ひえつき節の椎葉村

伊丹市は、全国各地の盆踊りを踊りご当地盆踊りソングまで作ってしまう盆踊りキチガイと航空騒音のマチですが、マイナー県みやざきの民謡ひえつき節が数年前から踊られています。

そのひえつき節発祥の地に生まれ育ち、地元で働く今さらひえつき節を踊れないとは言えない友人に、会いに行きました。日向の実家から車で1時間半といったところ。ちょっとした旅やね。

d0137326_17354294.jpg

山あいの霧深い風景が幻想的。

d0137326_17360154.jpg

寄り道なんかしたりしてね。

d0137326_17362158.jpg

山深い場所では肉厚な「なば」が育ちます。

なばとは何でしょうか。

d0137326_17362328.jpg

ヒントは階段の先にあります。

d0137326_17362663.jpg
はい、コレです。

d0137326_17362845.jpg
木製のお地蔵さんすらも手放さないおいしさ「なば」

しいたけです。

しいたけってね、もう肉やな。
だいたい38歳くらいになるとオトナは茄子を「肉やな」と感じる瞬間がありますが、茄子より肉々しいよ、なば。友人がくれたなばも高級肉。ナバカツにして食べました。レシピはトンカツ同様。違いは肉じゃないだけ。なのに味はトンカツを超える。もう完全に肉。

d0137326_17380462.jpg
d0137326_17380653.jpg

成人式発祥の地が諸塚村だったとは知らなかったな。

d0137326_17383349.jpg

なぜかダブルクリップ。

d0137326_17395258.jpg
フェンスにマフラーが掛けてあるのと同じ心理なのだろうか。
おそらく落し物に違いないとの親切心から持ち主にわかるように晒してる状態になる落し物があるが、晒されたほうの人間は持ち主であるにもかかわらず非常に取り戻しにくい。
置いたほうはよかれと思って「目に付くところ」に置いてあげているのだけど、それが仇となって手が付けられない。だからバッチリ目に付くところじゃなくてなんとな~く目に付くところに置いてあげたほうがいいかもしれない。
d0137326_17383530.jpg

この革張りのソファー

d0137326_17383706.jpg
なんと屋外設置

d0137326_17383961.jpg
さすが成人式発祥の地オトナ対応。

トイレを借りに来ただけの私たちに快くトイレを貸してくださいました。

d0137326_17414956.jpg
椎葉、到着。

d0137326_17415268.jpg
「テルミ…やっぱ私…あのTシャツ買って帰ろうかな。買わなかったら後悔するような気がする…」
「えーーーーー?まゆが伊丹に帰って後悔したら言いない、私が買って送っちゃるかい」
「その頃にはもう売れてて無いかもしれないじゃん!」
「あるから!10年後に来てもまだあるから」
「ないって!だって『もう残りこれだけになりました』て言ってたもん。10枚くらいあったけど」
「あるじゃん」
「だって黒はもう売り切れて1枚もねーばい」
「売れ残ってる白があるが。帰って後悔してからでいいが、連絡くれれば買ってあげるから」
「いや…だってもうこの数十分ですでに後悔が始まってるじゃん!後悔するよね?私ね?するよね~、後悔するんじゃないかな~、ぃや~するな、これ。…うん、する。」
「あはは、ウケるー」
テルミの笑いが止まらない。
わかってる…私も。

理性に従えば絶対にいらない土産物屋さんの女将のダンナさんが詠んだ歌をプリントしたTシャツ3000円(税別)…たけぇよ。

d0137326_17423485.jpg
わりかし近くの坪谷には全国的にも有名な歌人、若山牧水の生家があるのに、あえてのダンナさんの短歌。
d0137326_17423619.jpg

題字もダンナさんの字です。
コレがなかなか味わい深い字なのよね、侮れない。
ダンナさま鬼籍に入られておいでですので、いま店に置いてあるTシャツ(白のみ)しかないですよ、お急ぎください。

