イタい女

病気とうまく付き合うということは即ち、私の現状で言えば当面、痛みと向き合うということである。
悲しいかな、ガマン出来る痛みで麻薬に頼らなくても生活していられた奇跡キャンペーンが終わってしまったようだ。
それもこれもひとえにボンブーシーズンが終わったからである。
これ私感でモノをゆぅてんのと違うねで、ホンマにそうやねんで。
盆部族の人々は実際に私の健康状態を、方々で踊る都度その櫓で判定出来たので、客観的に証言が出来ることと思う。証人ならアホほどおる!みんな…キチガイだけどね☆

パッチアダムスも言ってたでしょう?「楽しい事をしている時、君の病気は痛まない」って。そうなんだよね、痛みってあるの、ずっと。病んでいて、完治していなければ痛みは伴う病状なわけ。それを本人が感じるか感じないか、という違いがあるだけでね。でもこの違いって大きいよね。パッチ方式で「感じない」ように出来るならおおいに結構だと思う、私は。何の副作用もなくて、痛みを感じない方法なら願ったり叶ったり。自分の好きなコトや楽しめるコトをいくつもいくつも抱えて、病気の身体を楽しませるの、ソレ賛成。

ハッキリゆぅて私は6月まで、人間に脾臓という臓器が備わっていることすら知らなかった。「脾臓がね、デカいんですわ」と女医に教わった時、ヒゾウ?て言いました?state of ナニソレオイシイノ。
昨日まで自分にそんな臓器がついていることを知らなかったのに、今では脾臓がドコにあるか場所がわかり、脾臓が腫れるとどんだけ痛いかまでわかるのだから、経験とはかくも貴重なものかと思う。
脾臓の痛みのクセもわかってきた。
激痛は、寝起き時と食後。痛みが出やすいのは、アスファルトの上を歩いた時と雨の日。
これまでに二度だけであるが、脾臓が一瞬熱くなる、という症状が出た。
いずれも座った状態でくつろいでいる時に、ビックリして固まってしまうほど内臓が熱くなった。脇腹から流血しているかと勘違いしたほど生々しく一瞬熱くなり、その時に「脾臓か?!」と己の脾臓を自覚した。おそらくその熱くなった部分が腫れている脾臓だったのだろう。自分の予想よりも、熱い内臓の大きさが広範囲だったんでバビった。ゆるく握った拳ぐらいを想像していたがもっと奥行きがあり、背中側まで熱かった。4倍って拳ふたつ分は悠々あるね。そんなにとは思わなかったからこりゃ誤算だった。

脾臓は古くなった血液を壊している臓器であるらしいが、この働きを脾臓が通常の4倍でやってしまう、というのが私の脾腫。デカい機械がそれだけ燃費くうのと同じ感覚だね。
まだ古くなっていない壊す必要のない血液を脾臓が取っていってしまうので、体内の血が足りないことになってしまうのだ、私は。
しかも困ったことに脾臓が血を余計に取り込めば取り込むほど肥大がすすみ、大きくなればなるほど取り込む量が増えてしまうという悪循環に陥る。大きくなれば破裂の危険性があるので激しく動けない状況になってしまう。つまり、踊ることを奪われる。これはゆゆしき問題やな、私の楽しみがひとつ減るわけだからね。

しかし普段の行いが良いことが功を奏し、私の脾腫は4倍で止まった。
が、最近のワガママが祟ってか、痛みのぶり返し。
「センセ、痛いのってさぁ…天気って関係あったりする?」
医師は、私が『天気』というワードを出した時点で既にコックリと頷いていた。
「うん、あるだろうな」
「あるんだー…やっぱりそうじゃないかと思って。それって低気圧が関係してんの?」
「そうだな。じゃぁ…最近は辛かっただろう?」
「うん、雨続きやったからね。でもね、雨・雨・晴れ・雨・雨みたいな時はね、その晴れの日も痛いねん」
「そうだろうなぁ…コレは?痛い?」
「いたーーーーーーーいっ!!!」
触診で圧痛を感じるまでに痛みは悪化していた。
「こりゃ厄介だなぁ…大きくなってはいない。いないが…痛みがまた出始めたんだなぁ…これはなかなか一筋縄ではいかないぞ」
薄々そうじゃないかとは思った。
三田から枝にビッシリ成った状態でもらった枝豆を、パッチンパッチンとハサミで切り取っていたら、激痛に見舞われて黒豆に当たり散らした日があったからな。
その当り散らした黒豆は宮崎の叔母と弟に送った。アたらなきゃいいが。

「前の状態にまたなってしまう前に、早めに痛みをなくしておこう」
また麻薬が必要なほど痛み始めたら、効果を得るのに時間がかかる可能性がある。
そこまで痛みが悪化すると点滴をしても病床に伏す羽目になるので、先手を打って疼痛コントロール。
継続服用のリリカはとても高価なカプセル錠。ポピュラーな鎮痛薬ロキソニンの価格の6倍もする懐にイタい鎮痛剤。効き目に即効性はないものの計画的に飲み続けることで長期間に渡り痛みを緩和し続けることが出来る。
私のようにだんだんと痛みが激しくなりとうとう麻薬で鎮痛し、それでも救急車で運ばれるような痛みの症状だと踏めば、このリリカが効けば事前に麻薬レベルになる痛みを防げるわけである。効けば、のハナシだが。
リリカ、と名前だけは可愛らしいが副作用が可愛くない。吐き気とめまいに耐えつつずっと傾眠と戦う。その戦いにしばしば破れ、眠ってしまう。
リリカは朝晩の服用であるが、ほぼ寝てる。途切れ途切れに起きているような状態で、これはなかなかの忍耐が必要である。
そんな最中、辞職した事務所からサイト管理でわからない部分を電話で教えなくてはならない事態が発生した。出来れば出社して欲しいとの要求である。なぜ辞職している私がしなければならないのかと言えば、サイト管理をしていたのは私のみだったから。サイトのシステム自体を理解していないであろう新人に、操作方法や処理のいろいろを教えるということは骨が折れる。
私の人生とはなぜに、最悪なタイミングで最悪なトラブルにこうも見舞われるのだろうか。しんどい時に更にしんどいことが起こる。根性というものがもし貯蔵出来る量に限界があるものであったなら、私の貯蔵庫にある根性は片隅にほんのひとかけらしか残っていないことだろう。それほど頻繁に使っている。リユース・リサイクルもやりまくって私の根性は摩耗し擦り切れ、ボロボロだ。そんなボロボロのたいして使えない根性がひとかけらだけ、残っているのだ。

もういいだろうよ、神様。
自分で言うのもナンだが、大事に大事に最後まで使い切ったじゃないか。
ボロボロでも使えるところをうまく駆使して使ってきたの見てたでしょ?
頼むから新しいのと交換して。
根性を使わないなんて言わないよ、だから交換して。
ここまで根性をボロボロにした原因がわかんないくらいのキレイな根性と交換してよ。そしたら磨き上げて今回よりも長く使うからさ。
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by yoyo4697ru980gw | 2013-11-13 17:00 | +YOU WIN!!+ | Comments(0)  

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