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ごくたまにの出来事であるがムゥが「自分ひとりでどこかへ行き何かを購入しそれを手土産として帰宅する」という珍しい機会がある。
ムゥという男はこれといった創造的な趣味は無く、週末の休日の過ごし方はパチンコにしけこんでいるか、風呂で干からびているか、私の希望を訊いているかの、三択しかない。連休になると、そのうちの1日くらいなら有意義に過ごしてもいいかなぁ~と思うらしく、パチンコと風呂以外の場所の名前が出る。しかしそれも、自発的にどこかへという意気込みはなく、何か私たちに行きたいと思う場所があったりする「ついでの寄り道」や、子供と私の会話から引き出した「最近の興味」に絡む場所に「関連する方角」への、言わば足場が固められてからの「この際の追加工事」的レジャーであることが多い。 だからそのことをよく承知している私たちは、ムゥがフラフラ~と出掛けて行く場所にはあまりついてゆかない。ムゥが毎回「誰か行くひと~?」と挙手を求めるも、チョモの手は挙がらない。私は手がはなせない。だから確率で言うと、ヘイポーが行く。ヘイポーは「ええもん」を買ってもらえると知っているので、結構ついていくほうである。しかし、そんなヘイポーでも気の乗らない日はあって、その時は断っている。 そのような日に、ムゥは手土産を持って帰宅するのである。 その手土産はおおかた、甘味である。 『女子供は甘い物が好き』 という世間のフレーズは、我が家では逆である。 『夫だけは甘い物が好き』 甘い物の代表「ケーキ」を買ってくるのである。 私は甘味の中でケーキの苦手さにおいては、格が違う。 誕生日やクリスマスに、ショートじゃぁ楽しさが醸し出せないのでホールでケーキを買うには買うが、もちろん私は食べない。一応の機会だからとチャレンジはしている。「食べられるようになってるかもしれない」と一口だけ挑戦はする。毎年、する。でも毎年、アゲちゃう。調子の悪い時なんて切り分けながらオエオエゆってる。 そして、我が子たちも「ひとかけら食べたらしばらくはいらない」くらいの好きさ加減で、だからクリスマスの時なんて、3日4日くらい、ずーっと冷蔵庫にケーキが残ってる。ムゥが食べたらええのんに、「オレ食べる~」とか言いながら、ずーっと食べないヤツなのだ、ムゥは。ケーキだけとちゃうねやで~。カップラーメン買ってきて、ずーっと食べないで、またカップラーメン買ってくる。「いつ食べるん?」と訊くと「いつか食べる」と言う。「買い足してんのんはよく見るけど、食べてるトコ、見たことない。」と言うとムゥは言うのだ。 「だって、食べたらなくなるやん。」 …。なくなってから買ってこんか~いっ。一個だけ買って一生食べるなっ、いつまでもあるぞっ。 カップラーメンはそれでも腐らないからいいけど、ケーキは生モノなので、遊びに来た友達とかに食べてもらう。すると無くなっているので、この家でケーキが無くなることはナイと安心しきっていたムゥは、食べたんか?誰や食べたんは?まーさーかー捨てたんちゃうやろなぁ?と、騒ぐ。友人に振舞ったサ、と言うと「えぇ~楽しみにしてた~の~にぃ~」。い~つ~ま~で~楽しみ伸ばす気じゃ~っ。もうおいしくなくなってきとんねんっ。他人様に振舞うにも期限があるんじゃ。 この「ケーキ手土産」には、一応「ショートケーキにした」といった配慮がみられる。それでもやはり子供らは1個食べれば満足で、頑張って翌日の朝食としてもう1個、手を出すように言い渡すが、夕方までシュークリームは冷蔵庫でキンキンに冷え、部分的に凍ってる。ウチの冷蔵庫、とっくに余生を送ってるからな。 このケーキの備品として、クールキーパーなるものが必ずついているのだが、私にとってはこれが夏限定でケーキよりもうれしい手土産である。 こうして~。 こやって~。 ほら、自分だけ涼しいマフラー、出来た。
by yoyo4697ru980gw
| 2008-08-18 00:18
| +談合料亭『千徒馬亭』+
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