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春の初め、橋の上を通った時チョモが私に言った。
「おっ?!もうそろそろえんちゃん?!」
「あっそやなぁ…ほんじゃ午後に収穫に来よか~っ!」
「収穫?なんの??」
「伸びるびるびるノビルびる。」
一緒にいたイノッキは私との付き合いがまだ浅いので、冬の終わりに目をつけた、自生している野蒜を春に掘り起こして収穫し、ノビル味噌を作るというプロジェクト「伸びるびるびるノビルびる」を、知らない。
「は?なんなん、チョモ?チョモのオカン、なんてゆぅてんの??」
「伸びるびるびるノビルびる、やがな。」
「なんなん、それ。」
「知らんの?野蒜?食べられる野草。」
「…あぁ、ノビル、な。知ってるけど…なんでそんな言い方やねん?」
喰いついているのは、タダ食材「野蒜」じゃなくてその言い方のようだ。説明が、いるか?たかが言い方じゃねぇか。それよりもちみ、興味を「タダ食材」の方に向けないとよい収穫技術は身に付かないぞ?働かざる者喰うべからずじゃ。
「伸びるびるびるノビルびる、は、タダで食べられるんやで?興味が、湧くだろう?収穫しよう。」
「いや…おばーちゃんちにあるから…収穫したことならあるけど…」
「じゃぁ、収穫せぇよ。」
「…なんでオレが千徒家のタダ食材を収穫せなアカンねん…タダ働きやんけ。」
「ごもっともやなぁ…。ノビル味噌、作るねん。出来たら味見さしたるからよっ、しようや収穫。おもろいで。たぶん。」
「…まぁ…べつにええけどなぁ…収穫するんは…」
「いや?下処理までやけどな、するのは。」
「どんだけひとを使うねんっ」
「おおいに収穫しようじゃないか。おいしいみたいやぞ、ノビル味噌。箸がススんで止まらん、て書いてた。」
「何に書いとってん?」
「つくれぽ。」
「ほんまにな?『つくれぽ』ってアテになるねんって!『つくれぽ』がなかったらたいしておいしくないねけど『つくれぽ』が7件とかあればめちゃめちゃおいしいで。僕たちが調べたヤツでは『つくれぽ』ないのが基本やもんな?あってもまぁ2~3件。生キャラメルな?あれ『つくれぽ』7件やで。」
クックパッド検索担当、チョモが情報を捕捉。
「めちゃめちゃ調べてるやんっ収穫する気マンマンやな。」
わてら、かれこれ冬からずっと、ノビル様のことお慕い申しておりますの、ホホ。

収穫に行った野蒜の…埋まっている土が固いのなんのって。
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持って行ったスコップが全て折れるほど。

「ここの土…良質やなぁ…欲しいなぁ…」
「なにすんねん、土。」
「いや…ウチ、裏にイッパチ農園ちゅうのがあって一か八かで野菜をなぁ…育ててるんやけど…」
付き合いの浅いイノッキは、我が家のイッパチ農園を、知らない。
「ケト土っぽいなぁ…ちょっと前にあんなに欲しかったのに…ココにあったんか…」
「ケト土?」
「趣味が『マン盆栽』ていう時期があってなぁ…苔玉作るのにケト土っていう土が必要やったんや…ま、もうその趣味はないからいらんか。」
付き合いの浅いイノッキは、我が家の玄関横にある盆栽がマン盆栽であることにも気付いていないであろう。よ~く見たら、Nゲージフィギュアがいろんなおイタをやらかしているんだがな。

