生意気ソウル航洋

最近18時台の参加型データ放送に夢中だ。

小学生向けデータ放送に参加するために、夕食の時間を早めたりなんかしている。ごはんも食べないといけないし、ゲームウォッチちっくなレトロ仕様のゲームにも参加しなきゃなんないし大忙しである。

お茶の間戦士と呼んでテレビの前のみんなをゲームの世界へと誘う大野拓朗が異様にアツい。私の中の大野拓朗のイメージは“なんかちょっとズレてる”だが『Let's天才てれびくん』という子供番組でも私のイメージを崩すことなくなんかちょっとズレている。
大野拓朗のこのズレはいったい何のズレなんだろう、と『世界の村で発見!こんなところに日本人』を観て研究しているのだが、あの番組は大野拓朗よりも世界の村に行き着いた日本人のほうが興味深くてそっちに気持ちを持ってかれてしまう。
天てれの大野拓朗もなんかちょっとズレてるにはズレているのだが、課長を演じているのでそのアツさがズレに味付けをしてるというか、下味をつけてしまっているというか…ズレがナチュラルテイストでないのでどうもいけない。

「あ。蝶野出てきた、ゲーム始まるな。チャンネル君取って」
「はい。」
「これ、どやってやんの?」
「決定ボタンで参加やで」
我が家ではテレビのリモコンのことをチャンネル君と呼んでいるが、他の家庭ではどうなのだろうか。クンと呼んでるくらいだから、性別は男、しかも未成年という設定の可能性が高い。家庭によってはチャンネルちゃんだったりチャンネルさんだったりして性別が女かもしれない。

「あれ?今日は蝶野は?」
「今日は木曜日やから蝶野教官は出てこーへん日や」
「教官なんや…蝶野って呼び捨てにしてゴメンやな。アンタよぉ知ってるな?」
「まぅがなかなか覚えへんだけやろ。月曜から木曜が天てれ。ほんで木曜日は茶の間戦士が茶の間から出て行く日やんか、生放送で」
「あぁ…あれか…集うか、茶の間戦士。出て行ったらただの戦士やけどな」
「で、金曜日がビットワールド」
「何それ?」
「まぅお待ちかねの番組やろ?ムカつくー!とか言って夢中やんか」
「え?あれ金曜しかやってへん?」
「そやで」
「すごいな…あのムカつきっぷりって長持ちするんやな…毎日見てるような気になってたけど一週間に1回しかやってへんねや」
「そうやで」
「そう考えるとスゴいよな。あのコのあのムカつきっぷりがそれだけキョーレツやねん」

データ放送のゲームよりも大野拓朗よりもいま夢中になっている少年がいる。それがEテレ金曜日ビットワールドの出演者の中にいる。

「なにこのコ。なんや、このコ。誰?名前が知りたい、何てゆぅの?」
「さぁ?」
ヒー坊にきーてみたけど、知らないようだ。
「ねぇ、このコ。この溢れ出る劇団臭が止まらないこのコ、何て名前?」
私は最初の視聴からこのハーフっぽい少年に夢中だ。
化粧と衣装が濃くてハーフの雰囲気になってるだけかもしんないけど、いぃや、でも純日本人のソウルでこの表情が出来る少年がいたら、私いまからでも遅くないから人生立て直したい。日本人の私にもあのソウルが宿っているのだとしたら、私もアピールしてみたい。どこに向かってアピールしていいかはわからんがなんとなくグローバルにやれそうな気がする。

「ビットワールド、で検索したら出てくるんちゃう?」
出て来た。
ソーズビーキャメロン航洋、ハーフだ。
2000年生まれの15歳。
子役あがりかァ…それで劇団臭がしていたんだな。

このキャメロン演じるゾースというナルシストの塊から目が離せない。
プロフィールによると身長が162㎝この成長過程の身長の丁度良さ。
高飛車なキャラらしくずっと高飛車に振る舞っているキャメロンは、頭のテッペンからつま先まで、本当に完璧にいちいちムカつく。表情・仕草・立ち居振る舞い、全てが完璧である。ただ立っているだけでも心からムカつく。片方の膝をちょっと曲げて立っていたりするのだ。なによりもキャメロンは日本人では使いこなせない肩を上手に使う。

「きゃはっはっはっは~見て見てゾース…あの顔…完璧にムカつくあっはっはっはっはムカつくーーーーー!」
成長途中でまだ小さめだということが生意気さを増幅させている。ハーフの顔立ちだけどハッキリとした二重目ではないところ、流し目をしながら肩を上下に揺らす様、ミュージカル調の演技やジェスチャー。全てが完璧である。いまはカッコイイとカワイイの狭間にいるキャメロン。
その狭間の彼が、私が思う自分をカッコイイと思って疑わないナルシストの言動を完璧にマスターしている、15歳で。
これはもう、理由がどうあれ目が離せない。
もし演技として研究しつくしてこのキャラを作り上げたのだとしたら役者として目が離せない。そうゆう演出を演出家が考えて演技を付けた、とかだったりしても、ココまで要求通りに表現できる15歳っているだろうか。
これが演技ではなく素だったとしても、それはそれで目が離せない。
芸能界で身に付くポーズがあって、複数台のカメラに囲まれた時の写真撮影で女優がやってるアレなんだけど、その芸能界ポーズに毒されてゆく過程をリアルタイムのお芝居仕立てで観てるカンジ。

キャメロンはスゴい。
こんなに隙が無くいちいちムカつくのに、なぜか笑えて明日への活力にさえなるキャメロン。

そう、今日は金曜日。
皆さん、乞うご期待!





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by yoyo4697ru980gw | 2015-12-04 15:48 | +難℃ set key+ | Comments(0)  

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