どうでもよいことを考えはじめたらキリがおへん どうでもえぇのについつい考えてまう どなたサンもその状態が「ミルニング」どすぇ

ユトリから漂うホステス臭

「アンタから妙な匂いがする。クサイで。何や?何なんやろうこの匂い…汗臭いねんけどそれとは別に…場末のスナックの常連客が3人しかいない店のママみたいな匂いがする…しかもその3人のうちひとりは76のジジィや」
「いいかげんなことを言うなっ!」
夏休みなのに補習を受けに電車に1時間乗って高校へと行っている受験生のチョモが、昼に帰って来て田舎のスナックのママみたいな匂いを放っているので、口喧嘩になった。
「だってアンタからほんまにそうゆう匂いがしてんねんもんっ!」
「オレちゃうわっ!外からやろっ!外からそうゆう匂いがしてんねんっ!」
私は窓に鼻を近づけた。言われてみれば窓から吹き込んでいる風にそんな匂いが乗ってきているような気もする。クンクンと嗅いでいる横にチョモもやって来て、懸命に窓の外を嗅ぐ。
「オーマーエーじゃー!オマエが横に来た途端クサイやないかっ!」
「オレちゃうわ~~~~~!」
「いいや確実にオマエからホステスの匂いがするんじゃ~っ!ビンに入った香水の匂いがする!髪に何かつけてるか、カラダに何かふりかけたか、そうゆうことしたやろっ!この匂いはアカン、これはアカンぞ!」
健全な少年の匂いとはかけ離れたこの夜の蝶フレグランスに私は待ったをかけた。
全国の場末のスナックのママに言っておきたいが、この匂いがアカンと言っているわけではない、そう聞こえるかもしれないが夜の蝶から漂ってくる香りが夜の蝶から漂っているのならば、それは正解である。
ユトリ教育にどっぷりつかっている我が息子から夜の蝶の香りが漂っていることが、アカンのである。

「何?どれ?オレちゃうし。今日はワックスも何も付けてへんわっ絶対オレの横に座ってたオバサンやわ、電車で横に座っとったひとの匂いや、オレじゃない」
「いいや。アンタからする匂いやコレは。アンタか、アンタの持ち物から匂ってる」
移り香などでは決してない。
それは長男発信であり、匂いの根源は長男にある、という芳香だった。

私はついこの間、年子で二人いる息子の二人ともが正真正銘のゆとり教育世代であることを知った。それで憂えていたのだ。この世代であるユトリたちは社会に出ても何かと危険視され生き難い思いをするはずである。誰でもしそうなちょっとしたミスを犯しても「どうせユトリだからな」という指摘を受けるであろう。
何もしちゃいないのにうっすらと世間から後ろ指をさされている、ユトリ。
親心である。
ユトリなんだから誰からも指摘されることのない『相応な香り』を身にまとわせてあげたい。
そうだなァ『18歳で補習を終えた昼下がり』というシチュエーションなら、たこ焼きの匂いをプンプンさせとくのがいいだろう。
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by yoyo4697ru980gw | 2014-08-23 14:01 | +in much guy+ | Comments(0)
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第9回エッセイ・ブログ大賞
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