輝きながら

デンタク。
彼は、中身がオッサンのようである。…もちろん、よい意味で。だったら「大人びてる」て言えばいいのだけど、大人びては、いないんだなコレが。
可否小学校の中でみたら誰もが口を揃えて言うだろうレベル高いコ、デンタク。
もう話している内容やらボキャブラリーがズバ抜けてレベル高いねん。大人と対等に話す。話してる内容を理解してんねん。まぁ6年ともなれば当然のことやねんけども、可否小学校ったら、いろんな来賓の方が言うけど幼稚園みたいなの。時間がちょっとでもあれば『鬼ごっこ』したくなっちゃうの。極めてんねん、鬼ごっこ。参観日とかでちょっと込み行ったツッコミしようものなら、ははは~ゆぅて逃げてゆく。小学生2年相当の学力である私との会話を、笑って誤魔化しやがったな。そんなコらは未だに本気で平次にこう訊く。
「なぁフミぃ?サイバードラゴンと、サイバーエンドドラゴンと~、ナンチャラ(もう記憶にない)ドラゴンと~、どれが一番好き~?」
「…あぁ…ぅ、ううん…どれって…選択肢…それだけ?」
私は12才のクラスメイトに思わずツッコんだ。
「フミはな、ドラゴンの好き嫌いはないで。そもそもドラゴンに興味を持ったことはない。ドラゴンな…ホンマはこの世におらんねんけども…それは知ってる?」
「知ってるわっ!」
じゃぁ…なぜ。

子供の成長には個人差があって、それは年齢が小さいほど差を広く感じるものだ。
デンタクは確かに、変わっている。デンタクオカンも、変わっているがゆえにいろいろあったと懇談で言ってた。
でも私は、この世に「変わっていないひと」なんてひとりもいないと思っている。みんな変わってんじゃん、それを見せているか見せていないかの違いがあるだけで。
けれども、「アホ組」からみるに「カシコ組」の面々はある共通点がある。それは「なんか冷めてる~」ということである。ナニがドウとはハッキリと説明できるわけでないが、なんかぁ~冷めてんねん。時とばやいによりバカもやるが馬鹿にはならない、的な。そうゆう時に「あぁ、このひとってかしこいねなぁ~」と、思う。頭のよいひとって、たいがいそんなカンジ。それを世間は冷静沈着と言うのだろうか。
おこちゃまっぽくてアホなのと、アホが楽しいからっていつまでもアホなのは、同じアホでも種類が違う。後者のほうが、重篤である。そしてわれら「アホ組」は、コッチである。悩むなどキリがないほど問題の多い毎日を楽しんでいる。「悩みなんてなさそうやね~」とは「アホ組」の人間に対して失礼やから、ゆっちゃイカンよ。言うならこうゆったげて。「悩みにキリがなさそうやね~」…ええ、その通りです。悩んだところで答えが出てこねぇ。

「カシコ組」に属すであろうデンタクは、かしこくてしかも変わってる。
「でもさぁ…なんかさぁ…デンタクってさぁ~…あの頭のええひとみたいな、ああゆぅの、ナイんよなぁ…なんでやろう?勉強、出来るんやろ?デンタクって。」
「うん、出来る。」
「ピアノの弾けるよなぁ?」
「弾けるな。」
「英語も、話せるわけやろ?」
「そら、習ってるからなぁ。」
「あのコ、出来ひんことあんの?」
「…うぅーん…まァ…僕たちが訊くような内容の話題で、知らへんことは何もナイやろな。」
「あのコ…なんでアレ中(校区で決まる学力の低い市立中学校:アレ中)行くねやろぉ…あのコやったらヨユーで私学行けるやろ…経済的にもイけるやろし…アレ中なんてもったいないわ…もっと才能、活かせばええのに…もったいな~…」
「それがデンタクの希望なんちゃん?みんなと一緒にアレ中に通う、デンタクが希望してんねやろ。」
「あ…そうゆうところかなぁ…『オレってスゴイぜ』みたいにおもてへん、か…。いや?あのコの言葉は自信にみなぎってる感じはしてるけどなぁ…語尾があやふやになってる時、あらへんがな。でもなぁ…なんかな、ちゃうねんなぁ…。あのコ、単に頭ええコとは、ちゃう感じがしてんねん、なんでやろ?ノリもいいし…ジョーダンも通じるし…でもかしこいんよなぁ…それはわかんねけどなぁ…」
私は、モンモンとデンタクの特殊さについて「何か違う感」を抱いていた。
「冷めてない、てコトでもないのよ。ちゃんと冷めてる。…ちゃんと、ちゅ~のもナンやけど…。あたしらがみんなであっほなコトやってて便乗してこーへん時やって、あるやん?あんな風に、線な、自分でひーちゃってるトコ、あるやん?それって、かしこくなかったら、せへんおもうねん。おじーちゃんかオマエはっ、みたくさ、見守ってるっちゅーの?邪魔もせーへん代わりに、加わってもけーへん、みたいなな…。だからやぁ…ほんーーーーま、もったいないわーーーー。私、デンタクのオカンに言おうかなぁーーーー『もったいないっすわ~っ』って。『なんのハナシ?』て言われるやろうけどな。」
「まぅが言わんでもわかっとるわ、わがの息子やねんから。」
「そやな。なんか…なんーーーーーか、もったいないわ、もっそ。アンタ、もったいないっておもわへん?デンタクにアレ中。だってあのコ、勉強出来るコの、あのああゆう感じ、ナイもん。」
「どうゆう感じやねん。」
「だから~、あの、そうゆう、ああいったカンジよ。わかる?私が言いたい、カンジ?」
「う~ん…わからんこともないけどなぁ…。…デンタクなぁ…。アイツな、何にでも興味を持つねんな。自分が興味あることだけと、ちゃうねん。だからちゃう?アイツなぁ、輝いてんねん。」
「あっ!!それやっ!!そうっ!!あのコ、輝いてんねんっ!!くすぶってナイのよっ!!あ~なんかスッキリした~っ!そうやねんそうやねん、あのコ、輝いてるわ。」
「はい、よかったな。スッキリ出来て。」
「あーよかったヨカッタ。あのコは、輝きながらかしこくなってんねな~…ますますもったいないなぁ~っ。」
望んでもおおかた手に入らないコトばっかりの「アホ組」の私からひとこと、言っておくけどもデンタク、あんたもったいないで。望むだけで手に入れられる可能性が高いていうひと、そないにおらんで。望みぃな、もっと。
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by yoyo4697ru980gw | 2009-03-26 15:09 | +開楽館+ | Comments(0)

どうでもよいことを考えはじめたらキリがおへん どうでもえぇのについつい考えてまう どなたサンもその状態が「ミルニング」どすぇ


by MA