折れたスコップで一所懸命に掘るヘイポー。
一心不乱に掘っているが、かきだしている土が全てイノッキに降り注ぐ。
「うわっ!なんか降ってきたっ!うわー…もぅ…やめてやヘイポー君…」
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「ヘイポー、イノッキに土がかかってんで、謝り。土を飛ばさんように掘り。」
私はヘイポーにイノッキへ謝罪するよう言った。
「くっくっく、あ、ろめんろめん。ちょあらんおーにてゆぅれおら?おのウロップおわれてんれれ?ちゅち、あらいねんあら…。おうらってらんあっておってぅんやわら!」
「まぁ…それもわからんでもないけどやなぁ…とにかく土をイノッキの方に飛ばさんようにやりや?」
「ああった…ちゅちろあんよーにうるけど…もいかいららああるかも…」
「やってさ、イノッキ。」
「…なんて??…ちょっと…、ヘイポー君、なんてゆぅてんの???」
付き合いの浅いイノッキは、言語発達が遅れ気味のヘイポー語を聴き取る通称『ヘイポー耳』が出来ていないようだ。
「わからんかぁ?」
「わからんわっ!っちょっと~っ!!二人で盛りあがらんとってぇや~。」
「今の会話、盛り上がってないから、ひとつも。」
「…そうなん?」
では、会話の再現を。

「くっくっく、あ、ごめんごめん。飛ばさんようにてゆぅけどな?このスコップ壊れてんねで?土、固いねんから…。僕だってがんばって掘ってるんやから!」
「まぁ…それもわからんでもないけどやなぁ…とにかく土をイノッキの方に飛ばさんようにやりや?」
「わかった…土飛ばんよーにするけど…もしかしたらかかるかも…」
「やってさ、イノッキ。」

盛りあがってないの。
文句、垂れてるだけ。

大量収穫した野蒜を、ノビル味噌にすべく、下処理。
3人が定員の我が台所で、新聞紙を広げて、下処理。
選別作業が私、球根の包丁処理チョモ、葉の包丁処理イノッキ、この流れ作業でイこか。
「包丁、使ったこと、ある?」
「あるよ。」
「チョモから見てどう?イノッキ。ハガネを扱えるだけの腕、ある?」
「ん~…どうやろなぁ…。まぁ…最初やからステンレスやろ…みんなステンレスから始めてるわけやし。」
「そうやな。んじゃ、イノッキはステンレス。」
「なんか違うん?」
「切れ味が、全然違う。ハガネ使ったらステンレスの切れなさがよぅわかる。でもハガネは絶対に刃を横滑りさしたらアカンねん。やから、最初はステンレスやねん。それで横滑りさすようなクセがあるなら、ハガネは無理。ハガネは包丁の背で横に払うなら、ええねん。」
「わかった。じゃぁオレ、ステンレスでも背でやるわ。」
「そやな。そやって練習したらええな。見とくわ。包丁の扱い方見てハガネを持たすかどうかを見極める。」
「よしっ!ちょっとその前に、一回だけチョモのハガネで切らして。どんだけ切れるか。」
ザク。
「おぉ~っ!」
「な?切れるやろ??」
「まぁなぁ…」
ジャク。
「あっ、やっぱハガネって切れるなぁ…。」
イノッキはステンレスの包丁で切ってみて初めてハガネの切れ味の良さを実感。私はイノッキの包丁使いを見てご報告。
「ま…2年やな。2年、ウチに通いぃな。そしたら、ハガネ。」
「2年かよっ…なげぇ…」
「毎日、ウチに来るわけちゃうやんか。来たら毎回、包丁使うわけでもないし。」
「そうやで、短いほうやで2年。ミズオなんか6年以上も通ってんのにまだステンレスやで?イノッキよりウチに来て色々やってるけど、まだ基本的に皿洗いしか任せられへんねんから。」
「ほんまやで、アイツは長過ぎる。最近ようやく監視付きでハガネやで。チョモなんてハガネ持つのに1ヶ月もかかってないからな?」
「チョモ…家庭的やな…」
「なんやねん、こないだからその『家庭的やな』ていうのは。褒め言葉じゃ、ないで?」
「いやいや、褒めてんねで・褒めてんねで。」
「褒めてんねやったら『器用やな』てゆぃいや。男に『家庭的やな』は…ちょっとなぁ…」
社会的に使えねぇ男、てカンジ、するよな。