それから、洗濯してもしてもプリントが褪せないという特殊プリント(Tシャツより1000円も安い)の暖簾もオススメされると思います。

d0137326_17424045.jpg

チギレのサイズがバラバラですので、中3つ、竿に通りません。

d0137326_17424228.jpg
細めの突っ張り棒にしたほうがいいと思いますが、なかなかしっかりとした頒布なんでね、細すぎると重みで落ちることが懸念されます。
d0137326_17424432.jpg
結束バンドでとめても気にならない方はご購入ください「コレは値打ちよ」と特殊プリントを大絶賛していました、女将。プリントされてる絵のほうじゃなくて、プリントの技術を褒めちぎってました。

「どこからおいでですか?」
「神戸です」
「あぁいいところですねぇ」
入店して真っ先にしいたけ茶を振る舞ってくれた女将。
伊丹ですともっと具体的に居住地を言っても良い所だと褒めてくれただろうか。暖簾のプリント技術は褒めてもデザインは褒めなかったからなぁ…わかる気はするけど。平家の落人物語『鶴富姫』を描けばいいものを、どうして庶民の暮らしぶりにスポットを当てたのだろう。

「私はもともとこっちが地元なんですけどね、いま神戸から帰省してまして。今日は高校の時の同級生が椎葉にいるから会いに来たんです」
「あぁ…そうですか~」
ヒー坊とふるまいしいたけ茶とふるまい豆腐カリントをいただく。
「しいたけ茶ってサもうお茶じゃなくて出汁だね、スープ・スープ」
「それな」
と話していると、女将がこう話し掛けてきました。
「お友達はこちらの方ですか?」
「… … …?」
「・ ・ ・?」
「お友達のうちに泊まったんでしょう?お友達はこっちに住んでるんですか?」
「へ?あ?コレ?いやいやいや、コレは私の息子ですよ」
「え?!」
「えっ?!」
奥からおばさんまで登場。
わざわざ出てくるほどのショーゲキの事実はお伝えしてないけども。
「お友達は仕事してるの。職場に会いに行ったのよ。コレは息子ね」
「いや~!お母さん若いから~!」
どう見えてるんだろう…このお土産屋さんだけなんか時空が違うカンジがする。私は高校の時の同級生に会いに来たと説明したのに、現高校生のヒー坊と41歳の私が同級生に見えているのだろうか、このおばちゃん2名には。平均的な41歳より若く見えるのは認めよう、だいぶ頑張れば35前後ではサバが読めると思う。しかし我が子と同級生に見えるためには22歳もの差を埋めなければならない。人間技でそれが可能なのは、た・か・すク~リニックきょ~りつびよ~げか~あたりだと思うが。

d0137326_17492298.jpg

土産屋時空で同級生となった息子と、鶴富屋敷を見学に行く。
中学生以下だけ入館料が違うので、受付でこう言う。
「大人2名で。」
すると、チケット小屋のおばちゃんが確認する。
「お兄ちゃんは何年生かな?」
「大人2名です」
「お兄ちゃん、何年生?」
ですよね?
土産屋時空でなんかヘンになってたけど、これが正常な反応ですよね?ね?ウチのコ、中学生くらいに見えてるんだよね?アブネーアブネー土産屋時空にもってかれるトコだった。

d0137326_17492341.jpg
「このコ高校生なんで。大人2名ください」
「あぁ、そうですか。じゃぁ、お兄ちゃん100円ね」
完全に見た目でキた
申告よりフォルムが勝つんだな
「違いますよ、高校生だから。大人料金よね?」
いんだけどね、ウチは得するからその料金でも。
高校生だと申告しても大きさ判断で中学生料金になるヒー坊。
…ますますどうなってたんだ、お土産屋さんのあのおばちゃんたち。
どう見えてるんだ、いったい。

椎葉にある平家落人伝説の一つ、那須大八郎と鶴富姫の悲恋の物語。
平家と源氏の最後の戦いが繰り広げられた壇ノ浦。
平家は敗れ生きながらえた者は散り散りばらばらになって逃げて行ったとされ、全国各地に平家落人伝説は語り継がれています。

