退会出来ないシリーズ⑮

Woofoo.net by GMOよ、いいかげん私の退会届をちょっとは読んではみらんか。
この1年と8ヶ月間、私の退会届が125通を超えて提出されており、そのひとつひとつに退会理由詳細ルポが投稿されているが、ちっとも管理・運営の更新に興味がないみたいではないか。

表示幅の小ささからみるとスマホが普及する前の『ケータイサイト』としてスタートしているみたいだが、フリーライター登録サイトの存在はGMO的には闇に葬ったということか。
システム上は生きているぞ、早く気付んだGMO。

最近では投稿の更新がべらぼうに早いユーザーがいて、新着表示一覧独占!貸切!みたいなことになるのを、私がひとつだけポスと投稿して頑張って阻止している、という不毛なバトルが繰り広げられている。

新着の販売コンテンツ一覧の表示数は30で、バトルの相手は一日に平均6投稿しているから、私がポスとその中に放り込んだたったひとつの記事が、計算上は5日で新着投稿一覧から消えることになる。つまり、5日間で私の退会届ルポをひとつ完成させなければならないのだ。これまでで最も締め切りまでが近い原稿の提出期限で2週間というのがあった。
「に、に、2週間っ?!こんな短期間で書くもん?!」
出版業界とはかくもキビシイ条件を突き付けてくるのか、と思ったね。テーマだけが決まっていて、ゼロからのスタートで2週間である。推敲の時間はくれない感じか。作家が締め切りを守らないのも納得である。2週間で書き上げて推敲ナシで締め切りを守って提出した原稿は、当然ながらボツ原稿となった。2週間でも能力不足だというのに、5日間である。
Woofoo.netを退会するのも至難の業だが、新着記事を一覧にあげ続けるのも至難の業である。

盆踊りハイシーズンとなりWoofoo.netの退会にかまけていられない今日、私は禁断の手法に出ている。
違うのサイトに投稿した記事の転用である。
自分の作文なわけだし、盗用ちゃうからえっか~おもて。
これまで、自分のブログやさまざまなSNSにいろんな作文をしてきたけれど、記事を使いまわしたことはなかった。
それくらいの量の作文だったらこなせると思って事実そうしてきたし、長文を得意技としてきたので自分は量産型だと思っていたけれど、まさか使いまわすとは…トホホ。
ボンブー療法が終わったら精進しよ…。

そんなわけで屈辱の退会シリーズのはじまり・はじまり。

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裁判員通知、受け取ったひとはもう受け取ったことだろう。
2009年から毎年心待ちにしているが、私には未だ届かない。

法律でそうと決まっていても、実際の現場では労働法を無視して従業員を働かせている会社は山ほどある。しかしそんな会社でも職を失ってしまっては明日の喰いブチに困るため従業員は声をあげない。その弱みにつけこんで会社もわかってやっていることなので性質が悪い。最初は我慢出来てもその悪質さに気付いた新人は辞めていく。当然だが辞めていく新人というのは早い段階で会社の悪質さに気付く事が出来る人材なので仕事も出来るひとが多い。
そんな会社にとって益となる人材を悉く失うので常に人手不足に陥っており、新人には常に悪質さがさらに増した労働を強いることになる、これではせっかく入った新人も早々に辞めてしまう。よって、求人を出すも出すもひとが続かない。
ブラック企業で働き続けるひとはその悪質さに同調し維持サポート出来るひとであって、同調出来ないまともなひとは辞めるのでいつまでたっても会社の職場環境が悪いということに気付かないし改善もされない。
完全に負の連鎖となっているのだが、びっくりするほどそのことに会社上層部も気付かないのだ。

そうそうそうなんだよね、と思ったブラック企業にお勤めの皆さんお待たせしました。
裁判員制度によるブラック企業あぶり出し大作戦です。
アナタの企業の不正を、裁判員制度を利用して暴くのです。

