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知らんヒト
平次が1年生の時に同じクラスになって家も近かったのでよく遊んでいたノグノグとは、2年生以降はそれぞれに仲の良い友達を作り、別々に遊んでいた。一時期は一緒にランチを食べに行ったりするような付き合いにまで掘り下げた交友であったので、クラスが違えども廊下で会えば「お~ノグノグ~」「お~チョモ~」くらいの挨拶は交わしていたらしい。それが、私が役員のノルマで署名活動をノグノグのオカンに頼んだことをきっかけに、その署名の書類をウチまで届けてくれたノグノグと「せっかくやから時間あるなら遊ばへん?」となり、そこから挨拶だけだった廊下でのすれ違いが、二~三の四方山話を交え立ち止まるくらいの関係となった。不況問題や世界情勢、少子化問題にテロ対策と、ハナシのタネに事欠くことのない昨今であるが、まァ主に「寒いねぇ」「次の授業なに?」等の近所のおばちゃん的意見交換を中心として二人の話題は尽きなかったようだ。

そして卒業式目前のある日、何の連絡もなく真っ暗になってから平次が帰宅するという事態が起こった。
先に帰宅していた父親むーちんにこっぴどく叱られたので、平次は謝りながらピューっと素早く手伝いをこなした。
なぜに連絡もなく遅くまで帰宅しなかったかの弁解はこうである。

学校へ遊びに行くと、学校にノグノグが居た。こんな時間に学校で何しとん?と訊くと、スギィとノナを探している、と言う。彼ら二人、平次は同じクラスになったことはないが知っていることは知っている。その二人はいつも一緒で学校であまり見た記憶がないから、たぶん途中くらいから転校してきた二人で、転校してきた時期が二人は同じくらいなので、それでいつも二人でいるんちゃうかなぁ…と思っている平次。
じゃぁ一緒に探そうか?ということになりノグノグと一緒に二人を探した。うまく見つけて4人で居るところを一年前の担任おせきはんが発見。そしてこの4人に「体育館やったら7時までなら遊んでええで」と言い体育館の鍵を開けてくれたそうである。じゃぁ…いいなら遊ぼうか、ということになり時間も忘れて遊びこんな時間と~なりました・ベンベン。

事のあらましはこうゆうことであった。
この「時間も忘れるほどあんまり知らない人を交えて楽しく遊んだ」という体験は、平次にとって刺激的であったのだろう。その日の日記で「帰ったら怒られたけれど、もうちょっと遊んでいてもいいと思えるくらい楽しかったです。」と締めくくられていたほどだった。とにかく「ドコに誰と何時まで」とはっきりと告げない場合はそれなりの時間に帰宅しないとダメだということを言い渡してこの出来事は終わった。

しかしこの事は中学校の新入生テストの日に新たなる展開をみせたのである。
ノグノグのオカンに会い「久々やね~♪」と声を掛けたら、平次を卒業式の時に何年かぶりに見たけどすんごく大きくなっててビックリした、と言うのである。え~そんなに会ってないっけ?家、近いのに~(笑)、とか何とか話していた流れから「卒業のちょっと前に遅くまでノグノグたちと平次、一緒に遊んでたみたいやで?久々に長いこと遊んでへん友達と遊んだんがえらい楽しかったみたいやわ~」と言ったら、ノグノグオカンが「あ~そういえばそうゆうこと言ってたわ…あーそうそうっあの日やな~」ゆぅて、あの日のことを話してくれたんである。
あの日、ノグノグは「学校に来て」と呼び出されて行ったそうである。「不登校の子がいてな~その子に気に入られてんねん。ほんで学校に来てゆわれて行ったんや、あのコ。」呼び出した相手を探しているノグノグを先に発見したのが平次、というワケだ。

「…だからな、アンタが『あんまり学校で見た記憶はないから転校してきたんちゃうかなぁ』ゆぅんは当然やねん。不登校のコやねんから学校に来てへんねん。いつから不登校なんかもとからおったコなんか転校生なんかは、まァわからんけど。ほんで~それを聞いてのハナシやねんけどな?不登校の生徒を学校は把握してるハズやで?担任じゃなくたって知ってるはずやわ。やからな、おせきはん、知ってて解放したんちゃう?体育館を。不登校の生徒と無遅刻無欠席の平次のコラボ。」
「えぇ…そうかなぁ…」
「あの真面目なおせきはんが、7時までなら遊んでええで、ゆぅなんておかしいおもわへん?早く帰りなさい、なら言いそうやけど、遊んでええでって…そんな教師とちゃうやんか、おせきはん…わざとやろ。その二人とノグノグの三人だけやったらどうやろう?いつもの三人やったら学校に留まらせたと思う?おせきはん、アンタのことも知らんわけじゃないしな。まったく交流なさげなアンタがその三人の中に入ってるのをみて『珍しい組み合わせやな』と思ったに違いねぇ…」
新入生テストが終わり中学校の前のガストでランチを食べながら、私たち二人は「真面目なおせきはんが19時まで体育館を開放した真意」について模索した。だってホンマにおせきはんね「勉強しろ」とは言っても「遊べ」とは言わない、そんな教師なの。単にバカをやるだけの遊びをさすような教師ではないの。遊ぶ中にも学びがあること、それがおせきはんの「遊ぶ」という行為である。