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そろそろ『ノビル味噌』はええ塩梅やでイノッキ。
はよ食べに来な、なくなんで。
『めんつゆノビル』はあと一息ってトコかな。
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by yoyo4697ru980gw | 2009-04-25 19:33 | +knowing+ | Comments(4)

むしろうぜベイベー

イッパチ農園をほったらかしていたら、雑草で土が見えなくなった。
そのことは、だいぶ前から知っていた。
洗濯物を干す度に、踏んでいたから。
私には時間が十分にあって、草をむしるだけの体力もある。
いざとなったらモーレツにむしって、10分でキレイにすることも可能だ。
やれるんだよ、条件的なことを言えば一人で。

「あのさぁ…ササぁ…ウチのウラの草が、めっさ、ある。ねぇ、前の晩に雨が降って次の日が曇り、ていう日に合わせてウチに草むしりに来ない?」
「え…う…うん…草むしり…?」
「ゆぅても、あっつー間に終わんねんって。ウチのウラなんて狭いせっまい範囲やねんから。一人で出来るくらいのコトやねんて、作業的にはな。でもさぁ…ひとりで草むしって何が楽しいねん、って、そうゆうコトやねん。わかるやろぉ??チマチマ草むしりながらさ~、今日は学校でこんなことあった~とかさぁ~、ダレダレがド~してコ~してあっほやな~みたいな、なぁ?あ・むしる草なくなった、アッチに移動しょ~、てな?そうゆうのサ、草むしりながらすんのが、盛りあがるで?な?な?おいでぇや。」
「う…うん…わかった…」

しっかし、来ねぇなぁ…ササ。
わかったって…言ったのになぁ。

「なぁ、ミズオ…アンタさぁ…また草、むしらへん?」
「あぁ…草なぁ…」
「いや、出来んねんで・出来んねんで?やったやん?あの程度やん?一人で出来んことも、ないやん?わかるやろ?」
「わかるよ?でも一人でして何が楽しいんや、ってハナシなんやろ?」
「それです。」
「いや、いいねんけど…ミズ、受験やねんってば。」
「別にここまでほっといたわけやから、急いでないからサ。やろうよ、一緒に。な?草むしりながらサ、盛りあがろうな。な?雨が降った次の日くらいに来てよ。」

しっかし、来ねぇなぁ…ミズオ。
終わってんのになぁ…受験。

ええっと…中学の時に草むしりながらアホ話に盛りあがったメンバーのアドレス・アドレス…。
来ねぇかなぁ…宮崎から…呼んだら来るんちゃうかなぁ…。
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by yoyo4697ru980gw | 2009-03-16 20:09 | +knowing+ | Comments(2)

不毛

脳炎長は、気付きました。
冬って農作物、育たないんだね。
自然環境のままで世話しなかったら、ダメなんだね。
夏感覚、抜けてなかったなァ脳炎長。1月だってゆぅのにね。
冬の環境に耐えられる農作物はあるけれど、耐えられるように管理してこそである。思うに、日当たりの良さって冬こそ大事だと思う。日照時間が殆どナイとも言えるブロック塀の前に地植えした、我がイッパチ農園の水菜は、何かのジョーダンかと思えるほど小ぶりである。手のひらサイズに育てるつもりはなかったが。

脳炎長は、長として賢明な判断をすべきである。

あきらめよう。ハウス作ろうとしたけど、曲がる支柱なんて曲げてるそばから折れちゃったしね。何より脳炎長、寒いの苦手やねん南国育ちやから。我が農園は1月から暖かくなるまで屋外での農作業をやめ、室内の自給自足活動へとシフトします。これを脳炎長『イッパチ農園の冬籠り』と呼びます。

