むっちゃデカンショ

『デカンショ節』を踊るのは主に地元のグループ。コンテストみたいなカンジで各グループがデカンショ節を披露し、どうやら競っているようである。だから最後には表彰式がある。高く組まれたやぐらにライトアップされた舞台のようなスペースがあり、踊りながらスロープを登ってゆき、舞台を踏んだその時に「つづいて~ナントカ連の皆さんです~」なんてご紹介される。青年部、企業や会社、いろいろな団体で「ナントカ連」や「ナントカ組」が結成されているようだ。

後半のくだけた感じのデカンショタイムに入る頃、「ちょっとデカンショ踊ってくる。踊る踊る。バイバ~イ、はい、コレ。はいはい、コレ、ちょっと持ってて。ちょっとだけ。」と「も」をイッサンに持たせて、チョモと私はやぐらの周りの薄暗い、砂利が敷き詰められてあるスペースで、覚えたてのデカンショ節を陽気にコソっと、でもオーバーに、踊る。そこへ、丹波篠山の特産物「黒豆」という文字の入った黒いTシャツを着た団体がやってきた。私たちはどちらも黒っぽい羽織をはおって踊っていたので、ちょっとソコの中へマギレてみた。うぅむ、違和感、ナッスィング。グルグル周りを回っているうちにスロープが見えてきて、「このままドサのクサにマギレて、舞台にあがっちゃおっかなぁ~」と悪巧みしていたら、すんなりあがれちゃった、舞台。違うで違うで私たち黒豆組ちゃうで~黒豆便乗組やで~。くっくっく、愉快じゃ・愉快じゃ~。

舞台から降りると「も」を持っていたイッサンに、コーフンして報告。
「私たち、あっこの舞台にシレ~っとあがってデカンショ踊ってたんやで~っ」
「…うん、知っとう…見た。…楽しかったか…?」
「たのし~ぃ。楽しいで~。」
「よかったな…。で、いつまで持たせとく気ィや?草。」
ち…。バレたか。

デカンショ会場に登場した篠山のキャラクターらしき、黒豆の『デカボー』をとっつかまえ、写真を持たせたチョモを指さし、『デカボー』を誘導しているおにーちゃんに言う。
「あそこー!あそこのカメラで写真撮りたいねん。」
デカボーの決めポーズはグーググーみたいで、デカボーがするので私もやる。
それをカメラで撮り終えたチョモは冷ややかにコクンと頷いた。
疲れてんのか??はぢけかたが、いまひとつ。
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うぅむ…。
デカボーとの写真を今、冷静になって見てみると、たしかにイタい。
いや、よくよく考えてみればドサクサに紛れて舞台に上がった時点で既にイタいお祭り人間であることは否めない。
何より、「デカンショを踊ろう→舞台に上がろう→キャラクターとお写真じゃい」この一連の行動を、私はシラフでやっているのである。
何がイタいって「アルコールこれっぽっちも入ってないのに」我を忘れちゃってるところがコワい。
「祭り好きの血」を騒がすだけの純血の成せる技。
これでアルコール呑めてたら限度を超えちゃうから、私、下戸なんやなァ…。

帰路、私たちの車はやや渋滞気味に山道を抜けた。車中ではチョモの「おじ~ちゃんちに泊まっている時に狐か狸か、そんな野生動物を見た」という珍しい報告に、「それはテンだっ!いやイタチかっ?!」と盛り上がっていた。そして、私の田舎じゃぁ山なんてハシゴして遊べるくらい豊富だったので、「山ってさぁ」ゆぅて「時間の感覚がなくなる山のハナシ」をしたのだった。

山の中に入っていった所で沢蟹を探して遊んでるんだけど、3つ4つ大きな石をひっくり返してんねん、4つ目くらいかなァ…ヨイショ~ってひっくり返してハッと我に返ると、どっぷり日が暮れてんの、そんなことしょっちゅうあんねん。棒切れを拾ってちょっと2~3分そこいらで遊んでるって感覚やのに、一緒に行ってたおばちゃんにめっさ探されてたりな。そうゆう、えぇっ?!て思うような時間経過は、山にはあるよなァ…。

そうしみじみと想い出に浸っていたら、イッサンが山道を運転しながらこう言った。
「おまえ、さぁ…。なんか…オレ…わかるわ…。オマエ、脳の構造っちゅ~か脳の配線っちゅ~か、そうゆう脳の中の仕組みがおかしいと思うわ。」
…なんですと?…むっちゃムカつくむっちゃムカつくむっちゃムカつくやんけ~。
「えぇー…、じゃぁ、ボク…もしまぅのほうの血ぃひーてたら…ヤバいやん…。」
…なんですと?…どっちかの血ぃだけひーてるみたいな言い方すな、チョモ。ぬしゃぁ、イッサンと私の混血じゃい。

『ムネノリ』とか『マサムネ』とかって、名前に『ム』なんて全然付いていないイッサンを、最近になってイッサンと改名するまで『ムゥ』と呼んでいたのは、『むっちゃムカつくことばっか、言ったりやったりする男』だったからである。イッサンの本名を知る人は、「なんで『ムゥさん』なん?」と訊いたが私は包み隠さず「むっちゃムカつく~!の『ム』です。」と返事してきた。

戻してやる…むっちゃムカつく『ムゥ』どぇ~す。
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Commented by ポバヤシ at 2008-08-17 21:26 x
うちの近所には名前に「十」が入る人いてるんですが
10もない!10に失礼!むしろ2足りないくらい!
って奥さん言ってまして…あだ名が2足りないってことで
「ハチ」って呼ばれてるワ。
Commented by MA at 2008-08-17 23:34 x
ハチさんに自分のこと「わち」て言うよう、仕向けましょう。
なんとなくややこしくなるでっ!
by yoyo4697ru980gw | 2008-08-17 00:10 | +朝臣寺+ | Comments(2)

どうでもよいことを考えはじめたらキリがおへん どうでもえぇのについつい考えてまう どなたサンもその状態が「ミルニング」どすぇ


by MA