「19時までなら開けとけられるから」って言って鍵開けはってん。
そこまでして学校に留まらすには理由があるやろう、もう外は暗くなっとるゆぅのに「帰りなさい」はあったとしても「遊びなさい」はないやろぉ。
いや、よく体育館におんねん。先生たちがよく卓球してはんねん、その中によくスギィたちが居たりすんねん。
不登校で学校に来ぉへんのに夜に卓球しには来るんや…学校っていう建物はべつに嫌いじゃないんやな、授業に出たくないだけか…。
学校っていう建物が嫌い、ゆぅヤツ知らんわ。
だってヘイポーはそうみたいやで?学校っていう建物の中で寡黙やねん、それが場面寡黙や。家っていう建物ではうるさい。
それはまた別やろ…そうかスギィ…不登校やったんか…。
でも不登校やのに授業じゃなくて遊びになら学校に来るトコロをみるとそこまでの拒否感が学校にはないみたいやな…それを知ってのおせきはんの「きっかけ作りのひとつ」と捉えることも出来るなぁ。
…きっかけ?
学校に来ない生徒を学校に来さす、っていうきっかけはまったく別のトコから発生することもあんねん。私が高校の時な?家出して休学してるコがいてん。そのコのこと私はまったく知らへんかってんけど、親が休学の手続きを取って授業料払い続けてんのにそのまま退学するらしいわもったいない、ていう話をそのコの中学の時の同級生から聞いててん。やからどうってハナシじゃなくて、友達との単なる会話やで?そうゆう友達がいてんねん、ていうそうゆうカンジでな。ほんで、学校帰りにドコやったかな~なんしか店に行ったんや、その店で接客してたんがその休学中の彼女やってん。じーっと見てる店員が居てキモイなぁおもて、何見てけつかんねん的なことゆぅたら、富高の制服やなぁ…おもて見てた、ホンマやったら私も富高に通ってるハズやったから、ゆぅねん。だから、あ?もしかして休学してる生徒ってアンタのこと?オカンが休学届出して授業料払ってんのん知ってる?て訊いたんや。そしたら知ってるって。じゃぁ戻れば?て言ったら、学校に行ってへんから出席日数も足らんやろしどうせ留年するからやめる、ゆぅねんな。なんか取れる資格か持ってる資格はないんか訊いたらソロバンをなろてたから珠算一級をもう持っててんな、商業課やからそれに簿記二級を足せば出席日数なんて屁でもナイわけよ。ほなら私、簿記二級持ってるから簿記なら教えれんで、やってみたら?ゆぅて、結局そのコは簿記取って留年もせず復学して卒業もしてん。後になって彼女が言うには、親はアンタを退学さすために今まで授業料はろてきたわけちゃうで、戻れば?てあまりにかる~く私が言うから「あ、戻ろうかな。」ていう気になってんて。それまで誰が何ゆぅても退学する気しかなかったらしいわ。要するに「親身になって」みたいな重いカンジじゃない方がいいって場合もあんねん。今日会ったばかりの事情も何も知らん人が「戻れば?」て言っただけで、そうなったってコトやねん。どんな場合にでもそれが効くかゆぅたら違うやろうけど、きっかけを多く持つコトは悪くはないと思う。
…そう?おせきはん…きっかけ作ったんかなぁ…?
さぁ…?それは、おせきはんのみぞ知る、やな。そのスギィ、どんなカンジのコやった?
うぅーん…「不登校」て言われても「不登校か?」みたいなカンジやったで?勉強はやってるんちゃう?ヤッスみたいなカンジじゃない。
 学年の中でも数々の問題行動を起こす生徒、ヤッス。学校にネコを連れてきたり学校から抜け出したりするヤッスは、何故か一度も平次と同じクラスになったことはないのに「よぉっ!」と平次に声を掛ける。…一回も話したことナイのに前からの知り合いのように「よぉっ!」ゆぅねんヤッス…なんでやろな?コッチがヤッスを知ってるんはわかるで?有名やからな、警察と先生が探しに行ったとか、また学校に来てないとか、いなくなったみたいとか、あるからな…。でもヤッスは知らんやろ僕のこと…「よぉっ!」て言うから一応、手を挙げて「おぉ…」とは返すけど、会話したことはない。…そんなカンジのヤッス。