さて、事始めといたしまして、さんざん食べたい食べたいゆぅてて高価すぎてあきらめた「生キャラメル」を、作ってみなさい半吉。
ブームの生キャラメルは、いろんな店のいろんなパティシエが作っておいでのようで、ドコソコでみたもののその高価さに下々の私たちはひれ伏した。私ら長屋住まいの日暮らし民ごときが手を出すスィーツじゃねぇだで、はんきっつぁん、おめぇネットで作りかた調べて作ってくんれろ。
「あいよ~。」

「グラニュー糖ある?」
「ある。」
「バターある?」
「純粋にバターかと言ったらバターじゃないけどマーガリンよりかはバターに近いモンならある。」
「なにそれ?」
「ソフトバター。」
「バターなん?」
「バターか、て言われたらちょっと目は逸らすけど?」
「どうゆう意味やねんっ」
「これバターやで~て言うけども目は合わさんかな、ちょっとしたウソついてる感じ?お菓子作りをやる目的のバターではないやろうなぁ…。」
「まァええや。ハチミツ、ある?」
「純粋にハチミツかと言ったらハチミツじゃないけど砂糖よりかはハチミツに近いモンならある。ハチミツあるで~言うけども目は逸らすやろな。」
「またかっ。何やソレ。」
「ハチミツシロップです。」
「ハチミツなん?」
「3割ハチミツの果糖ぶどう糖液糖。早い話がハチミツ入りガムシロップやね。」
「…もぅええわ…。生クリームある?参考までに動物性やけど。」
「いいえウチの生クリームは常に味も値段もアッサリです。」
「ウチには純粋なモンはナイんかっ」
「グラニュー糖の純度の高さは本物です。」
「グラニュー糖だけでは生キャラメルできひんわっ」
「代用品、代用品。今ある材料で作って生キャラメルに近いモンが出来て、それがちゃんとした味になるもんなら、本格的に作ったらええねん。成功するかどうかもわからんのんに最初から高級食材に手を出すな。」
「ヨシタケさんとこの生キャラメル、12粒で850円もするんやで?1粒70円やで?このレシピで作ったら70個出来るねんで?材料費850円もかからへんやんっ。もしかかっても、70個出来たら1個12円やで、12円っ!」
「そんなに、いる?キャラメルだけ70個も?マズかったら70個も食べなアカンねんで?」
ちなみにグリコさんとこのキャラメルは生じゃないけど1粒300メートルやで?高いなァ、カロリー。

半吉は不純生キャラメル作りに挑戦した。
「あ・キャラメルの香りしてるやん。」
「あ・キャラメルの色してるしてる。」
現場監督の私は、感想を言う担当。
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「っぽくね?」
「っぽい。」
生キャラメル…っぽい。

冷やし固めていた生キャラメルを切り分ける作業をするというので手伝う。半吉が包丁で一口ずつに切り分けた生キャラメルを、私はオーブンシートで包む係。
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「えー…まだぁ?まだあんのぉ??」
「だって、70個やで?」
「売るわけじゃないしやぁ…家で食べるんやしさぁ…もぉええやんそのままで。」
「だめっ!常温でとけんねんからっ!個包装せなっ!」
「ほら半吉。こやってホラ、ほらほらほら、半吉、ほら。こやってパタンてすんねん。これでええやん、うわっ流れてきたっ~!」
「だからとけるゆぅたやんか…」
「あかんか…」
「包むしかしてへんねから、それぐらいやってよ、もぉ…」
めんどっちーな、生キャラメル。
「はい、全部。」
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70個と
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1シート。
なんかこのとけたカス、捨てるんもモッタイナイからな。焼いたトーストに塗ろ~。
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そこで登場する文明の利器がもんじゃベラ。これを今日から「生キャラベラ」と呼ぶことにしよう。

試作品である生キャラメルは、おいしい。
「ん、おいしい。おいしい、が、甘い。」
「キャラメルやからな。」
「舌触りが、最低やな。ザラザラしてる。」
「結晶化してるな…。次は失敗せんように作ろう。もうちょっと煮たほうがよさそうや。」