「裁判員やってます」という「職業は寺山修司です」ばりフレーズを使うと、雇い主は裁判がある日は休みを保証せねばならんことになっています。

有給なんて使っちゃったら通勤出来ないような遠くの営業所へ飛ばされちゃう斬新なシステムの会社で働いている我が夫は「有給を使った社員の左遷」の憂き目を数々みてきたので「裁判員に選ばれたら事実上のクビやな…」と心配していますが、聞いて驚け夫よ。
裁判員の「裁判ですから有給」は守られているのだ。
裁判で仕事を休んだことを理由に解雇や左遷といった不利益な扱いをすることは、法律が禁止しているんである。

左遷されそうになれば言うがよろしい「これが不利益な扱いかどうかをついでに裁判長に確認してきます」と。

さぁ、裁判員のアナタをどう扱うかでアナタの属する会社がブラックかそうでないかがハッキリします。
その後の身の振り方を決めるのは、アナタ自身です。

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夕方、帰宅中の小学生とすれ違う。
彼らは4~5人程度で群れている。
どうやらその仲間内では「元気ですか~っ?!」と言う遊びが流行っている模様。
すれ違う全ての見知らぬ人たちに元気よく声を揃えて「元気ですか~っ?!」と訊きまくっている。いと、をかし。
手当たり次第とはこうゆうことを言うのだという見本が、そこにある。
老若男女問わず、犬にまで。
感服した。
セリフもトーンもボリュームも、一切、何も調節しない。
老人だろうが幼児だろうが犬だろうが、何も変えない。
躊躇なく「元気ですか~っ?!」と声を張る。
真の平等とはコレかとさえ思った。

「元気ですか~っ?!」
「病気ですよ~っ!!」
私は元気よく声を張った。


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水のラベルに書いてあった。
「雪どけの味がする」

私は宮崎のド田舎の山の豊富な湧水を飲んできたので、水道水の質の悪さには体が敏感に反応する。大阪の水道水では、ひどい病気に罹ってしまった。以来、水道水をナマでは飲まないようにしている。

しかし私が味わった宮崎の水とは南国の湧水なので、雪どけの味はさすがに知らない。体に異常が出ないということは、質は良いということだと思う。きき水が出来るほど舌に自身はないが、水道水との違いくらいならわかる。しかし雪どけの味を知らないので「うん、確かに雪どけの味がする。」とは言えない。

だから私はこのキャッチコピーをこうしたい。
「カルキとカビの味はしない」

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朝、7時くらいのことだった。
出勤するために外へ出た夫が、
「まぅ、来てみ。トリ、死んどる。」
と私を呼んだ。
「えぇ~…何のトリよ…」
と私は室内から訊いた。
しかし夫はわからないと言って、とにかく見るようすすめる。
おもいっきり気は乗らないが表へ出て確認した。
私にも何の鳥だかわからない。
スズメ2匹分ほどの大きさ。
想像したより大きな野鳥の屍に、私は「なんで~どうして~どうすんのぉ~」を連発した。

玄関の前に犬走りがあってその前に駐車場がある。
犬走りより向こうで駐車場より手前の「我が家の前」という絶妙のポジションで御臨終していらっしゃるのだ。
「あぁああぁあぁ…」
私は部屋へ戻った。
そして呟いた。
「鳥がトリがとりが…死んでいる…確実に死んでいる…既に死んでいる…」
そのただならぬ絶望感を察知した二男が布団で横になったまま、私に訊いた。
「何のトリ?」
「…わからんのや…スズメよりは大きい、カラスよりは小さい。」
「何色?」
「茶色と焦げ茶色をしてた…」
「何か液体出てる?」
「…やめてぇ…出てない出てない出てない…」
リアルな質問、すんじゃねぇよ。
もしかして気絶しているとか場所を間違って冬眠に入ったとか、そうゆうことで死んではいないかもしれないので、長男が確認のために触ってみた。
「どうやった?」
「死後30分以上は経ってんな。だいぶ死後硬直すすんでた」
「よし!警察に電話する」
「警察はやめたほうがええで」
「なんでや。こんな時間やもん、警察以外に何かしてくれるとこあらへん。なんといっても警察は24時間やっとるからな。」
「え?!警察って24時間なん?!」
「な~にをゆぅてまんねや、警察が24時間営業やらんでどこが24時間営業すんねや。コンビニがやる遙か昔っから、警察は24時間あなたのおそばに、や。庶民の『困った』にはみのもんたより答えるで」
ま、保健所紹介されるんだろうけど。

