どうでもよいことを考えはじめたらキリがおへん どうでもえぇのについつい考えてまう どなたサンもその状態が「ミルニング」どすぇ

週イチ介護

「まぅが介護職なんて想像できひんわァ…出来るん?」
「…出来るかなァ?私も自分で介護職なんて無理ちゃうか~て思ってる」
「え?!採用されたんやろ?」
「うん、された。なぜかされた。週1やのに。コネってスゴいよね。フツーの求人募集で面接に行った知り合いのひとは落ちたんやで、ヘルパーの資格を持ってるのに。私が縁故採用されたばっかりに…すまんな」

紹介してくれたミッチーの顔を潰さないためにも、誰よりも努力して週1とは思えないスピードで仕事を覚える所存です。
病人だけど、資格もないけど、ましてや経験すらないけど、ボンブー仲間のよしみで『まぅちゃんなら』ちゅうボンブー信用で採用してもらった38さい新人でっす!がん、ばり、まっす!
私の身体の具合を知っているミッチーが自身の勤める介護施設の偉いさんに、週1だけれども一生懸命に働くであろう人間がいると話をしてくれたのである。
私が処方されている痛み止めはとても高く、薬代は2週間で3000円近くする。その薬代をせめて稼ぐために、働く必要があるのだ。

紹介された介護施設でもうひとりの新人サンと一緒に、施設説明と入社に際しての書類一式を受け取る。同日に入社をする同僚というわけなんだけど、この新人サンはヘルパーの資格を持つ週5スタッフ。肩身が狭い…私…働く気あんのかって…きっと思われてる…。
書類説明でもちょいちょい「あ、この書類は千徒さんは関係ないです」とか「あ、千徒さんの場合は要りません」と偉いサンが挟む。
なんせ週1やから、保険関係とか源泉徴収とか扶養なんちゃらとか、そゆの、ナイの。

帰り際、週5新人と自転車置き場まで一緒になり「週1なんですか?」とやっぱり突っ込まれた。「ええ。そうは見えていないでしょうがこの体は病気に蝕まれておりまして治療中なんです。週1の仕事に耐えるかどうかをみないことには就業時間を増やすわけにもいかないもので」と若干の脚色を加えて正直に打ち明ける。
治療はまだ始まってないけどいずれ始まると仮定して語りました。
今後、試用期間6ヶ月をともに同期として働くわけだしね。半年の間には治療も始まると思うし…そう願いたいが。

面接の時から髪も黒く戻したし、爪も切り当然ネイルなしで薄化粧。
完璧なる週イチ介護のオンナ。私なんでもカタチから入るタイプ。
私の思う『介護職』のイメージで整えました。ピアスも外して、靴下は白。
ところがである。
偉いサンにこう言われた。
「制服の下に私服を着ていただくのは構いませんが、色だけ規定があります。白か、それに近い白っぽいもの、なるべく色の薄いものを着用するように、それだけはご了承ください。これは利用者様がどこか怪我をされて血が出ている、といった場合に色の濃い服ですと血がついていることが瞬時にわからないので、スタッフの制服は白いものにしています」
へぇ~~~~っと思ってね。
白い制服にそんな理由があったなんて。
清潔感から白と単純に考えてた。
もちろんそれもあるんだろうけど、実用的な理由があったなんて。

そしてである。
私は一応、わかっちゃいるけども、自分のカットソーの確認をしてみた。
見事に、黒・紺・茶・カラシ・緑・ワイン・赤・グレー。
一枚も白はおろか、淡い色がない。譲ってアイボリーもなかった。
いかに私が『さわやか』なイメージで売れないか、ということである。
厳密には一枚だけ白のカットソーはあった。
それは冠婚葬祭用の準礼装テイストのレイシーカットソー。
いくらなんでも、やがな。
持ってはいるけど、着た覚えがない。
おそらくだが、準礼装の機会に着てはみてるがそんなイメージじゃないので結局シャツとか着てんだと思う。

さっそく入社が12月だったので、白いカットソーを買った。
ついでに夏物が処分値の500円だったので2枚ほど買ってみた、もちろん『淡い色』2枚である。
さわやかな週イチ介護のオンナで売るからな、これからは。

治療費に困っている私に夕方、ゆきちが電話をくれて、春の3ヶ月間週末に中学校で制服を売るバイトせぇへんか~と言う。
さわやかに制服の採寸もしちゃおうかな。
夜な夜なコラムも書いちゃうしね、さわやかに。
これからは「さわやか」に何でもこなすのサ。



「アナタ、私の孫に似ているなぁとおもて、こないだもずっと見てたの」
「あ~~~そうなんですか?すいません気付かなくって。お孫さん、おいくつですか?」
「もうオトナになって結婚したの。結婚してからは全然来なくなっちゃって、会ってないの。結婚したら会いに来てくれないのね。アナタ、本当に良く似てる」
週イチで介護職に就いてから、二度目の出勤日。
まだ利用者さんみんなの顔を覚えていない新人の私は、ひとりのおばあさんに、孫に似ていると声を掛けられた。
たった一度の私の顔を覚えてくだすった理由は、孫に似ているからである。
座っているおばあさんの前に肘をついて屈むと、おばあさんは私が左胸に付けている名札を手に取った。
「まぁ、アナタまぅちゃんって言うの?私の孫はまぅみで、まぅちゃん・まぅちゃん、ゆぅて可愛がったのよ。ご飯をしてあげてね、プールも。今はもう行けないけど、公園、遊園地、水族館、いろんな遊びに連れて行ったのよ。アナタはまぅちゃんなのね、一緒なのね、次はいつ会えるの?」
「私、週に1回なの。次の月曜日に会いましょう、月曜日がまぅちゃんの日やね」
「あぁ、そう。そうなの。まぅちゃん、いい名前。私の孫に本当に良く似てるわ」

同じように私も、祖母に『マゥしゃんマゥしゃん』ゆぅて可愛がってもーたなァ。会いに行こうかなぁ~…宮崎遠いなぁ~…。

月曜日の孫に似た「まぅちゃん」を待ってくれるあのおばあちゃんがいる。幼い時から「マゥしゃん」と私を大事にしてくれた祖母が遠い宮崎で目が見えなくなって不便な生活を送っている。
私の返せるものとは何だろう。せめて欠勤をしないことくらいだろうか。
痛みくらいなんのそのだな、こんなことこれから先いくらでもあることだと思うし、慣れる意味でも痛みくらいで欠勤しないよう心掛けようっと。
よしっ!明日はオキノームの量を増やすぞっ!便秘になったら下剤で出すぞっ!吐き気があっても飯喰ってやるっ!!
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by yoyo4697ru980gw | 2013-12-22 18:39 | +ミルニング+ | Comments(0)
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