どうでもよいことを考えはじめたらキリがおへん どうでもえぇのについつい考えてまう どなたサンもその状態が「ミルニング」どすぇ

薄情さびしがり

金曜日の朝におじーちゃんから電話があり、日曜日に行こうと言っていた釣りだけど天気が悪いみたいで、土曜日ならなんとかもちこたえる天気だから仕事も今日から休みだし、子供達が帰ってきたら電話ちょーだい、という内容であった。子供タチは「行く行く~♪」ゆぅて行く気マンマンと踏んだ私は、仕事を早引けした。…だって、…なんか、ひとりぼっちの予感。イッサンは土曜日「フェア」とかゆう仕事で遅いみたいなこと言ってたし、アイツら絶対行くに決まってる、おじーちゃんち。だから早引けして、みんなで楽しく過ごすの。おやつ食べて、ナキヒーの誕生日プレゼント選びに行って、おじーちゃんに渡す父の日のプレゼントもついでに買って。
「おじーちゃんは早く迎えに来たいみたいやから5時くらいまで。」というタイムリミットを、おじーちゃんと電話で話したチョモが言うので、自転車をかっ飛ばしたら派手にコケてスライディング。後ろに乗っけていたナキヒーごとコケたから、ナキヒー超パニック。横腹をチロとすりむいたダケの傷口にジワとだけ血が滲んだのを確認したナキヒーは、もう半分死んだくらいのパニックぶり。「ダイジョーブ。だいじょーぶだいじょーぶ、どーどーどー…」と落ち着かす。行きかう人々、誰一人、助けてくれない、つめてぇなぁ~。なんとかなだめて帰宅したらあっつー間におじーちゃん到着。私がすりむいた右肘は、ナキヒーの5倍は負傷していた。私の傷、ナキヒーベースでは土葬されとんぞ。

土曜日は朝から晩までどっかに遊びにでも行こうと思っていたのだけど、その夜のシャワーが死ぬほど痛かったもんですっかりブルーになっちゃって、うううーと泣きながら夜更かしをし「もう、明日…遊べない…だって痛いから。」と弱気になる。「ほら…コケてん…」と泣きの訴えをイッサンにしたら「うん。」と言われ、もう明日…死んでるかも…と、致命傷の擦り傷で大幅に寿命を縮めた。…いいねん、いいねん、私なんて突発性さびしい病やねん…それで死ぬねん…。

「私…うさぎ年やねんやんか~…」
という私の決めセリフの後はこう続く。
「うさぎはなぁ~さびしくってさびしくってあんまりにもさびしすぎると死んぢゃうねんで~。ひとりぼっちにしただけで、死ぬんだよ、うさぎ。」
そうすると、このセリフを聞き飽きているミズオは言うのだ。
「はい。まぅちゃん、人間やから。」
「なーなーミズオ~…。私ぃ~うさぎ年。うさぎ、うさぎ。」
「はいはい。まぅちゃんうさぎ年やねんなー。うさぎはさびしいと死ぬねやろー?うさぎはなー?死ぬねんなー?」
さびしいって感情は死ぬ動機になり得るわけなんだぞ、うさぎも、ひとも。ほっといたらアカンで、ほっといたら。

かわいそうに私ったら大抵の人達に「ひとりっきりを満喫できるひと」と思われているのだ。真逆なんだぞー。ごっついさびしがりやねんからー。しかしそれを口に出して「さびしい」と言えない強情っぱりである。ホンマにさびしい時ほど私は、決して「さびし~!」とは口にしない。つーか言えないよね、さびしすぎて嗚咽しちゃってサ「ぁびじぃー…!」て発音しちゃうかな。アビバにかよてるじじぃを呼んでると思われるのがオチだね。

来る土曜日、いつもなら主婦を怠る私を起こさずに、勝手に早起きして勝手に出勤するイッサンであるが私のおでこをコツコツと叩き、
「…行ってくるで?」
と起こした。イッサンほど私を理解しとるひとはおらんな~と、感動。…そうなの…昼前に起きて誰もおらんかってごらんさい、ぁびし~っ!…アビバにかよてるじじぃちゃうぞ。
「…うん、バイバーイ。いってらっっせ~…」
「…帰り、遅いからな?」
「…うん、バイバーイ。いってらっさ~い…」
「…じゃぁな?」
「…うん、バイバーイ。いてらしゃーい…ごはん…どうするん?」
「…帰りに買ってくるわ。」
「…じゃぁ、私の分もこーてきて…」
「10時くらいまで待てるんか?」
「待てん。」
「…じゃ。」
ぁびし~っ!…アビバにかよてるじじぃでえぇから、一緒に茶ぁでもしばきませんか。
仕方がナイので、フて寝る。しかしすぐに目が覚めてしまって、地味に日傘を作る。ススム・ススム、ひとりぼっちやから。

