーーーっ!」
やぁね、30過ぎてキレちゃってみっともない。

d0137326_10252208.jpg
店は汚いけど腕は確かですて注釈入れといてあげるから。」
「そうゆうことじゃない・そうゆうコトじゃない。オマエの無理難題のせいでこうなっとる」

マンガ大好き少年のカイは漫画に夢中。

d0137326_10252491.jpg
どんな場所でも天才的に我が世界に入っていけるところが、さすが子供ってカンジ。

好奇心旺盛なパッツンはパパの画板に夢中。

d0137326_10252786.jpg
パパ美容師なのにポスター描いてるんだって。
店が高校の前だから美術部のポスター描いてる、て言ってたかな。
店が高校の前なんだから野球部のボーズ刈ってればいいのにね。
しっかし、評論家と見紛うほどのポーズだな。

「あ。いいお土産あるじゃん。どれにしよっかな~」

d0137326_10261837.jpg
「だめダメだめダメ。それ集めたんだから。一切どこにも行かずに。」
「行ってないんかい」
「行ってないね。全部もらったキティ」
d0137326_10262288.jpg
d0137326_10283441.jpg
あ、もしもし?いま新婚旅行で北海道にいるんです~。あぁ、イイですね~!ところで北海道のキティて何あります?ラベンダー。はーいわかりました~。あのひとへのお土産って何にしようかなぁ~』て煩わされなくていいね決まってると。まだ持ってないヤツ何?ていう質問でカタついてね。私なんて『絶対に欲しくないピンバッチか誰がこんなモン欲しいねんていうキーホルダー』と頼んで確実に煩わしてるから、どちら様も 無事故でいいよ お土産は て詠んでおくことにしようかな。

身内だからか信頼して何の注文も付けない散髪をしたら、ヒー坊始まって以来の短髪に仕上がる。

d0137326_10262617.jpg
「むっちゃ顔ちっちゃいな」
「ね。」
どれだけ髪の毛の嵩高いんだ。
日向うどんかオマエは。






[PR]
by yoyo4697ru980gw | 2015-04-01 10:34 | +朝臣寺+ | Comments(0)

じがく

神戸港からフェリーに乗る手続きをする時、ネット予約したのは2等の雑魚寝自由スペースなのに本日満席のために指定があるとのことで、受付が最初のほうだから今なら奥か手前が選べますがどうされますか?と聞かれた。私の記憶が確かならば、2等は座席があるわけでもベッドがあるわけでも升席になっているわけでもラインが引いてあるわけでもない。
ドコからドコまでが自分のスペースなのかも一畳ほどのマットを敷くまでは曖昧で『なんとなくこのヘンに座ってる半径0.5m以内をプライベート空間として利用してます』といったカンジ。飛行機で窓側と通路側の二択で聞かれれば迷いなく窓側なんだけど、フェリーの2等で奥と手前の二択って魅かれるポイントがひとによりけりなのかと思い、受付のネェちゃんに訊いてみた。
「奥と手前って何が違いがあるんですか?」
「奥は…奥で、手前は…手前です」
「…ん?」
沈黙。
「ま・まままま・ま、そうでしょうけども。」
わかりますよ、理解してますよ。ええ、ええ。
日本語の理解度が低い人だと思われたのかな?奥と手前の違いがわからなかったわけじゃないんだけども。
「奥とね、手前とでね、奥のほうがいい何かとか手前のほうが便利な何かとか、そうゆう違いがね、あるんかな、おもてね」
「まぁ…奥ですと…コンセントがありますので…」
ネェちゃんは17歳のヒー坊をチラチラ見ながらコンセント推し。

スマホを買い与えない方針の私でも、高校入学時には帰宅が遅くなりもするだろうからとガラケーを契約したのだけど、小学生高学年よりも素早く帰宅するヒー坊はとにかく自室に引き籠って出歩かないことこの上ない。高校1年目の結構序盤でヒー坊のガラケーは160%むーが使っている。
ガラケーも持ち歩いていないヒー坊はとくにコンセントが必要な状況にはいない。無料Wi-Fiで接続しまくっているiPod touchを持ち歩いてはいるけれど、モバイルバッテリーを買ったばっかり。抜かりは無いのだが、チラチラのネェちゃんが奥のコンセントをポイントにしているようなので、せっかくだから奥にしてみた。ら、奥のほうが手前よりもなんとなく落ち着く空間だったような気がする。


