どうでもよいことを考えはじめたらキリがおへん どうでもえぇのについつい考えてまう どなたサンもその状態が「ミルニング」どすぇ

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笑道入門サル治療:痛いのイタいの飛んでゆこゆこ

「この痛いのさえ無くなるなら私ずっとサルでもいい。一生サルが治らなくていいからとにかく痛くなくなってほしいな~自覚症状のないサルがいいな~」
激痛が頻繁に3日続くとさすがに忍耐力が切れる。
家だとイタ~~~~~っい!とクチに出すことも出来るが、職場ではそうはいかない。痛みが小刻みに続いている時などはホチキスで資料を止めているカチッという音に紛らしてウッ…と小さく言っているか電話が鳴ったらアタタタタタ…と言いながら受話器を取る、この2パターンで凌いでいる。
最近あまり電話が鳴らず、そうなると事務処理としての資料や指示書なども少なく、当然ながら伝票も書かないからホチキスでとめることもないので、我慢の限界が来る。

「なんしか痛いのだけなんとか弱まってくれへんかな~そしたらもう脾臓腫れててもええから」
「じゃぁ~痛くない代わりに~目が見えなくなるのと~耳が聞こえなくなるのと~鼻がキかんようになんのと~舌がバカになんのとやったら、どれにする?」
「その選択肢は脾臓が痛いを選ぶように出来てるやないか」
「やろ?やから脾臓が痛いのなんかたいしたことないねん」
「それおもたらやぁ…ヘレンケラーてすごく精神的にタフやったんやなぁ…もぉ私なんて2日雨が降るとダメ…」

12時から17時まで仕事をしている間に雨が降ったので、私の痛みはピークになり、帰宅するや嘔吐とロマンティックが止まらない、さりげなく。だ・れ・か、吐き気だけ、と・め・て。
こんな風にフザけているので誰も心配してくれないけども、今になって思えば体調を崩す予兆はあった。

「地震?」
「…へ?」
「いま地震きてない?揺れてるやんな?」
「揺れてないで?」
「へ?あぁ…私だけか…めまいか…」

体調が悪くなると、どうも薬の副作用を強く感じるようである。
この時にいち早く勘付いていればよかったのだが、私だってまだまだサル3年目の初心者で自分の変調を把握しきれていない。
雨の日に痛みが酷いというのはわかっているけど、それがどの程度なのかというのは酷くなってからでないと気付かないのだ。
これはいつもと違う、と思った時にはすでに手遅れである。
こういう事を何度か積み重ねたら前もって勘付くのだと思うけど、今はまだデータ収集中なのがツラいトコロ。

もし同じ脾サルコイドーシス患者でこのブログに辿り着いた、というかたがいるなら、きっと何かの新しい情報がないかと思ってネットで検索したはずで、それなら今アナタは、左上腹部の痛み・めまい・吐き気・しびれ・頭痛と戦っていますね?
残念ながら私も今はまだ戦っている最中です。これらの症状を緩和出来る手立ては現段階ではありません。
痛みに対して医療用麻薬を使用しているのであれば、めまいと吐き気の70%は麻薬をやめることで改善しますが、めまいや吐き気は完全になくなることはないと思われます。
でもだからって、悲観的になることはありません。
アナタには特殊能力が備わります。

「うぅー…吐き気が止まらん…き~もちわるいわるいワルイワルイ…」
コロコロコロコロコロ~
「ひー…苦しいくるしいクルシイ…」
コロ・コロ・コロ・コロ
「ぅわー…吐き気がぁー…」
コロコロ・コロコロ
「吐き気が~とか苦しい~とか言いながらコロコロ出来てるんがスゴいよなぁ」
「人間えらいもんでなぁ…何回か救急車で運ばれるまでになるとなぁ、自分の限界に余裕が出来るもんやな。この吐き気はゴロゴロしながらコロコロで掃除出来る吐き気や…うぅー…吐く…」

このような動ける特殊能力となっております。
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by yoyo4697ru980gw | 2015-01-28 08:22 | +YOU WIN!!+ | Comments(0)

笑道入門サル治療:脱・鎮痛薬

最近、長文を打っていなかったのでちょっとのタイピングで誤打に誤打を重ねてしまう。文字を打っているよりもバックスペースを叩いているほうが多い。えらいもんで仕事でPCを打つこともなくなりブログも更新頻度が少なくなるとこうも指が退化するんやね。現代病でござんすな、文字も書かなくなってちょっとした漢字が「1本線が足らんような気がする」といった文字になってしまってね。文化的な最低限の生活よ、どこいった。

40ゆぅたら世間では働き盛りだというのに、私は只今、長文を打つ気力っつーもんを失いかけているんである。
長文ちゅうて、私の言う「長文」とは、本当に無駄に長いだけの文章のことで、それを支えているのは気力しかないのだから、気力を失ったら打てない打てない打てないのである。
なぜ気力がないのかの原因はハッキリしていて、痛みである。
私の痛みは寒さと共にやって来る…そして今年もやって来たやって来たやって来た、ぞ~!

ここ数日ね~痛いのなんのって。
やめなきゃよかった、鎮痛剤。
しなきゃよかった、脱服薬宣言。
ま、正確にはやめてないんだけどね、鎮痛剤。
ただ、鎮痛剤をやめる計画で『その第一歩を踏み出してしまいもう戻れない』という状況にいるの。
戻れないという不安から痛みを強く感じている可能性もあるけれど、ま、これまでの悪化が全て寒い時期に集中していることを思えば『きたな~』てカンジ。
逆に言えばこの寒い時期の痛みさえ乗り切ればあとはオーライなわけで、ココが耐えどころの勝負どころである。