平家の落人は武士だけでなく、女性や子供も含まれていました。平清盛の末孫とされる鶴冨姫の一行は山深い椎葉村に辿り着きます。そのことが敵方に知れ渡り、源頼朝が家来の那須与一に追い討ちを命じるのですが、この時、与一が病に伏していたため、代わりに弟の大八郎が椎葉に向かいました。しかし大八郎が見た平家の残党には戦意などなく、憎しみも敵意も持たない村人と違わない姿だったのです。
椎葉の残党はひとり残らず討ち果たしたとウソの報告をして大八郎は、この地に屋敷を建てます。平家の守り神をまつる神社を建て、農業を教え、彼らを助けながら共に暮らした大八郎は、鶴富姫と出会います。落人版ロミオとジュリエットですね。ま、大八郎と鶴富姫のほうが先なんで、ロミオとジュリエットが『ヴェロナ版 大八郎と鶴富姫』でいいのかな。ロミオとジュリエットは約400年前だけど、だいはっつぁんとおつるちゃんは約800年前だからね。名前のジェネレーションギャップが起こり得る年月だと思う。大八郎と鶴富姫にしてみたらロミオとジュリエットなんてキラキラネームだろうからね。
大八郎に本領への引き上げが命じられた頃には鶴富姫はご懐妊。産まれた子供が男ならば都へよこし女ならばこの地で育てよと大八郎は言い残します。鶴富姫の子供は女の子だったので、母子は引き離されることなくこの地で暮らし、娘に婿を取らせた鶴富姫は愛してやまない大八郎の那須の姓を名乗らせましたとさ。

この一連の物語を唄ったのが、ひえつき節なんだって。
まァもともとあった労働歌に鶴富姫悲恋の歌詞が加えられているという点を大目に見たとしても、確かに椎葉村には村人たちの生活とは違う人間の足跡があるように思われる。それが平家の落人がどうかはわからないけども鶴富屋敷を見るとそんなカンジがしてくるので、一見の価値はございますよ。

d0137326_17492584.jpg

全然バリバリ好きなだけ写真も撮り放題なんだけど、行って実際に目にしたほうが感動もひとしおだと思うので、画像は控え目にしておきましょう。

d0137326_17534906.jpg

ま、でもひとつだけ。

d0137326_17535137.jpg
d0137326_17535378.jpg

「敷居」の上に何か文字があったよね、コレ。
なんだろうな。

「本当にアレ国道なんですよね?」と確認され「はい、国道です」と答えるのが仕事のテルミは、議会事務局で働いているので、そこへ会いにゆきましたとさ。

d0137326_17543527.jpg

お堅い仕事?と聞くと「全然」と答えるテルミ。

手紙を書きたいんですけどそちらは『しいばそん』ですか『しいばむら』ですかという電話を受け、ひらがなで書く気なのか?漢字で書くならどっちでも関係ないよな?と思いつつ「しいばそん、です。」と答えるテルミ。

働くっていろいろ大変だよね、テルミ。

椎葉村に入村した人が必ず通る国道がデンジャラスロードなので、なんとかしようという動きはあるのだが、なかなか道が整備されない。

d0137326_17543763.jpg

卓上のぼりが、こんなに国道の整備促進を訴えてくる議会事務局。
なんとかしないのだろうか、国は。
なんとかしなかったのかな、東国原知事は。

d0137326_17543945.jpg

国道

d0137326_17544216.jpg

こんなコトになるみたい。

d0137326_17570705.jpg
国道
d0137326_17570987.jpg

対向車来たらドコに避けていいかわかんない。

カーブミラーも無し。

d0137326_17573751.jpg

時々出てくるお気持ち程度のセンターライン。

白破線。
右側にはみ出しての追い越し可。

d0137326_17573982.jpg

できるか~いっ!

早急に、国道の整備をよろしくお願い致します。
事故が起こってからでは、遅いですのでね。
奥日向路ひむか神話街道をもっと安全に。
オカミのチカラでね。





[PR]

by yoyo4697ru980gw | 2016-02-24 18:15 | +朝臣寺+ | Comments(0)  

<< それが親族 PPO >>