BDおやつパーチー

おやつパーチー。11月19日開催。
ノロとチィが、プレゼントとおやつを携えて我が家へやって来ることにはなっていたが、私が帰宅しても5時間授業であるはずの彼女らは到着していない。ばかりかチョモの姿もない。
「あいつら~ドコ行きやがったんや~今日のこの大事な大事なおやつパーチーの約束を~ま~さ~か~破るつもりじゃぁ~あるめぇ~なぁ~!!」
と、ひとりポツンと取り残されていたヘイポーに向かって言っていると、チョモが帰宅。
「おかえり~。だんご~どうする?作っちゃう??」
と提案する。え???!!!今から???!!!時間ないやろ…。と心配する。いやいや、上新粉じゃなくて団子粉のほうね、茹でたら即食べられるほうやから、あっつー間に出来上がり。作ってもいいし、作らなくてもいい、おやつはいっぱいあるしあの子らも持って来るゆぅてたし夕食のこともあるからどっちゃでも~て感じ?
ビュッフェの夕食を予定している我々は、このおやつパーチーできなこ団子を作るかどうかを彼女たちが来る寸前まで迷っていた。小食の私はおやつパーチーと夕食のために昼食は抜いているし、なんならおやつパーチーは雰囲気だけ参加で実食は控えたいくらい。

「まぅちゃぁあぁああぁああ~んっ」
「あ、きたきた~。はよぉ~、はよおやつパーチーするで~♪」
さぁて、どのおやつを御開帳しようかのぉ、と探っていると、小さいチィが小声で迷う「どうしよう…どのタイミングで…言う?」。なんやねん?さっさと出すもん出しなっ!と脅すと、こう言う。
「…うぅん…あんな…甘くないようにケーキを焼いてきて、そんで何日が前に作ったおいしいかどうかわからんゼリーを持って来た。…絶対、何か言われんのんわかってるけど…」
夕食を作る担当として家の手伝いをしているノロとは違い、どうやら何でもかんでもやってもらっているらしいチィは、我が家で散々な扱いを受けて来た。我が家は、客人をも使う。お飲み物おもてなしの度合いは、我が家の手伝いをどれくらい出来るかによってランク分けされる厳しい世界なのである。カレールゥをうまく溶かすことの出来なかったミズオは、しばらくの間、我が家のおやつタイムに同席しても水しか飲めなかったのであるが、割りながら洗っていた皿を手際よく洗えるようになってからは紅茶を飲めるようになり、とうとう自家製梅ジュースを飲めるまでに成長した。今では、我が家の食器がどこにどのように収納されているかを覚え、何を言わずとも自主的に洗い拭いて片付けることをする。私の好む濃さ好む甘さのコーヒーを好む温度で作れるまでになっているので、我が家の飲み物の好きなものを好きなだけ勝手に飲めるようになっている。このようになるまでを約4年もかけ、その間くぢけることがなかったことを、尊敬する。…よくも途中で投げ出さんかったもんや…度々の出入り禁止令にもめげず本当によく頑張った…数多くの人々がイヤになって去って行く中、ミズオだけが類まれなる根性で我が家の居候的ポジションに就いた唯一の人物である。
「ほんまにミズオ…皿…割らんくなったなぁ…」
3歳年下のチョモはとても感心している。カレールゥさぁ…カタマリが出てきたこともあったのにね…藤原のカタマリって呼んだろか…と、ミズオは未だに我が家で言われているのだ。料理をまかすと半生で焼き上がり、中身オエオエの皇子になる時もあった。
そんなミズオをも凌ぐ、チィの「何もやらないの」オーラ。このようなオーラのことを私は密かに「ユキジオーラ」と呼んでいる。コンビニへ行ってレジカウンターに毛皮をお預けになったザ・セレブ朝丘雪路嬢に因んで。
「チィ、これ片づけてきて。コレとコレはシンクの横にそのまま置いといて。」
「…シンクの横って、どこのこと?」
「はいぃ??シンクやで??シンクがもう十分な説明の細かさや。あんたシンクのことなんてゆーてんの??茶碗洗うところのーベコってへこぼってるー洗い桶に水がたまってるトコ、とかゆーの???」
「ぁあ~っ♪皿とか入ってるトコ??」
「の、横に置くんやで?入れへんで??」
「えっ?!横?ココ??中??」
「…ノロ…行って説明してきて…」
も~!コレ、シンク~!ココ、シンクの中~!コ~コ、シンク!コレ全体がシンク!ココ台になってるやん?ココがシンクの横やんっ!… … …『シンクの横』を手取り足取り教える女、ノロ。シンクをもっと細かく説明するのか??排水溝があってー、蛇口から水が出るとこあるや~ん?…なげぇな。ウチではシンクが最終の単語なんやけど。台所置いてきて~、イスの上置いといていい~?、シンクに置いてシンク。シンク出てきたら、しまいやーゆぅねん。

