どうでもよいことを考えはじめたらキリがおへん どうでもえぇのについつい考えてまう どなたサンもその状態が「ミルニング」どすぇ

メゲないフクちゃん

「…んでアッチとコッチの物件の中を見てみたいねんね、よろしく。そんでフクちゃんにお願いがあんねん。こないだ物件資料を挟んで持って来たファイルあるやろ?あれが欲しいねんやんか~。」
「あー…あの…ロゴあるヤツですよね?」
「そうそう、緑色のヤツね。」
「…何か…なさるんですか?」
「なさるねん。子供が使いたいゆぅて欲しがるんやけど、私のやからダメゆぅてんかー。『フクちゃんにゆーといたろか?』ゆぅたら『ゆーて』てゆぅからさ~、ゆぅたで?」
「ああー…そうなんですねぇ…」
「2~3枚、ちょうだいよ。」
「2…3枚…そー…ですねー…」
「アカンのんかいなっ!」
「いや…大丈夫です。はい、大丈夫です。千徒さんダケですよっ。」
「やった、やった、ありがとう。ほんまはアカンのん?」
「ダメですね。アレは、僕たちとかは絶対、持ってたらあきませんね。完全にお客様専用のものなんでね。」
「ほなら無駄に資料挟んで持ってきてよ、2~3枚ね2~3枚。」
「わかりました…2~3枚ですね…用意しときます…」
フクちゃんは、ファイルにファイルをファイルして持って来てくれた。お~ありがとうありがとう、と受け取ると新人のマックスは苦笑いをしていた。

希望に叶う物件が出ないので頓挫していた物件探し、予算と場所に合う物件がいくつか妥協付きで見つかったので、それを見るため、メゲないフクちゃんとコンタクトを取っている今日この頃。久しぶりに会ったフクちゃんには新人のマックスが漏れなくついている。先輩の付き人のような感じで最初に出会ったフクちゃんに新人が付いた。
「部下が付いてえらい昇進したやないの~」
と言うとスポーツマンのフクちゃんは「いえいえ、僕なんてまだまだ。」とスポーツマンシップを発揮して正々堂々と御謙遜。
「しっかしこんだけ条件のワガママゆぅてんのんに、フクちゃんも頑張ってくれてんなぁ…メゲんと。」
と、希望地区を急遽「校区内限定」に変更したむーちんがフクちゃんのガッツを褒め称えた。むーちんは地区よりも物件重視の姿勢であった。…あの運命の市内総体陸上競技大会、その試合を見るまでは。この大会でチョモは1年生100mの枠を勝ち取り試合に臨んだわけであるが、個人種目の結果は2位であった。学校別の点数制で我がアレ中は大差をつけての総合優勝。市内の中学校ドコの追随をも許さない「さすがアレ中」と言うべきレベルの高さを見せつけた。まぁ世に言う「スポーツ馬鹿」という学校である。学力でダメなら体力で、と部活動にウエイトをかけるサダメなんだな、アレ中は。つーわけでアレ中の陸上部の練習は顧問リンゲンが「市内大会のレベルではやっておりません」と豪語するハードなレベルだったわけである、試合でそれが納得できた。個人種目で100m1位のメダルを勝ち取ったのが、同じアレ中のキディ。ライバルはすんごく身近なトコロにおらっしゃらっしゃる。「打倒キディやっ!」と火が点いてしまったんである…むーちんに。どうしてもチョモを勝たしてやりてぇ~っ、と親バカ根性を丸出しにして、「学校なんてどうでもええやん」からあっけなく「中学校は変えられない」に心変わりした。百聞は一見にしかず、やね。あれだけチョモに「学校、変わりたくないんか?」とその理由を根掘り葉掘りきーてたくせに、「友達がー…」「部活がー…」の返答に聞く耳すら持ってなかったのに、負け戦を目にして動かざること山の如し。驚異的なスピードで校区内に居座る根が生えた。たった一度の試合観戦はむーちんの発根促進剤となったわけである。
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これからチョモの試合を「ルートン」て呼ぼっと。