「仕事してみてどうだった?」
「一応12月で終わったんだけど、長期でやってみるかって言われて今長期契約の申請中ですねん」
「それはそれはおめでとうございます。ていうことは順調に行ったんやねぇ、仕事」
「まぁ…何とかは…なったかなぁ…」
「正直ねぇ仕事はまだ早いおもとったからねぇ、うまくいかないと思っていました」
「ひっひっひ…期待を裏切ってうまくいきましてん…」
「失敗するっておもたけど、うまくいってよかったよかったおめでとう」
「実は2回ね、救急車呼ぼうかと思うほどの日があって…それで年内に電話して先生に会おうって思ったんやけど『やっぱ痛いからダメや先生薬ちょうだーい』て言ってたら同じ事の繰り返しやな、おもて。こやってずっと痛いままなわけやし、どうなるかみてみよかな、て。倒れた時は倒れた時やおもてね。うわ~死ぬ~って思ったけど、生きてたわ」
「そうやね、生きてるねぇ」
「そんでね、鎮痛剤やめようと思って。1ヶ月間何とかなったんやし、やめるなら今がチャンスやろ?これで違う鎮痛剤を試してもしそれが効いたら絶対その薬に頼るんはわかり切ってるしね。それやったら今しかやめられる時ないな、て思うねんけど先生どう思う?」
「鎮痛剤やめる、ていうのは賛成やね」
ただペイン先生が言うに、ずっと続けて服用している比較的安全な鎮痛剤が一種類だけあるんだけども、それを完全にやめて「ああやっぱり痛い」つってまた服用し始める、という戻り方をしたら結局は一緒。失敗しない方法はただひとつ、戻らない。鎮痛剤をあれこれ試してみようとしているほど、私は痛んでも痛んでも薬で鎮痛出来なかったわけだから、やめるならもう一切飲まない、やめないのなら定時に決まった量を飲む、という二択しかないの。さぁ、どうする。

「ん、やめる。もう痛くてもいいや、耐えられるはず」
「そうやね。痛くてもどうにかなるって体験したから大丈夫やってことはわかったと思うし、あなたはやめられると思うよ。ただし、頑張って順調にいってるのに水を差すようなことを言うけども、あなたは『頑張ってしまう』というところがアカンね。頑張る前に休む、ていうことをしていかんと。自分では感じてないやろうけどストレスを受けて痛みが出やすい性質ではあると思うよ。僕がみてきた限りではね、ストレスの影響を受けやすい。だから頑張るより前に休むことやね」
わ~~~ビックリ。
私ってストレスに弱かったんだ。
精神的にタフな人間だとばかり思ってた。
麻薬に依存し中毒患者だった私に、初対面で怒鳴り散らして鬼のように怖かったペイン先生がこう言うんだから、何か根拠があるんだろうな。

同じ年齢くらいに見えるペイン先生は『親身になって優しく』というタイプの医者じゃない。ペインクリニックの前に私の痛みに薬を処方していた密売先生は、私の提案がまずかろうがよかろうがとにかく親身になって100%応えてくれた。病んでいる時には厳しい現実を突きつけられると避けたい。厳しい現実のほうが圧倒的に現実的なのに、優しく包んでくれるほうへと逃げる。密売先生はいつでも優しかった。だからペイン先生に初対面で「君はどうしたいんだ?」と詰問された時、一瞬で嫌いになった。私の痛みに関わる薬の処方は担当医ではなくペイン先生が管理すると決まってしばらくも先生のことを絶賛キライ中だったので、ブツクサと細かくワガママを言っていた。ペイン先生は私のワガママを聞き入れる性格をしていないので、ダメなものはダメと言った。
今にして思えば随分と無礼な態度を取ってきたが、根気強くよくも「ダメ」って言い続けたな、ペイン先生。
痛い時だけ薬を飲みたいと言う私に、ずーっと「そういう薬の飲み方をしてきたから、中毒になったんだよね?その飲み方はもうしない、わかるよね?」と言い続けたペイン先生。
どんなに言い方を変えてもすがっても反抗しても泣いても叫んでも笑っても、何をしても態度を変えなかったペイン先生。
こうも違うのね、私はあれやこれやのテを使ってすっかり自分を失くしてしまってさ…同じくらいの年齢の人間だけど、医者と患者じゃまるで違うみたい。

入院中に激痛に耐える頻度が高くなっていったので私は疼痛緩和の専門医を受診するよう勧められた。それがペインクリニックのペイン先生。病室から麻酔科へ自分の足で行くのだけど、予約した日にたまたま痛みが強く出て日を改めることになったの。そしたら日を改めるのではなくペイン先生が外来が終わったあとで、病室まで往診に来ることになった。

怒鳴るしダメだって言うし血も涙もない先生だと嫌ったけど、よぉ考えてみたら血と涙のある先生だから、痛くて外来に来れない患者のほうに自分から出向いたのだと思う。その事に今になってしか気付けない私だけれど、ペイン先生にとっては自分のことをあからさまに嫌っている私でさえ、患者のひとりだったんだなぁと思ったら泣けてくる。
ごめんね先生、あんなに嫌って。だって怖かったからさ。
自分に厳しく接する医師が『どう厳しいか』ということを考えることのできる患者でいることも大事だと、先生から学びました。
今はペイン先生に会うのが楽しみです。
鬼のようなペイン先生に認められる患者となるよう鎮痛剤のいらないカラダを作ることにしたのでいずれ会わなくなる日がくるでしょうが、もともとが嫌いだったので私はちっとも寂しくありません。
うそうそ、ちょっぴり寂しいけど、ペイン先生に会わないってことは私が前に進んだってことだからね。
私が健康になればそれはペイン先生の仕事が成功したてことだしね。
頑張って患者じゃなくなりまーす。
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by yoyo4697ru980gw | 2015-01-14 10:44 | +YOU WIN!!+ | Comments(0)

笑道入門サル治療:病棟の仲間たち

イヤイヤ造影CTが終わると、扉を出たトコロでカッキーに出会った。
メガネをかけていたので一度は通り過ぎたけど、引き返して確認。
「カッキーやんかっ!メガネかけてたから通り過ぎちゃった」
カッキーは私が入院していた時にとっつかまえて話し相手にしていた看護補助スタッフ。配膳をしているカッキーや、ベッドを移動させているカッキーをつかまえて「ねぇねぇカッキ~」と引き留めていた。話題はいつもカッキーの娘の彼氏、音楽とカッキーの娘をこよなく愛する熱きオトコのその熱き魂の叫びである。

