どうでもよいことを考えはじめたらキリがおへん どうでもえぇのについつい考えてまう どなたサンもその状態が「ミルニング」どすぇ

WHO談義

朗報である。
フー談義に洟を添える第三者との再会の時である。

これには実に長い長い、血の凍るほどのいきさつがあって、それを血が滴るほど長く長くウダウダ、今から書きやがるつもり。
えーそうゆうわけなんで関係者各位、万全の健康状態でレバー片手に読み進めていただくか、今のうちに見切りをつけるか、その二つしか選択肢がないことを、ここにご報告致す所存で小猿・ウッキー。

私が唯一楽しみにしていた番組「ドクターWHO(以下『フー』)」が最終回を迎えた2008年3月、そのフー感染経路を広めてくれた影の功労者があった。平次の一学年上の少年である。彼が広めてくれた時期は特定出来ないが、平次の記憶からいくと3学期のクラブの時に彼に「手応え」を感じて次のクラブの時にはフーをススメたらしいから、季節にすると冬。2007年の冬に私たちはフー活動を軌道に乗せたことになる。

これは実は、単に無作為に広めたフー活動にあらず。計画的に行った我々の「心の友大作戦」であった。
5年生(当時)という高学年にあって我が子ヘージのダンナは、ちっとも心の友を見つけ出す気配がない。コミュニケーション能力に難のあるヘイポーと違い、いたって一般的な小学生である平次。そろそろ親友のひとりでもいてよろしくねぇか?と思う年齢に達したが、どうも私ときたら「小学生が言うところの親友」の基準がわからないのである。だって私、引っ越しばっかでジーっとしていらんない小学生時代を過ごしちゃったモンだから「幼なじみ」的な人物がいないの。そら~年齢が34であるから「20年来の友人」とかそうゆう人物はいるのだけど、それでも20年の付き合いがあると計算したとして、付き合い始めが「小学生」を越してしまって「中学生」からのスタートである。小学生同士の「親友条件」に、馳せる想いもキッカケエピソードも何もナッスィング。

相変わらず曜日ごとに遊ぶ相手をとっかえひっかえ。「オーディエンスのひとり」もしくは「通行人A」もしくは「平社員歴40年」のポジションを頑なに守りぬく平次(当時チョモ)のその態度に、私は訊いたのである。
「なぁ、チョモ。5年生ともなると何をするにも一緒ていうそうゆう『仲間』みたいな決まった人ってのが、出来てない?クラスメイトで、そうゆう子、いてないの?」
「決まってるひとは決まってんで?ツルむ相手がいるひとはいるみたいやなぁ?」
「チョモは?」
「…う~ん…。絶対この人っ!ていうそうゆう人っていないんよなぁ…。なんちゅ~のぉ…?毎年毎年、クラス替えあるわけよぉ?親友ってやぁ~何もかもに気がおーてへんかったら、ならんわけやん?そんなん、一年じゃぁわかるわけないしなー。遊びにしたってやでぇ?野球ならコイツやけど、釣りならアイツ、とかな。そうゆうのが、あるわけよー。」
「ほー…平成はなんとも合理的に生きてく時代ですのぉ…友達すら用途別でいかなあきまへんかぁ…世知辛い世の中でやんすのぉ…」
「どんだけ言いかた悪いねんっ!」
「適切なツッコミありがとう…」
「ソコやねんよなぁ…」
「ソコなんやなぁ…」
私たちが「ソコ」と言っているのは、ツッコミのことなのである。どうも我が家のボケは判り難いボケのようであるのだ。そんな報告はたびたび平次からあった。我が家の笑いのツボが、どうも皆とズレてるって。我が家で300%大ウケのセリフが、どうも学校で通用しない。

