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毎年クラス替えがある可否小学校でチョモが度々同じクラスになっているツケマエ(カッコつけのチェラマエ:略してツケマエ)と、最終学年でまたもや同じクラスになり、最近「ジャレ友(ただ単にじゃれ合うだけの友達)」になっている。
「ツケマエ、プールのクラス何?」 「チョモと一緒、B。」 「あ、そう。泳げへんねや。」 「は?泳げるしな~!」 「Bて50m泳げへん子のクラスやろ?ナンボ泳ぐゆぅねん?」 「25。」 「25mは「泳げるしな~」て言える距離じゃないで。25m泳ぐひとに「泳げる?」て訊いてみ?「少しなら。」て言うからや。」 70m泳げるノロに「泳げる?」て訊いたら「うん…まぁまぁ…」て言ってたから。 「んで、チョモはなんでBなん?アンタ、50は泳いでるやん?」 「2~3回泳いでからA昇格組になんねん。最初から50泳いだら…しんどいやん?ちゅ~かもうAの昇格組になってんねんけどな。ヒラで50いって、クロールは40でとめてる。クロールって…しんどいやん?」 …まさかの能力過小申告。「しんどい」手前でやめるタイプ。私なんて50泳げるなんてイキってるけど、実際のところ40mくらいまでしか息、続かね~。たいがい「カッコい~」感じで能力は過大評価申告するもんなのに、チョモは自分の能力を下に下に言う癖のある嫌味なヤツである。そんなイヤミィなチョモにしてみたら、25mで堂々「泳げる」と言ってしまえるツケマエは、「カッコつけ」という冠を被せるべき人物なのである。いちいち「カッコつけのチェラマエと遊びに行ってくるわ~」と言っている。だから私も、「チョモならさっき遊び行ったで?カッコつけのチェラマエと。」と言っている。下校途中のツケマエとすれ違うと「バイバ~イ、カッコつけのチェラマエ~。」と挨拶。ツケマエは「ふんっ、カッコつけてないしなっ」とカッコ、つける。「コレ終わったら、スピードやろぉゼっ」とカッコ、つける。「きょぉ~もカッコ、つけてんなぁ~っ!」とおちょくるとニヒルな笑みでこう返す。 「…ふっ…違うしな…」 それがカッコつけとるぅ~ゆぅねん。 私は物心ついた時分から5年前まで、だいたい2~3年おきに居を替えているのであるが、その居替えがタタって、基礎学力というものを早い段階で落としてしまい、ちっとも勉強が好きになれなかったことから、基礎学力だけは我が子につけさせようと密かに「小学校に入学したらしばらく引っ越しはしない」と決めていたんである。この5年間で基礎学力の礎は築いたという手応えも市内統一学力テストの結果で出たことやし「そろそろ引っ越してもよかろう」との気持が芽生えてきた。チョモに学力がついたということは自動的にヘイポーのよき家庭教師をタダで手に入れたということでも、あるのだ。「どう??そろそろ部屋数を多くする引っ越しなど。」と提案すると、一名を除き賛成多数。一緒に住んでいない友人たちもイイやん・イイやんと賛成である。唯一、引っ越しに乗り気でないのがチョモで、理由は「学校を変わりたくないかなぁ…」だそうだ。学力うんぬんよりも、5年間共に過ごした友と離れるのがイヤなんだって。なので、イッサンがここんとこ、チョモと話し合いをしているのである。宝塚やったら、近いやん?とかそういったことを。チョモはチョモで、学校を変わるのはイヤかな~友人と離れるのはイヤかな~と感じつつも、「やっぱりこの文化住宅は、誰がどう見たって手狭である。」という正常な判定が出来る年齢であるために、気持ちが揺れている。とくに急ぐ必要もないので、家族全員の意見が一致するのを待つ所存である…といった現状なのであるが、どうやらチョモが引っ越すほうに傾きつつあるようだ。姫君ノートを持ってきたノロが私に訊くのである。 「フミ、引っ越しするん?って学校で訊かれまくっとったで?」 「なんで?アンタ、ゆーたん?