物件を 探す人を まず捜す

例えば1本100円の大根をスーパーの無愛想なレジ係から買うよりも、1本150円で「はいありがと~150万円ね~♪はい~200万円から~50万バックね~♪おおきに~♪」と言う八百屋のおっちゃんから買うほうがトクしたような気になるということは、ある。無愛想なレジ係は「へぃらっしゃ~いっ♪」とは言わないだろう。胸の前で4指揃えて手を重ね「またお越しくださいま~せ~」と節をつけて言ってくれるかもしれないが、こちらが10円玉で払おうとすると露骨に嫌な顔をして二度と来んじゃねぇと思うかもしれない。私は性格悪なので、無愛想なレジ係のネェちゃんに対し、最初に出していた紙幣をいったん下げて「あ、ちょっと待ってくださいね、細かいのあるわ。」と1個ずつコインを出していって5円も1円も出していって挙句の果てにはあと13円ばかし足りないくらいで「はい~。」と「丁度あった」的な演出をする。「あと13円です」と無愛想に言われたら「あ、ごめんなさい、じゃぁ、やっぱなかったワ。」と戻した紙幣を出すといういぢわるをする。無愛想なレジ係のネェちゃんは十中八九、レシートとお釣りを私の掌に叩きつけるようにして渡す。そして、私の後ろのお客さんに「お待たせしました」の一言もなく「遅くなったのは私のせいじゃないですから」とでも言わんばかりに黙々とバーコードを読ませることに没頭するのである。私は本当に後ろのひとに申し訳ないと思う。私の反抗に時間を割いてもろて。「すいませんでした…」と後ろのひとに謝ると、後ろに並んでいるおばちゃんは99%「いいのよ、いいのよ~、気にしんといて~。」と言わはる。そこのレジ係の態度は実に悪く、バーコードを読ませ終わった商品をカゴに投げ入れるわ、「これはやっぱやめます」的なことをレジで言おうものなら眉間にシワ寄せて後ろにほるわ、何がそないに気にくわんのやというような表情で、客と一切目を合わそうとはしない。その態度の悪さを誰も咎めはしないのに、いつもいつも誰がクレームを付けてくるかとニラんでいるようなお顔をしてなさる。小さな子供がおやつを手に持ってそれをレジに差し出しても、奪い取るようにしてバーコードを読ませた後は、カゴの中に入れてしまう。シールだけつけて渡してあげたらええのんに。レジに3人並ぶともう態度の悪さは6倍に跳ね上がる。そして性格の悪すぎる私はそうゆうタイミングで、売り場の把握は100%出来ているのに「あのぅ…ちくわってドコに置いてましたっけ?」と訊いたりなんかする。彼女は2回に1回は聞こえないフリをする。…私は今のところチャレンジ精神を失っていない。継続は力なり。

ちょいと前からの家探し。物件自体は不動産屋同士で共有しているらしいので、家を買うのにたくさんの不動産屋にあたれば選択肢が増える、ということはないのだが、セカンドオピニオン的な意味合いで、3つの不動産屋さんに同じ条件で家探しをしてもらっている。ここには不動産屋自体を比較対照する目的がある。物件の方ではなくて、担当者の心意気を買うとゆーか…「担当者の人柄」ってのもこれまた重要ポイント。しこりを残すような買い方をするには、家は高価すぎる。でもそこはそれ、今日会ったばかりのひとと腹の中えぐった会話もナンなんでね、かる~く身辺調査的なコトから始める。同じ条件を出して探してもらうわけだから、どこの不動産屋さんも同じ物件資料を出してくる。そのうえで、どういった行動なり説明をするのか、といったトコロに担当営業マンの姿勢が自ずと出てくることになり、そこが比較対象のポイントである。F工務店の営業マン20代、早速その日のうちに見れる物件は内装まで見せてくれる。さすが、仕事がはやいっ!謳ってるだけ、あるね。しかし大手のためか、カタいカタい。担当者が二名ついたが、お二方とも名刺を差し出すのに名刺入れの上に一枚の名刺を指で浮かせて持ち、差し出した。彼らが席を外すと、以前の仕事で営業の外回りをしていたむーちんに私は訊いた。
「むーちん営業してた時、ああやって名刺入れと平行にして差し出してたん?」
「いいや?名刺一枚出して、はい、て。」
「ちゃんとしたトコ流は、アレなんやな。…カタい…」
…二人とも年下なのに『四半世紀、営業一本で喰ってます。』くらいのこなれよう。
年齢は一緒でも勤続年数の長そうなH氏は、主に契約までの説明などをし、担当のF氏が物件紹介、というタッグを組んで話をすすめる。簡単なアンケートを記入したのがむーちんで、そこには「ご主人さまの出身市」「奥様の出身市」という欄があり、そこが話のツカミに使用された。むーちんの出身市が担当F氏の居住市であり、
H氏「Fが同じ市です。」
むーちん「あ、そーなん?ほなら、通てんの?」
F氏「はい。そうですね。」
H氏「奥様は…日向市…あの、宮崎の?」
私「はい、通てますねん。」
H氏「僕、学生の時、宮崎はよく合宿とかで行ってたんです。」
私「ぁぁ、そうですか~。何もナイですからね、合宿にはもってこいですよ~スポーツだけに打ち込めます。」
H氏「いい所ですよねぇ。」
いかん…こっちのおもてるツカミがスルーされている…。
スーツの仕立ても営業マンも、かた~い、カタいぞ、F工務店!

