しばれる朝が 脾臓を泣かす

【お詫び及び訂正】

直近の医療用麻薬に関する情報に誤りがございました。
ちょっと麻薬から離れている間に私の中で、麻薬の効き目を超速攻にしてしまっていたようで、オキノーム散服用後30秒で効くという表現がありましたが、これはウソでした。オキノーム散は最初に服用した時から10~15分で効くような鎮痛剤です。それをあまりに脾臓が痛むために勝手に30秒で効くような幻の秘薬にしてしまいました。私の願望がそのような神麻薬を作り出してしまい、本当に申し訳ございません。
麻薬を検索していてこのブログに辿り着いた方々が、もし私の文章を一部分しか読んでくださらなかった場合、これを信じてしまう危険性がございますので、効き始めの時間を修正させていただきました。
全文を読んでくだすった皆様におかれましては、私の願望の間違いにお気付きの御仁もおられましたでしょうが、決して30秒の超速攻で効く麻薬ではございませんことをご了承くださいまし。
オキノーム散は服用後10分前後で効いてきます。ご参考まで。



朝の6時に泣いている

私の脾臓が泣いている

痛くて痛くて眠れない

昨日の5時にも泣いていた

1包2.5gのオキノーム3包を開封

これが私のしばれる朝です


…詩のタイトルは『泣く臓器』でお願いします。


オキノーム3包、一気に飲めるようにと薄暗い中で1包にまとめようと移し替えて薬剤師気分を味わう。
「もう少しの我慢ですよ~麻薬も3倍量にしてますからね~7.5gあれば十分ですよ~10分ほどでぐっすり眠れますからね~」
フザけていて、大事なオキノームをこぼす。
7g合体調合完了、コーヒーでイッキ飲み。

ところが頓服として10分もすれば効くはずのオキノームが20分経っても効いてくれない。私の痛みはいよいよ末期なんだと不安が募った。オキノームの次はなんだろう…オキシコンチンの副作用は辛かったなぁ…あんなに辛いなら痛いほうがマシかなぁ…そんな事を思った。

午前中にはひー坊のカウンセリングの面談を予約してあった火曜日。
これまでのカウンセリングでの成果や家でのひー坊の様子をスタッフと情報交換し、家庭とカウンセリングで連携してひー坊を社会に適応させていく大事な面談で、本当は月に1回なのだけれど、私の病気を考慮して気候の良い秋まで面談をお休みしましょう、というご配慮をいただいていた。
しかし夏にとても元気だった私は、秋から病人になっていってしまった。
さて面談の予約を取ろうと思うと体調不良になり、面談がかなわないまま今となってしまったのである。
年に一度の面談では連携もへったくれもないが、ひー坊も休まずカウンセリングを受けているのだから、私だって行かねば。
まったく痛み止めが効いていないまま、向かう。
私は、背筋を伸ばし肩で風を切り任侠映画を見終えて映画館から出てくるおっちゃんばりの歩行姿勢であるためによくヤンキーに絡まれるが、今日ばかりは驚くほどの猫背であった。
背中を伸ばすと痛いので、くの字に折り曲げてしまいたい。
カブを作って55年、くらいの猫背を維持したい。
そんな気持ちなのを押し殺して、痛いが許せる猫背で歩く。
1時間超の面談中も、痛くても許せる猫背で凌いだ。

明日になったらきっとマシになっている…明日になれば…と期待すること5日間。明日になるほど痛みは増してゆく。こりゃダメだな。
病院の予約センターへ電話を入れる。
大学病院のシステムは、予約の変更は予約センターへし、変更可能かどうかの連絡を待ち、確認が出来てOKならば変更手続きを行い変更完了、というような七面倒臭いシステムになっており、突発的な事態に対処してもらおうと話をしてもラチが明かないのである。
余談だが『しちめんどうくさい』と使っている若者をみないが、他との差別化を図って「超」の代わりに「七」を使用したらいかがだろうか。
『しちウザ~い!』とかね。『七味百倍類似激怒最終的段階夢芝居!』なんて、げきオコスティックファイナリアリティぷんぷんドリームよりも怒ってるからね。チョー神なんてこの際『七福神』でイイんじゃない?

