迎春準備

和服の粋感は洋服と一緒で季節の先取りです。
ですが先取りしすぎると洋服と一緒で無粋ですし、頭の先から足の先まで小粋にしようと狙えば野暮になります。

じゃぁ、何を基準に季節を先取りして『粋』を狙いましょか。
外へ出て、自然を見ればいいんですよ。
5m先の屋外に足を伸ばして樹や植物を見て季節感を和服と合わせたらいいんです。
イチョウが黄色に色づいていればイチョウの帯をしめたらよろしい。
葉がみな落ちてたらもうイチョウの季節ではない、ということです。

春だから夏だから秋だから冬だから、て抽斗をひいてよーけある和服の中から頭で考えた植物や動物・風景を着物に見るのって、ちっとも粋じゃないと思いません?
自分が通る道の、自分が住む街の季節の移り変わりを見て知っている、その一歩先を和服に着たら、それこそ粋ってもんですよ。

和食がユネスコ人類無形遺産に登録され、早速おせち料理が脚光を浴びるのではないでしょうか。おせちと言えば、和服に割烹着。新年を迎える晴れ着にはどうぞ和服を。

ちゅうわけで、和服普及委員長を勝手に担っている私は、新年の和服を粋に演出する足袋について、極上品をご紹介したいと思います。

柄足袋をはくことが多いのですが、そんな私でも正月は白足袋です。
はく機会のあまりない白足袋だからと、安価なものを選んで失敗したひとは多いと思います。
そうなんです。
足袋って、良いものを見る目をつけるのが難しいアイテムなんです。
とくに白足袋はキチンとしていることこそが粋なので、極上品を見定めるのは難しい。
キチンとした足袋を選ぶには、まずは自分の足を知りましょう。
足に合っていない足袋をはいていると、疲れますし痛いので。

素足になり、足の指の一番出ている指のテッペンにメジャーを当ててください。
親指が長いですか?人差し指ですか?長いほうの指のテッペンにメジャーのゼロを持ってきたらピーンとメジャーを張ってカカトの最後までを測りましょう。
足袋は0.5センチ刻みで売っていますが、アナタの足は端数切り捨てをしてください。
アナタの足が23.1なら足袋は23センチです。
22.9センチなら足袋は22.5センチです。
24.0センチなら足袋は24.0センチです。
23.4→足袋23.0センチ
23.5→足袋23.5センチ
23.2→足袋23.0センチ
23.9→足袋23.5センチ
おわかりでしょうか「サイズに満たれば端数切捨て」です。
23.9の足が23.5の足袋に入るかどうかが不安になるでしょうが、入ります。
足袋は「ワンサイズ大きめ」を買うと必ず失敗するのです。

足袋というのは袋に入って売られていて中身を出すことができませんが、お店の人がいれば仕立てやコハゼを見たいと言って出してもらうこともできます。たいていのスタッフがいい顔をしませんので、極力、袋の上から目利きが出来るようになりましょう。

「足袋底のつま先部分」を裏から見てつま先の表の生地が裏から少し見えている部分に『均等にギャザー(シワ)がよっている』こと、これが履き心地の良い足袋の絶対条件です。裏から見てギャザーがガッタガタのものがあれば、その仕立ては最低レベルですので10円でも買わないでください、その価値もありません。はいた瞬間に疲れる足袋です。

コハゼとコハゼ掛け(の糸)のポイントは糸については細すぎないものが留めやすいです。コハゼは薄くて縁だけが分厚くふちどりされたもの、これが爪掛かりが良く着脱しやすい足袋です。

ほかにもポイントはいくつかあるのですが、文字では説明がし難いので省きましょう。上記の2点だけでも重視して選べば履き心地で失敗をする心配はありません。それを踏まえまして、商品名で極上品を申し上げますと、福助のハイプレス足袋は優秀の極みです。3000円くらいしますがリサイクルショップの和服コーナーを覗きましょう。運がよければ未使用品が300~500円で手に入りますよ。
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by yoyo4697ru980gw | 2013-12-22 17:56 | +mender!+ | Comments(0)

どうでもよいことを考えはじめたらキリがおへん どうでもえぇのについつい考えてまう どなたサンもその状態が「ミルニング」どすぇ


by MA