「ミッキーに会った?」
とカッキーが言う。
今朝ミッキーが治療のために入院したと言う。
病棟を覗くと時間外ということで共有スペースであるデイルームへ移動。
ひとまわり小さくなっているミッキーに見入ってしまう。
なんか骨ばってきてる、と言ったら退院後は体重の減少がピタとやみ、これ以上は痩せないのね、と思ったらしい。
でも体重が減らないのは良い兆候。

私たちは同じ時期に同じ病室にいて同じように痛かった。そして今も痛い。
4人部屋というのはそのプライベート空間を一枚の薄い薄いカーテンで仕切って終わりであるが、私は窓際のベッドだったにもかかわらずその閉塞感には半日で根を上げた。いらんいらんいらーーーーん!仕切りなんていらーーーーんっ!
隣りのベッドのはっちゃんに夜の就寝時にはカーテンしたほうがいい?と確認したら「私は別にいらんよ」と言うので、私とはっちゃんのカーテンの仕切はなくなり、明るい入院生活となった。
えらいもんでプライバシーが保護されていない環境というのは仲間意識を濃くするようで、私はヒマですることもなかったせいか病院の売店で売られている白衣を購入し、それを着て各病室に入って行き「回診でーす」と言ってお医者さんごっこをして遊ぶようになり、また各病室の患者仲間の皆さまもそれに付き合ってくれ、看護師長に「まぎらわしいのでやめてください」と怒られたりした。

いろんな病室に出入りしているカッキーは、私たちの4人部屋に入ると「なんだこの異様に明るい部屋はっ!」と言った。病棟の中で、ココはあまりにもオープンだと。それほど、ひとに恵まれていたのね。

ペイン先生に、薬の相談をする。
「なんかね、リリカが危ないみたいなハナシをね、たった今聞いたの、今日入院したひとに」
「一度発表されてしまうと日本人はことさら問題にするけど、たったひとりの症例でしかもリリカとの因果関係はハッキリしてないからね、そう敏感になることではないと思うよ。…今日、入院したひとに会ってきたの?」
「うん。私が入院してた時のお友達で、今朝再入院したって聞いて顔見せに行ったの」
「白衣着てた時のお友達?」
「そう。白衣着てた時に私の向かいのベットだったお友達」
「入院してる人たちであんなに仲良くなれる事ってあるんだね、珍しいね」
「きっとあの時に入院してるひとたちがオープンなひとたちだったんだと思う」
「アナタがその筆頭でしょ?」
「うん、私は24時間オープン。」

私の闘病は、こんなにもオープン。
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by yoyo4697ru980gw | 2014-10-07 10:08 | +YOU WIN!!+ | Comments(0)

笑道入門サル治療:半期に一度の総決算

伸ばしかけの髪を箸でゆるく結わえて、図書館へ行く。
アゴにかかるこぼれ髪の先が、風に吹かれてクチに入る。
ハシ…?と思った皆さん、一言一句を丁寧に読んでいただいているんですね。
そう、箸です。ごはんを食べる、あの、箸。
簪と箸。カンザシとハシ。
漢字も似ているけど、使い方もほぼ同様。
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アクセサリー店で売っているキラキラしたビーズなんかがふんだんにあしらわれた簪は一本600円。いっぽうこの箸ですと、まだ消費税が5%の時に一膳80円で購入したので84円、一本換算にすれば42円です。箸先を小刀で斜めに削ってヤスリをかけマニキュアを塗るという小細工をしておけば、言わなきゃ箸だとはわかりません。いかがでしょうか、ボンビー簪。

ノーメイクで箸で髪の毛を結わえ、しかも髪の先を食べている女が「すいませーん予約していた本がきてると思うんですけどー」と言う。司書さんの前のPCからピコーンという音がして「返却されてない本があと一冊ありますが…」と言われる。あぁそういえばあったなァ一冊なァと思いながら「あーすいません、明日、返しますー」とウソをつく。ごめんなさい、次は、あさって来ます。

家からほど近い図書館なのでこんなナリで知り合いに遭ったら災難だと思い、うつむいてグングン歩く。
だったら身なりをちゃんとして行けよってモンだけど、そんな気力は今の私にはない。
なぜならば、私は『半年に一度の造影CT検査』を控えているからである。

あの、カラダの穴とゆう穴から揮発性の液体がダラダラと漏れているような感覚に襲われる造影CT検査。イヤだ。きっぱりとイヤだ。造影CTのことを思うともうそれだけでやる気がない。朝から絶食というのもイヤ。こんな思いまでして検査結果が悪かったりなんかしたらイイことなんてひとつもない。そんなイヤなことだらけの検査をお金を払ってまでしなきゃなんない状況がヤだ。

この状況を少しでも楽しくしようと、E・Tごっこをする。
人差し指と人差し指をゆっくりと近づけてゆきやがて指先同士をくっつける、アレ。
トモダチ…トモダチ…





「C・T~」

おかしいな。
ちっとも楽しくないぞ。
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by yoyo4697ru980gw | 2014-09-29 11:39 | +YOU WIN!!+ | Comments(0)

笑道入門サル治療:鎮痛本番

「じゃぁ、これからが本来の痛みに対するアクションになるね」
「…へ?」
やっと麻薬断ちが完了した8月、ペイン先生が事もなげに言った。

私は、麻薬断ちをするためだけにペインクリニックに足繁く通っているのだと勘違いをしていた。そもそも意志の強さには自信があったので私は麻薬を断つことを目的に「8月は麻薬に手を出さない」と決め、オキノームをポケットに所持していても服用をしない日々を過ごしてみた。痛みの見極めをしていたのである、どのくらいの痛みまで耐えれられると自分が感じるものかどうかと。結果は、大半の痛みを自分は耐えるだろう、と感じた。要するに、救急車を呼ぶほどの痛みではない、ということだ。

「7月28日に服用したのを最後に麻薬は使っていません、そして今後も。」
そう脱麻薬宣言をすると、おお素晴らしいね、とペイン先生は声に出した。そしてこれからが本来の私がするはずであった鎮痛への薬剤の処方になる、と言った。
これが私のスタートラインだったのだ。
今までなかなか心理的に苦しみながら麻薬を抜いたのに、この日々はまだスタートラインにも立っていない鎮痛下準備だったことに愕然としたね。