日向の姪、弟の真ん中の子供パッツンが「ただいま~」と帰って来てしくだいをすると言う。

d0137326_09230952.jpg
「何すんの?」
「じがく」
「地獄?」
「じ・が・く」
「ナニ学って?」
「じ!」
「じ?じ学?それってどうゆうジャンル?社会?さんすう?こくご?」
「かんじ」
「漢字の『字』なんだ…」
「じぶんでかんがえてする、じがく、だよ」
「うん…それね、自習だね」
「ちがーーーーう!じがく!」
「学習の『学』を取るカンジか宮崎…。関西では学習の『習』を取るんだけどね」

習った漢字を使って自分で考えて文を作る「自学」

d0137326_09231203.jpg

「パッツン、ダジャレで始まって後半は太ってばかりやな…もっとシャープにいかないと」

d0137326_09231659.jpg

兄、イタいとこツかれました。

パッツンのノートの使い方は、変形二段組みなんだね。

d0137326_09231848.jpg
自学とは関係ない自分の思いが入っちゃってる行があるけどね。

「パッツン『一行わすれていました』てのが出て来たよ」
「うん、わすれてたの」
「パッツン『2ぺーじとばしてました』てのも出て来たけど」
「うん、だってとばしてたんだもん」
将来のこと、今からちゃんと考えたほうがいいと思うぞ。
どうも私と同じニオイがする。





[PR]
by yoyo4697ru980gw | 2015-03-30 09:32 | +朝臣寺+ | Comments(2)

サヨ茶まぅ梅カンタロー

私の祖母ということは、ヒー坊の曾祖母。
骨折で入院をしたのをきっかけに痴呆がすすんでしまい、もうおサヨさんには私が孫という認識もないみたい。

そんなおサヨさんはずっと農家で、なんせ土いぢりが大好きだったので、本格的にボケるまでは精力的に畑仕事をしていた。
ししとうが作れなくなり、米が作れなくなり、サンズが作れなくなり、だんだんとおサヨ農園は縮小され、最終的には趣味で作る野菜を育てる畑がふたつ。それも手入れが行き届かなくなってからは唯一のサヨ茶だけがおサヨ印の農作物となった。
新茶の季節になると親戚一同に配るサヨ茶。
それを単なる『今年摘んだウチの新茶』と渡すよりも『サヨ茶です』というオリジナルブランドにすると皆が喜ぶと言って伯母さんが、茶葉を摘む意味のわかっていないおサヨさんの手を取って茶葉を摘ませ、カゴに入れてまた摘ませ、を繰り返す。
その遠隔操作は年追う毎におサヨさん側の性能が衰え、ついにはたった一枚の茶葉をカゴに入れさせ、それで『サヨ茶です』と詐欺まがいのことを何年か続けたそうである。日本製の衣料品が本当はおおかた中国縫製なんだけどタグだけ日本で縫い付けられているみたいな解釈でいいと思う。
もぅおサヨさんも入院してトシがトシなだけに、なかなか骨がくっつかないみたい。「サヨ茶はもう終わりやねぇ…」と伯母さんが言ってたので、とうとう創意工夫のサヨ茶も内部告発のタイミングだと思う。
親戚の皆さん、3年くらい前のサヨ茶から茶葉の95%以上を実はヒトミが摘んでます。

14歳の時に植えた梅の木はすっかり大きくなっていた。

d0137326_08112126.jpg

私はいわゆる二十歳の成人式というものをやっていない。
14歳で立志を立てる元服の儀が『中学校の伝統行事』として行われたので、同じ中学校出身者は代々、中学2年生で早くも成人する。
その立志式という行事では、ひとりひとりに梅の苗が渡される。
26年前に庭にその苗木を植えたわけであるが、当時の家はとっくになくなっており私が18歳で兵庫県へ出てから敷地の一部を売ったらしいけど、今でも梅の木は当時の庭だった場所にあってずっと撤去はされなかったようである。毎年、ヨソ様の土地で私の梅の実がちゃっかり成る。
この梅は『まぅ梅』として梅酒になったり醤油漬けになったりなんかして、またまた親戚一同に配っているのだろうけど、これは私がこれっぽっちの収穫をしなくても「まぅの立志式の記念樹」という触れ込みなので支障はない。