家というのはデカい買い物である。即金で買えるわけがないのでココではぢめて金利のかかるローンを組むことになるわけで、先にローンの審査をやりましょうとフクちゃんが言う。銀行にそれを出したからといって絶対にこの物件を買わなければならないというわけじゃないですし~、なんてフクちゃんはカンタンに言ってくれるが、我が家にローンがひとつも無いのにはそれ相応の理由があってのことである。何十万の買い物をするのに分割しよっかな~とおもてもカード会社がむーちんにも私にもにカードを作ってくれないのである。社会的信用がナイのよね~夫婦揃って。致し方ないので15万の物品を買おうと思ってから15万を貯め始める。3万くらい貯まったトコロでなんか太っ腹になっちゃって1万ほどを遊びに使ってしまい、15万がなかなか貯まらない。やっと10万貯まったかな~という頃には、最初の貯蓄目的であった物品はもうすっかり欲しくはなくなっている。もういらないや~貯めることないぢゃ~ん、と思ったらコレ不思議なコトに1年以上もかけて貯めた10万は、ものの見事に1ヶ月も経たずして消えてしまっている。何に使ったんやろね。結婚したての頃はまだ、むーちんは私をよく理解していなくって、私が何かが欲しいからとコツコツと小銭貯金を始めては結局、何も買っていないという状況を度々目にして「オレ…まぅが買いたい物も買えないような生活をまぅにさせるんはイヤや…」とボソっと呟いた。わ~…このひと…すごく勘違いをしている…と私は思ったが、これにて根性を入れかえて定職に就いてくれることならありがたいので、この呟きを私は無言で肯定した。まぁそんなこったろうとは思ったがむーちんはコロコロと職を変え、とくに何も変わらなかった。いや変わったか…むーちんは新婚でなくなる頃にはよりよく私を理解するようになった。何か欲しいものがあって小銭貯金を始めているがどうせ半分貯まる頃には欲しくなくなる、ほんで小銭は遊びで消える、それを「私が貯め始めた時」からわかるようになったのだ、むーちんは。すごいねー…。まず私が変わらないとねー…。

「…それで、最初に頭金として現金が…もちろん『無し』ってことも出来るんですが…どうでしょう?無いよりはあったほうが…どうでしょうね?」
「ないね、ないよ。あったほうがいいって、いくらあったらええの?」
「いや…いくらでも。5万とか10万とか…まぁ10万は。」
「じゃぁ、10万。それもあるとは言えない10万。あるわけナイぢゃん。」
「…いやっ。僕ね、わかりますねん。」
フクちゃんは目を細め、わっるい目ぇして斜に構えて私を見るなりこう言った。
「もうねぇ、僕、千徒さんのことだいたいわかってきました。こんだけお相手さしてもらってねぇ、わかってますねん、千徒さんはちゃんと貯めてるひとです。しっかりと貯蓄されてます。ありますよ。」
「何ゆぅてんねんな、そら貯めてんで?15万あるもん。それが来月な、保険の年払いで全部なくなんねん。わかるぅ?払うために貯めてんねん、余裕はないっちゅーねん。」
「いやーいやー、いやっ。千徒さんはね、貯めてますっ!」
…フクちゃん、何を根拠に。わかってねぇなぁ、フクちゃんは。私がしっかり者で貯蓄をしてるんやったら、フクちゃんオススメの1880万の物件、こぅてるっちゅーねん。働く気があんねやったら1600万の物件、こぅてるっちゅーねん。働く気もなければ貯める気もないから1000万以下の物件をさらに値引き交渉するように頼んでんのんやっ。メゲずに頑張ってな、フクちゃん。私の平和な日常は、フクちゃんにかかってんねやでぇ~っ。
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by yoyo4697ru980gw | 2009-06-23 09:37 | +開楽館+ | Comments(0)
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