本来の痛みに戻すのに、3ヶ月もかけたのだ。
ペイン先生は私の場合は麻薬断ちがスムーズにいったと言っていたが、もし私が自分に負けてグズグズしていたら、下準備の下準備期間がプラスされて半年かかっていたかもしれない恐れがあるのだ。

私の日常はいつ戻るのだろうか。
もう麻薬を断った時点でゴールだったよ、私にとっては。
そうか、健康な人間は左脇腹に激痛が走ったりしないんだな。
バラエティ番組を観ていて大笑いした時に「いてーーー」て言ったり、しないんだな。

本来の鎮痛薬として一回に9錠も飲むという錠剤を危うく処方されそうになった時「きゅーーーーーーじょぅうう???あっはははは、めっちゃ飲みますやん、ナイナイナイ、9錠なんて無理ムリ飲まない飲まない」と、これまでがあまりに薬漬けの日々だったのでイヤになって断固拒否していたのだが、これがいよいよ本来の効果ある量まで大量投入される見込みである。一粒がバファリンよりもデカいカロナールとりあえず12錠二週間。一日4回もせっせと飲む。薬をやめてみたい、と持ち掛けたのに逆に増やされたサ。
とにかく薬を一個でも減らしたい私と、効果が見込める処方をやりたいペイン先生の攻防戦である。

「例えば薬はもらっとくんだけど、飲まないで、やっぱ痛いなぁ~って思ったらもらってたヤツを飲む、ていう飲み方は?」
「そうゆう飲み方はよくないね。もう飲まないのなら飲まない、飲むのならちゃんと飲む。痛くなったら飲むというやり方ではちゃんとした効き目が出ないからね」
「ん~…そうかァ…じゃぁ…飲む」
「ん、飲むね。では続けよう」
負けた…負けたよ完敗だ。
あぁ笑いたくば笑え。
アンタらにはわからんだろうがねぇ、内臓が痛いってのはねぇ、どんだけの苦痛か~ゆぅことや。
いいんだ…私はしばらく薬物に漬かってでも痛みとおさらばするんだ…。
自然に治っていっていることをひたすら信じて、今は痛みを散らすんだ…。

痛む回数が減っているような気がするから治ってると思うと、意気揚々と宣言したのに病院から帰宅後さっそく痛い。
気持ちが完全に痛みに負けている。
昨日の夜からびっくりするくらいイタイイタイの絶不調。
おかしいな、一日2回だった痛み止めを倍に増やして一日4回も飲んでんのに。

おかしいとは思わんか。
たいがい内服薬の服用は食後と相場は決まっている。
一日三食毎食後で一日3回である。
私の鎮痛薬は4回。
薬のほうが1回多い。
余った1回の服用タイミングは「就寝前」である。
ほほー。
あたしゃ日により就寝時間が違ってくるし、毎日毎日0時を過ぎなきゃ就寝しないし、そうなると今日の4回目の鎮痛薬は今日中には服用しないことになってしまう。たまに絶不調の頂点を極めた時などは、薬を飲むためだけに起き薬をのむためだけに食事をする、服用に魂を売ったような闘病っぷりであるが、そんな時はほとんどが就寝前であって、夕食後の服用をしてすぐに眠る場合に「就寝前」の分の薬は途中で一回起きてまた飲むのだろうか。
眠ってるひとを「お薬のお時間ですよー」ゆぅて起こして睡眠薬飲ます、みたいな「なんじゃそら」感をたっぷりと感じながら、私はいま病床に伏しつつある。
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by yoyo4697ru980gw | 2014-09-17 14:57 | +YOU WIN!!+ | Comments(0)

笑道入門サル治療:完全麻薬断ち

覚せい剤使用者になってしまったら、使用する前の自分には戻れない。
一度やってしまったら、あとは「やめつづけている」という状態の自分になる。
何かにつまづいたり苦しんだりする度に、覚せい剤のことが頭に浮かび再び手を出しそうになる。それを強い意志で「もう二度と手を出さない」と自分に言い聞かせ続けることを一生やるのである。そんなに強い意志があるなら、最初から手を出していないはずである。だから覚せい剤の再犯率は高い。

医療用麻薬を完全に断って一週間が過ぎた頃、私の頭は急にハッキリした。
それまでは週に2回、医療用麻薬オキノームを定時に服用し、それでも毎日服用している時より眠気が少ないと感じていた。そして頭もハッキリしている自覚があった。しかし、完全にやめた時の頭のハッキリさと言ったら『自分の住んでいる世界が自分の住んでいるように感じる』のだ、苦も楽もなく、とても現実的に。
ペイン先生が、麻薬を服用している人でやめた人は全員がやめてよかったと言っていると私に前もって告げたのは、これを痛感させるためであったか、と思った。

私が入院中どっぷりと麻薬中毒者だった時にペイン先生は『何もそんな言い方しなくたって』と皆が思うほど、麻薬に侵されている私を叱責した。私は担当医に「とっても怖い先生だからもうあの先生に会うのはイヤだ」と泣きついた。すると担当医は、もうひとり違う麻酔科の先生に診てもらうことになっている、という安心材料を私に与えた。事実、2回目の診察では違う先生だったが、結局は私の麻薬断ちに取り組む医師は怖い怖いあのペイン先生だった。「何故かあの先生やねん…」と言って落胆している私を見て、一緒に入院していた仲間たちは私を気の毒がった。「違う先生にかえてもらうこと出来ひんのん?」とミッキーが言うくらいのヒドい第一印象だったのである。ミッキーは人見知りの激しい平和主義者であるから、私のように病院から問題視されるような言動をするひとではない。そんな性格のミッキーをして「先生をかえてもらう」という選択肢が頭をよぎるほどの悪い第一印象、ペイン先生。

しかしペイン先生は、私の麻薬が抜けていくとどうゆうわけか物腰が優しくなっていった。薬の量とか種類なんか関係なく『薬を飲む』という行為自体にうんざりしている、と訴えると私のリクエストに応え毎食後に飲んでいた薬の昼食後だけを抜き、朝晩で調節するという処方技を披露した。

