どうでもよいことを考えはじめたらキリがおへん どうでもえぇのについつい考えてまう どなたサンもその状態が「ミルニング」どすぇ

退会出来ないシリーズ⑬

あなたの贅沢度診断というのがあった。
名前を入力するとあなたの贅沢レベルを診断します!
と言う。

そうか。
んじゃ、贅沢度を診断してもらおうかな。

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貧乏神は
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通勤はしないな。
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ホームレスは

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自宅がないし。

嘘をおこきあそばすな。

そう、この世は嘘だらけ。

退会届を出せば退会届が受理される、と書いてあるけど退会出来ないこと丸1年。
よくぞ、退会届を出し続けたもんやで。
もう退会理由がなくなって、日常のヒトコマを書いてまーす。


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イヤホンをして、熱唱しているひとがたまにいる。
このひとにとってのイヤホンの意味とは何なのだろうと思う。
無意識に口ずさんでいるとは思えないほど熱唱しているから、歌っている自覚はあると思う。
部分的に口ずさんた感じでは決してない。
フルコーラス歌い切る勢いがあるから周りの目とかを気にするタイプではないのだろう。
にしては、イヤホンをしている。
イヤホンをして熱唱しているひとに出くわすと私は混乱する。
いやもうそれならいっそ伴奏と共にその熱唱をお届けして欲しい、と思う。
アカペラと思って聴くアカペラはいいのだ。
しかし、イヤホンから曲が流れててそれを歌ってるんだろうなァと想像出来る状況で聞こえてきているのが結果的にアカペラ、というのは混乱するぞ。
熱唱するなら音を漏らせ、イヤホンするなら熱唱はするな。

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私は出掛ける時にメガネをしていることが多い。
しかし、私の視力は1.2可。
とても良好で裸眼でもクリアに見えている。
パソコンをいらうのにパソコンメガネをかけていてそのまま出掛けることもあるし、日中の陽射しの強い時ならばサングラスをかけている。
夕方以降のとくに陽射しも強くない時に真っ黒いサングラスをするのも大仰だと思うので、グラスに色のついていないメガネをかける。
完全に伊達、私のメガネはブルーライトや紫外線から目を守るためのメガネなんである。
そんなこととはつゆ知らず、コンタクトショップのスタッフが、そろそろコンタクトレンズにしてはどうですかと言わんばかりに、私を早くからロックオンしてチラシを手渡しして来ようとするのだ。
もう雰囲気でわかる、私にだけ渡そうとしているのが。
あぁそうだろうとも、財力に確信の持てる年齢の私にこそ、そのチラシを渡したいのだろうとも。
しかし私はいらない、なぜなら視力が良いからだ。

私の視力がコンタクトを必要としていないのをご存知ないことは100歩譲っていいとして、ロックオンを私にして何がアカンのかをちょっと考えてみてほしい。私に限ったことではなく「私のような外見の」人間をロックオンすることの無意味さである。
私は40歳だ。
このトシで今メガネを掛けている、という状況を考えて欲しいのだ。
目が悪かったとしよう、そうでなかったとしてもそろそろ老眼鏡が必要になってくる年齢かもしれないこの40の女は、コンタクトのひとつ、試していないなんて思えないではないか。
私が学生の時からコンタクトレンズは存在していた。
いつから私は目が悪かったのかは知らないが、20年以上も前からコンタクトの存在を知っていてメガネからコンタクトにしようと思わないとは思えない。きっと試している。既に試しているが、今メガネなのだ。とすると、コンタクトにしない理由がもうハッキリしている。あるいはコンタクトは使っていて「今日はメガネ」というたまたまだ。
いろんな商品に喰いついてきたと思う。1dayタイプとか使い捨てとかね。それで「自分のコンタクト」ていう逸品に辿り着いてる、それが40のメガネ女。そして自分のコンタクトを簡単に変更しないのが40のメガネ女だ。視力の悪化を自覚しない限り40のメガネ女はコンタクトショップのチラシはいらない。それが、40のメガネ女だ。