私にいくら通院歴があっても、大学病院の救急受け入れは三次。
つまり一刻を争うような重篤な患者に対応できる高度な診療機能を有する医療機関なのである。
私が痛みでのたうちまわって救急車を呼んでも、患者として見た場合には一刻を争ってはいない。
私が勝手に一刻を争っているだけで、意識もはっきりしていて「痛い」と言えるうちは、かかりつけの大学病院は私を受け入れてはくれないのである。
事務処理等々、手続きするだけでも時間がかかりすぎる大学病院よりも、違う病院に行って処置をしてもらうほうが、よっぽどスムーズに痛みを取ってもらえる、実際問題はね。
しかし、私の痛みのコントロールにはプランがある。
密売先生と、副作用の許容範囲や薬との相性を7ヶ月にもわたり話し合ってきて、私の痛みの傾向と対策を練り、処方を決めてもらってきた。
今は長期に渡って痛みを和らげるためのプランが進行中なのである。
そこでレスキューが効かなくなってきた。ベースの薬を微調整しなければならない事態がまさに今、起こっているわけである。
疼痛コントロールのプランを知らない市民病院では、結局、一時的に痛みを抑えるだけになってしまう。私は年末の仕事だってあるからあと5日で働けるカラダにせねばならない。

「1月に入院の手続きも終えていて、その時に定期的に診てもらっている先生に診てもらうことにはなっているんですが、」
そう切り出すと、予約センターのネェちゃんは、ココは外来の予約の受付や変更をする電話であり、入院は違うのだと私の言葉を遮った。
ネェちゃん、ええか?ひとのハナシは最後まで聞きや?
医療関係の電話はいつもそう。
普通の感覚でハナシをする人の言葉を最後まで聞かない。
医療関係者は事務的な業務連絡でも、結果から先に言うかもしれないが、患者は違う。専門職のスタッフじゃあるめぇし、事情からうだうだ説明するもんなんだよ。それを聞く時間すらないのか?1時間も診察が遅れるのを文句も言わず待ってるんだから、たかだが5分の事情説明に耳を傾けることぐらい、しろよ。

「外来の予約ができるかどうかの電話ですよ、入院じゃなくてね」
そう言うと、私が1月に入院することと、退院する日に密売先生が診に来ることになっている事情の確認が取れたネェちゃんは、情報をそのまま読み上げた。
「…そうですね…入院の手続きをされていまして…最終日に診察というコメントが…」
「入院の時についでに帰る前にでも診ようか、という予約だったんだけれども、今、痛みがひどくなっているので、明日とかにね、なるべく早くに診てもらいたい、て事なんですけどね」
「曜日を変更しての予約はこちらでは取れませんので…そういった変更ですと外来のほうに確認を取りまして、それからの予約変更というシステムとなっております。今日、明日、という予約はお取りできないかと…」
「あのね、先生と直接、話すことって出来ませんのん?」
「先生と直接お話ということは…診察中ですので…」
「痛くてね、待ってられないの。だからどうしようかと相談してんねんけどね、先生にかわって。」
ネェちゃん、システムがそんなに大事か?
内線番号で消化器外科を押すんだよ、ソコに診察中の先生がいるんだろう?話せなくても私の名前を伝えてくれれば、痛みがひどくなったとわかってくれる、そんな関係なんだよ、私と先生は。密売先生は「がんばっていこうな」といつも私に握手を求めてくるような先生なんだから、システムは無視してきっと私の痛みをなんとかしてくれるんだ。そんな先生がいることを知らないのかよ、予約センターのネェちゃん。現場を見ろよ、コンピュータ処理や事務手続きより、そっちのほうが時間短縮出来るからさ。
「それでは…予約変更の確認ということで電話をまわしますのでこのままお待ちください…診察中ですので先生がお話できるかどうかはわかりませんが、外来のほうへお繋ぎ致します」
予約センターのネェちゃんは、私にこれ以上噛まれないように、そそくさと外来へ電話を回した。

「どうされました?」
「痛みが増してしまいまして、今から診てもらうわけにはいかないですかねぇ…」
診察中の先生は電話には出られなかったが、外来のほうの受付のネェちゃんは、私が毎日のように点滴をしていた姿から次第に元気になってゆくまでを見届けてくれただけあって、また点滴女に逆戻りしつつあるのかと、すぐに先生に事情を説明してくれたようであった。
「それでは今から気をつけてこちらへお越しください、再来受付をしていただいたらいいので」

ほれみたことか、いけるやないかい。
7ヶ月も通った甲斐があるってモンよ。
現場だよ、何でもそうさ現場に目を向けな。
データの中や資料の中に、人間関係は明記されてないだろう?
物事をスムーズに流す円滑油は現場の人間関係だ。
手続きを踏んでシステムの通りにやれば15分はかかった予約が、相談ひとつでものの2分じゃないか。
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by yoyo4697ru980gw | 2013-12-26 00:55 | +YOU WIN!!+ | Comments(0)

どうでもよいことを考えはじめたらキリがおへん どうでもえぇのについつい考えてまう どなたサンもその状態が「ミルニング」どすぇ


by MA