歳月はいろいろなことを変化させるもので、住んでいた家や昔見ていた景色がなくなり、見慣れているはずの故郷の雰囲気も随分と変わった。中でも心を打たれたのは人間の変化で、今回、私が帰郷するということで平日でしかも何かと忙しい春のこの時季にも関わらず7名の中学同窓生がプチ同窓会をしようと集まってくれた。

私は小学校を4校変わっている転校生だったんだけど、どの学校でもボスがいて舎弟がいてターゲットがいる、という『いじめの構図』は変わらなかった。程度の差はあれどの学校にもいじめはあったのである。
小学校3~4年、そして中学の3年間を過ごしたこの地域でのいじめ。
とくに小学校でのいじめは小学生とは思えないレベルであったが、ボスの独裁威力が強すぎて誰一人正せないという最悪の状況だった。
私は転校生だったので最初はその独裁政権に気付かなかったが、ターゲットにされている女子に近づいた時、彼女に小声でこう言われたのである。「私に話し掛けないほうがいいよ」何かがおかしいと気付くきっかけの言葉であった。小学3年生わずか9歳の少女がこの言葉を吐くのである。少女にそう言わせるほど、いじめの状況は過酷なものだったのだ。
クラス全員が自分を無視し、ボスの命令通りに動く。ターゲットにされれば孤立する。それが繰り返されて来た3年間だったのだろうと思う。ボスによる徹底的ないじめを目の当たりにしてきているので、逆らえないほどの恐怖心は十分に植えつけられたことだろう。

転校生という理由のみで目立った私はすぐにボスに目をつけられた。ウチに遊びにおいでと誘われて行くと、私が話し掛けようとした女子を無視するようにとの命が下ったのである。

私にとって幸いだったことは、私がバカだったということだと思う。命令の意味を理解しなかったこと、命令を聞かないことで自分に降りかかる災難が計算出来なかったこと、直感で行動するバカだったということが、この時の私の行動を決めた。私はボスの命令を無視し、自分の意志で話したい人と話した。命令を聞かないことがボスの逆鱗に触れ、すぐに全員から無視される結果となったが、意外にそれを辛いとは感じてなかったのだと思う。辛かったら学校に行っていないだろうから。自分の意に反したことをやっていたほうが、きっと辛かったに違いない。その事を、ナガちゃんの中に見た。

今回のプチ同窓会に久々に顔を出したナガちゃんが「あの時は本当に悪かった」と私にお供え物でもくれるんじゃないかというほど拝み倒して謝るのである。ナガちゃんさぁ…ずっと心を痛めてきたんだなぁと思ってね。彼は忘れてると思うけど中学で私が地元に戻って来た時、入学式で私に気付いたナガちゃんは「あの時は本当にごめん」と言って同じようにお供え物でもするんかというほど拝んできたんだよね。それからナガちゃんは在学中、私と目が合うと『とりあえず拝む』という行動を取っていた。中学生になり、悔いる気持ちのほうが勝ったナガちゃんは、かつてターゲットであった私にとにかく手を合わせまくっていた。わしゃ地蔵か。

ボスの命令を聞くしか選択のしようがなかったコたちを、こんなにも苦しめてきてたなんて、と思う。私も同罪だったのかもしんないなぁ…学級議題にしていじめの問題をあぶり出し二大ボスを叩いて私は転校した。転校後のことはあとで聞いたけど、ボスは手のつけられない状態になってとうとう教頭から指導されるまでにエスカレートしたそうである。

私が無視されるだけで終わっていたらここまでの罪悪感をナガちゃんに残さずに済んだのかもしれない。正そうとしたばっかりに、私の問題までもナガちゃんに背負わせたような気がする。私がターゲットになったのは、私が目を付けられたことが原因で、目を付けられるような性格をしていた私が悪いんであって、その根本のところではナガちゃんは何も悪くはない。ボスと私が合わないことは、ナガちゃんには何の関係もないことなのに。