そうか…。次も作るか…。70個作るかもしかして。
生キャラメルなァ…食べてみて思い出したことだが、私は甘いモンが苦手だ。
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by yoyo4697ru980gw | 2009-01-14 14:08 | +knowing+ | Comments(2)

曲がったすえに

ダイソーで『曲がる支柱』というものが売っていたので、脳炎長、ちょっとしたハウスでも作ってみるか、と購入。
早速、曲げてみた。
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全部、折れた。
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by yoyo4697ru980gw | 2008-12-13 16:06 | +knowing+ | Comments(0)

驚くグミ

週末をおじーちゃんちで過ごすチョモから脳炎長へ緊急のお電話。
「今な?ホームセンター出たとこやねんけど、ロイヤルにあったで、グミ。」
「グミ?ハリボーが安かったって話?」
「ちゃうちゃう、そのグミやなくて、グミの木、な。」
「あぁ、そっちな…。でも『びっくり』や思うわ、それ。」
私はここ1、2年グミの木を探しているのであるが、市場に出回っているほとんどが『びっくりグミ』という品種。そのグミは自家結実をしないということである。実が大きくおいしいので食べる楽しみとしてはケッコウな代物であるが、自分の花粉でほとんど受粉しないという自分嫌いな性格をしているようだ。私は、実が小さかろうが多少エグかろうが、自家授粉で勝手に成ってほしい。私の子供時分おばーちゃんの畑の坂道の途中に、植えたのか生えたのかはわからない背が低く横に広がるタイプのグミの木があったのであるが、おばーちゃんは朝夕と真心込めて二つある畑を往復し世話を焼いているのに、このグミの木は完全スルーしていた。手を掛けているのを見たことなんて一度もない。私のおばーちゃんなのに、タカボーの母なのに、サヨさんは実にマメな農婦である。農家としての現役を退いた今もなお、茶の葉を摘み遠赤外線処理を加えた「サヨ茶」なる日本茶を製造し、それを遠く離れた兵庫のコーヒー党の孫に送ってくれるほど、マメである。今の季節を農作物で理解する、そんな土と共に暮らすサヨさん。サヨさんが自宅に不在という時には「上の畑」か「下の畑」に行けば居る。そんな土いぢりばっかやってるサヨさんがスルーしちゃう、グミの木。なのに、このグミの木は毎年、頼むから成らんでくれと思うばかりの実をつけた。半分以上が、収穫もされずに腐って落ちた。甘酸っぱいグミの実は、決してマズい食べ物ではなかったと記憶する。私は、そのグミの木が欲しい。何もしなくても勝手に実り最終的には腐って落ちるほど成るグミの木が。
「そのグミ、実は?デカかった?」
「いや…実は成ってなくて、ツルンとした単なる枝だけの木や?六百ナンボで安い割にはしっかりしてたほうや思うけど?」
「そうか…じゃぁ確実にジベレリン処理が要るなぁ…『びっくりグミ』って書いてなかった?」
「おどろきグミ、て書いてた。」
「言いかた変えただけで、意味合い的には『びっくりグミ』のことやな、ソレ。」
「まぁ…こっちでもグミが出回ってるってことは今が時期ってことやな、そっちで他の品種が出てるかもしらんから行って見てみれば?」
「そやな、そうする。見に行くわ。」
ちょっと前に「びっくりグミ」が出回っていたが、12月中旬の寒さが続いているここんとこ、作物という作物が鳴りを潜めた。この季節、種子となった自然界の作物は地中で春の訪れを待っているのである。イチゴは寒さを感じることで上に伸びるのでなく地を這うという防寒の姿勢を取り、十分な寒さから暖かくなるというその温度差を感じて勝手に「そろそろ成る準備やな」と自分のサイクルを全うする。実によく出来ている。ほんで自然界は臨機応変でタフである。作物や植物はカレンダーで季節を計らない。温暖化が進んだ地球で四季がズレようが、土の温度と水分と気温の条件が揃った時に秋になり、冬になり、春になる。
「おどろきグミ」とは言い得て妙。
びっくりするくらいの大きい実がなることからのネーミングで、びっくりしてんのは人間という解釈なんだろうけど、成るのを自力でやれなくて、もう季節もなんやらわかれへん。
今頃おどろいてんのん、グミのほうちゃうか。
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by yoyo4697ru980gw | 2008-11-22 10:08 | +knowing+ | Comments(0)