110番は最初に「事件ですか?事故ですか?」と言うとは本当だった。
でもその前に、まず名乗る。
「はい110番です、事件ですか?事故ですか?」
「相談なんですが」
「はい、なんでしょう?」
「今、家の前で野生の鳥と思いますねけど、死んでますねん。どうしたらいいかと思って」
「そうですか。今、近所でですね、その鳥の首がないとかそうゆうことで騒ぎは起こっていませんね?」
「いいえ、全身あります」
「では、市役所か保健所に、その死骸を処理してしてもらえるよう電話してください。この時間帯、職員はまだいないかと思いますが、市役所の電話番号はわかりますので、言いましょうか?」
私は市役所の電話番号をメモした。驚いた。騒ぎが起こっているか起こっていないか、というのが事件のポイントのようである。周りが騒げば、事件か。近所が騒げば、警察が動く。騒がず、焦らず、ごゆるりと。

時間帯的に早いみたいなので、市役所に電話をすることも出来ず、私は外へ鳥の死骸の確認に行った。
するとどうだろう、ものの10分の間に、鳥の死骸が忽然と姿を消したのだ。まさか、私が死骸の処理を頼むつもりだという警察とのやりとりを聞いていて蘇り、最後の力を振り絞って逃げたんじゃ…と考えるのはあまりにも非現実的なはっきりとした死骸だった。

「これは…これは事件のニオイがしないか??」
私は朝ごはんを食べている我が子2人に訴えた。きっと私がなんか恨みでも買ったんだよ、それでやったのさ、そんでそんでこれは1ヶ月くらい続くの。毎朝毎朝同じ時間にいろんな野生動物の死骸がお供えされるという、陰気な嫌がらせなんだよ。精神的にまいるまで続けられるのさ。死骸だってどんどん大きくなるんじゃないのか?え?野良猫、野良犬、野良白熊…事件だ…明日野良ウサギだったらどうしよう…。そんな妄想を訴えたら、長男が一蹴した。
「まぅ…朝はな、どんなひとでも忙しいねん。そんなことしてるヒマはないで?まぅ、キライなひとにわっざわざ朝早起きして死骸届けに行く?」
「行かんな。ヤだな、キライなひとのために早起きなんて」
「やろ?」
「でも本当に嫌がらせのためにわざわざ早起きしていたとしたら?嫌われっぷりが異常じゃない?相当のことやったんやろなぁ…何やろ?心当たりなんねんけど!無意識にそんなヒドいことって出来るもん?!」
「大丈夫や…『心当たりないねんけど~!一体ワタシ何したんやろ~?!』てことを考えられへんヤツが異常なほど嫌われんねん。あれは嫌がらせじゃないから安心しろ」
朝っぱらから冴えてるね。
ほんで、死骸の死後硬直確認したのによく食欲あるよな。


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私の知っている技術職の職人さんというのはおおかた現金主義である。
振込みではなく「集金」というかたちを取るかたが多い。
棟梁である夫の父もまた、しかり。
ただ棟梁仕事は額が大きすぎるのでさすがに振込みであるが、棟梁からの各技術職への支払いは現金のようである。

