笑道入門サル治療:病棟へおいでませ

今現在私は疼痛緩和のペインクリニックでの麻薬断ちプログラムへの通院が二週間に一度、本来の持病であるサルコイドーシスの治療の経過観察で呼吸器内科へ月に一度、通院している。よって一ヶ月に二度D病院へ通って、その度にかつての入院仲間を訪ねて病棟を覗く。

病気の事って健康な人にイチから説明しようとしても正確に伝わらないことのほうが多いんだけど、同じ「患者」の立場だと経験していることの共感率って高くなる。同じ病院で同じ時間を共有していたりなんかすると同じ規則下の住人なもんで、欲求とか不満も似てくんのね。だから全部を言わなくても「こんなカンジ」みたいな言い方でなんとなくわかるよ~な会話になる、という便利な共同体感覚が養われる。それに加えて病院って場所が場所なだけに、自分の弱い部分しか見せてないってとこがあって、普段より出逢った相手との壁が低くて薄いね。まァ、それがイイのかワルいのか、やけども。

診察まで30分時間があったので、病棟に行こうとエレベーターを待っていたら、早速イサクに出会う。
「おぉ~まぅやないか~アイス食べるか~」
「食べる・食べる♪」
入院中アイススポンサーだったイサクと久々のアイス。
アイスを食べながら明日受ける手術の話しをする。
「何時間て?」
「8時間かかるっちゅ~んや~バーーーって切んねん」
「ザックリ切るねんなぁ…まぁ正味6時間やな。早く終るってば、予定より。ポバも多目に時間言われとったけど短くなってたし、長く言っとくねんココ」
「お~、うまく行ったら6時間や~。昨日、説明聞いたんやけどな~。脅すの専門や~」
イサク、前に入院してた時もよく「脅すんや~脅す専門や~」て言ってたもんね。
病院関係者様各位、どうぞ脅さないでやってください。
「でも、元気そうやん」
「お~元気・元気~」
しかし、元気なイサクはこうして入院を繰り返している患者なんである。
だから無理は禁物。

「イサク、写真撮るけど目ぇ隠して~」
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「どうや?こうか?」
「うん、そんでええよー」
顔出したり病状を詳しく書いたりすると、イサク本人がええって言っててもさ、病院から『後日、削除するようにとの連絡を入れますので』て脅されてるんだよ、私。なんしか脅しの専門やからな。
私のブログで、私の交遊録やのに、なんで脅されてんねや?
病気を介してるからか?病気は病院のモノか?
個人情報保護法、ややこしや。

私が入院している時から今もってずーっと入院しているミッキーの病室に「ミッキ~♪」と入って言ったら返事があったので、豪快にカーテンをシャーーーーーっ!!て開けたら、ダンナさん、居た。あぁ、スイマセン。
ミッキーはステロイド服用仲間なので『病状どうなのよトーク』を繰り広げる。ダンナさん、居てるのに。
互いに入院中は『痛くて眠れない』とか『痛くて目覚めちゃう』というイヤ~な経験をしていた私たち。
ある朝早くに痛みがひどくてフーハーフーハーと息を殺していたら、その気配を察知した向いのベッドに住んでいるミッキーが『大丈夫かい?』というメールを送信してきたことがあった。メールでミッキーと会話しながらなんとなく気が紛れていって、でもこうゆうやりとりって同じように痛みで目覚めた経験を持つミッキーだからやれることなんだよなぁ、と思ったね。そうゆう仲間がひとりいてくれるだけでも、安心感って違うよね。『自分だけが痛いんぢゃないんだ!』ていう心強さね。明け方に痛くて起きるとね、部屋が明るくなるまで長いのなんのって。近くにひとはいるけどね心細くなってくんのよ、みんな眠ってるし「私は一生まともな睡眠がとれないんじゃないか」って考えが過る。起きてるといらんこと考えんねん、人間ってね。そんな時マヌケな会話のひとつでも一緒にやって笑える相手がいるってどんだけ貴重か、てコトやね。

私の麻薬の量は入院中よりかは遥かに減ったけどベースの麻薬を自分の意志で減らせという挑戦が今日から始まりソレって拷問だよ…と嘆いたら、ミッキーに「でも、目つきとか全然違うよ」と言われ、ハッとした。入院中の麻薬漬けの日々って、やっぱ見た目でハッキリと麻薬に侵されてたんだな~って思って。
医療用麻薬と言えど依存性ってないことはないねんな。強い意志でやっぱ自分から断っていこう、麻薬。よしっ!…でもここ2~3日ずっと痛いから、台風が過ぎてから。雨の日痛い。痛かったら飲んじゃうよ麻薬。あったら手ぇ出すねんて、麻薬。痛かったら藁をも掴むねんな、人間って自分い甘いね。

再入院の運命共同体と合流。
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ハルミちゃん曰く、このふたりと私の3名は運命共同体。
入院して最初に会話らしい会話を交わしたのが、このふたりのおいちゃんたち。
闘病で気弱にならないための運命共同体、みたいなコトらしい。
切断した足がスリムになっていたハルミちゃんが私に「コレ、ダブってるから一冊どうぞ」とくれた。
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書け、とな。
入院中にもくれた『公募ガイド』懐かしい。
私の学生の時の愛読書『公募ガイド』この公募ガイドに載っていた公募で応募して採用された原稿がオムニバス本になっているのでよかったらどこかで読んでね。学生の時に本名で書いているからきっと私とは気付かないと思うけど。
この『公募ガイド』って文芸作品を応募するのには情報量が少ないからちょっとキケンやねんね。文芸賞のイロとか知らずに原稿枚数だけで応募すると、とんでもないことになる、という勘違い応募が多い、との嘆きをいろんなところで目にするの。公募ガイドを参考にしている皆さんは気を付けましょう。

ハルミちゃんは私に書け、と言うが。
何を書けってね、自分のラブロマンスを書けっつーんだよ、第三者の私に。
おっさんのまだ成就してないラブロマンスをだ、小説にしろっつーんだよ、私に。
闘病記でも書くかっつってんのに、それにラブロマンスを入れろっつーんだよ。
そんな無茶振りあるぅ???
公募ガイドを購入して何か書こうかと企んでるくらいなんだから、自分でお書きなさいなハルミちゃん、手ぇあんねから。ハルミちゃんが無いのは右足やないかっ手ぇはあんねから自分で書きなさいんか。山ヤンを見習うんやっ指無いのに絵ぇ描いてんねんでっ。絵ぇちゃうか…グラフィックデザインか…ぃやでもチョチョーって絵ぇも描くねん。まぁなんしかマウスでカチカチカチーって描いて『え?コレ、マウス?』みたいな仕上がりやねん。クリエイターやから妥協せぇへんねん。だから、ハルミちゃんもね、人任せにせんと自分で自分のラブロマンスを完成させや、成就…すればな。成就するってゆぅてる割に、積極的に行動せぇへんのがハルミちゃんの悪いクセやで。行動は、自分から!

台風が近づいていますね。
アナタはドコが痛いですか。
どこも痛くないですか。
そ~ですかー。トホホ。




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by yoyo4697ru980gw | 2014-07-09 16:56 | +YOU WIN!!+ | Comments(0)  

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