どうでもよいことを考えはじめたらキリがおへん どうでもえぇのについつい考えてまう どなたサンもその状態が「ミルニング」どすぇ

笑道入門サル治療:病棟の仲間たち

イヤイヤ造影CTが終わると、扉を出たトコロでカッキーに出会った。
メガネをかけていたので一度は通り過ぎたけど、引き返して確認。
「カッキーやんかっ!メガネかけてたから通り過ぎちゃった」
カッキーは私が入院していた時にとっつかまえて話し相手にしていた看護補助スタッフ。配膳をしているカッキーや、ベッドを移動させているカッキーをつかまえて「ねぇねぇカッキ~」と引き留めていた。話題はいつもカッキーの娘の彼氏、音楽とカッキーの娘をこよなく愛する熱きオトコのその熱き魂の叫びである。

「ミッキーに会った?」
とカッキーが言う。
今朝ミッキーが治療のために入院したと言う。
病棟を覗くと時間外ということで共有スペースであるデイルームへ移動。
ひとまわり小さくなっているミッキーに見入ってしまう。
なんか骨ばってきてる、と言ったら退院後は体重の減少がピタとやみ、これ以上は痩せないのね、と思ったらしい。
でも体重が減らないのは良い兆候。

私たちは同じ時期に同じ病室にいて同じように痛かった。そして今も痛い。
4人部屋というのはそのプライベート空間を一枚の薄い薄いカーテンで仕切って終わりであるが、私は窓際のベッドだったにもかかわらずその閉塞感には半日で根を上げた。いらんいらんいらーーーーん!仕切りなんていらーーーーんっ!
隣りのベッドのはっちゃんに夜の就寝時にはカーテンしたほうがいい?と確認したら「私は別にいらんよ」と言うので、私とはっちゃんのカーテンの仕切はなくなり、明るい入院生活となった。
えらいもんでプライバシーが保護されていない環境というのは仲間意識を濃くするようで、私はヒマですることもなかったせいか病院の売店で売られている白衣を購入し、それを着て各病室に入って行き「回診でーす」と言ってお医者さんごっこをして遊ぶようになり、また各病室の患者仲間の皆さまもそれに付き合ってくれ、看護師長に「まぎらわしいのでやめてください」と怒られたりした。

いろんな病室に出入りしているカッキーは、私たちの4人部屋に入ると「なんだこの異様に明るい部屋はっ!」と言った。病棟の中で、ココはあまりにもオープンだと。それほど、ひとに恵まれていたのね。

ペイン先生に、薬の相談をする。
「なんかね、リリカが危ないみたいなハナシをね、たった今聞いたの、今日入院したひとに」
「一度発表されてしまうと日本人はことさら問題にするけど、たったひとりの症例でしかもリリカとの因果関係はハッキリしてないからね、そう敏感になることではないと思うよ。…今日、入院したひとに会ってきたの?」
「うん。私が入院してた時のお友達で、今朝再入院したって聞いて顔見せに行ったの」
「白衣着てた時のお友達?」
「そう。白衣着てた時に私の向かいのベットだったお友達」
「入院してる人たちであんなに仲良くなれる事ってあるんだね、珍しいね」
「きっとあの時に入院してるひとたちがオープンなひとたちだったんだと思う」
「アナタがその筆頭でしょ?」
「うん、私は24時間オープン。」

私の闘病は、こんなにもオープン。
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by yoyo4697ru980gw | 2014-10-07 10:08 | +YOU WIN!!+ | Comments(0)
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