種取物語

今は昔 竹取の翁といふものありけり 野山にまぢりて竹を取りつつ よろづのことに使ひけり 名をばさぬきのみやつことなむいひける

中学3年間 学習する気はありけり クラスにまぢりて校則破りつつ バレては徒歩通学になりにけり 片道ば街灯抜き1時間南無~…くぢける…

中学三年間、自転車で30分ほどかかる中学校までの道のりを、校則破ったがために1時間ちょい罰として徒歩通学したこともありました。部活終わってね、真っ暗な明かりもないよな道をトボトボ、帰ったなぁ…。朝はいいのよ、明るいから。夜道はくぢけるよなぁ…。ハラも三倍、減る。
「でも、私、めげない!こんな罰を受けても。…来週はバレないように買い喰いするぜっ!」
ただのアホ。
…脳炎長、間違った根性をこの時につけまくりましたな。

さて、我がイッパチ農園。
秋になりましてただいま、来年用の種取りを下準備中。今年はぢめて挑戦する『自家採種』です。中学の時に徒然草とセットで竹取物語の冒頭を諳んじたわけですが、それをこの何十年、反芻してきたわけでもないのに時々朝、突然になぜか言えるんだな。「起きや~」ゆうて一発で起きることの多いむーちんだけど、半期に一度くらいの割合で起きれない日があってその時は三回目にスイッチ入る。
「ほら~っはよ起きな~!はよ、オキナ…?今は昔竹取のオキナといふものありけり野山にまぢりて竹を取りつつよろづのことに使ひけり名をばさぬきのみやつことなむいひけるその竹の中に…」
まるでお経を唱えるかのように物語るの。すると気味悪くなってむーちんが「や、や、やめろーーーーぉっ」つって、起きな!といふ気になりけり。私、しつこく『いと うつくしゅうて 居たり』まで、絶対ハナシすすめるもんねー。

学習するって素晴らしいですね。私は中学の時に学習した竹取物語を語り継ぐことが出来、はよ起きな~!でスイッチが入る。はよ、オキナ…?という私のスイッチオンで竹取物語お経バージョンが始まることをむーちんは学習し「やめろぉ~!」と朝のスイッチを入れることが出来る。そして今年、自家採種を学習し会得した私は来年以降、自給自足のスイッチを完全にまぁるい円にすることが出来るというこの素晴らしさよ。脳炎長、種までも自家製。こりゃ来年が楽しみだ~。

んで、枯れた色になるまで成らしたままにしておいて種を取るっていうのが種取物語の冒頭なんだけど、これがなかなか枯れた色にならないのね。新しい花まで咲いてしまいました。種取物語を始めるのが早かったのかなァ。オクラって秋どりも出来る野菜なんかなァ。これを「来年の種取用」と定めてしまったのでいまさら収穫することもならず、日に日に巨大化してゆくばかりなり。
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どこまでデカくなるつもりかなァ。脳炎長、そうゆうつもりじゃなかってんけどなァ。
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by yoyo4697ru980gw | 2008-09-15 23:27 | +knowing+ | Comments(0)

8月も後半となり

早くも朝晩過ごしやすくなりましたね。

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ヒマワリ、咲きました。
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by yoyo4697ru980gw | 2008-08-22 20:29 | +knowing+ | Comments(0)