棟梁が我が家のリフォームをしている時に、職人さんのおひとりが集金にみえた。息子の家にいるんや~みたいな会話がなされ、ココがどうやらその職人さんの現場に近かったらしく、じゃぁもらいに行きますわ~というような流れになり、ついでに支払いが行われるような感じ。
「お疲れさまです~まいど~」
と職人さんが挨拶をすると、棟梁が私に聞いた。
「アンタ、17万ほど立て替えといてほしんやけど?」
「えぇっっっ?!じゅ…じゅぅななまん…ですか???」
「ないの?」
「はい。この家にはおろか銀行口座をハシゴしても17万は立て替えられませんけど…」
「あら…そしたら…しゃーないわ…ん~…ほんならねぇ…ウチの嫁さんにゆぅて準備しとくから、明日また来てくれる?すまんかったねぇ。先にお金があるかの確認をしたらよかったねぇ」
…職人さんは手ぶらで帰って行った。

何がスゴいって、電話で会話した時すでに棟梁は自分がお金を持っていないことは知っていたうえで、我が家に立て替えられる17万という現金があると思っている事実である。
17万ゆぅたら我が家の定員4名が1ヶ月生活出来る金額に相当するのだけど。私か?私の金銭感覚ダケがべらぼうに狂っているのか?ビンボーが悪化したのかもしかして。
17万のキャッシュはすぐには、ないだろう?
前もって用意する額だろう?

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急に長男が「あっ!」と声を出す。
ファミレスに行き、それぞれに自分の好きなことに没頭している最中に。14歳の長男(当時)は宿題をやっつけ、13歳の二男(当時)は本を読み、私(年齢非公開)は仕事30%遊び50%ドリンクバー20%を独自のタイミングで切り替えていた。

「今、急にシャーペンがごっつぃ書きやすくなった!すんげぇなめらか!突然やで!なんでやろっ?!」
知るか~~~~い!と内心は思ったが、こう答えておく。
「ふぅ~ん…書いてるウチにシャー芯が書きやすいカンジに削れたんじゃないの?」
「いいや?新しく出てきた芯やからまったく削れてないねん。使い始めからなめらか。書きやすい。なんやろ???」
知るか~~~~い!ふたたび。私はもう答える気もなく、黙っていた。

すると、本を読んでいた二男がボソっと答えた。
「それは、そのシャー芯が『ユニ』やな。『ユニ』の『ナノダイヤ』や」
「はっはは~…いくら文房具研究に勤しんでるちゅうてもやなぁ、使用感の感想で商品名を当てたらアンタ、博士やで~!自分でつこたわけでもないのに~」
と、私は二男に突っ込んだ。
「それで当てたら驚きやなぁ~。お~じょ~しまっせぇ~~~」

しかし驚いたのは長男だった。
「ああああああああ~~~~~っっ!!!!それ!!ユニや!ユニが出てきたんやっ!!!一本だけ入ってんねん!ユニ!!!」
私もびっくらこく。
「うそ~ん…マジのハナシで?!」

チョモによるとクラスメイトがシャー芯のケースを持っていたのでかる~く「一本ちょうだいや~」と交渉したらしい。するとそのクラスメイトが「このシャー芯は高いねんから~っ!」ゆうて1本くれてやるのをも渋ったそうである。「オマエ~いくら高いゆぅても1本で20円も30円も違うわけちゃうやろ~~ケチケチすんなよぉ~~~っ!」とチョモがブーイングを浴びせてクラスメイトから1本せしめた。
「ほんまめっちゃ『高いねんぞ~高級シャー芯やぞ~』とか言われてさぁ~!そのケースにユニって書いてたわっ!それが1本だけ入ってんねん!それが出てきたんやっ!たしかソレやな、ナノダイヤ。なんかそんな名前ゆぅとったな」

ただひとり、まったく動じていないシャー芯博士は静かな声で、ピンとキているチョモに豆知識をご披露。
「…ユニのシャー芯はナノダイヤってゆぅのを入れてんねん。他のは不純物を抜いてんねん。抜いてるのか、入れてるのかで、ユニは入れてんねん。シャー芯ならユニが一番やな…折れにくい」

博士~~~~~~っ!!


