クチャリーノ

私が台所で片付けをしていると、「オマエ如きが座ることはならん」と5年も言い続けているデスクチェアー(背もたれ無し)に腰掛けてチョモが、くっちゃくっちゃと何かを食べている。
「何度もゆぅておろぅが、座るな貴様。それは選ばれし者の玉座じゃ。つまりそれは私だけのためにある。許可なく座るな無礼者めが。」
私が手の込んだ料理の下準備をする時に座るための、座り心地の悪いイスにあらせられるぞ。
「ええひゃん、ちゅきゃってナイんひゃから…クチャクチャクチャ」
「アンタ、さっきから何くっちゃくっちゃゆわしてくぅてんねん?」
入れ歯が取れるぞ、そんなトシではないやろけど。
「クチャクチャゴックン…ううーん…クチャゴックン…ずっと前に冷蔵庫に入れて忘れてた、キュウスケ。…クスケ、かな?…キュウスケか?」
「訊いとんのは私じゃ、ワレが訊くな。」
「ふりがな無いから知らんがな、キュウスケかクスケかやろ、高級クッキーや。」
「洋風の食べ物やったんかいっ。キュウスケにしたってクスケにしたって和風な名前やなぁ。」
「だって、漢字で書いてんねんもん。見るか?」
「…見る。」
「ほれ。」
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…どっちだ。

くっちゃくっちゃいわしとったんは、キャラメルが入っているからのようだ。
クッキーか…食べてみるか…。
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私は一か八か、かじってみた。

「うー…これは…喰えなかった…むー…喰えない…デス。」
むーちんは私の食べさしキュウスケもしくはクスケを救助して言った。
「オマエ見てわかるやろ?自分が食べられるか食べられへんかくらい…」
「…いや…コレはわからんかった。クッキーならイけるおもたけど…ケーキの味だった…久々に判定が難しいおやつだった…」
私は、甘いものに対する自分の味覚が未だに把握できない。クッキーは好きなのだ…でもケーキの味がする濃厚なクッキーは苦手だ。高級品が口に合わない貧乏舌なので高級品には基本的に手を出さないのであるが、だってこれは「九助」なもんだから、ちょっと油断した。「高級」なんてどうせ書いてるダケだろっ、と甘くみたことをすまないと思っている…。

『九助』

コレ「きゅうじょ」だな。

パティシエがこさえる一切れ400円のショートケーキ。を、食後に食べる経済力を持ち合わせていないそんなアナタを、手軽なクッキーで、手軽なお値段で、救助します。

贅を味わえる高級クッキー『九助(キュウジョ)』
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by yoyo4697ru980gw | 2009-06-07 15:02 | +in much guy+ | Comments(0)  

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