引っ越ししたいって私が思ってること知ってんの、ノロだけやで。」 「えっ?!私、言ってないで?!フミが自分でゆ~たんちゃう??アイツ、言いそうやん。」 「あぁ…言うなアイツは…。そうか、じゃ、あと一押しってトコやな。」 「…するん?」 「うん、するやろ。チョモだけが皆と同じ中学行きたいゆぅて、反対してんねん。でも、自分の部屋も欲しいから、そこで揺れてんねな。この環境に嫌気は差してるみたいやな…よっしゃ。引っ越しのこと自分からしゃべったゆーことはコッチ側に傾いてんな、よっしゃよっしゃ。」 「私…この環境…好きやけど…。」 「大好きなチョモと離れたくないねやろ~ぉ?正直になりぃな。」 「…は?ちゃうし…。」 「チョモもノロと離れたくないみたいやで?」 「…そうなん?」 「ま、ノロだけじゃなくて『みんなと』やけどな。」 「… … …。」 「チョモは特別に誰かが好きなわけちゃうねん。みんなのこと同じように好きやねん。やからアイツ落とすのんは、時間かかんで?」 「…だから、そんなん、ちゃうから…。」 わかりやっすーいノロと会話をしていたら、遊び呆けていたチョモが一旦帰宅。学校で引っ越しするん?てウワサになってるらしいやん、と言うと、 「ぁあ、言うてん、ツケマエに。カッコつけのな。」 「言うたん?カッコつけのツケマエに?」 「うん。『ホンマにするん?な、引っ越しするん?どこ行くん?』てめっちゃ訊くねん、カッコつけつけツケつけツケマエ。」 「あぁ、カッコつけ~チョつけマエ~チョやったら、そら、訊くわ。」 「やろ??」 「カッコ、ツケマエやからな。」 「カッコ、ツケマエってんねん。」 その、カッコつけてるツケマエにこの度、ニュー冠が贈呈されることとなった。 それが『センナシ』。 それは、ツケマエが我が家にやって来た翌日に学校で起こった出来事であった。ツケマエの家にチョモが遊びに行った際に、ツケマエオカンから、ガッツリとおやつを頂いたらしい。このようにヨソサマから何かを食べさせてもらった時には、130%その報告をするように言ってあるので、チョモはツケマエを引き連れて帰宅するなり、こう報告した。 「あ、さっきツケマエんちで、タップリごちそうしてもーたから、お礼ゆぅてきた。」 「あぁ、そう。ありがとう、ゆぅといてオカンに。ごちそうさまーゆぅてチョモのオカンがゆぅてたってちゃんと伝えてな、ツケマエ。」 「うん。」 「ツケマエのオカン、見たことないねん。参観日の時にでもまた教えてよ。そん時にお礼も言いたいし。」 「うん。今度の時にな。」 「で?何ゴチになったん??」 おやつの内容を訊くと、チョモは間髪入れずに言った。 「ステーキ。」 「ステーキ?!ツケマエんちカネモやな~。おやつでステーキかぃっ。」 「ぅんまい、ぅまい、とろけるステーキ、御馳走になったわ~。」 「さっすが!カッコつけとるとおやつもちゃうな~!」 「三田屋よりウマいわ。」 「そりゃそ~と~ウマい肉やな。」 「遠慮せんと食べぇ~ゆぅてな。おかげで腹いっぱいやで、おやついらんわ。」 「もう夕食もいらんよな?ありがと~ツケマエ。助かるわ~!」 このチョモと私のノリノリノリっぱなしボケの間中、ツケマエは真に受けて「チョモ!ステーキなんか出してないやろっ!」「ステーキなんて喰ってないやんっ!」「違うし!」と訂正しまくっていた。 まぅ 「神戸牛?」 チョモ 「但馬牛。」 ツケマエ「違うやろっ!」 チョモ 「あぁ、違った?ゴメンゴメンあれ飛騨牛か。」 まぅ 「ツケマエ、オカンにゆぅといてな~。『偽装問題で大揺れの飛騨牛ごちそうさま~』ゆぅてチョモのオカンが礼を述べたと。」 「ボケたおし」というノリの無いツケマエには、もうひとつ無いものがあったのである。それが金銭感覚であった。だからニュー冠『センナシ』。低学年で携帯電話を所持しカードゲームのカードに1000円払う、そんな金銭感覚のツケマエの目に我が家は、生活保護を受けているような経済状況に見えているようである。この翌日、新しい筆箱を持参したチョモに「おっ!