可否小学校という集団ったら、皆、口わっるい悪い。保護者も教職員も誰も彼も、口がおヒドい。言葉の悪さが原因で問題が起こり、緊急保護者説明会が開かれた事件もあったほど。平次も年齢を経るほどに口が悪くなる一方。私も、時折ハッとするほど口汚い言葉を発していたりなんかして、イカン…イカン…おかぁさまに怒られるわ…我を強く持とうぞっ!と喝、入れる。平次の遊び相手の幾人かは、私に対して「うっせー」とか「だまれ」と言ったために、出入り禁止令をくらった。「お邪魔します」の一言がない子は、最初から入れないことになっているので、とにかく平次は我が家に初めての友人を連れて来る時には前もって「お邪魔します、て、言いや?靴は揃えてはじっこにやって。じゃないと、ウチ…入れないから(泣きの訴え)」と犬走り付近でレクチャー。それが狭い我が家で待機する私には丸聞こえなのであるが、聞かなかったことにしている。初回だから。次回からはどうぞ自主的にね、という親心な~り~。

我が家にポータブルゲーム機を持参した友人には、とりあえず一旦ご帰宅いただきゲーム機を置いて来るよう願う。我が子にも、友人と集っている時には、TVゲームもDSも取り出さないよう言ってあるので、ご友人方にも同じルールで遊んでもらう。「帰って置いて来て。ほんでまたおいでぇや。」と願うと、我が家を出て行って戻って来ないこともしばしばである。そんなにか、そんなにゲームがしたいんか。当然「チョモのオカン、うざい。」ということになり、どんどん平次の友人は減ってゆく。がために平次は、コロコロと遊ぶ相手を変え、確保せなばならぬ環境を強いられているのかもわからんのであるが、しかし、数は少ないが平次との縁を切らずにいてくれる友人が存在するのも事実である。私は、そうゆう平次の友人を生涯かけて大切にしたい。上辺で付き合う友人でなく、根っこで複雑に絡み合う友人を得て欲しい。見えないところで、深く根~。あっこのオカンはゲームをさしてくんない、とか、挨拶しないダケで口うるさい、という理由で離れていくような友人とは、今は繋ぎ止められてもゆくゆくは離れるのだと思う。結局それって、平次がどうってハナシでないから。オカンがうっせー、てことやんか。オカンがうるさかろうが、足臭かろうが、屁こきだろうが、ヘージのダンナが魅力的であれば、友人たちは私の屁ぇが臭いことなんてまったく問題ではないのである。要は私の足の臭さを超える魅力を、平次がつけるべきなのだ。…わしゃ、どんだけ臭いねな。
そして私たちは、その「魅力」ってヤツをユーモアだと思っている。しかもグレーな。
わーこの人ステキ~♪この人の運転する車にならツマサキくらい踏まれてもいいわ~痛いけど~♪と、思う人はたいがい愛にまみれたブラックなウェットに富んでいる。でも出来るだけ踏まないで欲しいとは思ってる、痛いからサ。出来れば踏まんといて欲しい、だって痛いもん。

