夕食当て

16時頃から、ヘイポーの自転車練習兼おさんぽ兼夕食の買い物、をするためにほぼ毎日、外出するわけであるが、帰宅がだいたい18時過ぎくらいから18時半くらいになる。そうすると、帰る頃にちょうど帰路上の家々からは、夕食の香りが漂っている。その匂いを嗅いでヘイポーと私は、夕食の献立当てを必ずする。
「あ~これは…煮物系。」
「あ~煮物、煮物。」
「イカ?」
「イカイカ。そして、大根やね。今日はイカと大根のたいたん、やな。おばーちゃんが炊くとおいしいよね~あれって。」
「大根に味がしゅんでて、いいよね~」

「おっ、どっかのウチがカレー。今まさに出来たてってカンジ。明日がおいしいね。」
「あ~今日、給食カレーやったからもし子供がいたらダブっちゃったかも~っ」
「でも、学校のカレーとは味が違うから大丈夫。」
「まぅ、絶対そやって言うよな?給食のヤツ、見てないもんな?」
私は給食の献立表は受け取ったその手でゴミ箱直行である。私は好きなものなら3日続いても平気であるので、昼に食べたメニューが夜に出てもオーケー、といった感覚である。それに、作る人が違えば味も異なる。レパートリーが少ないのだから、ダブるのは仕方ないでしょーよ。給食の献立まで考えて栄養バランスまで考えて彩りや盛り付けまで考えて、夕食こさえよか~て思えるんやったらね、私ね、主婦ぢゃなくてシェフになるべきだ~by三谷幸喜。

「おぉおぉおお~っ!!焼き物、焼き物。焼いてる匂いがするな。」
「あーーー、そうやな。」
「甘辛い味やね。今は『焼き』の段階やけど、これから『煮る』になってくかな。すきやきか、う~ん肉じゃが…、牛丼ってのもあり得る。」
「そうやんな~~~~牛肉やんな~~~甘辛い牛肉やんな~~~」
「煮詰めてたら日持ちもするし…あ・弁当のおかずになるんちゃうか?」
「作り方が聞けたらえーのになぁ…。」
「…いや…だいたいわかるけど。」
「だいたいはわかるけど、全部はわからんやろ?」
「わからんけど…近いものが出来たらそれでいいし。完璧ぢゃなくてもイイってタイプだから、私。」
「あぁ…まぅはそうやな。」
「…失敬だな。あっ、やっぱこの匂い『煮る』になってない?ダシ入った、ダシ。」
「え~…?そぉお??しょうゆじゃない?」
「醤油じゃぁ…ないやろぉ…、ダシやって。」
「…あのさぁ…まぅ…。いっつもさぁ、こうやって夕食当てするけどな?これが当たってるかどうかもわからんし、正解を教えてくれるわけもないやん?知らんひとの家に『夕食なんですか?』てきくのもヘンやしな?これってさぁ…無駄ぢゃない??」
「無駄ぢゃない。」
だって、楽しいぢゃん。
もらえるわけでもないのに『御自由にお持ち帰りください』のカタログを開いて、「このページの中で一番欲しいもんどれ?決まった?せーので差すで?せ~のっ!」てのと、一緒。その時が楽しければ、それでいいの。
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by yoyo4697ru980gw | 2009-07-15 22:54 | +開楽館+ | Comments(0)  

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