女はピンクで男はブルーな日本式を捨てた安藤美姫

「まぅはこっちやろ、ピンク。僕が青やろ」
ブルーの湯飲みとピンクの湯飲み、誰がどれだと決まっているわけでもないのに、私がブルーの湯飲みでお茶を飲んでいたら、ヒー坊がピンクの湯飲みと交換してきた。
「飲んだけどな、青のほう。足したから量は一緒やけども」
「まァ…ええねんけどな、ピンクは女の子。」
「このグローバルやなんやゆぅてる時代に色で男女の区別してんのなんて日本だけやで」
「ええやん、日本やねんから」
「そやな、日本から出ること一生無いやろうしな」
狭い、狭いぞ視野が。

ところで、これでもかと叩かれていますねぇ安藤美姫。
未婚の母だからか、言動に一貫性がないからか、いちいちネットにあがってくる安藤美姫バッシングのあれやこれやをついついクリックしちゃう私は、嫌なら見なきゃいいのにどうして見るのかと言われたら、そりゃぁイヤじゃないからです。面白がっている、ということになります。すごく性格が悪いんでしょうね、でも幸せです。私の人生は私のもの。…と、パクってみましたがいかがでしょうか。

安藤美姫は正しい。
叩く人たちは安藤美姫というひとにカタチはどうあれ興味があるからで、関心がないならバッシングすらしない。そのとぉ~り!

ただね、安藤美姫だけがこの正論を言っているのではない。
人は皆同じことを言っている。
最終的にソコに行き着くみたいよね、人間って。
イヤなら関わらなきゃいいのになんで見るの?ってトコにね。
結局は誰もが同じように感じ同じように考えるんだってことの何よりの証拠だよね。だってみんな、同じ人間なんだもの。

洗練された持論を表現しているのだろう安藤美姫はもういいオトナだ。
世界という広い視野で経験を積んだのだから、いまいちど日本語で物事を考えたらどうだろうか。
どうも安藤美姫は英語で考えてるくさいのだ。

交換留学生が3年ほどの留学ですっかり日本語を忘れてしまうという現象が起こることがある。感化されやすい高校生という年齢で日本以外の文化や言語に触発されて『自分発信最先端モード』に突入してしまうのだ。高校生になるまでの16年もの間、日本語で物事を考え日本語で伝えてきたのにも関わらずそのベースをたった3年の交換留学で捨ててしまう。英語=最先端!そんな事が起こるとはにわかに信じ難いが、16歳ゆえにあり得る。そうなってしまう年齢なのだ、それが若さというものであり経験の浅さである。
その浅さと同じニオイが27歳の安藤美姫から感じられる。
果たしてこのひとは自分を客観視することが出来ているのだろうか。

人間のスタートはとても狭い狭い視野から始まる。
母親との世界が全てという視野から始まり、自我が芽生え次々と外に向かって自分で手を伸ばして成長してゆく。
自分の住んでいる場所から一歩や二歩出ただけではわからなかった習慣の違いでさえ、飛行機で1時間も飛べば同じ日本なのに「こんなにも違う」と感じることが出来る。
そうやって視野が広がる瞬間を丁寧に感じてこそ、自分の視野が狭かった事実に気が付くのである。
それをないがしろにしているといつまでたっても大人にはなれない。

活字や他人の言葉からごもっともな意見や正論を引っ張ってくることならいくらでも出来るだろう。誰だって偉人の名言や哲学書などに膝を打つことがあるし、感動した言葉には影響を受けて考え方も変化するものだ。
しかし自分を客観視して自分の至らなさに気付いていないと、そのひとの言葉が他人に響くということはないように思う。

自分を客観視している人間は、かつての自分の視野が狭かった時の基礎をちゃんと忘れずにいて、必要な時にいつでも思い出すことが出来る。
これを「初心忘るるべからず」と言うが、お忘れだろうか安藤美姫は。
忘れてはならない初心とは、謙虚な気持ちや志ではない。
世阿弥が言ってる本当の意味「初心者の未熟さ」のほう。
批判的なコメントに対する安藤美姫のメッセージ、まるで自分は未熟ではないと言いたげだったなぁ…。
注目され期待もされ世界も見、挫折も味わい批判も受け、決断もし主張もし、わずか27歳でこれだけの経験を積んだのにもったいない。

過去のみっともない自分があってこそ今の自分がステキなのである。
みっともない自分を都合よく捨ててキレイさっぱりとなかったことにするようなひとは魅力的じゃないし、ステキでもないと思う。

世阿弥も示しているではないか、芸の未熟のみっともなさ、あのみじめな頃に戻りたくないと思うことで精進し今の芸が磨かれてゆくのだと。
国際化社会から取り残されるかのごとく独自の文化に邁進するニッポン。
初心のみっともなさをニッポンは決して忘れてはいないぞ。
ピンクが女性用トイレでブルーが男性用トイレ。
この日本式があればこそ、黒一色の「WOMEN」がオシャレに見えるってもんよ。
なにも色識別が通用するということがみっともないと言ってるんじゃないぞ。
常に過去とはみっともないものなんだよ、安藤美姫。
みっともないを繰り返して成長していることがステキなんだからそれでいいじゃないか。

まぁでも未熟だったりみっともなかったりしたらアカンねやろぉなぁこのひとは…そんなカンジがするメッセージだった。
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by yoyo4697ru980gw | 2015-01-20 23:32 | +難℃ set key+ | Comments(0)  

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