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「大きくなったらお魚屋さんになるて言う子供はいるけど、なかなかお肉屋さんになるって言う子供っておらんよな」
「そうそう聞かんな」
「タイとかメバルとかカワハギとかの名前を当てる子供はいるけど、黒豚とか但馬牛とか当てる子供はおらんよな」
「そうやなぁ…家業が精肉店でも、ココが牛ロース、コレはタン、コレはイチボ、て得意になって言う子供は見んな」
「なんで肉はないんやろう?」
「言われてみればやな。子供って魚より肉のほうを食べてるカンジするのにね」
「やろぉ?ハンバーグとか好きやんなぁ?バランスかな?魚は売るほう、肉は食べるほう?」
「だから子供って野菜は見るだけなんやな」
「そうなってくるよな」
なってこねぇよ。
売買用・食用・観賞用のバランスを保って子供が野菜を見ているわけではない。
単に野菜嫌いなダケや。

「なんで肉はないんやろう…お肉屋さんになりたいって言ってもよくない?」
「まぁ…水族館とかよく行っていろんな種類の魚を見るから興味を持ちやすいんやろ。馴染み深くなるほどいっぺんにいろんな種類の家畜を見るって機会はあんまナイしねぇ」
「魚は見てても楽しいもんなぁ」
「魚屋さんはなんか売る時のセリフもかっこええやん。『安いよ安いよ~明石でとれたて!今日はタコが安いよ~!』とか。これが肉だとちょっとねぇ『安いよ安いよ~外国の牛だけど最後3ヶ月くらい日本の牧草を食べて過ごさしたから表示的には国産牛になってる肉が、やっすいよぉ~~~~!』詐欺っぽいもんね。肉は売り文句で子供の人気をかっさらえへんな」
「…そっかぁ…だから子供に人気ナイんかぁ…」
信じたの?今の?
生きたままの牛を輸入するのってすんごいコストかかるらしいから、そんな売り言葉は言ってないと思うけどね。
やってたとしても言ってないと思うし。


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『いらっしゃいませ』に続きがあったことをコンビニ店員の「いらっしゃいませこんばんは~」で知りました。

コンビニの店員も客も、何か知らんけどとにかく一刻を争ってる!てカンジがする。現代人はきっと忙しいんだね。人生緊急事態中みたいなことかな、精神的に。 朝イチだけど今日という一日が10時間を切ってるんじゃないかな、体感時間的にね。
「レシート要りますか?」の「レシートい」くらいでもう客は聞く耳もたんと出口へまっしぐら。ネコがカルカンに向かうスピードより速いかもしんないよね。

そんな一刻を争う世界のコンビニでこないだ、不覚にも感動しました。
何を買ったかは忘れたけれど1000円札と小銭の組み合わせで出して、お釣りがちょうど500円になるようにしたの。
その時に前もって「レシートは要りません」と、レジに立っていた大学生風の長身の兄チャンに告げたんだけど、ノッポの君は返事ひとつせず500円をアクロバティックに返してきたのよ。
わしゃ帰宅するなり、19歳の息子に叫んださ。

「ちょっと、ヒー坊!今日すんごいコンビニ店員に出くわした!」
「…何?」
「コンビニ店員のイラっとくるお釣りの渡し方のレパートリーはさすがにもう出尽くしたと思ってたけど『まだあったんか!』ていうもの凄い技を炸裂さした兄チャンがおった今日」

掌を出しているというのに何故か掌の真下の台にレシートをそっと置きその上にお釣りを積み上げる店員「お釣りのほう『粗茶でございます』方式にてお返しさせていただきますスタイル」
出している掌のはるか上空から握りしめたお釣りをダイブさせる店員「もこみち下味&オリーブオイルスタイル」
お釣りの紙幣をやたらめったらパチパチ弾く店員「ポール牧を凌ぐ指パッチンスタイル」
一枚ずつ1000円札をレジから出した瞬間スタートでクルクル高速回転させて渡すのを4枚続けた店員「打倒村主章枝高速スピンスタイル」
お釣りをもらうために広げた掌の手首をグッと掴まれ店員のほうへ引き寄せられた挙句、拳の中で握ったお釣りの小銭を小指から乳牛の乳搾りの逆バージョンで絞り出してきた店員「絞りたてのお釣りですマジックショー(観客参加型)スタイル」