大丈夫やろうなー…というような、チィ手作りおやつを食べる。
「ううーん…これは、ケーキではないな。確かに甘さはおさえてあるけど、ケーキと言われてもケーキやな、とはさすがに言えない食べ物やな。クッキーに近い。」
「…かたっ」
「な?固いやろ?フォークで切れへんくらい固いな。」
「まぁ…味は悪くないで?」
「おしいよな…味は悪くないのに。」
皆でよってたかって、ケーキより固く、クッキーにしてはやわらかい、全体的にまとまりのない『チィのケーキ』の感想を述べる。傷つく?と訊けば「いいや…もう、慣れた…」と返事をするので、皆で「味は悪くないねからええやん、もうちょっとがんばりー」と慰める。
「コレをな?完璧なケーキやゆぅておいしいおいしいって食べたら、上達はしひんやん?それって、優しさじゃないしな。だからあえて言うけど、味は好きやけど食感はアカンよな。」
「…う…うん…確かに、固い…」
フォークで切ると崩れるポロポロケーキ。ポロポロって響きがかわいいよね~。
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「んでー、このオレンジゼリーの不透明さは、なんやろな??」
「スプーンが跳ね返されるで??」
「ゼリーってぷるんぷるんしてる食べ物やで??コレは…ビヨンビヨンしてるな…。ゼラチン、入れすぎやで。ゼラチン、めっさ増えるやろ??」
「う…うん…」
あやしい。返事があやしい、チィ。さては、作ってもらったなっ。何日か前に、作ってもらったのを持って来たダケとみた。誰も食べへんから、て漏らしてたしな。残飯処理するんじゃねぇ、こらっ。
「いいネーミング考えた、このゼリーの。低反発オレンジゼリー。どう?」
「ぴったりやん、低反発。」
プラスチックスプーン、じんわり入っていくで。
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「はい、まぅちゃん、おめでとー。約束のグミ。で、チョモにもグミ。これはカーが渡してって。ほんでこれはお父さんから。」
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「お~ありがとうありがとう。オトンにお礼ゆぅといて~ってか、私、会えば言うけどな。最近オトン、お店に来てないで?」
「うん、お母さんがお弁当作ってるねん。」
「ほな、メールしとくわ~。」
去年わかったことなのであるが、ノロ父は、我が喫茶店の常連のお客さんであった。ノロがチョモと同じクラスになって一緒に遊ぶようになったのが5年生の出来事だったので、それまでは接点はあれど単なる「お客さん」であったノロ父。まぅちゃんドコで働いてるん?とノロが訊くので喫茶店の名前をゆぅたら「ウチのお父さん、まぅちゃんトコでお昼ごはん食べてるで?」と言う。「えーどの人やろうなぁ??」と言いつつ、たくさん来る人の中からノロ父をヒットさせることが出来たのが最近になっての話。かれこれ2年くらい前からは知ってることは知っていた、お店のお客さんとしてね。

「グミな、お父さんと買いに行ってんけど2つ買おうとしたら『なんで2つもいんねんっ』て怒られそうになってん。やから『このグミ、まぅちゃんがめっっっっちゃ大好物やねん。』てゆったら『あー…ほならえぇか…』て。」
魔法の言葉みたいやな『まぅちゃんが』って。
「ドンキっておもろいもん色々おいてた。ほんでー、お父さん、行ったり来たりして『これにしよっ』て、コレに決めたんやで。最初は『ヘリウムガスにしようかなぁ…』てゆぅてたけど、めっちゃ迷ってコッチにした。」
「なんでその二つで迷うねん…」
「いや…『何かおもろいモン…何かおもろいモン…』て探しててん。他にも見たけど、これやな、って。」
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「別にフツーのもんくれたらええのんに…何で『おもろいモン』限定やってんやろ…」
「いやぁ…それは…まぅちゃんの…性格やん?」
ノロおめぇー…。ノロ家で『まぅちゃん』のキャラ、どうゆうふうに作り上げとんや?
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シークレットが出るといいな~と言っていた『くしあげ入浴剤』は、今の季節にピッタリのスイカが出てきた。写メを撮ってノロ父に「新世界も脱帽の食材ですぞ!二度漬け厳禁どころか一度も漬けません、ソース。」とお礼のメールを送信すると、「やっぱりまぅちゃんは明るいですね」との返事。
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「明るい」ぃい??ネタはあがってんだ白状しやがれノロ父っ。やんわりとヴェールに包んだ表現使いやがったな~っ。変人ベースでプレゼント選んだくせに~っ。
…いやいや、ありがとうございまして、ホンマ。
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by yoyo4697ru980gw | 2008-11-20 20:19 | +談合料亭『千徒馬亭』+ | Comments(0)  

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