筆箱かわってるやんっ!」と驚いたそうな。筆箱壊れたらサ、筆箱、新調するやん。「とりあえず、新しい筆箱を買いに行くまでコレ使っといたら?」と渡したものが、あまりの懐かしさについ買ってしまった、誰のモノってわけでもない筆箱である。「これ、ボク用なん?」と言うので説明をした。 「誰用ってのは決まってないけど、買ってみた筆箱。知らんと思うけどこの筆箱は、象が踏んでも壊れません。」 アノ、有名な。壊したくても壊れない筆箱「アーム筆入」でござい。 「ゾウって…あのゾウ??」 「パォ~ンて鳴く、鼻の長い、動物のゾウ。」 「そのゾウが踏んで割れへんの??うそーん。ゾウの体重って『トン』やで??」 「うん、知ってる。」 「じゃ、ボク、乗ってみてイイ??」 「乗れば?」 「本気で乗るで??」 本気で乗ってもテキトーに乗っても、アンタの体重に変化はないゆぅねん。 本気で乗ったチョモ、当然ながら筆箱の圧勝。 「ホンマやなぁ…みんなに踏まそう…いい?」 「いい。」 断言しよう、可否小学校の大人に踏ませてみてもいいよ、壊れない。踏んだアトは大事にしろよ。 「コレって、いくらなん?高いんやろ??だってゾウが踏んでもつぶれへんくらいやねんから。」 「ぉお~!考える力がついてキたな~っ!!ソコ、ポイントやね。長く持つモンが安いワケない、って世の中の法則があってなぁ。ビニール製ペンケースよりは高いな。でも『どうやっても壊れてくれない筆箱』にしては安すぎる、といった価値ですな。」 「1000円!」 「ビンゴ~!!」 「まぢっ?!」 「それがなぁ…まぁ…随分前に買ったもんやからはっきりと値段は覚えてナイねけど、2~300円で買ったってコトはナイわ。アーム筆入は壊れないから高いってイメージがあんねよなぁ…1000円以上はしてると思う。500円以下ってことは絶対にナイな。」 こうして1000円くらいの相場を勝手に付けて持参したアーム筆入を、ツケマエは「100円に見える」と予想。 「ツケマエ、あいつなぁ…。ボクをどんだけビンボーやおもてんねんってくらいやねんで…。ちゅ~かな、ツケマエ、あいつ…値段のことわかってんのかなぁ…。」 とチョモは嘆いていた。以下、チョモに聞いた、学校でのツケマエとの会話。 「100円に見える…」 「失敬な。100円ちゃう。」 「なんぼ?」 「1000円。」 「え?!ソレ、1000円もするん?」 「ま、それくらいらしいわ。」 「なんで?なんで1000円するん?」 「知るか~っ」 「なんで、コレが1000円もするん?!」 「…ゾウが踏んでもつぶれへんからちゃうの?」 「え?!そうなん?!」 「らしいわ。」 「…それで1000円するんか…。でも、ソレ、1000円で買っていいん?オマエ、引っ越しするんやろ?引っ越し出来るん?家、買えへんのちゃう??」 「…は?」 この「は?」を言うたんは、私だ。続けて私はこうも言った。 「ツケマエ、金銭感覚…皆無やな。」 「金銭感覚いらん生活してんちゃう?」 「今の段階で無かったらヤバい未来が待っとるで…と思うんやけど…。あの子…家いくらで売ってるとおもてんねやろ…。」 「2000円ちゃう?」 「…それはヤバいな。」 「筆箱で1000円使っちゃったら、2000円の家の半額を筆箱につぎ込んでるわけやからなぁ…ヤバいやろな。」 「…いや、私がヤバいとおもたんは半額を使ったマイホーム購入資金のほうじゃなくてツケマエの金銭感覚のほうや。不動産屋に行かいでも、2000円ならコンビニで売ってるで、家。家族に何の相談もせずにバイトの帰りに買えるで、家。印だけでイイですか~、て訊かれるで、家。」 センナシのツケマエ。 …今後の言動に大注目、決定。 目が離せない人物である。
by yoyo4697ru980gw
| 2008-07-08 20:18
| +開楽館+
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