平次はどうやら郷に入れば郷に従え方式で、学校で口汚いらしい。がしかし、家庭内ではそれをひた隠しにしソコソコの「口悪ガキ」に留めている。それでも気を抜くとつい出てしまい「っはぁ~?」と返事したりなんかして、私に奥歯を抜かれる勢いで頬を引っ張られる結果となる。「あ、ほへんらはい・ほへんらはい・ほへんらはい…(訳:あ、ごめんなさい・ごめんなさい・ごめんなさい)」。私だって油断すれば口汚いなのだから、常に聞こえのよい言葉を使えとは言えない。しかしこの母、かつての勤務先の接客では、学校での行事のあれこれでは、印象のよい言葉を使おうとの微々たる努力を日々してきたのである。こんな私でさえ努力する努力をしているんである。そこから学ぶことだって多いのだ。だから「使い分け」をする努力をなさい、せめて。
「モノは言い様、ってのがあってやぁ。人の心を動かす言い方ってあるやん?同じことを言ってても、言い様で印象が違うってことあるやん?『チョモ、麦茶、飲めや。』て言われたら『誰が飲むかいっ!麦茶成分沈殿するまで絶対に飲んだるかーっ!』て思うやん?でもぉ、『チョモ、麦茶飲んで欲しいぃ。飲んでくれたら、まぅ、感激♪ヒデッキもカッンゲキ!』て言われてみ?『しゃ~ないなぁ~♪飲むがな飲むがな、グ~ビグビいったるがな~♪ちょーだい、一気コーーーーーールっ!!の~んでの~んでのんでっ~~~ヘイ!セイッ!セイセイッ!』て、なるやん???」
「ならんっ!」
「あ?そう?おかしんちゃう?回路、イカれてんちゃん?」
「確かに、モノには言い様っちゅ~もんは、あんで?でも、それが学校で通用するかゆぅたら、せんで?男子も女子も、基本、命令。『こっち来いや~っ!」とか、そんなんフツー。」
「へ?コッチ来いや~っ!とか言われて、イソイソ行ってんの?」
「いや?無視。無視してたら『無視すんなや~っ』。先生は『ケンカはいいけど、無視はアカン。』て言いやる。赤はあか~ん、白にしろ~、みたいな?」
「そんなに命令口調ばっかつこてんねやったら、チョモゆぅたらええねや。『命令で僕のココロは動きませんからっ!』超かっけぇ~~~~っ!!あっちゃんカッコい~~~っよりカッコいい~~~~~~~っ!!ゆぅてゆぅて。メイレイデハボクノココロハウゴカセマセンカラ。か~ぁっこええ~っ!震えるくらいにかっこえ~~~~~っ!」
「さぶいぼ立っとるやないかっ!…てな。この家でしか通用せんねやってば。そうゆうの。」
「いいからいいから、ゆぅてみて一回。なんでも試しやんか。」
私の命に従い平次は、学校で「消しゴムとれや~」の命令口調に対し、『命令じゃぁ…ボクのココロは動かんな…ふ。』とカッコ、つけたらしい。結果「っはぁ?」とスルーだったそうである。
「真面目に言ったと思われとんでっ。ヤバいやろっ。ツッコミなしやで。」
すっかり、正統派の平次になってしまったということだ。いんじゃない?その路線でいけば。どうせ、ボロ出るしさ。私もやってみたけど正統派って長続きしないんだよ、根が非真面目な人間はね。正統派になってしまった平次は、いろいろなおちょくりに対して正統派らしく「命令で僕の心は動かないゼ」ヒューヒュー対応をボケたおしてきたが、そのどれもが失敗に終わった。そんな中、唯一通じたのが一学年上の少年であったのだ。

少年とはクラブのバドミントンが一緒であった。バドミントンを指導している先生が薄毛でらっしゃるのを、小学生として小学生らしく「ハ~ゲハ~ゲ♪」とおちょくるのが楽しい時間であったらしい。第一次反抗期を迎え何かと精神的な苦悩から抜け毛がひどくなりつつあった当時の平次は、薄毛による精神的ダメージを身をもって痛感していた時期であり、その少年が平次に向かって「な~な~、先生に言ってきてや~。な~って!先生抜けてますね、シャトルの羽が。てゆぅてぇやっ!」とコソコソけしかけるのを、「いやや~自分で言ってきぃや~」と拒否する側にまわっていた。それでも彼はけしかけ「な~な~、100円あげるからや~っ。」と賄賂をほのめかした。
「だからや、ゆぅたがな。『金ごときじゃ僕の心は動かへん』。ま、どうせアカンねやろな、おもて。」
そしたらびっくらこいたことに、少年は間髪入れずにこう反応したと言う。
「う~っわ!めっさカッコイ~ことゆぅしー。おまえ、めっさカッコイ~や~んっ!!うっわ、かっけ~!!」
その時の光景を思い浮かべながら遠い目をして平次は言った。
「はじめてやったな…『この人…イける』ておもたで…。」
うん。うん…世の中的にはイケてない人の部類に入るんだろうけどね…平次がイケたと思ったということが何よりの証拠でな。