「やっぱりなぁ、いくら医療用ゆぅても麻薬は中毒になるらしいわ。やからあの先生がキツいこと言うたんも、自分のためをおもてゆぅてくれてんねん。せやけど麻薬、断ち切れてよかったやん」
タルセバが効き自転車でブイブイいわせている腹の出たツッチーがマクドをおごってくれて曰く、あの怖い怖いペイン先生が怖いのは私を思ってのことだと。
オモチャを辞退してハッピーセットを食べながら病状を報告し合う私たちは互いに、自分が病人のような気がしないと思っているオメデタイ人間である。頭がハッピーなんだな。

ペインの先生は怖く、サルコイドーシスの担当医は冷たい。
治療も何もしていなかった時のただ鎮痛をするためだけの投薬調整に通っていたあの頃の、人間味のある密売先生が恋しいが、今の私とは無関係の先生になってしまった。
そんなわけですっかり病院に行くのが楽しくなくなっていたのだが、改めて考えてみると怖い怖いと言っているペイン先生は今ではさほどには思われない。
冷たいと思っている担当医はもともとこうゆう淡泊な対応なんだと思うことにしよう。血液検査の数値が安定しているからといってクラッカーを鳴らされても、それはそれで反応に困るしね。
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by yoyo4697ru980gw | 2014-08-21 16:54 | +YOU WIN!!+ | Comments(0)

笑道入門サル治療:痛みの数値化

「神経痛って一生モンらしいで」
「ウソや~ん、2~3年で治るつもりやで?」
「神経を傷つけたらもう治らんらしいわ、やからお前のその痛みは一生モンや」
「やってられんな…あと3年やったら我慢出来るけどなぁ一生はキツいなぁ…少しマシになるとかないんかな」
「ない。一生モンや」
長年培ってきた技術はカラダが覚えてますそれが職人です、みたいな言い方『一生モン』私の痛みは消えないのだろうか。消えないと思っているむーは、神経痛には温泉が良いとか、漢方はどうかとすすめてくる。どちらもずっと続けなければその効果が得られない『一生モン』タイプ。

「先生、運動って…」
「したらいいんじゃないか?」
「運動していいの?私?」
「止める理由はなにもないよね、順調に治ってるわけだし」
早く言ってくれよ。激しく動いちゃダメなんだと思ってたよ。まァ…痛い時に動けるかっつったら動けないわけで、じーっと固まっちゃうんだけど。
だけどペイン先生は、痛い時にじーっとしていたら痛いことにしか意識が向かないから、うまく気を紛らせる何かを見つけろと言う。
簡単に言うけどやなぁ…動けんぞな、もし。
痛むと手が止まってしまう。
カッターナイフで指をちょっと切って痛い、というのと痛みのレベルが違うのである内臓が痛むというのは。調理中に痛みが走ると、その時に箸で何かを掴んでいたら十中八九、落とすのだ。ビックリするほど痛い。

患者が「そんなコト言われても」と思っているのが、医師から要求される『痛みの数値化』である。「一番痛い時を10として今の痛みはどれくらいですか?」と聞かれる。痛い時に何人もの医師に聞かれるので「10です10ですもぅ10ですよ」と思わず答えたことが何度かあった。私は我慢強いほうなので10の痛みで意識があるわけがない。痛みの許容範囲なんてひとそれぞれの感覚だし、痛みの基準すらないのにそれを10段階評価せよと言われても、そりゃ無理ってもんよ。痛い時はいつでもその時が10の感覚、最高に痛い今である。後で冷静に考えた時、救急車で運ばれた時の痛みと比べたら痛くなかった、と比較する痛みがあるからこそ、数値化できんこともないわけでね。だからってね、そもそもじゃぁ6と言ったところで、医師は私の痛みを正確につかめるかそれも怪しいやんけ。
10が失神で0が無痛、じゃぁ1は小指をタンスの角にぶつけたくらい、としよう。しかもあまりに痛むので数日後に病院に行ったら骨折れてたみたいだね、というレベル。夜通し痛くて涙がチョチョ切れるハズである。1にして相当痛いんだけど、10の痛みが失神するなら1でそれくらいなきゃね。

私は痛みのピーク時には救急車を呼んで泣くほどだったが、それでもまだ意識はあった。人間はかなりの痛みでもなかなか失神まではしないもんである。
退院後、脾臓の腫れもひいて順調に治癒している私の痛みは、2をベースに時々6痛み、たまに8の激痛が走る。が、すでに痛みに耐えて2年目なので今では2くらいの痛みなど涼しい顔である。6の痛みでも「ぅうっ…」でやり過ごせる。
私の場合、数値化してこれはイカンと思う痛みは7からであるが、これが他の患者の7と同等とは限らない。
私の7が、10年も闘病している人の5かもしれないし、たったいま救急車で搬送中の患者の10かもしれないのだ。
人間は、慣れる。
痛みの数値化は患者年数を経るほど、信用度が薄くなるのだ。
結局のところどんな数値で表そうが、患者は痛みに耐え得るのである。

痛みの数値化を要求するのは、もうやめないか。
痛みを数値で表して処方する薬剤を決めるのではなく、医師はただ「その痛みに耐えられると思いますか?」と患者に聞いてみるだけでいいと思う。
患者は「耐えなしゃぁあらへんがな」と答えるだろうから。
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by yoyo4697ru980gw | 2014-08-19 11:16 | +YOU WIN!!+ | Comments(0)

笑道入門サル治療:楽しく一日を終える

「夜分遅くにごめんやで~あんたぁ~今日、大阪の踊りに行ったらフクさんにおーて、あんたの事聞いたんや~。元気やとばっかり思ってたからまさか悪くなってるとはおもてへんかったわ、そんで大丈夫なんかいな?」
「だはは~そ~やねん、実は入院しとって~ん」

私に盆踊りの『アソビ』の部分を教えてくれたお瀧さん。
ともに『闘病します』宣言をした闘病仲間。
互いに病名や病状は詳しく言わず、ただ『病気に負けずに闘病します根性で!』と告げ合い負けずに闘病し、励まし合う仲間。
櫓で会ったらハグして互いの健康を確認する仲間。

