ボリ系チョコ

買い物から帰った私に平次が報告する。
「おじーちゃんから電話があってなぁ?チョコレート買ったらしいねん?いるか?って。」
「おじーちゃんがチョコレート…?珍しいなぁ…。」
まさか逆チョコか。ちょうどそれくらいの時期ではあった。
「なんか…聞き間違いやと思うけど…一万円分くらい買ったって…」
「一万円っ?!チョコレートで何する気っ?!」
「…たくさん買ったからわけよか…ゆぅてたけど…やっぱ一万円はナイよなぁ…なんか…時々売るトコに買いに行ったみたいなことゆぅてたけど…。」
「あ~はいはいはい、チョコレート工場な。そこで欠けたヤツとか未パッケージ品を安くして売るのが年に一回か二回か…あんねん。行ったやん、覚えてへんか?」
「…え、いつ?」
「…うぅーん…同居してた時やから…4・5才くらいの時かな。」
「そんなん覚えとるかいっ」
「けっ…アカンなぁ…小さい時にウマいもんなんか食わすんじゃなかった。」
「そんなん、自分が喰うためやろっ。」
「違う。あっこのチョコレートは高級品やねん、口に合わん。もともと高級やから安くしてもまだ高いけど…それにしても一万円はなぁ…五千円でもなぁ…どう考えても買い過ぎやなぁ…何かの間違いやな。一万円分買うわけあらへん。いくら高級チョコでもそこまで買ったらもう浪費や。」

「今日おばーちゃんから電話あってなぁ…」
おじーちゃんの電話から10日ほど経った朝に、おかーさんからの電話を受けた私は学校から帰宅した平次に報告した。
おじーちゃんに誕生日プレゼントありがとう、おじーちゃん気に入ってさっそく着てるで~、ほんでな~チョコレートをな、こーてんねん?…そのチョコレートってあの工場のヤツです?…そうそうそう、あれ・あれ。やから週末に取りにきたら、おもて。…それが~週末に友達と約束してるみたいで、今週も来週も。…そ~か~、まぁ腐るようなもんでもないし、また来た時にでも。おとーさんに届けてもらってもええし。
「…て、ゆぅねん。確認はせへんかったけど…やっぱ一万円分買ってるおそれがあるなぁ…今週と来週、行かないって言ってるのにまだチョコレートがあるってことは、結構の量があると考えて正解やな。」
「そんなに高級なん?そのチョコ?」
「まぁ…そうやなぁ…けど欠けてたりとか、箱に入ってへんとか、そうゆう理由で安くはなってんねで?なってるけど1袋1000円とか、そうゆう単位やったと思う。バレンタインの時に箱に3個だけ入って1200円とかで売る、ぼり系のチョコあるやん?ああゆうチョコ。」
「アレってぼったくってたんか…」
「高級品やから味がちゃうねやろけど、庶民には所詮、味の違いなんてたいしてわからへんねんて。クドいくらいに濃厚かな~てなモンや。3粒に1200円払うんやったら、クランキー13枚買って13日味わいたい派、私。」
「…確かに。」

「んじゃ、おじーちゃんち行ってチョコもらって帰って来るわ。」
週末におじーちゃんちへとチョコを奪いに行った平次は翌日に電話をかけてきた。
「あのさぁ…やっぱり一万円分買ったてゆぅのはホンマやってん。」
「えぇっ?!…すごいな…チョコに一万円出せるんや…めっさ買ったってこと?」
「いや…それがなぁ、試食し放題やったらしいねん、やから、欠けたのとかそうゆうのじゃなくて、ちゃんとしてるやつ買ったみたい。食べておいしいやつを買って一万円になったみたい。」
違いがわかる男、おじーちゃん。違いがわかるのも…良し悪し。おいしかったら、そら高いわいて。私がお金を払ったわけでないし、私のお金がなくなったわけでないし、私らはもらうだけでありがたくいただいて食べるわけだけど、ひとかじり200円かも…とか思うと、喉を通っていかないかもしんないね。貧乏性ってそうゆう症状である。
d0137326_04434.jpg

これが、わけてもらったおいしいチョコレート。
d0137326_04178.jpg

1パックこさえてみた。
グルメ舌を自負する御仁よ、こーてみらんか。
『違いがわかるミックスパック(ぼり系)6000円』
今なら消費税は15%にサービスしとくよ。
[PR]

by yoyo4697ru980gw | 2009-03-10 00:07 | +in much guy+ | Comments(0)  

<< SAY NO 手帳でどうてちょう >>