シングルベル・メロス

みなさん、クリスマスですね。
街中がクリスマスに浮かれていることでしょう。
そんなジングルベルな雰囲気の中、私は銀杏を、銀行ATMのラックから勝手にもらってきた引出預金用封筒に入れ、レンジでチンしてバチコンバチコン破裂さして、食べています。
1パック100円のチンした銀杏をピスタチオを食べるような軽々しさで食べながら、採用されれば一案件37円のライティング内職を、寒さでかじかむ指先に鞭打ってタイピングしています。
採用されれば銀杏が実質63円だな~とそれを励みに頑張り、一案件150円のコラムを書けば、採用された時には『50円もらって銀杏を食べてやってる』てコトになるよな、とほくそ笑んでいます。まだ書いてもいないけどね、コラム。
ちなみにですが、ココに書いているようなフザけた感じたっぷりで書くと、内職のコラム案件は不採用です。
その不採用の通告は『内容否認記事』という文字で知らされます。
内容を否認されるような記事ばかりで構成されているこのブログを、私は一体どうしたらよいのでしょうか。稼ぐって大変ですね。
でもそんな私に朗報です。
近々、重たいほどの銀杏をいただけることになっています。
100円の銀杏のパックは指2本でつまめるほどの軽さですから、オカンがお土産でもらったという「重たいから何入ってるんやろ~と見たら銀杏やってん、いる?」の銀杏は、もう買わなくていいほどの量だと思います。
けれども私は銀杏のためにライティングの内職をしているわけではないので、書きますけどね、採用されるために真面目なコラムを。

さて、前置きがいつも通り長かったもんでクリスマスはドコいってん?とお思いのみなさん、クリスマスに浮かれておいでですか。
いけませんねぇ、仏教徒のくせに。
世界三大宗教と言えば、キリスト教・仏教・イスラム教ですが、キリスト教徒のコトをクリスチャンと言いますね。ではイスラム教徒のコトは何と言うでしょうか、そう、ムスリム。私は昨日、知りました。
仏教徒の事もクリスチャン・ムスリムみたいにおしゃれな言い方しんのかと思い英訳を調べたらブッディストでした。イモい。
若者のために説明しておきましょう。『イモい』とは『ダサい』の田舎テイストな言い方です。金時色のいかにもサツマイモなダサいカラーのジャージは『イモジャー』と呼ばれ、我々の仲間内では忌み嫌われておりました。だから色だけで言えば阪急電車は『イモ電』です。

いいかげんそろそろクリスマスと言えばメロス、という本題に入っていきましょうかね。年末のこの時期、クリスマスに浮かれているとイタい目に遭いますよ。
なんと言っても12月の交通事故率は最も低い6月に比べ2.4倍。
猫も杓子も先を急ぎ、慌てています。
この時期のあわてんぼうはサンタクロースだけではなく、サンタクロース代理人の皆様もあわてておいでです。
だから公道には事故車があふれてしまいます。

ICカード運転免許証が導入されたのは2007年のことですが、この時、全国に先駆けていち早く交付を開始した都道府県は5県ありました。
そのひとつが兵庫県です。
このように、兵庫県は交通行政の歴史において先頭を切る県であるからしてーわれわれ兵庫県民はー率先してー無事故無違反に努めねばならんもんでーあります。

そこで見習うべきはメロスです。
彼は走りました、ワレの足ひとつでね。

太宰治の走れメロスを授業で読んだひとは多いことだろうと思います、私も読みました。でもね、学生の時に読んだ時には見えなかった行間が、メロスの原文にはあるのです。それに気付くのは大人になってからだな、という発見をするために、中年になってから走れメロスを読むことをおすすめします。

妹の結婚式を挙げるために邪智暴虐の王ディオニスに三日間の猶予を乞い、人を信じられぬ孤独な王に竹馬の友セリヌンティウスを人質として預け、初夏満点の星の中、一睡もせずに十里の路を急ぎに急いでメロスは自分の村へ翌朝に到着。

16歳の内気な妹は村の或る律気な一牧人を、花婿として迎える事になっていた。
嫁に出すのだと思い違いをしていた、私は。原文では、父も母もないメロスはどうやら婿を入れるようである。
フラフラの体で帰宅した兄に妹はうるさく質問を浴びせたが、なんでもないとメロスは無理に笑おうと努めた。
そして「市に用事を残して来た。またすぐ市に行かなければならぬ。あす、おまえの結婚式を挙げる。早いほうがよかろう。」
と言って準備もろもろを含め直ちに結婚式は二日目の真昼に行われた。

新郎新婦の神々への宣誓が済んだころ、黒雲が空を覆い、ぽつりぽつり雨が降り出しやがて車軸を流すような大雨となった。外の豪雨を全く気にする様子もなく、祝宴は夜に入っていよいよ乱れ華やかになる。今まさに幸せの只中の新郎新婦に兄は、メロスの妹であることを、メロスの弟になったことを誇りに思ってくれと言い残し、三日目薄明の頃、メロスは雨の中、矢の如く走り出た。殺されるために。
村を出て野を横切り森をくぐり抜け隣村に着いた頃には雨も止やみ、日は高く昇ってそろそろ暑くなって来た。全里程の半ばに到達した時、メロスの足は、はたと、とまった。豪雨で山の水源地が氾濫し、橋を破壊して激流となった川には、舟も渡守りの姿もない。流れはふくれ上り、海のようになっている。
百匹の大蛇のようにのた打ち荒れ狂う浪を相手に、メロスは泳いだ。
押し寄せ渦巻き引きずる流れを掻かきわけ掻きわけ疲労困憊するほど泳ぎ、ぜいぜいと荒い呼吸をしながら峠をのぼり切ると、王の差し金である山賊たちに命を狙われ正義のために立ち向かい、疲労に疲労がたまった体には灼熱の太陽が照りつけ、とうとうメロスは天を仰いで力尽きた。
それでもメロスは立ち直り、また走る。
そこへ石工セリヌンティウスの弟子フィロストラトスが並走して言う、もう間に合わないと。
「やめて下さい。走るのは、やめて下さい。いまはご自分のお命が大事です。あの方は、あなたを信じて居りました。刑場に引き出されても、平気でいました。王様が、さんざんあの方をからかっても、メロスは来ます、とだけ答え、強い信念を持ちつづけている様子でございました。」
メロスはひた走る。
「それだから、走るのだ。信じられているから走るのだ。」



行間とあらすじは原文でお楽しみください。

https://www.youtube.com/watch?v=2f9khR7-dsg

↑埋込みシステムとの相性が悪くてyoutube再生画面の表示が出来ていない方は、URLにてハナモゲスト替え歌『シングルベル・メロス』をご覧ください。
限定公開ですので、URL直接入力(コピペでどうぞ)というめんどっちーシステムとなっておりますことをご了承くださいませそ。
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by yoyo4697ru980gw | 2013-12-04 00:03 | +ハナモゲスト ゲリライブ+ | Comments(0)

どうでもよいことを考えはじめたらキリがおへん どうでもえぇのについつい考えてまう どなたサンもその状態が「ミルニング」どすぇ


by MA