そのような経緯から平次は少年に、当時我が家で大々的に「突っ込み番組」となっていた『ドクター・フー』を紹介した次第であった。さんざんこの番組には突っ込んだ。2分に1度は無理をせず突っ込める、という体に優しい突っ込みジムみたいな番組である。そしてそれを、日常生活でボケとして使えるというオマケ付き。
フーの物語の中に「ウィーケストリンク」というセリフがある。これはロボットが主催しているらしい「命を賭けたクイズ番組」で、回答を間違えると司会のロボットが「オマエ、ハ、ウィーケストリンク、ダ。」と無感情に告げるが否や「うわ~っ!!」ゆぅて存在そのものを消し去られてしまう、という死の宣告である。
このセリフは、夕食の準備中にボケとして活用出来る。
「あ~じゃぁもうそっちのナベは火ぃ止めて。火ぃー消すトリンク、ダ。」
「うわ~っ!」
「ローズっ!…てことで、今度は味噌汁の方な。オマエ、ハ、火ぃ点けトリンク、ダ。」
「うおぉおおぉおぉおっ!!」
「ローズっ!!…はよせぇ。」
「オマエ、ハ、火ぃー消すトリンク、ダ。」
「うおぉおおぉおおっ!!」
「ドクターーーーーっ!!」
平次、ローズ。私、ドクター。フーごっこやりながら夕食を作ると、時間がかかってしゃぁない。

ドクターとだけで名前を持たず死んでも再生しちゃう感じの外見は人間の男の地球外生命体と、地球人の女の子ローズが時空を旅し、てんやわんやする。基本的に一話完結であるが、そのどれもがちょっとずつ絡んでいてストーリーが固まってゆくという、観る者の好奇心を煽る構成になっている。フルハウス的なホームコメディ色も混ぜるが「笑い屋」までは入れ込まない。視聴者を信頼していなければなし得ない演出である。「はいココが笑いドコロですよー」を示さないコメディ部分を、シリアスな演技の途中で挟み込むという「どっちでイきたいねんっ!」なジャンルごちゃ混ぜが、私たちの突っ込み連鎖反応を助長させた。全くコメディ的でないトコロにも、間違って突っ込みを入れてしまったほどである。回を重ねれば重ねるだけ観ている間中に気が抜けぬ「地獄」という名の天国へと誘われるわけである。
平次は少年に「今ハマってるドラマがあんねん」と紹介した。すると、リーダシップを取るタイプである少年は、「わかった。じゃ、観るわ。」と乗りそのボスポジションを悪用して「オマエも、もちろん観るやんな?」「あ、オマエも観るよな?」「オマエ、見ろよ?」とその場にいる友人たちに命令。それを聞いていた平次が「だから、命令じゃ人の心は動かせんっちゅーねんっ。」とカブせてボケたおすと「うわっ!またカッコええし。めっちゃカッコええやん、オマエ~っ。頼むわ~もうホンマお願いするわ~、観て~!お願い、観て!オマエも観るやろぉ?観てくださいお願いしますこの通り~っ!」とダブルボケまでこなしていたそうである。少年よ、ウチの子になっちゃわないか。

こうして少年が広めてくれたおかげ様で、フーに強力なファンがひとりついた。少年の心に火は点かなかったみたいだが、その友人に火がついた模様。オマエ、火ぃ点けトリンク、カ?その友人のことを、ドクター・フーに因んで敬意を表し「コトー君」と呼ぼう。
平次が6年生になった春、学校へ登校していると、中学生となった少年とコトー君が中学校へと登校していてすれ違った。
「おおっ!」
「お~っ!」
と少年と平次は言葉を交わし合った。そして平次とは面識のないコトー君に少年は「ドクター・フーをススメたチョモってのは、ヤツのことだゼ。」と耳打ちをしたようであった。すると全く平次を知らないコトー君は、中学校へと歩を進めながら「おお~いっ!」と平次の後ろ姿に呼びかけ、
「ドクター・フー、観たで~っ!オレもフー好きやで~っ!」
と手を振ってアピールした。

心の友である。

一年間、全く交流はなかったがこの春、平次はコトー君と出会うだろうか。
引っ越しが間に合わないようなので、学区が変わるとしても最初はコトー先輩のいる中学へ後輩として入学するだろう。
再会するといいね平次。
きっとココロのトモだぜぃ。
すでに燻っているフーの燈火、今一度、火ぃ点けトリンク、ダ。
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by yoyo4697ru980gw | 2009-03-02 15:11 | +ミルニング+ | Comments(2)
Commented by ポバヤシ。 at 2009-03-02 22:08 x
左目つぶって読んで、一時したら右目と交代。
Commented by 眼科医 at 2009-03-02 22:22 x
コメントロムにえらくスクロールしなきゃなんなかった。
今度から本文三行で書くよ。
ウソだけど。
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