どうでもよいことを考えはじめたらキリがおへん どうでもえぇのについつい考えてまう どなたサンもその状態が「ミルニング」どすぇ

笑道入門:必要最低限

「豹変ぶりがスゴいな…」

今の今まで普通に過ごしていたのに急に痛みにのたうち回る様を見て、ひー坊はその豹変ぶりがウソのようだとのたまう。
おのれ…この痛みを知らんヤツが何を言うか。

「痛いイタいいたぁあああああぁぁあぁあい!!あー痛い、うー痛い、ひ~~~~ぃ痛い… … … 効いた。効いたキいた効いたスゴい!麻薬ってスゴ~~~~~いっ!!」
「麻薬ってそんな大きい声で言わんほうがええで、誤解されるやん」
だって医療用麻薬、て長いやないけ。
痛いから医療用麻薬を飲もうっと~…長い。
あぁ~医療用麻薬が効いて痛くないわ~…長い。

50包あった麻薬が4日間で20包に減った。
つまり、30包も食べてしまった。
1日で5包も食べたら、量が多い。
午前1包午後1包のなんとか2包にしておきたいトコロである。
でないと副作用の便秘がヒドいことになり、また下剤を飲む羽目になるから。
下剤で排泄をすると、とっても疲れるのである。
自分の意思に関係なく便が出るというのは、日常生活では有り得ない。
そんな有り得ないことが自分の身体に起こっているということは、かなり疲れる事態なんである。
自力排泄出来る麻薬の量は、1日2包。
どうにか2包で効いてくれ。

おいしくないほうのよく効く麻薬が6粒残ってるけど、どうせならおいしいほうを食べたいから、密売先生においしいほうの麻薬オキノームを所望せねばならん。
4月になった途端、麻薬をたかり、入院を早めてとダダを捏ね、また聞き分けの悪い患者だと思われることになりそうだ。
1年前は入院はしないとダダを捏ねていた。
その時も密売先生は私のワガママを受け入れて、点滴で通院という方法を許してくれた。
あの頃はちょうどひー坊の障害認定の手続き中で、10年以上も何をしても行政を動かせなかったのに福祉法の改正があってやっと発達障害に理解の目が向けられ、私の話しに行政が耳を傾けてくれている最中だった。今、冷静になって考えれば、入院するような体調だと事情を話し、改めて手続きを取ることも出来たと思う。しかし、私には訴えては裏切られ話しをしては断られ助けを求めては無視され、というこれまでの10年間があったのでこのチャンスを逃したらもう次はないという危機感しかなかった。あと3年でひー坊は社会へ出るのに、何もサポートもないまま、また放っとかれるのだと思っていた。10歳以上の発達遅滞の子供を持つ親の大半が、未だに行政に対してはそう思っているはずだ。何の手助けを求めても、ウチのコは助けてもらえない、と。
広汎性発達障害への理解は、10年前と今では雲泥の差。
お子さんにアスペルガーや自閉傾向があると確信しているオカンたちは、どうぞ市役所へ行き児童福祉課へご相談あれ。移動支援や放課後デイサービスといった、社会に適応するためのサポートが受けられる可能性は大である。


さて、このところの痛みに対応して私は外出を控えている。
出先で激痛に見舞われることなど今に始まったことではないので、帰宅することくらいは出来るのであるが、病状が悪化しているのでもしもの事を考えて自主的に出歩かない。
そうすると暇なのでネットショッピングをする。
時は折しも増税前の最終セールの時期で、軒並みいろんなショップがやれ半額セールじゃやれ90%OFFだとネットユーザーを誘惑中。
この非常事態に暇を持て余した私も浮き足立った。
消費税が8%になるって、こんなに社会現象化する事実だったのか!!

開眼した私は「入院中の下着買おっと~」やら「入院中の部屋着買おっと~」やら言いながら、セール品ばかりをバカスカと買い物かごへと入れていった。

「わ~~~~~!!安いからと思ってコレもコレもと何も思わずに欲しい物を全部、買い物かごに入れて行ったら、あっという間に1万円超えちゃった~~~~!!」
そう叫ぶ私に、バイトの面接に落ちたひー坊が言う。
「必要最低限の物さえあれば、生活は出来るんやから。本当に必要な物だけを買いなさい」
「…そうよな…本当に必要と思う物だけにしよう…」

コレ…必要ナイっちゃぁ、ナイな。コレ…もまぁ…必要か言われたらそうでもないし。コレ…は別に必要ちゃう。コレ…も…

「大変やひー坊…本当に必要な物だけをと思って削除していったら、買い物かごに物がなくなったで!!」
「まぁ…な。今ちゃんと生活していってるってコトは、必要最低限の物は既に揃ってるっていうことや。それでええねん、必要最低限の物だけあれば」

極論、今さら買い足すような物は、何もない。
私たち二人は沈黙した。今の生活には必要最低限の物が揃っているのだ。
だから90%OFFだからって、何も買わなくても、いい。
生活は成り立つのである。

…沈黙。

その沈黙を、すぐに破ったのはひー坊である。

「…かと言って、そんな生活イヤやけどな。必要最低限の物だけで暮らす生活なんて」

そうなんだよ、必要最低限の物だけ揃っていれば、生活自体は出来る。
でも日々の潤いってモンがないよな。
潤いのない日々は、有意義とはいかないものなのだ。
有意義に過ごさないと人間味を失う。
人間には多少の無駄ってのが必要なんだな。

短期のバイトが4月までだからとわざわざ入院を5月で予定したのに体調が悪化。結局は働ける身体ではなくなって3月でバイトも辞め、週一の介護職は4月まるまる欠勤の辞職保留状態。なんという無駄。痛みもピークなので、できるだけ早い入院に変更し、その時をじっと痛みに耐えて待つ。
あぁ…無駄に痛い。
この無駄が必要だったのかと問われると、不必要、極まりない。

無駄の種類にもよるのさ、潤いってのはね。
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by yoyo4697ru980gw | 2014-04-04 01:12 | +YOU WIN!!+ | Comments(0)
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