朝ごはんも昼ごはんもろくろく食べずにもくもく日傘を作っていたら、さすがに17時過ぎくらいにハラ減ってきて、食物を買いに行こうという気持が沸いてきた。寂びし紛れにつけていたTVと電気を消して財布を握ったら、サブイボ立ったサ。…わしゃ、薄暗い部屋に帰って来んのかい…ただいまゆぅても返事のない部屋にご帰宅かい…エコより保護だろ…ワレのココロの保護のほうが大事だべわりぃけども…TVをつける電気もつける。私はサラダ巻きとくるみパンとミルクパンを買って、煌々と蛍光灯輝く我が家に帰宅した。

ひとりぼっちでサラダ巻き、ひとりぼっちでコーヒー、嗚呼、ひとりぼっちで運針。ひとりぼっちで便所に入ろうとしたら、ピンポ~ン。…アビバにかよてるじじぃが来たかなとおもて出ると、そこにはミズオの姿があった。
「今、おとんがオモテの紫陽花、切っててなー、まぅちゃんに持って行ってあげーってゆぅから、持ってきた~。」
ズズズ、ミズオぉおおぉおおぉおっ!!
「あいがとうあいがとーあぃがとーオリゴ糖~…」
ミズオが私の腕を取り、言う。
「ぅあっ!いやっ!!ど、ど、ど、どうしたーーーーん?!」
「…そやねん、大変やってんや、昨日、コケて。」
「…ぷっ」
…わろたやろ…今、わろたな、テメー。派手にコケたナキヒーのパニックぶりと今朝からの私のさびしぶりを玄関先でミズオに語ると、ミズオは言った。
「ひとりぼっちならなんで連絡せへんの~?ゆぅてくれたらええのに~!」
「え?!家におったん?」
「さっきまで塾行っとったけど。」
なんじゃそら。

あがる?と誘うと、私の「ぁびし~オーラ」を感じ取ってか、これからイカ釣りに行くことになってるけどチョットだけあがる~、とミズオが言う。ミズオと私は、似てるの。超さびしがりやのに、さびしいって言わないの。だから、私たちは約束し合ってるわけじゃないけど、互いにサビシ~時には、ちゃんと力になる協定が結ばれてるんだな。しかし、チョットだけあがっていたミズオに、オカンから呼び出しの電話がかかってきたので、ミズオは行かねばならぬ。ぁびし~!アビバのじじぃ期、到来。
「アンタ、釣らなアカンやん、イカ…。」
「そやねん、イカ釣るねん…。」
…イカって、こんな重い雰囲気で語る生物じゃないんじゃなイカ?
じゃ~ね~♪うん、バイバーイ♪と、私たちは明るく別れたが、程なくしてミズオから電話があった。
「まぅちゃん、家おるぅ??行ってい~いぃ~?」
「いいよ~♪おいで・おいで♪」
おとんのお友達も一緒にイカ釣りに行くもんだから、おとんをほっといて私をほっとかないことにしてくれたミズオ。私、かなり「ぁびし~オーラ」全開だったみたい。持つべきモノは、夕食喰わせた近所の中学生だゼ。

もうひとりぼっちじゃなくなった私は、ミズオとおやつなんかを食べて楽し~く過ごす。日傘作りも全然はかどらな~い。「終わったから帰るで~」というイッサンのメールにもたいした返事しな~い。「あと7~8分で着くからな」という心配のメールには返事すらしな~い。だって、ひとりぼっちちゃうも~ん。さびしすぎて死んぢゃったとおもたイッサンは「おい!!」とメールをよこしたが、ひとりぼっちじゃない私はすっかりさびしくなくなって「はい?」と返した。「イッサン、終わったから帰ってくるねんてー。2時間も早かったな、帰り。」とミズオに報告すると、「じゃ、イッサン帰って来たらミズ帰るわ。」と、しかとバトンタッチまでしてくれると保証。

イッサンもミズオも、だ~いすき。
薄情な私を、愛してくれてありがとうオリゴ糖。
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by yoyo4697ru980gw | 2008-06-09 00:49 | +開楽館+ | Comments(0)
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