他にもいろいろあるけどキリがないので印象深いスタイル5つに厳選しました。
さすがにこれを上回るお釣りの渡し方などあるまいと、油断してたねぇ。

ノッポ君は500円玉上部を親指と人差し指の2本でほんの少しだけつまみ、500円下部を自分の方に傾けると手首のスナップを異様にキかせて、私の掌めがけて500円硬貨を投げ返してきたのである。
名付けて「バリカタに茹でたこだわりの自家製麺の湯切り一筋20年スタイル」

「もうね、渾身の一振りってカンジだったね。今までの中でダントツ無礼。あのコの人生に何が起こったらこんな500円の投げ方が出来るのかな~て思ったらさ、初対面でナンなんだけどヤクルトおごりたくなったし。いつでもハナシ聞くよ、て言いそうになったわ」
「なんでヤクルト?」
「とりあえず乳酸菌かな~と思って。ま、おごってへんねけどな。でもおごったとしてもありゃ簡単に心は開けへん思うわ~。こだわりがこじれとる、あの投げ方は。」
「スゴいな。もっともっとスゴいひとが出てきそうやなァ」
「LINEとコンビニはバージョンアップの頻度が高いね」
「おちおちしてられへんやん」
「ホンマやで。ちょいちょい行かなアカンでコンビニ。知らん間におもろなっとるからな。ついつい安いから何でもイオンでこーてまうから行きそびれるわ」
「コンビニの『絶対定価』な」

熱力学、絶対零度。
スカートとオーバーニーソックスの狭間にある太もも、絶対領域。
コンビニ、絶対定価。
覚えておいて損はありません。


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「今、家庭科でブタ作ってんねんやんか?」
中学生だった息子がある日、そう報告してきた。
「食べられる豚ってコト?育てるトコから調理の一環?」
「違う違う違う、ブタってそっちじゃなくて、人形の」
「…裁縫?…裁縫のことも家庭科って言うん?今?」
昭和50年生まれの私の世代では被服ですが。
「家庭科」の中にあっても裁縫に関わることは特別に「被服」と表現していましたが。
「家庭科やで?今日、ブタのミミが出来た」
ミミガーだと食べ物なんですが。
「ミミから作るん?鼻が一番のポイントやねんからソコから作ったらスムーズやのに」
「鼻は最後やで。特徴的な部分やから最後に作るねん」
「ヘタクソやからちゃうか?ミミとかバディとかの失敗しても取り返しのつくトコで手慣らししといてヘタこかれん部位を作るための技術を培ってからとかな」
ヘタクソが恐れ多くも一番のメインから着手しちゃいけないっていうルールで学習してんのか。
職人気質つーかなんつーか。
「鼻なんやけどぉ…自分の好きな位置に付けていいって言われてんねん」
「自由意志の範囲が狭い。たいがい目と目の間付近にもってくるわぃ。じゃ~せっかくやからっつってシッポの横に鼻もってくるアホがおるんか?」
全体を見、この二つの特徴から察して「ブタかな」という雰囲気にはなるが「ぬいぐるみ」としては大失敗である。

「いやいやいや~そ~ゆ~意味じゃなくてぇ~ちょっと上のほうに鼻をもってきてもイイし、下のほうにつけてもイイし、それは自分の好きにするねんて~」
「…そうか。正直なコトゆぅてええ?」
「なに?」
「どーーーーーーーーーでもええわ。ホンマに、ブタの鼻の位置なんてどこでもええわ。ズレてようが縦になってようが私は許せる」
その出来上がりのぬいぐるみを「あげる」と持って来た日にゃぁ、許さないけど。
「前もって言っとくけど、絶対にいらない。」


