箸の研磨体験

日曜日に我が子が行ってきたバス旅行の行先は箸の産地。そこで「箸の研磨」を体験することが出来たようだ。
「あれ?荷物の中に箸が入ってたやろ?」
月曜の朝に帰って来てそのまま学校へ行った半吉が、漁った形跡のある土産物袋を漁りながら、言う。
「箸…?ぁあ~そういやぁどれかの袋に、割り箸のようなモンが入ってたんを見た記憶はあるなぁ…」
「割り箸ちゃうわっアレ!研磨してきたちゃんとした箸やでっ。どれに入ってた?」
「…さぁ…どれやったかなぁ…見たなぁ…割り箸か、ておもたけどなぁ…」
「もしかして、捨ててへんやろな?」
「捨てた記憶はないけど…割り箸やからなぁ…触りもせず、出しもせず…」
「塗り箸やでアレ…割り箸ちゃうゆぅねん…」
「カニ手掴みで食べて来て割り箸つかわんかったからもって帰って来たんとちゃうかったんか…」
「なんでわざわざ割り箸持って帰って来んねん…」
「…いやぁ…貧乏精神で?何かに使えるおもて?アレか、最近ハヤリのエコか。これもエコか、靴下スーパーソックスなってんやん、それもエコか?」
「だからちゃうゆぅてるやろーーーーっ」
結局、ビンコゲームで当たったフォトフレームと目覚まし時計と一緒に入っていた箸は、ヘイポーの研磨した箸で、「半吉はおじーちゃんちに行った時に僕専用として使うゆぅて置いて来たやんかっ!」と、教えてもらっていた。自分の記憶なのに弟にストックされていた。兄弟間、記憶量のエコ。覚えてんのは、ひとりでえぇ。

塗りの箸の塗りの回数は、な・なんとオドロキの11回重ね。塗ったね~。真っ黒の箸を研磨することで、下に塗ってある塗りの色が出て来、それが模様になるという研磨体験。緑と黄色の色をいい具合に模様として出そうかなぁ~と思えば、きっとポイントは研磨の角度であろう。これぞ技術職といった趣きの体験というのは興味をそそられるものである。
「わ~楽しそ~うっ♪やってみたーい。」
「まぅもバスに乗れたら、こんな楽しい思いが5000円で出来んのんに。」
「やっすいなぁ…5000円…。いや、5000円ある?ってゆぅたら今は無いけど?そう思うと高いな…」
「安いがなっ!ゲームして、ジュースもビールも飲み放題で、おやつ付いて、豪華な昼ごはんついて、温泉入って、お土産あって、箸削って!5000円やで、5000円!」
まぁあ…箸はなぁ…。『えぇ?!箸が削れて5000円?!』てゆう喰いつき要素として加えていいかどうかはわからんけどな。そら私にしてみたら、『えぇっ?!箸も削れんのっ?!箸削っても5000円ぽっち?!』やで?確かに。でも、5000円の日帰り旅行のプランを発表して『えっ?!箸が削れんの?!じゃぁ、行くっ!!』てな反応したら間違いなく言われるだろう。『ソコかよ。』て。
私はこのごろ物件を見ていて、『ソコかよ』という視線を浴びている。カントリー調の内装にリフォームされたモデルルームでは、キッチンにかわいらしいタマネギがぶら下り、小麦の穂がディスプレイなんかされ、アンティーク塗装がされた使い勝手の悪そうな家具が並べてあった。中に居らした不動産屋さんの事務員のようなおねーさんが「このマンションは家具付きですよ。」とおっしゃるので「そうですか…で?あのタマネギもついてきますやんね?」と確認すると「…もちろん。」と言った。おねーさんは言葉にはしなかったが『ソコかよっ』と突っ込んだと思う。「あ~この家、見に行ってみぃひん?…縁側、あるで。」と広告を見ながら言えば半吉が『縁側?ソコなん?』と言ったし、築古年の中古物件を見たあとで「古いですけども…まぁ…どうでした?」と質問するフクちゃんに「落ち付く、ゆぅたら、落ち付く家ちゃいます?…おばーちゃんちみたいで。」と返すと、フクちゃんは笑った。『ソコかよっ』ていう突っ込みやったんやろな、あれ。私、率直な感想を素直に真面目に述べただけなんやけどなぁ。ガラガラガラ…おばーちゃん居てるぅ?もうお昼たべたーん?ゆぅて、入っていったからな、あの空き家。実に自然だった、居そうだった、おばーちゃんが。