私が元気な時に先に闘病宣言をしたお瀧さんは、たぶんだけど悪性リンパ腫なのかもしれない。治療期間を「クール」と言うのは放射線治療や抗がん剤治療のことだろうし、一定期間のことだから痛み止めを使わずに我慢している、と言う痛みも副作用の関節の痛みのことだと思う。発熱や倦怠感もきっとあるだろう。食欲が減退していても無理をしてでも噛む食事をする、というのがお瀧さんの闘病のいの一番で、そうしないと病気に打ち勝つカラダが作れないと言っていた。
私が闘病宣言書簡をお瀧さんに宛てた時には真っ先に電話をくれて、自分の食べられるものを食べられるだけ食べよ、と説いた。他の人が「そんなもの食べなくても」と思うような物でも周りの言うことなど気にせずに食べるんやで、クチから食べ物を食べなアカンねん、物は何でもええ、とにかく噛む食事をせなアカンよ。
そのアドバイスはお瀧さん本人の体験から出た身に沁みるもので、点滴でやっとカラダを維持し続けていた当時の私を勇気付けた。

無理をしても食べろ。
吐きながらでも食べろ。

吐きながら食べた結果、私は点滴がいらないまでに回復した。
吐きながら無理をして食べることは苦しくもあったけど、続けていたらある日突然、ほんとに急に、苦しくないスイッチみたいなものが入り胃が食事を欲し始め、お瀧さんの言ってた噛む食事ってコレかぁ~と納得したのだった。経験者は語る、である。

そのお瀧さんが、私の病状を心配して今回はこう語る。
盆踊りを楽しむ夏の時季は検査の数値が少し良く、調子も良好。
それが楽しく一日を過ごした自分自身の結果だと。

私も、そう思う。
好きな事を楽しむから、気力が出せる。
イヤな気分で過ごしてばかりいたら、やる気が出ないもの。

闘病というのは「あぁ薬ヤだ」「うぅ吐き気ヤだ」「めまいツライ」「頭痛キツい」などなど、ヤな気分になる事が多い。本人はクチに出せば気が楽になるような気がして「うぉーーーーめまいがするーーーーー」と言うんだけど、聞いている周りは嫌気がさす。家中の雰囲気が闘病モードになるともぅ辛気臭くて目も当てらんない。

「踊られへんかっても行くだけ行って、知った人におーて話してーってしてたら、元気になるで。行けばやっぱり踊りたい気持ちになるねん。歩かれへん足やのに、踊りはできる不思議とな。長くは踊れへんけど、それでも楽しさは変わらへんよ。だから行くだけでも行きよ。それが一番やで」

うん、行く。仲間がいるから元気なフリをしに。
ひと夏のボンブーで私は一年間のツラさをチャラにしてみせる。
そうやって毎年一年間分チャラにしてやな、闘病中ずっと楽しく一日を終えようと思う。ボンブー仲間もそう、闘病仲間もそう。ありがたいなぁ、とつくづく思う。同じ環境を共に耐えたり、同じ趣味を共に楽しんだり、みんなそうやってるんだよなぁ~って思えることは、気合を入れ直すきっかけになる。よしっ!

私の麻薬断ちペインクリニックも最終段階へと突入し、麻薬を完全に断つのは私の決心次第になっている。もう医療用麻薬は処方されておらず、現在手持ちの麻薬がなくなったらそれで麻薬とおさらばするが、しっかしこの「決心」てのがなかなかである。
これまでも自分の努力で麻薬の量を減らしてきたが、毎日服用している麻薬を週2回にしようと自ら決めてそれを実行し挫折をみなかった私は意志の強さには定評のある患者なので、もういつでもやめられると踏んでペイン先生が追加の処方を打ち切った。
私も頭ではわかっている。麻薬なんか私の痛みに効いていない。
ペイン先生から「麻薬を調子の良い時に一日やめてごらん」と言われた時、すかさず「え~~~~~~?!」と反抗した。それほど麻薬が、私の『痛い時のお守り』として心を支配しているのである。それが、中毒なのだ。そこが中毒の怖いところで、頭ではわかっているから自分が薬物に侵されているなどと本気では思っていない。私も思っていなかった、ついこないだまで。週2回の服用に麻薬の量を減らすまで、頭がハッキリしていると思っていた。が、実際は頭のハッキリさが違うのだ。午前中の眠気や吐き気も全然違うし、下剤なし便通のある通常の身体がたった25gの麻薬を断ったおかげで戻るのだということを実感してからというもの、いま思えば以前の私は『麻薬中毒の一歩手前』なんかじゃない完全に『中毒者』じゃないか、と思えてならない。
そして私は今、とても危険な位置にいると思う。
麻薬の量を着々と順調に減らして来れたが、私はいつだって「ここで後戻りするなんて絶対にイヤだ」と思いながら痛みに耐えている。月曜と木曜の週2回と曜日を設定していて水曜日にとんでもなく痛み麻薬を飲んでしまった時の、金曜日の朝の不安といったらない。朝っぱらから「痛くない痛くない」と暗示をかけ歩く時には摺り足なるべくじっとして重い荷物は持たない、といった用心深さである。足を踏み鳴らして歩こうが動き回ろうが重い荷物を持とうが、それで私の脾臓が痛むというわけではない。もはや私の痛みは脾臓かどうかも怪しいのだ。

こんな原因不明の痛みに怯えて麻薬にすがるようなことは絶対にすまい。
私は麻薬と手を切るんだ、不安だからってまた麻薬に漬かるなんてヤだ。

麻薬断ちを順調に進めた全員が、もしかすると同じように思い、同じように不安に耐えたのかもしれない。
そして麻薬を完全に断った患者はやめてよかったと痛感する。
残念ながら不安のほうが勝って処方されている麻薬にすがってしまった患者は、またこの位置から少しずつ少しずつ、麻薬断ちに向かって歩をすすめる。

週2回から、いきなり麻薬を完全に断つという決断は、実際に麻薬断ちを計画的にやって来た者にとってはかなりの決断である。
だって『やっぱり痛いから麻薬を飲もう』と1回でも思った時点で、アウトだから。麻薬を飲んでしまったらそれが失敗なのである。
週2回服用をひたすら続けて、ただただ自分の決心を固めるしかない。
「あと10包しかない」と思いながら、不安な中で決心をする。ペイン先生は、週1回にするのではなく「飲まない」にすることが出来ると言い切ったが、私は週1回にするだろうという自信がある。週1回の麻薬にすがりながら「やめられる」と自分に言い聞かせるのだ。本来の自分に戻る事は身体が証明している、頭でそれも理解している、あとは心を離すだけ。だけ…だけ…だけ…。