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「イイこと考えたぁ~♪」の『イイこと』の信頼度ってたいてい低い。

おトシゴロの息子が風呂に入る前、スライド式のドアを閉めながら私にこう言った。

「決して覗かないでくださいね…」
「機織りか?」

我が家は築古年の中古住宅をリフォームしているので、レトロな間取りを無理からバリアフリーにしている不便さがある。
その最たるものが風呂で、2畳あるかないかくらいだった風呂をくつろげる大きさにするため、二枚ほど壁をぶち破った。
よって、トイレ・洗面・脱衣所・風呂が完全バリアフリー仕様なので、風呂に入るからと閉めたドアを誰かがトイレに行くために開けることになる。タイミングが合うとトイレから出て洗面所で手を洗おうとしたら風呂からひとが出て来て「いやぁ~ん」と言わなければならない。
そんな状況なので、年頃ともなるとあらかじめ上記NY宣言をするのである。

「ツルが言うから覗きたなんねん。黙って機織っとったら、何してるかさえ知りもせんのに、わざわざ『覗かないでください…』とか思わせぶりに言いよるから、気になって見てまうねん。いらんことを言わんかったら何でも丸くおさまる、ちゅう訓辞やな。アンタも黙って入り、覗く気はさらさらないから」
そう諭した後、風呂のドアを背に、キッチンでスジ肉カレーを作っていると、シャワーを終えたヒー坊がドアをソロリと開けながら、今度はこう言った。

「…あのぅ…わたくし…先日助けてもらったツルなんですが…これからちょっと恩返しをしますので、決して覗かないでくださいね…」
「はい。わしゃ覗きはせんがいきさつはわかった」
「くっくっく…」
「それ、いいな。もうちょっと練るとイけるな」
ゆっちゃったシリーズ。

『ゆっちゃった鶴の恩返し』

「おじぃさん、おばぁさん。じつは私、先日助けていただいたツルなんですこう見えて。あの時の恩を返すためにやって参りました。つきましては、こちらの部屋にて今から自分の羽なんぞむしって高値取引が予想される上質の反物を織りますので、決して覗かないでくださいね…」

ベラベラゆっちゃった。


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マトリョーシカって人形あるじゃない、ロシアの。
あの人形はカワイイけどさ、精密な縮小版にした漁師を入れ子構造で収納したヤツ、誰か作ってみない?
ギリギリのね、余裕があまりないキッツキツの入れ子方式で収納していくの。
だから、数がスゴいのよ。
全部、漁師ね。
「また漁師かっ!」て言うと思うから商品名『マタリョーシカ』
全ての漁師を出し切るとちょっとした漁業組合が出来ちゃう数。
それでワンセット。
重いよね。
ソコには『人生の荒波にでもモまれろ』ていうメッセージが込められているの。

駄洒落に人生訓をふりかけて悪ふざけをトッピングした商品だからイベント用としてかなり高い需要が見込めると思う。
東急ハンズとかで売ればそこそこイけると思う。
連休の中日には店頭入口にデモンストレーターを配置。
待ち合わせの相手がまだ来ていないって人たちがなんとな~く見てくれる。
宣伝方法は画期的なデメリットアピールを採用。

「はい・注~目~!はい・漁師~、また漁師~、またまた漁師~!マタリョーシカ!!全部出して漁業組合にするとすごく邪魔~~~~~!ドコ置く?ねェ、ドコなら置ける?」
スマートに収納出来るティファールライクなトコを最後にフォローとしてアピールするのをお忘れなく。
『取っ手のとれるティファール』みたいなキャッチが要るかな。
『悪霊のとれるマタリョーシカ』でイイか。







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by yoyo4697ru980gw | 2016-08-19 02:14 | +in the sky?+ | Comments(0)

どうでもよいことを考えはじめたらキリがおへん どうでもえぇのについつい考えてまう どなたサンもその状態が「ミルニング」どすぇ


by MA