ヤッス…あのコの問題行動はいろいろ耳に入って来るけど…理解出来た試しはないで?根が深そうや…。
まぁ…ヤッスはな…。でもヤッスみたいなわかりにくさはないわ、スギィ。殻に閉じこもってるカンジもないし。体育館でノグノグたちが卓球はじめてん、休んでるんがスギィと僕の二人になった時あってん。そン時に会話してんけど「なんで卑弥呼は死んぢゃったんやろうなぁ?」てスギィが訊くねん。
卑弥呼?!なぜにそのタイミングで卑弥呼…。オモロイな、スギィ。平次と交流持ったことないから共通の話題を考えたんかなぁ…それにしても卑弥呼って…私あんまり卑弥呼に着目したことないなぁ…平次、なんて答えたん?
あっはは~なんでやろうなぁ~??って。
ソコは「なんでやろ?卑弥呼から何も聞いてへん?メールの返信が悩んでるカンジだったとかそうゆうことなかった?」て返しとかないと。
…いや…そうゆう関係じゃないから、はぢめて遊んだんやし。卑弥呼ってな、死んだ時に一緒に埋められた人が100人以上いるって言われてたりな、まぁいろいろな、死についての謎が多いねんな?やからそうゆうことを考えたんかなぁ…おもて。
…スギィ…えらい難しい本…読んでんねなぁ…卑弥呼か…邪馬台国か…卑弥呼の死が謎に満ちてることを今はぢめて知った…。
いやいやいや、学校で習うから卑弥呼。
学校で習うからゆぅても、その学校に来てへんねやないかスギィ。
…そうやなぁ…。
…でも卑弥呼の死に疑問は抱く…確かに勉強はやってるカンジはするなぁ…独学でやってんのか…いつまで学校に来てたんやろう…専門的に突き詰めるタイプかな、学者か研究者が向いてんちゃうか…。
まぁ…もうちょっと親しくなってもええんちゃうかなぁ…て…思うようなカンジやったな。

「なれば?」
「へ?なるん??」
「なればいいじゃん。ほんでウチに連れて来なよ、私にも紹介してぇな。」
「不登校やねんから、大人が嫌いやねんやろ。まぅがおるとわかっててウチに来たいと思うと、思うか?」
「訊いてみりゃいいじゃん。オカンおんねけどウチで遊ばへん?って。イヤって言えばどっか別の所で遊べば?まぁ、最初は子供だけで学校なり公園なりで遊んで親しくなってやなぁ…頃合いを見計らって『そろそろウチの親に…』ちゅう切り出し方でイこか。お見合いか?やな。」
「うぅーん…どやって?家も連絡先も知らんのに。」
「ノグノグが知ってんじゃん。」
「えー…知ってるんかなぁ…ノグノグ?」
「アンタ、何きーてたん?ノグノグはあの日スギィたちに呼び出されて学校に行った、ゆぅてたやろ。何で呼び出したんよ、家にいるノグノグを。電話やろ。もしくはメールやろ。おっと~…メールってテがあったか。はい、ナナさんのアドレス入ってるから件名を『ノグノグへ』ゆぅて訊いてみ?」
「えー…何て?」
「んー…こないだ遊んだスギィおるやん?電話番号知ってたら教えてほしいねけど、スギィに連絡取ってチョモに教えていいかどうか確認してくれへん?…て頼むのがベターやね。」

「お~、まぅ~、スギィが教えていいねんて~。電話番号キた~。知らんひとに電話番号教えてもええんや~…ノグノグ、なんて説明したんやろうなぁ?」
「ありのまま説明したに決まってんやん。『こないだ学校で一緒に遊んだ『原始人』って呼んでた人おぼえてる?そのコが電話番号教えて欲しいって言うねんけど、教えてもいい?』くらいの説明やろうて。」
「そっか~…んじゃ早速、電話してみよっと。」
「アンタ…今日予定あるやんか…『もしもし?スギィ?今日遊べる?僕は遊べへんねんけど~』とでも言うつもりか?」
「あぁ…そうか…じゃぁ明日…も…ダメか…ええっと…しばらくダメやな…春休み中にいつか電話してみよっと。」
「そうしぃ。…でも、電話番号教えてもいいって言うってコトは脈アリなんちゃう?イヤなヤツって印象は与えてないってコトやん。」
「…そんなん、電話番号教えてもいい?って言われたら『イヤ』とは言えんやろ…」
「それはアンタやからや。登校を拒否するようなコは、嫌なことはハッキリと嫌って言うわいな。ただ、仲介に入ってるノグノグは『なんかオカンから電話番号はあんまり教えたらダメって言われてるみたいやねん…』くらいのベールには包むやろけどな。」

「もしもし?スギィ?あれ?もしもし?あれ?切れたかな?もしもし?」
名乗ってもずっと沈黙のスギィに、
「もしもし?あー…原始人ですぅ~…。あ・思い出してくれた?今日、これから時間、空いてる?」
と自分の記憶を呼び戻してもらうことには成功したが、時間が無いと断られたようである。
道のりは、長そうだ。
by yoyo4697ru980gw | 2009-03-31 23:21 | +ミルニング+ | Comments(0)
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