犯人はネタの刑に処す

7月に入っても風呂上がりでないとエアコンをつけない主義の私の一存で、扇風機2台と扇子を総動員して凌がなければならない我が家では、皆、ダラダラと汗をかく。『健康な体づくりのために』ともっともらしい理由をつけているが、健康のことなんて考えてるようなら、あたしゃ真っ先にタバコやめてるよ。電気代がバカになんねぇから眠る時しか使わせないのだ。しかもドライね。ドライで十分じゃドライで。地球に優しいドライでトライ、生活苦により勝手に温暖化にストップかけとる。
一応、建前というものを、親の威厳にかけて口にする。
「いいねぇ~っ!汗をかくって体内が正常ってコトなんやで~っ!」
しかし、オープンに経済状況を出しているのでその本音のトコロが口から出てしまう。
「このまま夏バテせず乗り切ってくれたまえ、孝行息子どもよ。夏風邪は長引くから病院代もバカにならんのじゃ。」
「愛するかわいい子供が病気になっても、金のほうが心配なんかっ!」
「アホかおめぇは。愛情こんだけかけてんねから金までかける気はないわい。」

そんなわけで、愛情だけで手イッパイなので病気は自力で治して欲しいから、予防策としてサンパツをさせたい。暑さを紛らせられるくらいのこざっぱりとした髪型で、夏を乗り切り夏バテもなきよう、出来ればちょっとしたボウズになってもらいたい。見た目に涼しいからね、って建前で、本音は次のサンパツまでの期間が長いとウくからね、サンパツ代。けれども我が親不孝息子どもは「伸ばしてる」と言いくさる。まだイける、そうだ。私の目から見てもうイケないが、私のサンパツのついでについて来ないと言うのだから致し方ない。行かないってならイイねんで、サンパツ代ウくし。一人でいこっと、サンパツ。

いきつけ美容院のシオさんとこは予約制ではあるのだけど、私はココに日にちで予約したコト、数える程しかナイと思う。たいてい「今から20分後にカットいけます?」というキワキワ予約である。それは予約じゃなくて「今から行きます」の予告だという意見もあろう。ズバリ、その通りだ。でも、イけるもん。シオさんとこの予約はソレでイけるもん。どーーーーーも、数回は無理からこじ入れてもらっている予約であるらしい。シオさんが「はい大丈夫ですよー」と返事をする時はその時間が空いている時で、「わっかりました~」と返事する時は、誰かの予約が入ってはいるがパーマの一液・二液置き時間利用法等を駆使し手漉きにこじ入れることが出来る、といった按排であるようだ。バッサリいっちゃって~、もしシオさんが手イッパイになってつい切り過ぎてしまったとしても、ワタシ大丈夫よ~、文句言うだけやから~。

私はホンマに文句を言う気はないねんよ。切り過ぎても伸びるやん、髪。やから文句つける気はないねけど、シオさんたら「おまかせ」を好まはらへん。
「シオさんに任せますわ~。アカンかったら文句言いますわ~。」
てカットを頼むと、
「ゆ~んかいっ文句っ。」
ゆぅて、ぜっっっったいスタイルブック持ってきはんねん。こんなんとか?…こんなんとか?ゆぅてね。
やから、最近は「どのくらい切る?」に「任せますわ~」という返事を使わないことにしている。だから今回もちゃんと返事をした。
「プールに行った帰りにね、コンビニでおでん買うねんやんかぁ?そん時にね、塩素で髪ガッピガピになってボッサーなってると、ハズくてコンビニに寄れへんねなー。やから、セットせんくてもイける髪型のマックス短いヤツ。」
「それだけのために?」
「そう。」
「プールの帰りにおでんが買える髪型?」
「プールの帰りにコンビニに寄れる用ね。夏限定。どう?」
「そんなピンポイントな注文は…なかったなぁ…」
ゆぅて、やっぱりシオさん、スタイルブック、取り出す。
あるやろか、プール帰りにおでん買う用ヘアスタイル。うん、ナイけど。まぁ、ナイけどぉ、シオさんはショートの中からセレクト。サイド・バック、どの方向から見てもマックス、短かそう。
「んじゃ、コレで。」
そうと決まれば、シオさん、躊躇ナシ。シオさんていっつもそやねん。スタイルブックの全スタイル、たぶんもう頭に入っちゃってるとみた。どんだけの人数にスタイルブック広げまくってんねやろ…。「ん~どうしよっかなぁ~」てゆぅたひとにはすかさず出しとんな、スタイルブック。今度の時にでも、こそっと隠してみよっかな。それか、ショートのページのどっかをマジックでミディアムにしとこかな。でもシオさん、全て頭に入っとるから「23ページのショートは襟足こんなに長くない」て気付く可能性高いなぁ…。難しいなぁ…なんかカラーの薬剤あるような棚から出しとるしなぁ…。隠してんのか…。さては虎の巻やなっ!

