笑道入門:入院のススメ⑥治療開始

最初の朝食でレーズンパンが出てテンションが大いに下がった。
昔から嫌いで今も嫌いなレーズンパン。ふたくち齧ってみたけどやっぱり嫌いだった。「朝食はパンとご飯とどっちがいいですか?」の希望を聞かれて即答でパンだったのに、こんな落とし穴があったとは。「牛乳は大丈夫ですか?」と言うので「牛乳は嫌いです」とこれも即答したら「アレルギーの有無です、好き嫌いには応えていません」と怒られた。けれども私は根性があるのでメゲない。「あぁそうですか。でも牛乳は大っ嫌いです」これによって好転すると信じて、強く訴えてみた次第だ。信じた結果、アップル100%ジュースになっていた。しかし私はアップルジュースも嫌いだ。でも、牛乳が大っ嫌いだと訴えてまで変更させたアレルギーに関係ないアップルジュースだったので、我慢して飲んだ。バナナと一緒に飲むアップルジュースは、ひときわおいしくなかった。

それにしても私はなんて食の好き嫌いが激しいんだろうなぁということと、いかに通常の生活が嫌いな物を食べなくていい生活かということを実感する。
グリンピースってそんなに栄養があるのか?夕食のおかずの中にもしこたまグリンピースが入っていたし、朝食にも皿の中で踊るほどのグリンピースが盛り付けられていたが。もちろん、嫌いなので残した。ずっとグリンピースが続いたらココの食事を入院食ではなくエンドウ食と呼ぶことにする。
入院中の運動らしい運動と言えば、このエンドウ食を廊下の先のナースステーション前まで取りに行き、同じ場所に下膳する、ということくらいなのだが、それに加え私は与えられた食事を好き嫌いで残しているのがバレないようにナースステーションから死角のワゴンの一番下段に置く、という屈伸運動をプラス。
トレイにいちいち名前を書いた紙が乗っているので、いずれバレるとは思うが。

入院中の薬は、自分で調剤薬局に行くのではなく、病院が調剤薬局で調達した薬が病室まで上がってくる。なので看護師たちは「今日のお昼までには上がってくると思いますんで」とか「詰所にある湿布ならすぐですが、前の湿布だと上がって来るまでに時間がかかってしまいます」と、「上がる」という表現をする。

これが、その「上がる」薬である。
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通常の調剤薬局で貰う薬よりも何故だか袋がデカい。
私の2週間分の薬なんてパンパンに入っても、袋の上が折り曲げられないくらい小さな袋にギュウギュウにしているが「上がり薬」はたった一粒をこの大きさに入れてアげる。
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さすがは献上品、特別扱いである。

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私は「若いしシッカリされているので」との理由で、献上品「上がり薬」を我の手で管理することをお殿様から許されている。
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飲んだ個数を書いてゆく、重要な任務を授かり候。




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by yoyo4697ru980gw | 2014-05-03 00:18 | +YOU WIN!!+ | Comments(0)  

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