テキトーマンゴー

あれは夏の初めかその前くらいのことでした。
宮崎県在住の友人が電話してきて曰く、
「今日、たぶん、荷物が届くと思うんだけど~、送るって言ってたモンと全然違うコトになったんだわ~。で~、今日が賞味期限のパンが入ってるから~、夕方くらいに着くだろうからサ、おなか、空かしといて。」
「わかった~夕食作らない。」
どうでしょうか、この人たち。
関わりたくないと、思いませんか。

彼女の送ってくれた荷物には、ズボラ補助食品が入っており、その中には私たちが「わ~いっ!!」と一番喜んだ、南国宮崎のマンゴーが入っておりました。
「わ~いっわ~いっ!!マンゴーっ!!!!今日のデザート、マンゴー!!アレしよ、アレ。カクカクでグリンってなってるやつ~っ!!」
マンゴーの切り方っちゅ~たら、アレだろ、アレ。
そんなわけで、濃厚なマンゴーをマンゴー切りしていただいたわけです。
んで、そのマンゴーの種を見て脳炎長はスタッフたちに言いました。

「発芽、さしてみないか?」

とりあえず栽培方法も何もわからないので、ネットで検索。
種の中に核があるというマンゴーの、核を取り出します。
これを「うめぼし式採種法」と命名しましょう。
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核には渋皮がついているので、これを剝がすと書いてあったのでそうしましょう。
外皮があって中身には渋皮がついている…まるで甘栗みたいですね。
マンゴーむいちゃいました。

渋皮を、剥こうとはしましたが、残りました。
一昔前の超音波映像で見る、赤ちゃんみたい。
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親は無くとも子は育つ。
知識が無くとも芽よ育て。
ガンバレ、人魚。
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どうせダメだとゆう予感があったもので、ボロボロになってフチが割れ始めたプラスチック鉢に、栽培法でヒットした通り、半分だけ土に埋めてみたところ、翌日には鳥についばまれ、ボッコリと穴が空いておりました。
「あ。喰われてる。…隠しとくか。」
土を被せない、とあったのに、喰われてしまったもんだから思いっきり土に埋めました。
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翌日には脳炎長、テキトーに保護。「もえないゴミ」の日に出すの忘れちゃってたザルかぶせてみました。このザルの上から、チョロっと水も2~3回与えてみましたが、なんしか南国のフルーツだし灼熱が好きかな~と思ってここんとこの水やりは夕立まかせにしておりました。

しかし、今日の夕立はダダ降りでしたからね~。
さすがに水はけが悪いんじゃないかと思って、ちょっとザルを外して土の濡れ具合を確認してみました。

「うぉ~~~~っ!!いつの間にっ?!」
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芽みたいなモノが。
しかし、マンゴーの芽を見たことがないので、どうなのでしょう。
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ううむ。何かの芽が出ているが、これがマンゴーかどうかはわからない。が、確かにここにマンゴーの核は植えたので、マンゴーの芽ということにしときましょう。

あんなに手塩にかけた青シソが枯れ、あんなに害虫退治しまくった甘長が枯れ、袋まで被せたミニトマトが気が付いたら腐ってたのに、今日の夕立が止むまでほっといたマンゴーが、なぜに勝手にすくすく育っているのだろう。

脳炎長が動けば動くほど朽ち、怠れば怠るほど生命が育まれるイッパチ農園。
私が裏に顔を出すと、植物たちはウワサしているに違いありません。

「ヤツが来た…」
「…何もするなよ…」

私がトマトミ秀吉に、よかれと思って袋をかぶせているのを見て、野放しにして勝手に成り続けたキューリ夫人はこう呟いたことでございましょう。

「あぁ…トマトミ秀吉さんにとうとう魔の手が…」

勝手に育ちやがれ、マンゴー。
実が成る木になるまで5年かかるらしいな。
何もしないから3年で成ってみらんか。
自立したまえ。
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by yoyo4697ru980gw | 2008-07-31 22:17 | +knowing+ | Comments(0)