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よく行くショッピングモールは庭だ。庭は庭なのだが方向音痴の私の庭は、箱庭なのだ。
食料品に医薬品、服も靴も駄菓子も本も、たいがいのモンがひとつの場所で揃うのでショッピングモールを利用しているひとは多いだろう。専門店のテナントが軒を連ね、ちょっとしたプレゼントからしっかりとした贈答品まで調達できるが、その全てのショップに行くかというと、自分が利用する店の種類なんて2~3あればいいところ。
それなので、2階のこのヘンにあるはずなのに…が、3階のことだったりなんかする。
2階でなかなか店が出てこないのでフロアガイドの冊子を広げ階が違ったかどうかの確認をしていたら「あのぅ~…すいませんが…」と声を掛けられた。
「100円ショプはどこにあるんでしょうか?」
「3階の一番向こうの端ですよ」
箱庭でもたまたま場所を知っていたから教えることが出来たけれど、普通に考えたらショップの場所がさっぱりわかんないひとがフロアガイドを見てるからね。人を、吟味して声をかけていただきたい。

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鮮魚売り場に行ったら私の知らないたたきが出てきた。
「ちょっと見て見て~サーモンのたたき、やって。今まであったんやろか?かつおとかまぐろはたたきで見るけどサーモンは今日はじめて気付いたわ」
「なんでもたたきゃぁいいと思いやがって」
いいや、まだこのスーパーでは3種類しかたたかれてない。
海ではどれほどの魚がたたかれるのを待っていることか。


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隠し味は大々的に公開されている。
カレーの隠し味におでんの隠し味にシチューの隠し味。
それらの味はメインの味の中に隠してあって表には出てこないので『隠し味』なのだろうが、ご家庭レベルの隠し味はこれぞポイントと強調しまくって公開されている。
シェフは『企業秘密です』と言って隠すが、シュフは『コレが決め手!』と言っては自ら言いふらす。
『隠れ家的小料理屋』はテレビで紹介され『実は…隠れファンです』と隠れているファンが名乗り出る。『隠れ肥満』が人間ドッグであぶり出され『隠れキリシタン』は踏み絵を踏まされる。
隠れたものはそっとしておくのがいい。
隠れている自覚があるのなら出てくるもんじゃない。
隠れていることをまずは隠せ。

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めざましテレビが「今日のわんこ」というコーナーをやっている。
テレビをさほど見ない私はこの「今日のわんこ」というフレーズだけを聞いて、わんこそばの記録更新を毎日中継しているのだと思っていた。随分と花巻・盛岡に特化したコーナーだなァと思っていたらそばじゃなくて犬だった。
「この『今日のわんこ』てさ『今日はにゃんこ』とかやったりするん?」
「さぁ?やらんのちゃう?わんこゆぅてんねから犬だけやろ」
「ペットは犬や猫だけじゃないのに、なんで犬しかやらへんの?」
「じゃぁ他に何あるんよ?」
「今日のカメ公」
「亀って少ないやろ…」
「今日のメダカ」
「いやぁ…少ない少ない」
数なのか?出演数の心配か?見分けがつくわけじゃあるまいし第1回目のメダカを30回目くらいで使い回しても私は構わない。
「今日のイグアナ」
「おらんやろ」
一時期は流行ってたけどな、イグアナ。
「んじゃ、今日のインコ」
「あ。インコなら…まぁまぁおりそうやな」
「その流れで、今日のオウム」
「ま・インコがいけるんなら、てカンジやな」
「オウムってたいがいおばちゃんが肩に乗せてなんかしゃべらしてるから、出るとなったらおばちゃん込みやけどな」
今日のわんこより今日の人間のほうが興味深いかもしんない。

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秋の初めにくまもんのキャラクターが描かれたリップを「コレあげるわ」と夫にもらった。くまもんグッズを何一つ買ったこともないのに急に一方的にもらった。スイカのかおりのリップなので旬が過ぎたため出血大サービス価格で店頭に並んでいたのをちょっと可愛かったから買った、という感じだったのだろう。
とくにリップが欲しいともくまもんが欲しいとも言った覚えはないが、職場で使うか~と思い、開封して唇に塗ってみてそりゃ驚いた。
スイカとは似ても似つかぬかおりが漂っていたのである。
いや、正確には香りはスイカっぽく漂ってはいる。想像上香って香らんこともないスイカフレグランスは嗅ぎ取れる。しかし唇に塗った途端、それは百貨店1Fのミックスフレグランスに早変わり。第一声「なんじゃこりゃ!」と私は殉職した、職種は事務だけど。
なぜだ。なぜスイカの香りがこうも百貨店の1Fになるんだ。
ハイブランドコスメが凌ぎを削り、あっちでメイク指導、こっちで基礎化粧品の試し塗り、そこで美白美容液の先行体感ここで新色口紅の発色テストむこうでハンドトリートメントあっこでボディケアプロモーション。
ひとつひとつは高貴な香りに包まれる癒しのコスメなんだろうけども、ギュっとひとつの場所に集めると混ざって混ざって相乗効果のキツいトコだけ出てる、それが百貨店の1F。
一人息子の晴れ舞台を見に来た一張羅のオカンみたいな匂いになっているのだ。愛情の裏付けなくしてはとても我慢出来たもんじゃない代物である。
乾燥した職場でスイカくまもんリップを塗るたび、普段は足を踏み入れる事のない百貨店に行った気になり、それはそれはとても優雅な気分でクレーム処理をしている。シャネルのルージュを重ね塗りしたような香りのこのクチで「大変申し訳ございません…おっしゃる通りです…はい…お手数をお掛け致しまして本当に申し訳ございませんでした…」と言っている。