麻薬カウントダウンは既に始まっているが、週2回服用からなかなか心を切り離せない。
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パッと見で病人然としていない私はボンブー仲間から「もう『ボンブー療法』の専門病院でもつくれば?」と太鼓判を押されるほど元気ハツラツだが、実は麻薬を服用してでもボンブー療法へと出掛ける大バカ者なんである。
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by yoyo4697ru980gw | 2014-07-26 12:02 | +YOU WIN!!+ | Comments(0)

笑道入門サル治療:ジェネリック

頼んでもいないのに処方薬が自動的にジェネリックにすり替わっている。
お金に困ってる感が見た目に漏れているのだろうか、隠しているのに。

調剤薬局に置いてある無料で飲めるコーヒーを一気に飲んでいるのが原因かもしれないな。コーヒーだとミルクや砂糖を受付までもらいに行かねばならないので、出来るだけミルクも砂糖も要らない梅昆布茶にしようと心掛けているが、梅昆布茶に「中止」と書かれていては、事実上お飲み物はコーヒーしかないのである。昆布茶もたしかあったと思うけど、昆布茶って貫禄はつけてないしな。かといってミネラルウォーターを飲むのはシャクなので、コーヒーだな、やっぱ。
調剤薬局ねぇ、なかなかの待ち時間なのでつい飲んでしまう。処方箋の中に麻薬があるとことさら待たされるんだよ、麻薬管理は厳重だから。すると、飲んじゃうんだよね、無料のコーヒー。でも飲んでいるのは私だけではないのにおかしいな。無料なのをいいことにおかわりをした事が仇となって、先発医薬品ではなく後発医薬品の経済力だと判断されているのだろうか。そう、その判断は本来ならば、正しい。私は5月に職を失い只今は収入がゼロであるから。

処方薬がジェネリックになれば、薬代を安く出来るというメリットがある。
ジェネリックは家計に優しい。
しかし特定疾患の申請を行った場合、処方箋による薬代は全額を国が負担するので、患者自身に薬代の負担がかかることはない。国の負担を軽減するためなのか、自動的にジェネリックになっているが、効果効能は一緒なのでこの際、気にしないことにしよう。

私が気にしているのは『ジェネリック』として手にした薬に対する、私の心証のありようなのだ。
私だけがそんなイメージを持つのか、患者で『ジェネリック』を手にしたら誰でもそう思うのか、ということだ。

服薬経験が1年ともなると、自分に処方される薬がだいたい何の薬かがわかってくる。名前から判断出来るような薬もあるし、パッケージでうすうすわかる。

新薬とジェネリックでは名前は違うが、似たようなパッケージになっているのだ。

私の服用薬は持ち運び用にセットして2箱分。
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調剤薬局からもらってくる袋の数にするとこれくらい。
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これが、調剤を担当するひとによって処方通りの新薬が出されることもあれば、勝手にジェネリックになっていることもある。
そうすると、新薬とジェネリックが混在することになる。

ジェネリックが新薬よりも安いのは、開発コストが抑えられるからである。
新薬の開発には歳月も費用もかかるが、ジェネリックはすでに安全性・有効性が確認された有効成分を使用するので期間も費用も最小限で開発することが可能なんである。それだから安い。しかし価格の安さは感覚の基準となるものなのだ。市販の常備薬感覚の『安さ』は『たいして効かない』という認識を購入者に植え付けている。
処方薬のジェネリックは、新薬と同じ効能で安全であると国が認めなければ、製造も販売も出来ない医薬品であるにも関わらず、ただ『安いほうの薬』というだけで、効果効能が同等という感覚ではなくなってしまうのである。

新薬とジェネリックが混在している私の薬。
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左が正規処方薬レンドルミンで右がジェネリックのブロチゾラム。

パッケージも良く似ていて、同じような錠剤。
効き目は一緒の成分で出来ている睡眠薬。

そう強い睡眠薬ではないので、私はこの薬でグッスリとは眠れない。
眠れないが、飲まないよりも寝つきがいいのだと信じて気休めに服用している。
そして、翌日が休日で朝の早起きをしなくていいその晩、手に取った睡眠薬がブロチゾラムだった場合、私はわざわざレンドルミンを探してそれと交換している。
レンドルミンのほうがより深く私を眠りに誘うような気がするからだ。
人間の思い込みのチカラって優れていて、思い込めばその通りになったりなんかする。
私は、たぶんレンドルミンを服用しなくてもそれなりに眠るのだとは思うが、22時に服用したレンドルミンが1時過ぎに効いてきて、翌日11時に目覚めると『レンドルミンで睡眠を貪った』と思っている。
ブロチゾラムにはホント悪いんだけどさ。




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by yoyo4697ru980gw | 2014-07-10 16:22 | +YOU WIN!!+ | Comments(0)

笑道入門サル治療:病棟へおいでませ

今現在私は疼痛緩和のペインクリニックでの麻薬断ちプログラムへの通院が二週間に一度、本来の持病であるサルコイドーシスの治療の経過観察で呼吸器内科へ月に一度、通院している。よって一ヶ月に二度D病院へ通って、その度にかつての入院仲間を訪ねて病棟を覗く。

病気の事って健康な人にイチから説明しようとしても正確に伝わらないことのほうが多いんだけど、同じ「患者」の立場だと経験していることの共感率って高くなる。同じ病院で同じ時間を共有していたりなんかすると同じ規則下の住人なもんで、欲求とか不満も似てくんのね。だから全部を言わなくても「こんなカンジ」みたいな言い方でなんとなくわかるよ~な会話になる、という便利な共同体感覚が養われる。それに加えて病院って場所が場所なだけに、自分の弱い部分しか見せてないってとこがあって、普段より出逢った相手との壁が低くて薄いね。まァ、それがイイのかワルいのか、やけども。