中学で女子をいじめていたヤスくんも、社会人になって「なんてことをしていたんだ」と気付き、これは謝らなければならないと直接謝ったら「そんなこといいよ」と言ってもらえて救われたと言っていた。とっても明るい女性になっていることが本当に本当によかったと、自分たちのせいでイヤな思いをさせ暗い人生を送っているのではないかと気に病んでいたのだけど、同級生の母堂の葬儀の場でステキな女性になっていた彼女を見て、そんな彼女に許してもらえて、心からよかったと思えたそうである。

私も含め皆、未熟だったのだと思う。
他人を思いやるより先に自分自身のことが可愛かったということ。それに思春期独特の生意気さがプラスされて、残酷なことを平気でやれた。そのことに気付けないのが若さであり、その若さを後悔するのに数年かかって、謝るのにまた数年かかる。そして互いに許せる年齢になって、互いに癒えてゆくのが今ということなんだと思う。
こんな遅々としたステップアップでも、せめて確実にそれをやれる人間でありたい。間違いに気付ける人間で、後悔出来る人間で、謝れる人間で、許せる人間で在りたい。そう思わせてくれる仲間が居てくれることってありがたいことだなぁと思う。そしてかつていじめていたコもいじめられていたコも、同じ時間を共有した仲間としては貴重な存在だなぁとも思う。確かに私たちは負わなくていい傷を負ったと思うし、学ぶのに時間をかけすぎたとも思う。でも、この経験なくしてこの成長があったかなぁとも思うのだ。
過去のどんな経験もが今の自分をつくってきたのだと思うと、どんな過去も最終的にはプラス材料のひとつであるよう、それが私の未来で決まるような自分になっていたいと思う。ダメになるような自分には決してならないようにね。

d0137326_08112579.jpg

何がスゴいってフルネームを聞いてもわかんないのに、アダ名を聞くと急にピンと来るってコトね。アダ名の威力ってスゴいのね。




住めば都とは言うけれど、私は自分が住んでいた時に山の中を散歩していて『山深い』と思ったことはなかった。都だと思ったこともなかったけど、特別に山深いと感じてもいなかった。

d0137326_08203120.jpg

しかし、帰郷する度に山深いと感じるようになった。

実際、相当に山深い。

d0137326_08203590.jpg
これを山深いと思ってなかったとはどうかしてんじゃないかと思うけど、夜中にこの明かりも何もない山の中を歩いてたりしたんだから、本気でどうかしてたと思う。

関西生まれ関西育ちのヒー坊が「荒れ果ててんなぁ…」と言ったけど、逆だからね、私が学生の時にはもっと森だった。まだアスファルトでもなかったしね。

「うわぁ~!!まぅ!!ヘビおる!」
「ヘビ?そんなに春かなぁ?早くない?」
「短いヘビ。ほら。」
「あぁ。それカンタロー」
「カンタロー?」
「短いヘビじゃなくて、長いミミズやな」
「ミミズ?!デカっ」

d0137326_08213888.jpg
「…スゴいなぁ…」
「ホンマやなぁ…ゴルフボールを直角に避けるねんなぁ…」
d0137326_08214234.jpg

「ちゃうちゃうちゃう…デカくてスゴいなぁ、や。何やったっけ?モモタロウ?」
「ちゃうちゃうちゃう…鬼退治せぇへんで、カンタローや」






[PR]
by yoyo4697ru980gw | 2015-03-30 08:33 | +朝臣寺+ | Comments(0)
カテゴリ
第9回エッセイ・ブログ大賞
エントリー中

最新のコメント
>all holiday..
by yoyo4697ru980gw at 22:32
盆踊りで検索していたらた..
by all holiday at 00:37
oriさん、ツッチーに結..
by yoyo4697ru980gw at 23:56
こんにちは、ツッチーの娘..
by ori at 14:12
これはこれは「とうま」さ..
by yoyo4697ru980gw at 09:42
ブログジャンル
以前の記事
記事ランキング
画像一覧
ブログパーツ
  • このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することを禁じます。
検索
ファン
フォロー中のブログ
外部リンク