その前に行った大手S不動産は、「見つかりません」という電話がかかってきたくらいに仕事が遅い。「あれから何かイイ物件、見つかりました?」と訊かれて思わず「そらアンタの仕事やっ!」と突っ込むトコロだった。「なかなか希望に沿う物件が見当たらないですね、広告みてるけど…」と返事をすると「ナイですよね~」。ニューハーフの相槌かっ!酒の席じゃねっつーのっ!それからは電話の一本もくれなくなった。顧客としての金額に満足のいく設定ではない、とみた。給料に何%のプラスなんやろね、家、売って。売り上げた金額に関係なく「家一戸売って金一封300ペソ」とかにしたらよいのに。あああ~貧乏人ってつらぁ~い♪

中年のひとよりも若いひとのほうが、対応が丁寧である。言葉遣いも若い方が丁寧であるが、ちょくちょく謙譲語を間違える。若い人の言葉遣いが、過剰に丁寧。「ぶっちゃけ~」と、言い慣れている世代があえて「ぶっちゃけ~」を封印しているかのような言葉で説明。「まぁ、予算が二千万や三千万あるんやったら、家なんてすぐ見るかるやろけど?」とむーちんがぶっちゃけトークをかましても、
「そうですねぇ…ここですと完全にリフォームしていますからですね。ご予算のほうがおありなので…それを超えてしまいますから、条件を満たす物件となりますとなかなか…そうですねぇ、やはりもう少し抑えた金額ということになるでしょうか。」
これを、お得意の「ぶっちゃけ~」を使うと、たった一言で済む説明になる。
「ぶっちゃけ~高いっすよね?」
「高いですね、つ~ぎ行ってみよ~っ!おいーーーーーっす!」
時間短縮、してみないか。私は、ぶっちゃけ~くだけた会話でも~全然ヘーキっすから~みたいな~。
F工務店は社員教育が徹底されているのか、絶対にぶっちゃけないようだ。Fクンは小柄でガッチリとした日焼けしている外見の青年であるが、堅実で真面目でお人よし、という内面が足に出るタイプである。歩幅が狭いが急ぐ、とにかく小走る。ゆた~と構えて歩く、ということはしないようである。
一方、音沙汰がなくなったS不動産は置いといて、もう一方の地元の小さな不動産屋の社長K氏は、年で言えば私より5歳年上なのであるが、やり手営業マンを経て、独立し現在バリバリ社長です、という貫禄充分の若きトップであるようだ。しかし、気さくで話しやすい。営業トークで磨かれた話術は関西をベースに関東を挟み込む。挟まれた関東テイストの口上は、実績と自信から来ているのは明らかである。この社長、徹底的にやるとみた。やるからには、やる。『仕事がデキる』という雰囲気は300%出す。しかし『私の手がける仕事量が多くてなかなか行き届きません』というアピールも「急ぎます?近いうちに物件資料は届けさせてもらって、定期的にはちゃんと届けるようにはするので。」という言葉でしかと、やる。

不動産屋さんの営業…新しい分野の人間観察として、イチ押し。
喰らいつくほどに、味が出て来そうだ。
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by yoyo4697ru980gw | 2008-12-04 23:10 | +ミルニング+ | Comments(0)

どうでもよいことを考えはじめたらキリがおへん どうでもえぇのについつい考えてまう どなたサンもその状態が「ミルニング」どすぇ


by MA