妄想込「麦芽」

麦芽という飲み物を飲んだ。人生二度目の麦芽飲み下しである。麦芽とは、「植物性たんぱく飲料」で、イソフラボンに鉄まで入っている体によろしそぉな飲み物である。豆乳と麦芽エキスをブレンドしてコーヒー風味に仕上げているのだ。だが、口が裂けてもコーヒーとは言えない。コーヒー中毒で舌がアホになっている私の口が裂けてもコーヒーとは言えないのだから、相当コーヒーから遠い飲み物である。要するに豆乳を飲みやすくコーヒー味にしているが、素材の風味が生かされまくっている豆乳飲料なのである。つまり豆乳だ。コーヒーっぽくしてみた豆乳なんである。
前回、親戚のおばちゃんにもらったので、飲んでみた。感想は「飲めないこともないけど、二杯目はいらん。」であった。今回の感想も寸分違わず同じである。飲めないこともないけどやはり二杯目はいらん。同じおばちゃんからもらった麦芽。よっぽど麦芽に興味があるらしい。たぶん、お潰れにならはったコンビニのテナント募集中に移動式の健康食品販売店が、午前と午後にわかれて健康食品をタダでくれるイベントをやる、アレに行っていると踏んでいるがどうだろう。アノ行列の中に、おばちゃんはいる。お年寄りがかなりワンサカ集まっているので、私は3回ほど偵察に行った。だっておもろそうやねんもん。最初はシステムがわかっていなくって勝手に入って行こうとしたら、ダメだった。なんか「引換券」みたいなものがなければ入れも貰えもしないという怪しいシステムらしい。その券とやらはどこで購入するのかを探ったら、勝手にポストに入ってるんだって。おっと実に怪しいじゃないか。タダで何かが貰えることになる券が勝手にポストに入っているなんて、これほど怪しい出来事は滅多なことではないと思う。ケツの穴が痒くなって私はいてもたってもいられなくなり、とにかく引換券が勝手にポストに入る日を今か今かと待っていた。しかし、我が家のポストに引換券はついぞ姿をあらわさなかった。(後日、知り合いからその引換券なるものを土下座して譲ってもらった。期待通りのおもろい体験であった。)
戦争を知る年代であろうおばちゃんは、健康食品の会社がPRのために配っているサンプル品を、配給感覚で受け取り、それを栄養失調の私にくれはる。他にもプロポリスなんとか、みたいなドリンクもいただく。私はおばちゃんからもらえるこの健康食品の数々を密かに「救援物資」と呼んでいる。おばちゃんは、私の健康を管理してくれるありがたいおひとなんである。実際、おばちゃんがくれる健康食品で私の身体は健康になっているのかもしれない。がしかしそれを上回る効果を出しているのが、心の健康である。救援物資は何よりも私のココロに栄養をくれるのだ。どれもこれも、ワクワクするんである。「きざみ海苔」の袋は開封すると翌日には「カタマリ海苔」になるという素晴らしさ。私はそれをミルフィーユを上から一枚一枚剥いで食べるかのようなワクワクさで、「剝がし海苔」に出来るのである。無添加だけど、味がこれでもかと付けてある。剝がした海苔一枚で、魚沼産コシヒカリが5~6杯はいけるだろう。おかずなくても、魚沼産コシヒカリならそれだけで3杯いける、日本人なら。
他にもワクワクするような救援物資はある。「混ぜて炊くだけで赤飯みたいになる雑穀」や「糖尿になるんちゃうかゆぅほど入れても全然甘くならない砂糖」や「舐めるのか噛むのかどっちかはっきりしない飴」。あぁ、それから「どうみてもインスタントなのに身体によい成分だらけで出来ているラーメン」てのもある。開発者の技術に拍手喝采である。どれをとっても片腹よじれる楽しさの救援物資。楽しくておいしい品々の中で、この「麦芽」は異端児である。マズいわけではないのに、ススまないという絶妙のポジションで、怪しモン好きの私のハートに揺さぶりをかける存在なのだ。
2杯目が飲めない麦芽は、結構な時間私を束縛する。元来のもったいながりを発揮して、私は麦芽を捨てない。情には厚いのだ。一度関係を持ったからには、そうそう簡単に捨てないのがオイラのヒトトナリ、てなもんである。
「よしっ、今日も一杯は飲み干そう…。こうやって毎日一杯ずつ…」
麦芽を飲んだ私の身体は確実にイソフラボンと鉄を摂取して健康になるってのに、毎日のプレッシャーでココロは不健康なんじゃないかと、思えてくるほどだ。
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by yoyo4697ru980gw | 2007-12-27 01:37 | +ミルニング+ | Comments(0)

どうでもよいことを考えはじめたらキリがおへん どうでもえぇのについつい考えてまう どなたサンもその状態が「ミルニング」どすぇ


by MA