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祖母の家の食卓のみずやの棚の一番下には大きなビンに入った個包装の海苔が鎮座ましましていた。夏休みの朝、なにげなくそのビンのフタを開けてみたら海苔がぎっしりと詰まっていた。ビンの胴体を裸足の足の裏で支え両手でフタをねじ開けるほどの大きなビンである。子供の手足を重労働に駆り出すほどのビンなのである。
これはイカンと思った。一袋取り出して試しに食べてみると案の定湿気っていた。小学3年生の夏である。
それから私は祖母の海苔をせっせと食べた。
食が細く米飯が嫌いだった私が海苔でご飯を黙々と食べるので祖母は「珍しいこともあるもんじゃ~まぅが白飯を食うとる~」と言った。
なかなか無くならないのでいとこやきょうだいたちにも海苔をすすめ、私は海苔リーダーの威厳を見せて誰よりも海苔を食べた。
朝も昼も夜もごはんで海苔を食べ、おやつにもそのままでイった。
「なくならないなぁ…」
これほどの大きなビンだとぜんぜん無くならない。
夏休みでは足りそうにないな、そう思っていた矢先、ラジオ体操が雨で中止になってだいぶ早めに同じ敷地内の祖母の家に向かい、台所に直結している勝手口から入って行くと、叔母が海苔のビンを開けて海苔を補充している現場に出くわした。
「あ…」
私は言葉を失った。あんなに頑張って減らしていた海苔が、まさか秘密裏に足されていたとは。
「あら、まぅさん。今日は早かったねぇ」
海苔を減らすために足繁く祖母の家に通い、祖母に「白飯を食べるようになったが偉い」と褒められる言葉も耳に入らないほど一心不乱に、好きでもない米飯を貪った日々。
私は大人になった今でも海苔を食べると「無くならないなぁ」という気持ちで食べる。実際には補充する人がいないので海苔は無くなるんだけど、なんとなく義務感にかられて海苔を食べ、無くなった暁には達成感を味わう。
誰も知らないが、私には『海苔を食べる』という行為に壮大なドラマがあるのだ。

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シャチハタの印鑑を100円ショップで買える苗字の人は、100円ショップで売っていない苗字の人がいかに1本のシャチハタを酷使しているかを知らない。インクが薄くなってきたら次のシャチハタを100円ショップで買えばいい、そんな恵まれた環境の苗字の人は、探しても探しても無い、惜しい苗字はあるのに無い、という苗字の人がいかにして持っているシャチハタを使える状態に維持し倒しているかを知らないのだ。

私が6年前に作ったシャチハタは訂正印もあるツインタイプで、訂正印のほうのキャップが丸い。印面にインクを直接1滴垂らしたら印鑑をしばらく立てておくのだが、キャップが丸くて立てておけないので、職場でシャチハタにインクを補充した時に、ガムテームを倒した円の中に立て掛け消しゴムをストッパーにして置いていたら、ガムテープを使おうとした普及している苗字の同僚たちが次々に「シャチハタのインクってそうやって補充するんや~」と言ってきて驚いた。
「インク補充しないんですか?」
「したことないよ」
「つかなくなるでしょ?」
「そしたら100均で新しいの買うやん」
「なぬ?」
「あ~千徒って苗字は売ってないか~。私はあんねん」
「私もある~」
「私でもあんで。珍しいほうやけど」
「私はありません。だからインク補充でやってます、ずっと。」
「千徒さん大変やな~。インクって専用のヤツが売ってんの?」
「売ってますよ、300円くらいで。いいですか、300円で10回以上補充できますからね、こっちのほうが100均で買うより得です。補充でいきましょうよ」
「補充してそうやってしばらく立てとかなアカンねやろ?時間どのくらいよ?」
「1滴垂らして2時間くらいですかね」
「すぐ使えへんやんめんどくさっ!買うわ」
その面倒臭いことを、これからもやる苗字で悪ぅございましたね。