そんな虎の巻所持のシオさんに、
「私、とーとー舞妓になってきてーんっ!!」
と、報告。
「あ、なったん??で?どやった??」
「楽しかったよぉ~っ」
「で?写真は?」
「写真…やろ?」
「だって、約束したやん?」
「あるけどなぁ…ROMやねん。」
「んじゃ、今度ソレ持ってきてよ。」
「んー…いや、それはちょっと…。ブログでネタにしとーから、ソッチ見て。」
ちゅーわけでこのブログのURLを、伝えたいのは山マウンテンなのだが、私ね、ブログのURLね、開かないことにはわからんのよね。なんじゃそら。ブログタイトルで検索してみて…て、出るんかな。…それは、出るやろ。…いや、どやろなぁ。そんな不確かなカンジで一応、ブログタイトルだけを伝えてみたところ、そうじゃないかな~とはおもてたけどシオさんがギブアップを訴えた。
「ブログねぇ…開かんのやけど…」
「くくく。ぷぷ。ほなら、あれ、URLメールで送りますわ、夜にでも。」
私がわろたのはね、『シオさんブログよぉ開きはらへんねや、ぷぷ。』という意味ではなくって、『あ、やっぱ常識人が検索してヒットするブログじゃなかったんや…くく(泣)。』て意味で。
キーワード的なモノは絞ってあるし、内容が内容なだけにまぢめに何か調べようと考える人が検索するような語句が含まれていないこのブログ。私の知っている社会人の中で常識人的な発言が目立つシオさんが、ヒットするようなブログでなかったことが、残念、無念、こりゃ遺憾。
ブログが開かんと電話してきた時も「電話してすんませーん」ゆーてはったし、URL送った時も「忙しいのにすいませーん」て返信しはったし、そうゆうシオさんのジョージキ人の発言を聞くにつれ、「あ、ワタシ、フザけてる。」と反省もし、襟を正す。正すけど、形状記憶シャツじゃないから、すぐ崩れるのが難点だな。ワタシ、人間的に安モンだな。

律儀なシオさんは、順番に読んでいて今2月だと言っていた。辿り着いてないなぁ~舞妓に…6月の出来事やのに。2月かー…世の中夏休みに入るで~と、密かに突っ込みつつ、イロモノの世界へようこそ、とウエルカムメールを送ると、仕事の合間に読んでいてヘンな声が漏れてしまいお客さんに見られたやないかいどうしてくまんねや、と嘆いていた。仕事しなはれ仕事を、サボってたらネタにするぜニーチャン、と脅すと、どうも感染した模様つきましては慰謝料を半額で請求する旨、通知が来た。
ま、だいぶやりとりに脚色は加えてみたが、なんしかシオさん常識人やから。それに負けるとも劣るカンジでやっぱ脅しは脅しで終わらしたらアカンってコトで、ネタの刑に処す。ワタクシ、立派に更生いたす。今度のカットでは、まるめよかな。さすがになかろう、出家スタイルブックは。
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by yoyo4697ru980gw | 2008-07-19 01:33 | +YOU WIN!!+ | Comments(2)  

Commented by しげやん at 2008-07-20 10:34 x
いるいる。せっかく全うに生きてる人を、
アウトサイドに引き入れるヤツ。
カタギのシオさんの運命やいかに?!

ああ。恐ろしや
Commented by MA at 2008-07-20 23:16 x
↑いるいる。
↑こうやってアオるヤツ。

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