ポト巾着

昨日、チュームラ翁が管理をしている、おじーちゃんのチョイ畑をちょこっと覗いたら、チュームラ翁のトマトに透明の袋がかぶせてあった。

「うぁっ!チュームラさん、なんかやってる。なんか意味あんの、あれ?」
「う~ん…色づいてるし…いつ落ちてもええようにちゃう?いつポトって落ちても袋が受け止めるやん、ああやっといたら。」
「おぉ~っ。いいな、あれ。」

早速、我が家のミニトマトにも、全てこの装置を取り付けてみた。
『いつ「ポト」って落ちてもいい用の巾着状ビニール袋』略して『ポト巾着』である。
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一番下なんて食べ始めちゃってるからもう1個しかないんだけどね。
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ポトて落ちる前に食べるかもしんないなぁ。
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by yoyo4697ru980gw | 2008-07-21 17:33 | +knowing+ | Comments(0)

庭の男は素晴らしきかな

順調にキュウリも食べすすめ、隣のおばちゃんの予告どおり、いっぱい成る株へと成長したようです。ここんとこ常に2~3本はどこかにおすそわけ。ナナナナ~ナナナナ~今日、朝、何あげた?セイッ!キュウリ2~3本。にさんぼーん、ニサンボーン、2~3本・和三盆。キュウリってね、「あ、これキュウリだなぁ~」と思った頃からの成長が、ものすごいハイスピードなの。半日でね、すんごく伸びるの。だから朝にね「もうそろそろ食べられるなぁ~」ておもて仕事に行って、ま、買い物など行って、ついでに遊んで、ほんで夕方過ぎになんとなく裏に行ってみると、「うっわ、もうきもーちヤバいなぁ…」という大きさになっているの。これを翌朝まで収穫延ばしたらね、もうズッキーニになってると思うの。
だから、まだ「キュウリ」のうちがいいおもて収穫すると、タイミング的には夜中の収穫が手ごろな大きさなんだけど、しゃーない、食べ切りサイズでいきましょねー、と、なるのねぇー。コモリのオバチャマねぇー。…若い層の人々には、「コモリのオバチャマ」がどんなオバチャマだかわからないでしょう。それと同じ程度のわからなさ加減で、キュウリってねー、大きくなるのよねー、モアベターよー。

キュウリのハナシが長くなっちまいましたが、今回は庭の男の称賛でした。

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白アリを、コロリとヤります。
でも、効き目、長持ち。
白アリ、コロリとヤっても、次から次に沸いて出るのかな。だから効き目が長持ちすることが必要なのかな。それとも白アリ、コロリとヤるまでがナカナカなのかな。
どちらにせよ、長期戦になりそな予感がしますね。

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私は裏のイッパチ農園を見るにつけ、「ボーボーやなぁ…」という感想を持つ。この感想は「雑草」にかかる。雑草ボーボー生えてる。だから「スポット除草」という分野があることを知りませんでした。脳炎長、ひとつ賢くなりました。

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「そうか病」という病気があるのか…そうか…。
ネビジンが効くのか…そうか…。
根はやっぱ美人じゃなきゃならんのか…そうか…。

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ビーナインは花の伸び過ぎ防止するヤツだから、『ビーって伸びナインだよ~』の略かな。

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うどんこ病には、パンチョTFですよパンチョ伊東さん。

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野菜の広範囲の病気には、ビスダイセン。
ビスダイセンは、野菜の広範囲の病気に効果的。
野菜の、
広範囲の、
病気に。
ん、んんん、ん、具体的にはドコからドコまでの、かな。

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ジャンボデ~ス!
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by yoyo4697ru980gw | 2008-07-18 18:09 | +knowing+ | Comments(0)

どうでもよいことを考えはじめたらキリがおへん どうでもえぇのについつい考えてまう どなたサンもその状態が「ミルニング」どすぇ


by MA