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「この箸の削り方でなー、性格がわかるねんてー。」
削ったあとで性格判断のオマケ付き。
「へぇ…性格がねぇ…。で?ヘイポーはどんな性格やって?」
「それがなぁ…ナントカタイプ、ってゆぅのを言ってる時、おばーちゃんと話ししとって、ちょーどそのタイプのとこだけ聞こえへんかってん。」
説明してくれてはんねから、私語を慎め私語を。肝心なトコを聞いていないタイプ。
「これなぁ…なかには『もうこの黒の塗りのままでええわ~』ゆぅて削らへん人、おるんちゃん?」
「あ、そうゆう人、おるで。一回も削らへん人は…なんってゆってたかなぁ…あ、お金持ち・お金持ち。」
それって…性格判断か?
まぁ確かにお金持ちって、削らなさそう。そうゆう作業は、やらなさそうね。
「半吉は?どんな削り方してどんなタイプ?」
「丸く削ったうえにー、いっぱい削ってー…、削ったから~…。…わからへん。」
やるだけやったらあとは忘れるタイプ。

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「ヒーのは削ったトコロな、下の木の部分が見えてるやろ?こうやって木が見えるまで削る人って努力家やねんて。」
「あ、そう?私とことん削って木ぃ出しちゃうな。塗りのよさ全部ね、削り取っちゃう削りっぷり。いつまでも削っときたいわ~楽しそ~っ♪めっさ木目、めっさ木目。せっかく11回も丁寧に丁寧に塗ったのに水の泡。でも、すんげぇ努力家やん。そうゆうことやんな?」
「そうゆう人はひととしてどうかと思うな。」
「性格判断してくれる人が説明に困るかな…『この削り方は…人間じゃないですね。』とか言われたりしてな。『次に生まれる時は人間を選びます』て返しとこ~っと。」
性格が曲がっている。が、努力家なコトには違いない。
「じゃぁさ、一回『ガリっ』てやっただけで『出来た。』とかゆぅ人は?もうそんなんやったら削らんほうがマシちゃうかっ出直してこいっ!研磨やゆ~てるやろぉ~っ!!みたいな~。」
「あぁ、そうゆう人は、自分を誇示したがる目立ちたがり屋らしいで?」
あ…。性格判断する前から、モノ申しててすンませ~ん。性格判断出たあとだから言うとくけど、あと3回くらいガリってやっといたほうがよろしいで~。
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Commented by s_h_i_g_e_y_a_n at 2009-01-29 08:29
これ凄いな。どうやって作ってんだろ。
おそらく、アレだぞ。木の段階で色ついた水吸わせてんだぞ。

え? 半吉? だれ?
Commented by MA at 2009-01-29 09:46 x
おシゲちゃーん、
このはしはー、
11かいの「ぬり」をかさねてちゅくってるんでちゅよー。
はんきちはねー、
ことししゅうめいしたチョモのあたらしいよびななんでちゅよー。
そうかいてあるでちょー。
おてて、あらいまちたかー。
はみがきがおわったら、さっさとねむるんでちゅよー。
Commented by s_h_i_g_e_y_a_n at 2009-01-29 17:35
ホントだ、良く見るとそうだね。
画像で見ると、色ついてるとこが木目なのかと思ったけど、
一番下地の茶色いとこがそうなのね。
Commented by MA at 2009-01-29 18:24 x
わかっていただけて、おかぁさま嬉しいわ、シゲ彦さん。
by yoyo4697ru980gw | 2009-01-21 22:38 | +朝臣寺+ | Comments(4)

どうでもよいことを考えはじめたらキリがおへん どうでもえぇのについつい考えてまう どなたサンもその状態が「ミルニング」どすぇ


by MA