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シラタキさん、という生保レディがいそうだ。出会ったことはないが。シラタキを買った、1キロ。縮れ麺みたいな白いこんにゃくのほう、しらたき1キロ。
下茹でのためにザルにあけたら、1キロのしらたきの中から、中途半端な結びしらたき風の「ギリギリしらたき」「見ようによってはしらたき」という物体が出現した。
結んだしらたきがほどけてきている、と表現するのが正解なのか、しらたきを結ぼうとして途中でやめた、と表現するのが正解なのか。
「したらき」と「結びしらたき」の製造ラインは、もしかして一緒なのか。じゃぁ、私は今後しらたきと結びしらたきのことを、どう受け止めたらいいのか誰か教えてくれ。

機械が結びしらたき主体で稼働しているとするなら、機械は結びしらたきマシン。最初からしらたきを結ぶ。ガンガン結ぶ。しらたきをしらたきのままにさそうなんて気はサラサラなく、とにかく結ぶ。長い長い結びしらたき用しらたきは長すぎる、このまましらたきとして売っては大変なくらい長い。その長い長いしらたきを機械がいい具合にシャーとやると、キャンディヘアーのようにポコポコと結ばれてゆく。最後の工程ではこのポコポコ結びしらたき連を単品結びしらたきに切り離すわけだがこの時に、機械の不具合で「結ばれなかった部分」というのが、短く切れた食べやすいしらたきになるのだ。しらたきが出来るのは結びしらたき作りの最後の工程。副産物ラストエンペラー。

一方、機械がしらたき主体で稼働しているとするなら、機械はしらたきマシン。長しらたきが出来たそばからカットカットカットの嵐。これでもかとカット。食べやすい長さにカットされたしらたきがレーンを流れていく時に、カットがうまくいかずひとくちで食べるには若干長いかな~くらいのちょい長しらたきが出来る。それらを集めて「結びしらたき部隊」へと送る。カットという単純作業は機械でも出来るが「結ぶ」なんてな高度な技術はひとの手によってでないと成し遂げられない。しらたき結んで35年の伊藤さんがテキパキとちょい長しらたきを一定量の束にしてレーンに流す。ベテランパートの三浦さんから新人アルバイトの本山さんまで総勢5名の先鋭部隊が一心不乱にしらたきを結ぶ。結びしらたきは職人の技術の結晶。職人技で今日もちょい長しらたきがせっせと結ばれているのである。

新人アルバイトの本山さんが叫ぶ「あ!!」
アルバイト教育係でもある伊藤さんがレーンの一番後ろの本山さんに、ちょっと背伸びをし首も伸ばして声をかける「どないしたん?」
「すいません…私…ギュって結んでるのに…ほどけてきたみたいで…」
と、本山さん。
このようなミスがあっても、しらたき結んで35年の伊藤さんは動じない。ちょい長しらたきを束にする手を休めることなく、レーン一番手前の三浦さんにそっと呼びかける、すぐ近くにいるから。
「三浦さん、ちょっと行って見てきたって。アンタの前の束、私が結んどくさかいに」
三浦さん、山本さん付近に到着。
「これ…こうなってしまって…どうしたらいいですか」
「ま、なんとなく結んでる感じがあるけどこれやったら『しらたき』のほうに入れといたら?運搬中に完全にほどけるやろ」

…後者か。
しらたき1キロの中から出て来た中途半端な結びしらたきもどきは、このラインの三浦さんの判断ということか。
しかし、三浦さんの読みは外れ、運搬中に完全にはほどけなかった。
しらたきの中から明らかに結びしらたきにしようとしていた形跡のある、出来そこない結びしらたきとも、絡み合ってまるで結んだかのようなしらたきとも言える新人アルバイト本山さんの作品が出てきたのである。
本山さん、よいお年を。

そして皆々様も
どうぞよいお年を。





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by yoyo4697ru980gw | 2015-12-31 09:55 | +in the sky?+ | Comments(4)
Commented by dali21 at 2015-12-31 14:37
はい。では・・・よいお年を・・・
Commented by yoyo4697ru980gw at 2016-01-04 14:55
>dali21
この長い文をこれからも末永くよろしくお願い致します
Commented by dali21 at 2016-01-05 08:55
ホンマ。この長い文章を読んでる人は・・・居るのかと思う。
Commented by yoyo4697ru980gw at 2016-01-05 11:45
>dali21
そう思うでしょう?
私も思います。
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