気に入ったものを長年愛用するほうなので途中でガタがきて、修理が必要になる。
しかしたかだか10年愛用すると今の日本では、廃品番号の商品となり部品がないだとか、メーカーでも修理対象外だとか、修理をしてくれるひとを探す段でこう言われるのだ。
「修理するよりも買い替えたほうが安いですよ」
我が国ニッポンのもったいない精神が泣くほどの情けなさである。
手先の器用さを誇る日本よ、技術力で日本製を高みにあげてきた日本よ、いいのかこれで。
「ニィちゃんな、確かに安さは魅力やけど、これにならお金をかけてもいいと思える魅力があるなら私はお金を払うねん。安いことだけが価値じゃないで。良い物を良いと評価出来ることも価値やで。今後な、修理したいって相談があったらそのひとに修理したい理由を聞いてみ、ニィちゃんの価値観が変わるかもわからんで」
目利きのチカラはそうやって培っていくもんや。
これからの日本を担うニィちゃんらの世代が、使い捨てのニッポンを変えていったらどうかな。
次から次に新商品が出、カラーバリエーションも豊富でデザインもオシャレしかも安い!という中で、「買い替えるより高くはなりますが、とても良い商品をお持ちなので腕の良い職人に修理してもらえばあと10年は使えると思いますよ」と修理をすすめてくる販売員がいるお店は、最高に素敵でカッコイイと思うけどな。
そんな販売員を雇っているなんて、お店の価値も高いよね。
修理してくれるひとが見つからなかった結果これまで、修理技術を自分につけるカタチでやってきた。
私は基礎学力と知識は乏しいが、それを応用力と経験で補って生活している。
それなので、修理が得意である。
もともと手先は器用なほうだったのでそれが功を奏し、いまやキーボードの折れたツメを再形成することが出来る、材料費100円以下で。
どのように再形成するかは企業秘密なのでお教え出来ないが、反応が悪くなったから無理矢理に取り外してツメを折ってしまった私のPCのキーボード3つ、再形成手術をしてはめ込んでもう1ヶ月以上は経っていると思うが、小学一年生の前歯以上にグラグラしていたキーボードが、叩いても叩いてもビクともしない。
最初のツメは再形成するのに2回ほどやり直しが必要だったが、3回目にはもう劇的な早さで1回でキめた。
完全出来高報酬制の闇医者なみ。
あたし、ツメもう失敗しないので。
それでは本日は、去年からヘンな音がするアロマパフューマー分解修理の大手術を行います。
電気で動く機械の故障の原因といえばホコリか水と相場が決まっているので、分解して取り除きましょう。
通常サイズのドライバーが入らないということは、精密ドライバーの出番。
あれ?1本足りないな、ドコだろ。
ま、今日は必要ないからいっか。
精密ドライバーの頭はクルクル回るようになってるのが賢いところで、
この頭を薬指の付け根あたりに押し付けて指でクルクルすると便利。
見えない奥のほうにネジがあるけどカンでクルクルしてもちゃんと外せる。
ホコリだね、原因は。
これをキレイに掃除して、ネジというネジをチェック。
なんせ10年使ってるからネジが緩んでいて音が鳴ってる可能性もあるからね。
無駄にムーディなアロマパフューマーの大手術は成功です。
通常はライト点けずに使用しているんで、こんなカンジ。
術後どうもモクモクっぷりが増えてるような気がするんだけど、カレンダー大丈夫かな?
なかなか厚みのある紙だけど波打ったりしないよね?
さて本日で、第二回プラチナブロガーコンテストも終了のようです。
予定外の風邪をひきながらも記事を量産してきましたが、ためになる記事はひとつもありませんでしたね。
これが自由部門最後の応募になるかと思いますが、ただただ静かに読んでいてくれた皆さん、長文読破お疲れ様でした。
でもね、このコンテストに応募している期間の記事は量産が目的だったので、これでも短いんですよ。
インスタやツイッターが主流だからすごく長文に感じたでしょうが、私の中では短い文章でした。
じっくり考えることもせず、推敲もたいしてせずにいました、なんしか自由なんだもの。
多少の粗さはあったと思いますが、その時々のストレートな作文だと思って読んでいただけていれば幸いです。
好きなことを好きなように好きなだけやっていくってすごくバランスの取り方が難しくて、ひとはひとりで生きてゆくことなんて到底できないんだな、との思いを噛みしめる今日この頃です。
きっかけやタイミングなんてそこいら中に転がってて、そのどれひとつを取ってもさして特別なことではないんだね。
気付くか気付かないかの違いがあるだけ。
途中でハッと気付いたら特別なことのように感じるし、最初から気付いていたらそれはごくごく当たり前のこと。
そんなわけで、今年ハッと気付いてこのコンテストの応募記事を量産していた私ですが、明日からはまた別のことを始めます。
創作意欲ガンガンだから、心の赴くままに。