診察まで30分時間があったので、病棟に行こうとエレベーターを待っていたら、早速イサクに出会う。
「おぉ~まぅやないか~アイス食べるか~」
「食べる・食べる♪」
入院中アイススポンサーだったイサクと久々のアイス。
アイスを食べながら明日受ける手術の話しをする。
「何時間て?」
「8時間かかるっちゅ~んや~バーーーって切んねん」
「ザックリ切るねんなぁ…まぁ正味6時間やな。早く終るってば、予定より。ポバも多目に時間言われとったけど短くなってたし、長く言っとくねんココ」
「お~、うまく行ったら6時間や~。昨日、説明聞いたんやけどな~。脅すの専門や~」
イサク、前に入院してた時もよく「脅すんや~脅す専門や~」て言ってたもんね。
病院関係者様各位、どうぞ脅さないでやってください。
「でも、元気そうやん」
「お~元気・元気~」
しかし、元気なイサクはこうして入院を繰り返している患者なんである。
だから無理は禁物。

「イサク、写真撮るけど目ぇ隠して~」
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「どうや?こうか?」
「うん、そんでええよー」
顔出したり病状を詳しく書いたりすると、イサク本人がええって言っててもさ、病院から『後日、削除するようにとの連絡を入れますので』て脅されてるんだよ、私。なんしか脅しの専門やからな。
私のブログで、私の交遊録やのに、なんで脅されてんねや?
病気を介してるからか?病気は病院のモノか?
個人情報保護法、ややこしや。

私が入院している時から今もってずーっと入院しているミッキーの病室に「ミッキ~♪」と入って言ったら返事があったので、豪快にカーテンをシャーーーーーっ!!て開けたら、ダンナさん、居た。あぁ、スイマセン。
ミッキーはステロイド服用仲間なので『病状どうなのよトーク』を繰り広げる。ダンナさん、居てるのに。
互いに入院中は『痛くて眠れない』とか『痛くて目覚めちゃう』というイヤ~な経験をしていた私たち。
ある朝早くに痛みがひどくてフーハーフーハーと息を殺していたら、その気配を察知した向いのベッドに住んでいるミッキーが『大丈夫かい?』というメールを送信してきたことがあった。メールでミッキーと会話しながらなんとなく気が紛れていって、でもこうゆうやりとりって同じように痛みで目覚めた経験を持つミッキーだからやれることなんだよなぁ、と思ったね。そうゆう仲間がひとりいてくれるだけでも、安心感って違うよね。『自分だけが痛いんぢゃないんだ!』ていう心強さね。明け方に痛くて起きるとね、部屋が明るくなるまで長いのなんのって。近くにひとはいるけどね心細くなってくんのよ、みんな眠ってるし「私は一生まともな睡眠がとれないんじゃないか」って考えが過る。起きてるといらんこと考えんねん、人間ってね。そんな時マヌケな会話のひとつでも一緒にやって笑える相手がいるってどんだけ貴重か、てコトやね。

私の麻薬の量は入院中よりかは遥かに減ったけどベースの麻薬を自分の意志で減らせという挑戦が今日から始まりソレって拷問だよ…と嘆いたら、ミッキーに「でも、目つきとか全然違うよ」と言われ、ハッとした。入院中の麻薬漬けの日々って、やっぱ見た目でハッキリと麻薬に侵されてたんだな~って思って。
医療用麻薬と言えど依存性ってないことはないねんな。強い意志でやっぱ自分から断っていこう、麻薬。よしっ!…でもここ2~3日ずっと痛いから、台風が過ぎてから。雨の日痛い。痛かったら飲んじゃうよ麻薬。あったら手ぇ出すねんて、麻薬。痛かったら藁をも掴むねんな、人間って自分い甘いね。

再入院の運命共同体と合流。
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ハルミちゃん曰く、このふたりと私の3名は運命共同体。
入院して最初に会話らしい会話を交わしたのが、このふたりのおいちゃんたち。
闘病で気弱にならないための運命共同体、みたいなコトらしい。
切断した足がスリムになっていたハルミちゃんが私に「コレ、ダブってるから一冊どうぞ」とくれた。
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書け、とな。
入院中にもくれた『公募ガイド』懐かしい。
私の学生の時の愛読書『公募ガイド』この公募ガイドに載っていた公募で応募して採用された原稿がオムニバス本になっているのでよかったらどこかで読んでね。学生の時に本名で書いているからきっと私とは気付かないと思うけど。
この『公募ガイド』って文芸作品を応募するのには情報量が少ないからちょっとキケンやねんね。文芸賞のイロとか知らずに原稿枚数だけで応募すると、とんでもないことになる、という勘違い応募が多い、との嘆きをいろんなところで目にするの。公募ガイドを参考にしている皆さんは気を付けましょう。

ハルミちゃんは私に書け、と言うが。
何を書けってね、自分のラブロマンスを書けっつーんだよ、第三者の私に。
おっさんのまだ成就してないラブロマンスをだ、小説にしろっつーんだよ、私に。
闘病記でも書くかっつってんのに、それにラブロマンスを入れろっつーんだよ。
そんな無茶振りあるぅ???
公募ガイドを購入して何か書こうかと企んでるくらいなんだから、自分でお書きなさいなハルミちゃん、手ぇあんねから。ハルミちゃんが無いのは右足やないかっ手ぇはあんねから自分で書きなさいんか。山ヤンを見習うんやっ指無いのに絵ぇ描いてんねんでっ。絵ぇちゃうか…グラフィックデザインか…ぃやでもチョチョーって絵ぇも描くねん。まぁなんしかマウスでカチカチカチーって描いて『え?コレ、マウス?』みたいな仕上がりやねん。クリエイターやから妥協せぇへんねん。だから、ハルミちゃんもね、人任せにせんと自分で自分のラブロマンスを完成させや、成就…すればな。成就するってゆぅてる割に、積極的に行動せぇへんのがハルミちゃんの悪いクセやで。行動は、自分から!

台風が近づいていますね。
アナタはドコが痛いですか。
どこも痛くないですか。
そ~ですかー。トホホ。




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by yoyo4697ru980gw | 2014-07-09 16:56 | +YOU WIN!!+ | Comments(0)
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